森岡 周のブログ

脳の講座や講演スケジュールなど・・・

こうむらandかわむら

2008年06月26日 23時29分38秒 | 過去ログ
昨日は大学院の授業で岐阜より河村君、
名古屋より吉田君が大学に来た。
まず吉田君のプレゼンはUSNに関する継続的調査であり、
症状特性による脳葉間のネットワークの違いであった。
模式図としてのプレゼンは非常に面白く、
何か方法論だけ見出せば、ブレークスルーになるんじゃないかと思った。
Taskを考えないといけない。
2つの視覚情報処理過程におけるボトムアップ情報処理と
トップダウン情報処理の双方向性ネットワークによる意識の生成が
明らかになればUSNの特異性が解明できると思うが、
それはそれは長い道のりだ。

岐阜の河村(こうむら)君の前には東朋香芝病院の河村君のプレゼン。
ややこしいね。
河村君からはDichotic Listening Testに関する内容と
Working memoryのHigh spanとLow spanによるAttention mechanismの 違いに関する研究であった。

意味か知覚属性か。
言語の学習のメカニズム解明に一歩前進したい。

最後はこうむら君からのSMAの機能回復に対する再考であった。
これも意図か記憶か、PreMotorよりも面白いかもしれない。
それと両手操作は前から取り組みたい課題でもある。

色んな研究を聴くと、
いろんなアイデアが浮かぶ。
創造し、それを表現することまでのプロセスが楽しい。
時間がもっとあれば、いろんなことができるが、
1日は24時間しかない。
そして、集中はせいぜい、4時間程度か。

昨日は午後の4時まで自分が昼食をとっていないことに気づかなかった。
忙しくて、抜くということはあるが、
気づかないなんて・・・ もうworking memoryがフルなんですね・・・

合間は会議のパレード。

今日も同じくパレード。

しかし、「身体運動学」はほぼ9割完成した。

つぎなる表現を創造することが楽しい。

その前にせっかくリバイス修正すれば、掲載してくれるといってくれている国際雑誌に出さないといけない。

時間、それはかけがえのない、しるし。

大切にしたいものだ。

明日、この見ている(感じている)世界が変わったとしても。