Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

恋愛の本場

2010-09-14 | Soul
 朝の番組で、仏大統領夫人のカーラ・ブルーニについて暴露本が出ると言っていました。
以前ミッテランに隠し子がいたとかいないとか、フランスには恋愛スキャンダルはあるとかないとか話題になったことがありました。総じて他所より騒がれなさそうです。
すぐ隣のイギリスでは、ネタがない時には王室自ら提供するくらいゴシップ好きと言われるのに、正反対なようにも見えます。



「恋愛の本場」という言い方をたまに家でして笑われますが、だいたいはパリを中心としたフランスを勝手にそう呼んでいて、その時々で他にも使えます。
例えば今回の大統領夫妻それぞれに相手がいたという報道を聞いた家内が、「どうして?」と聴いてくると、「恋愛の本場だから」という以外に答えようがない時に便利です。

いつから使っていたか遡ってみると、出所は皆さん良くご存知のビリー・ワイルダーの映画「昼下がりの情事」を観てからだったと思います。

冒頭に、「パリはN.Yや東京等と同じくただの大都市だが、愛の交歓においては質はともかく量において他の追随をゆるさない」というモーリス・シュバリエのナレーション。
妻の不貞を銃で清算しに行った男を止めてもらおうと警察に電話したA・ヘプバーンが、逆に警官から「パリには7千軒のホテル、22万の部屋、そしてこんな夜には4万件の不倫が進行中で取り合ってられない」と断られる場面など、パリ=恋愛の本場という図式が出来上がりました。

その後耳に入る情報もその路線を裏切るものでなく、日常茶飯で誰も驚かなかったという昔の大統領の話も、年間のなんだらの回数もちろん世界の上位という統計も、パリに住む日本人が見聞きする情報も、今回の話に付随する一つ一つも皆「恋愛の本場」ならではと言えるかも知れません。



今日の一枚は、ネヴィル・ブラザースのライブ盤。これを聴いたあと、来日の度に聴きに行きました。単独でも、以前書いたようにドクター・ジョンと一緒でも、この時代バンドも纏まって最高の聴きものでした。

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