いっぽいっぽまたいっぽ

今年度44歳。14年前に地元の役所に就職した田舎者が、巨大組織で働きながら、日々思うことを綴る日記です。

2024.9.17 島のリアルな課題

2024-09-17 18:15:00 | 日記
離島の各所に配備しているレンタサイクル。
管理は各所で決められた島民が行うこととなっている。

しかし、タイヤがパンクしても、
対応すべき管理人に修理や交換ができない場合、
職員が対応しないといけなくなる。

船に乗って離島に渡り、作業し、
帰りの船便まで待たないといけない。

たかがパンクの対応で、
半日を費やすことになる。

別でたまたまパンク修理の店はないかとあう問合せもあったが、
把握していないと答えるしかなかった。

また、ある島の宿についての問合せもあったが、
確認したところ、なかった。

ないものは仕方ないが、
ないと答えるしかないのは残念だった。

ある港で券売所や綱取りをする人がいなくなり、
代わりをしてくれる人が見つからないままとなっている。

船会社の職員が交代で対応しているが、
島での宿泊が伴うなどの負担が生じている。

島での貴重な就労先ではあるが、
勤務内容や時間などの面で、
高齢者には向かない。

若年層ならより固い職を求めるだろう。

島民の足となる交通手段の維持が、
こういうところでも難しくなっている。

人が減る中で、
従来はできていたもの、そこにあったものができないし、
もはや小さなことすらできなくなっている。

行政としてどこまでやれるのか。

行政で踏み込めないことは諦めないといけないのか。

島で働きたくて希望して異動が叶ったが、
いざ乗り込んで課題を知ることが、
とても辛い。

どう受け止めるのか、
都度考えていかないといけない。
コメント
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