Men's wear      plat du jour

今日の気分と予定に、何を合わせますか。 時間があれば何か聴きましょう。

2021 新春

2021-01-07 |  その他
あけましておめでとうございます。
本年もよろしくお願い致します。

親しい方から「年賀状用意するのが大変になってきて」と伺って、電話での挨拶にきり替えて数年たちました。
そうなると、元日はないだろう、三ヶ日は取込んでるんじゃないか、とタイミングをはかるのも意外に勘の働きどころです。
今年は暦の並びがよく、4日月曜日から世の中が動き始めるのでちょうどいいなんて思っていたら、先に元日に頂戴しました。
なかなか読み通り行かないものです。

例によって三が日は駅伝三昧で、3日合わせると選手が300km以上走っているのを観ながらこちらは家を一歩も出ず、100mと歩いてないかもしれません。
箱根駅伝は、9区からアンカーに繋いだ時点で、首位と2位との間には3分以上の開きがありました。
そこでチャンネルを変えたり、出かけた方もいらっしゃったかもしれません。
2位駒澤の監督さんも、10区の選手でさえその時点で追いつくとは思わなかったとレース後語っていますから、観ている方が諦めても仕方ないところです。
しかし、何があるかわかりません。

何があるかわからないと言えば、年末に届くはずの荷が間違って巌流島へ行ってしまいました。
途方にくれていると、佐川の方がこちらの身になって処理してくれた上に、最後「また何かお困りのことがありましたら、いつでもご連絡ください」と気をつかってくれました。
繁忙期で通常業務だけでも忙しかったと思いますが、何度もやり取りしたり、頭のさがる思いです。
そのおかげで良い正月が迎えられたといっても言い過ぎではないくらいです。



駅伝だけでなく、「東京のえくぼ」という1952年の映画も観ました。
後年「ローマの休日」に例えられたりもしたようですが、「ローマの休日」は1953年製作で日本公開は翌年でしたから、それよりもF.キャプラ監督の共にアカデミー賞受賞作品「或る夜の出来事」「オペラハット」を思い出させます。
「オペラハット」のゲイリー・クーパーはチューバで、「東京のえくぼ」ではフレンチホルン。
製作サイドの人々はキャプラもエルンスト・ルビッチも相当好きで、DVDで何度も見返すことも出来ない時代なのによく研究していたことが伺えます。

社長を辞めたい主人公が身をやつすのに、着ていたスーツを古着屋でみすぼらしいスーツに交換してもらって出てくると、その「みすぼらしいスーツ」とは少し前まで流行っていた短い上着に短いパンツの組み合わせ、なんて笑えるところもあります。
今年は良い年になるといいな、と思うようなほのぼのした作品です。

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