Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

Laura Lee

2009-10-26 | Soul
 私の家の辺りでは、今月初旬に金木犀が香りはじめましたが、先週には花も散り強風で銀杏の葉も落ち始めています。という訳で今回は、ローラ・リーです。民謡ではないです。



 例えば何か美味しい物に巡り合った時、もっと心行くまで味わってみたいと感じた経験は、どなたもお持ちではないでしょうか。
音楽で言えば、Gram Parsonsのリプリーズ擬似ライブはもっと録ってなかったのかとか、 Spencer Wigginsの Goldwax録音はもっとないかとか、オールマンのよれてないライブはフィルモア以外ないかとか、好みの音楽によって限りなくありそうです。

この画像の日本編集のローラ・リーは、まさにそういった渇望をいやしてくれる音盤でした。
それ以前ゴスペル・グループのメディテイション・シンガーズに所属していたローラ・リーは、1966~69年のChessレコード在籍中、シカゴと南部のフェイム・スタジオで録音しています。
未発表ではなくテイク違いではありますが、その充実した音を出す時代のフェイム録音が多く聴けます。抑えても溢れる深いエモーション...、言葉で表すのは難しいですね。
その後HotWaxでは、もう少し多くの録音を残しています。もっと饒舌になり、メッセージ性の強い曲、スタンダードっぽい曲、時代に合わせた音になっています。

1980年代にゴスペルの世界へ戻ってから来日したことがあり、聴きに行きました。もちろん不倫や女権を歌った昔の世俗の歌はありません。端正なルックスどうり、静かに、盛り上がったかどうかわからないうち終わりました。



 このジャケットはシルク100%。見た目ほど厚くなく、やはり春秋にむいています。パリの仕立屋が自分の店で展開していた既製品ですが、このモデルは肩もしっかりしていて、デザインは一見よその国のジャケットの様です。

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