トゥーツ＆ザ・メイタルズ

　今回はジャマイカのトゥーツ＆ザ・メイタルズです。
画像は日本盤で、解説の中村とうようさんはリード・ヴォーカルのトゥーツ・ヒバートを「先祖返りしたオーティス・レディング」と評してますが、本当にピッタリです。実際1988年だったかメンフィスへ行ってオーティス他ソウル・スタンダードを吹き込みました。
ベスト盤にも入らないのですが、有名曲以外で私の好きなのは「Daddy's Home」です。シェップ＆ライムライツのヒット曲ですね。その前ハートビーツのリード・ヴォーカルだったジェームス・シェパードも傑出したシンガーでしたが、トゥーツが歌うと別の世界になります。



家から歩いて一時間ほどのところにヨット・ハーバーがあります。ほんの少し前まで午後にゆっくり出掛け、浮き桟橋が支柱にかすかに擦れる音を聞いていたり冷たい物を食べたりしていたのですが、さすがに寒くなって足が遠ざかりつつあります。暑いなんて思っていたのにあっという間ですね。

寒くなってくると寂しい感じもしますが、もっと寒いとそんな思いも吹き飛んでしまうくらい潔いというか厳しい空気になります。
15年くらい続けて京都へ出かけていて、三分の二くらいは奈良まで足をのばします。
冬に室生寺まで行った時も雪がちらついて来て、手はかじかみ顔が痛いというくらいの寒さになりました。相応の距離がありますので、すぐ京都まで戻るというわけにもいきません。討ち入りに向かう大石内蔵助のように「寒いのー」とつぶやきながらゆっくり拝観しました。

奈良といえば唐招提寺の開眼供養はどうなったんでしょうか。夏に寄ろうと思って電話したら11月にあるような話だったんですが、その後どうなったか聞いていませんでした。



シャツは白ヘリンボーンに紺・サックス・クリームのチェック、ウール・タイ。
このジャケットは素材がウールで、コートにできるくらい厚手の物。