中田英が公の場でピッチに立つのは、6月22日の2006FIFAワールドカップグループF第3戦vsブラジル戦以来約1年ぶり。共にプレーするのはフィーゴ、ジダン、イブラヒモビッチ。
また、中国・香港選抜vs世界選抜の試合にも招待されたことが同日わかりました。
ワールドカップから1年、中田英がピッチに舞い戻ります。
2002年6月9日PM8:30。埼玉で勝利を収めた日本は舞台を横浜に移し、グループH首位のロシアと対戦しました。
第1戦、誰もが敗北を覚悟した展開の中で鈴木、稲本のゴールによってベルギーと引き分けた日本は、グループHの大本命であるロシア相手に攻守ともに互角の戦いを披露。
ベテランのオノプコをはじめ、背の高い守備陣で望んだロシアのディフェンスに苦しめられた日本でしたが、負傷した森岡に代わりに入った宮本恒靖を中心とする日本守備陣もロシアの猛攻を押さえ込み、前半は0-0。
後半戦、開始6分。中田浩のパスを柳沢敦がトリッキーなプレーで稲本潤一にパス、オフサイドギリギリにところから抜け出した稲本のシュートがロシアの牙城を崩して1-0。ワールドカップの舞台で日本が初の先制点をマークしました。
一方、1点決められたロシアはその後怒涛の攻撃を仕掛けますが、第1戦の反省を活かし一歩引いて守る日本の守備陣はロシアの攻撃をシャットアウト。一度、楢崎正剛が抜かれ無人のゴールに決められそうになりますが、ロシアフォワードの体がついていかず、難を逃れます。
日本も中田英寿を中心に攻め、一度中田英の強烈なミドルシュートでロシアゴールを脅かしましたがゴールならず。両者一歩も引かずに試合は進み、90分の死闘が終わった段階でスコアは1-0。第1戦より多い66.108人が横浜国際総合競技上に集った試合で日本がワールドカップ初勝利を飾りました。
尚、この試合の翌日にロシアサポーターと日本サポーターが飲食店で暴動騒ぎを起こしたことが判明しました。
グループH第2戦
日本1-0ロシア
チュニジア1-1ベルギー
グループH第2戦順位
1位 日本 勝ち点:4 得点:3 失点:2 得失点差1
2位 ロシア 勝ち点:3 得点:2 失点:1 得失点差1
3位 ベルギー 勝ち点:2 得点:3 失点:3 得失点差0
4位 チュニジア 勝ち点:1 得点:1 失点:3 得失点差-2
以上、5年前の今日でした。