今村夏子さんの「むらさきのスカートの女」を読みました。
感想など綴ってみたいと思います。
第161回 芥川賞 受賞作
近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない
〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、
自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導する。。
短めの小説なので、1時間半くらいで、一気読みしてしまいました。
んーーーと、言葉が出てこない感じになってしまうものの、とても印象深い味わいの本。
読み始めた時は、一風変わっている「むらさきのスカートの女」を、平凡な<わたし>
(黄色いカーディガンの女)が、密かにお近づきになりたくて、
近くをうろうろしながら観察している図…という感じなのだけれど、
いつも、むらさきのスカートの女が座るベンチに、求人誌などを
置いてみたりして、同じ職場になるように誘導してからは、、、
職場でいい人間関係を気づき、活躍する「普通の人」のイメージに変わっていくとともに、
それを、ストーカーのように、、いつも観察している<わたし>って、気持ち悪い変な人。
というイメージに変わって行った。
<わたし>は、あの手この手を使って「むらさきのスカートの女」と2人だけの世界を
つくって、そこに、うまく誘導したくて頑張ったのかもしれないけれど、
結局は、逃げられて(?)元通りひとりぼっちになる。
逃げられたんじゃなくて、殺したんんじゃないかしら?なんていう考えが頭を過り、
ぞわっとしてしまった、、最後の方。
普通の人に見せかけて、、とても恐ろしい人。。
そんな人は、意外と近くに、、普通に居るものなのかもしれない。
なんて。。。
きっと、読む人によって、感想は、様々、、、だと思える感じの本だったので、
どう思った??とか、誰かと語ってみたくなったりもした。
今村夏子さんの小説、初めて読んだのだけれど、他のも読んでみたくなりました。
感想など綴ってみたいと思います。
第161回 芥川賞 受賞作
近所に住む「むらさきのスカートの女」と呼ばれる女性が気になって仕方のない
〈わたし〉は、彼女と「ともだち」になるために、
自分と同じ職場で彼女が働きだすよう誘導する。。
短めの小説なので、1時間半くらいで、一気読みしてしまいました。
んーーーと、言葉が出てこない感じになってしまうものの、とても印象深い味わいの本。
読み始めた時は、一風変わっている「むらさきのスカートの女」を、平凡な<わたし>
(黄色いカーディガンの女)が、密かにお近づきになりたくて、
近くをうろうろしながら観察している図…という感じなのだけれど、
いつも、むらさきのスカートの女が座るベンチに、求人誌などを
置いてみたりして、同じ職場になるように誘導してからは、、、
職場でいい人間関係を気づき、活躍する「普通の人」のイメージに変わっていくとともに、
それを、ストーカーのように、、いつも観察している<わたし>って、気持ち悪い変な人。
というイメージに変わって行った。
<わたし>は、あの手この手を使って「むらさきのスカートの女」と2人だけの世界を
つくって、そこに、うまく誘導したくて頑張ったのかもしれないけれど、
結局は、逃げられて(?)元通りひとりぼっちになる。
逃げられたんじゃなくて、殺したんんじゃないかしら?なんていう考えが頭を過り、
ぞわっとしてしまった、、最後の方。
普通の人に見せかけて、、とても恐ろしい人。。
そんな人は、意外と近くに、、普通に居るものなのかもしれない。
なんて。。。
きっと、読む人によって、感想は、様々、、、だと思える感じの本だったので、
どう思った??とか、誰かと語ってみたくなったりもした。
今村夏子さんの小説、初めて読んだのだけれど、他のも読んでみたくなりました。