リーガ・エスパニョーラ第29節の2試合が7日に行われました。
首位を走るバルセロナは、アウェイでサラゴサと対戦。
このまま首位を独走する為にもここで勝ち点3を獲得したいバルサでしたが、攻撃ではサラゴサの守備陣の要であるサパテールとセラーデスが抑えられ、守備ではアイマールとダレサンドロのアルゼンチンコンビに苦戦する苦しい展開。
そんな中迎えた後半11分、セルヒオ・ガルシアが出したスローインをダレサンドロがもらいセンタリング。そのセンタリングをディエゴ・ミリートが合わせて1-0。サラゴサが先制します。
その後、精細を欠いたプレーに終始したバルサの攻撃を凌ぎ、サラゴサは貴重な勝ち点3を手にしました。
一方、レアル・マドリード、セビージャと共にバルサを追うバレンシアは、チームの歴史上初の降格を避けるために必至のかつての強豪アスレティック・ビルバオとアウェイで対戦して1-0で敗れ、バルサとの差を縮めることはできませんでした。
昨日の試合の結果、優勝争いはバルサ、セビージャ、バレンシア、レアルの4チームに絞られたと思われていましたが、伏兵サラゴサが介入してきたことにより、更に 混戦してきた今季のリーガ。
今日の試合で2位セビージャがラシン・サンタンデール勝つとセビージャが逆転首位に踊り出ます。
レアルはオサスナに勝てばバルサとの勝ち点差を2とした上で、欧州CL出場圏内をより安全なものにできます。
クラシコでチームを救ったメッシも今回ばかりは救えず
昨年1月に盗まれた元イングランド代表デイビット・ベッカムの愛車で防弾仕様の「BMW X5」がマケドニアで発見されました。
車を追跡調査したタブロイド紙によると「BMW X5」は盗まれた後にスペイン国内で約20回名義を変えられたあとにギリシャ経由でマケドニアに渡り、防弾仕様ということで内務省の女性大臣ヤンクロフスカの物となり、結果的に政府公用車として使われました。
ヤンクロフスカ内相は「ベッカムが返却を希望すれば、鍵を返す」とコメント、マケドニア警察は「通常はオークションにかけるが、今回は政府専用車として流用した」と話しました。
一方で、その車の 持ち主であるベッカムはロサンゼルス市内で家を探すのに相当苦労しているようです。
というのも、ベッカムは有名人であるが為に、売る側が通常の倍値段を提示するらしいです。
このことについてベッカムの関係者は「二人は有名だからという理由だけで、相場よりも高い金額を払うつもりはないと言っている」とコメントしました。
車は見つかったけれど家が見つからないベッカム。無事に住まいを確保することができるのでしょうか...?
見つけてくれてありがとう!!
イングランド2部リーグのサンダーランドのクイン会長が31日に行われたアウェイのカーディフ戦の勝利後、一部のサンダーランドファンが興奮のあまり騒がしくしすぎ、サンダーランド行きの飛行機が止まり帰路に付けない状態になった問題を見事に解決しました。
その解決方法はブリストルからサンダーランドまで(約640km)のタクシー代8000ポンド(約188万円)全額負担し、取り残された80人近くのファンを無事に家に帰しました。
4日に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦、ローマvsマンチェスター・ユナイテッド(2-1)の試合中に起きた両チームサポーター暴動事件について、イギリスメディアなどからイタリア警察の対応について批難の声が上がりました。
ザ・サザン紙は「非道な警官がマンチェスター・ユナイテッドのサポーターを攻撃」とイタリア警察を批難、「警官隊は警棒や催涙弾を使用していた。過去数年間のサッカー界において最も衝撃的な暴力行為の一つだった。ローマのサポーターには何でも自由にすることが許され、警察は見ているだけだった」、「警察が問題を作った。地面に倒れた女性に対して胸を棒でたたいていた奴らもいた。獣のような振る舞いだった」とイタリア警察が行った尋常ではない行為伝えました。
また、イギリスTV、BBCのデイビッド・プラットは「イタリアの警察がやったことは許されるものではない。暴力を止めようとすることと暴力に火を付けることは全く別のものだ」と語りました。
この事に関してイギリス事務次官のバーノン・コーカーは「テレビで見た光景は非常に不安を感じるものであった。何らかの説明をしてもらう必要がある。われわれは実際のところ、何が起こったのかを知りたいと思っている。イングランド、イタリア両国の警察、在伊イングランド大使、各クラブ、およびサポーターからの報告を待っているところだ。それから対応を検討する」と語りました。
“シチリア・ダービー”の暴動からあまり月日が経っていない時期に起きた今回の暴動事件。イタリア側はなにか対策を考えているのでしょうか…?
ホアキンと共にバレンシアのサイド攻撃の要になっていた元スペイン代表ビセンテ・ロドリゲスが、先に行われたUEFAチャンピオンズリーグ準々決勝の第1戦のチェルシー戦で左太ももを負傷してしまい、1ヶ月の戦線離脱を強いられることになりました。
この1ヶ月の離脱で、スペイン代表にも招集されている若手ダヴィド・ガルシアにポジションを奪われることがあれば、ビセンテにとっては大打撃です。
パブロ・アイマール(アルゼンチン代表、サラゴサ)
――8日のバルセロナ戦について
両チームとも勝ちが必要なのでいい試合になると思う。3ポイントを奪取できるのは片方だけだからね」「自分達の能力を最大限に発揮して相手のミスを突いていきたい」
――バルセロナがサラゴサの選手の獲得を狙っているという噂がありますが?
「毎年そういったニュースは出ている。もし全ての選手がニュース通りに移籍していたら3ヶ月ずつそれぞれのチームでプレーしなくちゃいけなくなるだろうね」
――8日の試合は先の国王杯で敗れたリベンジマッチになるでしょうか?
「ただ勝って勝ち点3を獲得したいだけ」
――8日の試合内容はどんなものになると思いますか?
「ゴールがたくさん入るすばらしい試合になると思う」
UEFAチャンピオンズリーズ準々決勝第1戦が4日に行われました。
ローマvsマンチェスター・ユナイテッド
下馬評に反して1回戦でリヨンを下したローマはホームでマンチェスター・ユナイテッドと対戦。
ローマは試合開始直後から攻めましたが、オランダ代表GKのファン・デルサールに止められゴールならず。
一方のマンチェスターはエースのクリスティアーノ・ロナウドとルーニーを潰されてなかなか攻撃のチャンスを得られません。
そんなマンチェスターを悲劇が襲ったのは前半35分、スコールズがトッティの足を引っ掛けて2回目の警告を受けて退場。マンチェスターはアウェイで10人でのプレーを強いられる苦しい展開になり、前半44分にマンチーニとタッデイのコンビに先制点を許し1-0。
後半に入っても状況は変わらず、トッティとペロッタの06W杯優勝コンビがマンチェスター守備陣に襲いかかります。
ローマが試合を優勢に進める中、流れを変えたいマンチェスターは僅かなチャンスを得点に結び付けて流れを自分たちの物にします。
後半15分、攻めるローマからボールを奪ったマンチェスターはカウンター攻撃を開始。ロナウドが得意のドリブルで2人を抜くと、パス。そのパスを受けたスールシャールはルーニーにクロスを出し、ルーニーはワントラップで一人かわしてそのままシュート。そのゴールが決まり1-1の同点とします。
有利な状況からいっきに不利な状況へと陥ったローマ。勝てる試合を落とすまいとヴチニッチを投入して勝ちに出ます。すると後半21分、マンシーニのミドルトュートのこぼれ球にヴチニッチが飛び込み勝ち越し。ローマが勝利を手にしましたが、次戦でマンチェスターに1得点でも許すとホーム&アウェイルールにより厳しい展開になります。
チェルシーvsバレンシア
1回戦でインテルを降したバレンシアは準々決勝でも強豪クラブであるチェルシーと対戦。今季の欧州CLスペイン最後の希望ともいえるバレンシアはプレミアリーグ覇者に悠然と立ち向かいます。
その姿勢が功を奏したのか前半30分、ダヴィト・シルバのロングシュートがチェフの牙城を崩し先制。
その後、1点を取り返そうとチェルシーが攻めますが、バレンシア守備陣の堅いディフェンスに手惑いなかなかゴールできません。
迎えた後半8分、チェルシーはバレンシアの一瞬の綻びを見逃しませんでした。アシュレー・コールのロングパスをドグロバが頭で押し込み同点に追い付きましたが、その後はバレンシアが完璧にチェルシーの猛攻を守り同点で試合終了。
1999-2000シーズン、決勝戦まで進みながらレアル・マドリードに3-0で敗北して準優勝に終わり、2002-2003シーズンでは準々決勝でインテルと対戦し、第1戦こそアウェイで1-1で引き分けたもののホームで敗北したバレンシア。
チャンピオンズリーグ初優勝へ向け、ホームでの第2戦は集中して挑みたいところ。
1年半後に行われるユーロ2008本大会のチケットが前大会ユーロ2004の18倍ものスピードで売れて、早くも50万枚を超えました。
昨年行われた2006FIFAワールドカップで優勝したイタリアからは5000枚の売上げが出ています。
この注目度はおそらくワールドカップ優勝国がヨーロッパのチームになったからでしょう。特に今回のワールドカップは、準決勝以降からヨーロッパのチームのみとなっていたため、実質的には欧州王者を決める欧州選手権と言っても良いでしょう。
“ユーロはワールドカップを超えるレベル”と言われる欧州選手権。注目は増すばかりです。
UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第1戦の2試合が3日に行われました。
ACミランvsバイエルン・ミュンヘン
レアル・マドリードから移籍したロナウドがUEFAの規定(同大会を他のチームでプレーした場合は出場不可)により出場できない状況のACミランに対し、1回戦のレアル・マドリード戦で問題を起こした為出場停止カーンと同試合で退場処分を受けたファン・ボメルを欠いたバイエル・ミュンヘン。
ミランはジラルディーノを1トップ置いて、カカとピルロのパスで攻めるという戦略でロナウドの穴を埋め、バイエルンはカーンの後釜として将来を有望視されているレンジングを投入してカーンの穴を埋めました。
試合は終始ミランペースで進みました。前半15分、アンブロジーニのヘッドをレンジングがセーブ。
その後のネスタを起点とした攻撃からのジラルディーノの決定的シュートもレンジングが守ります。レンジングはここまで期待通りの働き。
ミランがレンジングの牙城を破ったのは前半40分、コーナーキックのこぼれ球をピルロがスルーすると、そのボールをオッドが上げて最後はピルロがヘッドで押し込み1-0。
ミランの巧みなチームワークにバイエルン守備軍は混乱してしまい、失点しました。
後半戦、バイエルンのヒッツフェルト監督はポドルスキに代えてピサーロを、ここまでカカを潰していたサニョルに代えてレールを投入。この交代が効いたのか、後半32分にサリハミジッチのクロスからピサーロがヘッドで落としたところをヴァン・ブイテンが決めて1-1の同点に追いつきます。
この得点から7分後の後半39分、サニョルが交代したことによりやや自由に動けるようになったカカがペナルティエリア内に切れ込みます。このカカのドリブルをルシオが正当なタックルで止めましたが、ミランのホームスタジアム、サンシーロで下された判定はペナルティキックでした。
PKではさすがのレンシングも止められず、ミランがカカのゴールによって勝ち越します。
試合時間が5分を切ったとき、ミランペースだった試合が突如としてバイエルンペースになりますが、バイエルンの波状攻撃も虚しく残り時間1分という絶体絶命の状況に追い込まれますが、幸運にもフリーキックのチャンスを得ます。
この状況は02W杯決勝Tの日本代表に似ていますね。日本代表の場合は小野が蹴ったフリーキックが相手にクリアされて散りましたが、この試合のバイエルンはフリーキックのこぼれ球をヴァン・ブイテンが押し込み2-2の引き分けに持ち込みました。
ACミラン2-2バイエルン・ミュンヘン
前半40分、ピルロ(ミラン)
後半32分、ヴァン・ブイテン(バイエルン)
後半39分、【PK】カカ(バイエルン)
後半48分、ヴァン・ブイテン
![](https://image.news.livedoor.com/newsimage/1/0/110_20070404_0088_450.jpg)
PSVvsリヴァプール
1回戦で優勝候補のバルセロナを下したリヴァプールは、この試合では圧倒的な力の差を見せ付けます。
前半27分にジェラードのヘッドで先制すると、後半4分にはリーセが芸術的なシュートを決めて0-3。
一方、1回戦でアーセナルを破るミラクルをみせたPSVも元オランダ代表で元バルセロナ所属のクライファートを投入して反撃に出ますが、そんな大型FWの登場も虚しくクラウチのヘッドで止めを刺したリヴァプールは敵地快勝しました。
PSV0-3リヴァプール
前半27分、ジェラード(リヴァプール)
後半4分、リーセ(リヴァプール)
後半18分、クラウチ(リヴァプール)
オットマー・ヒッツフェルト(バイエルン・ミュンヘン監督)
――過去のデータではバイエルンはイタリアのチーム(特にACミラン)に苦戦を強いられていますが?
「過去のデータに興味はない。大事なのは現在の調子だ。今のわれわれはミランを上回れるようなプレーができている」
――主力であるカーンとファン・ボメルが出場停止で出場できませんが?
「精神力とフィジカルコンディション、集中力に勝るチームに軍配が上がるだろう。われわれは勝利しか考えていない」
――ACミランのカカ対策について
「口で言うのは簡単だが、グラウンド上でやってみた方がいい。もしかすると将来的には、彼をバイエルンに連れてくることもあるかもしれない」
――補強については?
「ワールドカップ優勝メンバーの1人を獲得できるなら、それが誰であっても、われわれにとっては素晴らしいことだ。彼のことは色々と書かれているが、本当に獲得が実現するのかどうかは分からない」