イタリア、セリエAのローマはサンシーロスタジアムでインテルと対戦しました。
アウェイ戦ながら有意に試合を進めたローマ、相手GKジュリオ・セーザルにシュートを阻まれなかなか得点できない展開が続きましたが、前半終了間際の前半44分キブーのパスをペロッタが決めて0-1。
ローマが先制点を上げると後半7分、反撃に転じたインテルはアドリアーノが獲得したPKをマテラッティが決めて1-1。その後も自慢の攻撃陣でローマの牙城を崩そうとしたインテルでしたがなかなか得点できず。
インテルが苦戦するなか後半44分にトッティがフリーキックを決めてローマが勝ち越し。この失点で士気が下がったのか、インテルはロスタイムにカセッティに3ゴール目を奪われて1-3で敗北しました。
インテルはリーグ戦では2006年4月30日のエンポリ戦以来の敗北。連続無敗記録は33試合で途絶え、約1年ぶりの敗戦は勝てば優勝決定という大事な試合での痛い敗北となりました。
結果はポーランド・ウクライナが最有力候補のイタリアを避けて初開催ということになりました。
ポーランド・ウクライナは1回目の投票で過半数を超える8票を獲得。イタリアは4票に止まり、クロアチア・ハンガリーは0票という結果に終わりました。
リーガ・エスパニョーラ第30節、レアル・マドリードは14日にアウェイでラシン・サンタンデールと対戦しました。
前後半戦
現在3連勝中のレアル・マドリードは、格下のラシン・サンタンデール相手にアウェイで優勢に試合を進め、前半32分には相手ディフェンスのクリアミスに付け込みボールを奪ったイグアインのパスをラウル・ゴンサレスが決めて0-1。レアルが幸先良く先制します。
その後もラシンを圧倒したレアルはボール試合率58%で前半を終えました。
このまま試合が終了すれば、レアルは暫定首位に立ち、他チームの結果によっては2シーズンぶりに首位の座に立つことが出来ますが、その夢は主審の不公平な判定によって打ち砕かれました。
後半27分、ディアラがスカローニを倒したとしてトゥリエンソ・アルバロ主審がラシンにペナルティキックを与える予想外の判定。このペナルティキックをガライが決めて1-1。
その後、完全にラシンの味方になった審判がエルゲラに不当な2枚目のイエローカードを提示、イエローカード程度のファウルをしたメヒーアにレッドカードを突き付けてレアルの2選手を退場にすると、後半ロスタイムにはカンナバーロがジギッチを引っ張り痛恨のペルティキック与え万事休す。レアルは敗れました。
総括
今日の試合は勝てる試合でしたが、後半27分の主審の不当な判定によっていっきに試合の流れが変わり、逆転負けしてしまいました。
この試合の主役は間違いなくトゥリエンソ・アルバロ主審でした。この不当な敗北で選手のモチベーションが下がってしまえば、総崩れして優勝争い、欧州CL出場権争いから脱落してしまうかもしれません。次節のバレンシア戦に注目です。
ラシン・サンタンデール2-1レアル・マドリード
前半32分、ラウル・ゴンサレス(レアル)
後半27分、【PK】ガライ(ラシン)
後半45分、【PK】ガライ(ラシン)
日程
リーガ・エスパニョーラ第30節 4月21日(土)
レアル・マドリードvsバレンシア
UEFAチャンピオンズリーグよりも1ランク下の大会であるUEFA杯は、12日に準々決勝第2戦が行われました。
スペイン、リーガ・エスパニョーラで今シーズン台風の目となっているセビージャは、トッテナムを2試合トータル4-3で勝利して2連覇へまた1歩前進しました。
同じくスペインのエスパニョールは、ポルトガルの強豪ベンフィカと対戦。トータル3-2で降し準決勝進出を決めました。
他の2チームと同じくスペインのクラブであるオサスナは、数年前にUEFAチャンピオンズリーグでレアル・マドリードを降したドイツの強豪レヴァークーゼンと対戦。結果は4-0でオサスナ勝利と下馬評を覆して準決勝進出を決めました。
準々決勝のもう1試合のブレーメンvsAZはブレーメンが準決勝進出を決めました。
準決勝の対戦カードはセビージャvsオサスナ、エスパニョールvsブレーメンとなりました。
UEFAチャンピオンズリーグでは、準々決勝に唯一出場したスペイン勢のバレンシアが敗れて全滅したスペイン勢が、UEFA杯では4チーム中3チームが出場するなど健闘が目立ちました。逆にイギリスはUEFAチャンピオンズリーグでは4チーム中3チームが出場しましたが、UEFA杯ではトッテナムがセビージャに敗れて全滅しました。
今回のUEFA杯、優勝するのはスペインのクラブか、ドイツのクラブか…注目です。
ブラジルは今後、7月末に政府保証、開催計画をFIFAに提出、9月にFIFAの視察を受けた後、11月にも開催地として認定される予定です。
また、16日までの期限内にコロンビアが開催地候補を取り下げたことから、2014FIFAワールドカップの立候補国はブラジルのみという結果になりました。
使用されるスタジアムは、5月19日のFAカップ決勝戦でオープンする新装されたウェンブリー競技場です。
マンチェスター・ユナイテッドに所属するポルトガル代表クリスティアーノ・ロナウドが13日、同クラブとの契約を5年後の2012年まで更新しました。
この契約更新はロナウドを狙うクラブにとって非常に残念なニュースとなりました。
クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル代表、マンチェスター・ユナイテッド)
「わたしが残留を望んでいたことはみんな知っていた。とても幸せだ」
UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝第2戦が10、11日に行われました。
10日に行われたマンチェスター・ユナイテッドvsローマの試合は、マンチェスターがクリスティアーノ・ロナウド、キャリックの2ゴールと、ルーニー、スミス、エヴラのゴールなどで7-1と大勝。対するローマはデ・ロッシが上げた1ゴールのみという結果となり、第1戦とのトータルスコア8-3(第1戦1-2)でローマの敗退が決定しました。
同日に行われたバレンシアvsチェルシーの試合は、バレンシアが先制して数的有利に立ったものの、シェフチェンコのゴールとエシアンのゴールで逆転勝利。バレンシアは第1戦で手にした有利な状況を効かせず、例年通り、初優勝の夢は叶いませんでした。
翌日の11日に行われたバイエルン・ミュンヘンvsACミランの一戦は、初戦でアウェイで2-2と引き分けて有利な状況になったバイエルンが、ホームでセードルフとインザーギのゴールに散りました。
同日に行われたリヴァプールvsPSVの試合は、クラウチのゴールでリヴァプールが勝利して準決勝進出を決めました。
UEFAチャンピオンズリーグ準々決勝結果
マンチェスター・ユナイテッド8-3ローマ
バレンシア2-3チェルシー
バイエルン・ミュンヘン2-4ACミラン
リヴァプール4-0PSV
UEFAチャンピオンズリーグ準決勝組み合わせ
チェルシー(英)vs(英)リヴァプール
マンチェスター・ユナイテッド(英)vs(伊)ACミラン
今季のUEFAチャンピオンズリーグはイギリスのクラブが3チーム、イタリアのクラブが1チームとイギリスのクラブの優勝が圧倒的に高いです。
個人的にはリヴァプールとACミランのカードをもう一度決勝戦でみたいところ…。
リーガ・エスパニョーラ第29節、レアル・マドリードはホームでオサスナと対戦しました。
スターティングメンバー
レアル・マドリード
GK 1 カシージャス
DF 4 ラモス
DF 5 カンナヴァーロ
DF 21 エルゲラ
DF 38 ミゲル・トレス
MF 6 ディアッラ
MF 7 ラウル
MF 8 エメルソン
MF 10 ロビーニョ
MF 20 イグアイン
FW 17 ファン・ニステルローイ選手
オサスナ
GK 13 リカルド
DF 3 モンレアル
DF 5 クエジャル
DF 7 クルチャガ
DF 17 フラーニョ
MF 11 バルド
MF 16 ロペス
MF 20 フアンル
MF 22 ムノス
MF 35 エリセ
FW 15 ウェボ
DF 3 ロベルト・カルロス
FW 19 レジェス控え
MF 40 アスピリクエタ
FW 9 ミロシェヴィッチ
FW 8 ロメオ
前半戦
1日前に首位バルセロナがサラゴサに敗れ、2位セビージャがラシン相手に引き分けたため、勝ち点差ををいっきに縮めてタイトル獲得レースに復帰したいレアル・マドリードは、試合開始早々からイグアイン、ラウル、ファン・ニステルローイが積極的にゴールを狙います。
一方のオサスナは、前半9分にダビド・ロペスがボレーシュートを放ち一瞬サンティアゴ・ベルナベウを凍りつかせましたが、これはカシージャスが冷静にセーブ。
失点の危機を逃れたレアルは、ファン・ニステルローイのフリーキックでゴールを狙いますが、リカルドに防がれゴールならず。
前半23分、ディアラの浮き気味のパスをーエメルソンがヘッドで繋ぎ、ラウルがそのボールをゴールに沈めて1-0。レアルが待望の先制点を手にします。
前半36分、レアルが再び得点チャンスを手にします。ディアラのセンタリングにラウルが絡み、最終的にファン・ニステルローイがシュートを放ちましたが、クロスバーに嫌われゴールならず。
前半40分にはロビーニョがドリブルで持ち込みシュートを放ちましたが、枠外へ飛び追加点を奪えませんでした。
後半戦
後半3分、オサスナが得点機を得ますが、ウェボが放ったロングシュートは枠外へ飛びます。
後半9分、セルヒオ・ラモスのセンタリングをエメルソンが頭で合わせるもリカルドの牙城を崩せず。後半11分にもチャンスを得ますが、ロビーニョのボレーはゴールを捉えきれず。
その後も両チーム、一進一退の攻防を繰り広げますが、後半34分。イグアインのセンタリングをリカルドが弾いたところにロビーニョが強烈なシュートを決めて2-0。レアルが追加点を決めて勝利を決定的なものにしました。
その後、オサスナはダビド・ロペスが、レアルはロベルト・カルロスとレジェスのコンビでゴールを狙いましたがスコアは動かず。レアルが勝利しました。
総括
今回も低調なプレーに終始したレアルでしたが、主力が出場できなかったオサスナに対して幸運にも勝利することができました。
低調とはいってもヒムナスティック、セルタ、オサスナに勝利してリーグ3連勝を決め、首位バルセロナとの勝ち点差を2へ。2位セビージャとの勝ち点差を1に縮める大躍進を果たしました。
これでタイトルレースに完全に復帰したレアル。このことでチーム全体の士気も高まれば、優勝も夢ではありません。
レアル・マドリード2-0オサスナ
前半23分、ラウル・ゴンサレス(レアル)
後半34分、ロビーニョ(レアル)
日程
リーガ・エスパニョーラ第30節 4月15日(日)
ラシン・サンタンデールvsレアル・マドリード
P.S.
お蔭様で400記事に突入しました!!!!
今後とも宜しくお願いします。
首位のマンチェスター・ユナイテッドは、アウェイでポーツマスと対戦。先制点を奪われた後、マンUは一時的に追いつきましたが、その後オウンゴールで失点して2-1で敗れました。
この結果、2位チェルシーがトッテナムに勝った為に勝ち点3差に迫られ、優勝確実とみられていた状況は一転、チェルシーに3連覇のチャンスを与える結果となりました。
両チーム共にFAカップ、UEFAチャンピオンズリーグの試合をこなすというハード日程の中、プレミアリーグで5月9日に行われる直接対決までにいかに疲労を溜めないかが問題となります。