バルサ首位固めへ、セビージャ失速

スペインリーグ、リーガ・エスパニョーラは31、1日に第28節を行いました。

首位を走るバルセロナは、かつての強豪デポルティーボ・ラ・コルーニャとホームで対戦。
バルセロナは中盤戦で失速し、先日のセビージャ戦で敗北、欧州CLで敗退してからは「バルセロナの一つ時代は終わった」「バルセロナの周期は終わった」と元バルセロナのクライフやACミランのカカに言われ、エトーが反抗的な態度をとり、ロナウジーニョの移籍問題などで揺れていましたが、ここに来てロナウジーニョの残留も決まり調子を上げてきたバルセロナは、失速気味のセビージャから首位を奪うと、31日のデポルティーボ戦ではロナウジーニョがアシスト、エトーが1ゴールを決めてバルセロナは完全復活したようです。
翌日行われたオサスナvsセビージャの試合はセビージャがまさかのスコアレスドローを演じ、バルセロナを単独首位に立たせてしまいました。

このセビージャの失速は02-03シーズンのレアル・ソシエダードの失速に似ていますね。
バルセロナはこのまま3連覇してしまうのでしょうか...。

レアル、脱落寸前

スペイン、リーガ・エスパニョーラ、レアル・マドリードは1日、第28節のセルタ戦に挑みました。

前節のヒムナスティック戦で久々の勝利を手にしたレアル・マドリードはアウェイでセルタと対戦。
前々節のバルセロナ戦（3-3）のようなプレーを目指します。

スターティングメンバー

セルタ GK 13 ピント DF 4 オウビーニャ DF 5 レキ DF 12 プラセンテ DF 15 コントレラス MF 8 アンヘル MF 10 バルモゴ MF 11 ロペス MF 25 イリネイ FW 9 バイアーノ FW 23 ネネ			選手	レアル・マドリード GK 1 カシージャス DF 2 サルガド DF 4 ラモス DF 21 エルゲラ DF 38 ミゲル・トレス MF 6 ディアッラ MF 14 グティ MF 16 ガゴ MF 20 イグアイン FW 7 ラウル FW 17 ファン・ニステルローイ
MF 7 ヌニェス MF 20 ホナタン FW 14 ペレラ			控え	DF 24 メヒア MF 8 エメルソン FW 10 ロビーニョ

前半戦
前半1分、ファン・ニステルローイのパスを受けたラウルがシュートを放ちますが、ピントがセーブしてゴールならず。
すると、17位と低迷しているセルタも反撃を開始グスタボ・ロペス、ネネがレアルゴールに迫ると、前半20分にはオウビーニャがガゴのファウルを誘い、ガゴは累積で次節出場停止となります。
その後レアルは、攻撃の核であるグティをセルタに抑えられてなかなか攻撃できない時間が続きますが、前半26分にファン・ニステルローイが自ら得たPKを決めて0-1。レアルが先制します。

前半28分、セルタのアンヘルがペナルティエリア内で倒されてPKを要求しますが、シミュレーションの判定。レアルは肝を冷やしました。
前半33分、ファン・ニステルローイがセルタディフェンスのミスを突いて決定的なシュートを放ちますが、ポストに嫌われゴールならず。逆にセルタはグスタボ・ロペス、バイアーノ、アンヘル、ネネがレアルゴールを侵すと、前半43分にネネのヒールパスからアンヘルがカシージャスと1対1の状況を作りゴール。セルタが同点に持ち込み前半終了。





後半戦
後半開始直後の後半1分、アンヘルとバゴモ、バイアーノがレアルゴールに迫りセルタがリズムを掴むと、カペッロ監督はスーパーサブ、ロビーニョを投入して流れを変えようとしますが、そのままセルタペースで試合が進みレアルは苦しい展開。
後半37分、突如息を吹き返したイグアインのセルタリングをロビーニョがヘッドで押し込み1-2。レアルがギリギリのところで勝ち越します。

試合終了直前、レアルに災難が降り駆ります。攻撃の核グティが主審に文句を言い退場。
次節のオサスナ戦に不安を残す形でレアルはセルタとの1戦を勝利で終えました。

総括
この日のレアルにはカンプ・ノウで見せたような姿勢は微塵も感じられませんでした。
勝ちはしたものの次節のオサスナ戦、ガゴとグティなしで戦うのは厳しいです。

首位バルセロナとの勝ち点差は5、2位セビージャとの勝ち点差は3という状況。やはりカンプ・ノウの勝てた筈の試合で引き分けとのが痛かったのでしょうか。ダークホースであるセビージャも失速気味で、結局最後に笑うのはバルセロナという結果で今季のリーガも終わりそうです。

日程
リーガ・エスパニョーラ第29節 4月8日（日）
レアル・マドリードvsオサスナ