2017.3.24 人事異動の内示が発表

思っていたよりは、少ない異動だった。

課のトップ２が替わるのだから、
スムーズな業務の移行を考えると、
当然の結果とも言える。

私は中途採用で今度９年目。
主事から主任に上がってもいい頃だと、
周りから言われ、
ついその気になって、少なからずの期待を
してしまっていたが、
結果は据え置き。

いかんせん大した職歴もないし、
この９年で特別な偉業を成し遂げたわけでもないから、
当然の結果である。
期待する資格なんてないのに、何やってんだ。
馬鹿野郎。

同期はどんどん昇任しており、
正直羨ましくはあるが、それ以上に喜ばしい。
心からおめでとうと言ってあげたい。

残留し、役職が据え置かれた私は、
春からもまた同じ係で、同じ上司と後輩と
ともに仕事をすることになった。

先輩は無事に異動。
空いたポジションには、どうやら後輩の同期が来ることになるようだ。

後輩が２人できる。
まだ満足に先輩面できるほど、仕事を覚えてはいないのに。

先輩の代わりを務めるには、明らかに力不足。
でも、それで進んでいくしかない。
意識を高め、やれることただひたすら、
しっかりやっていくしかない。

来年度で３８歳。
年相応な役職は、主任よりもう１つ上。

でも、役職はまだ一番下。
上司を助けられるような仕事ができそうな見た目だが、
能力が伴っていないからできない。

オッさんなのに、ヒラの仕事。

入庁が遅かったから仕方のないことなのに、
やっぱりこういう時に、ジレンマが襲うもんだ。

闘え。悩め。もがけ。

腐るな。卑屈になるな。恥ずかしがるな。

やれることをやっていくしかないのだから。

余計なことを考えず、
ただひたすら、前に進め。

2017.3.23 不妊治療開始

妻が婦人科に通うようになって長いが、

数ヶ月前から、不妊治療がやんわりと始められていた。

不妊治療の環境が整っている別の病院に行き始めたのは先週からか。

初回で血液検査などを行い、保険適用外で３万円かかった。

今度は私も一緒に行くことになり、
今日がその日となった。

私も採血をされた。

妻は新たな検査を行った。

妻は医師から、これからかかるかもしれない費用を告げられ、
その費用の負担を私にどう相談していいのか、
悩んだらしい。

私が真剣に考えていないように見えたらしく、
帰りに妻は堰を切ったように泣き、
私は困惑した。


私は、費用のことは何とかなると、根拠なく考えていた。

妻は、今後いくらかかるかわからない費用をの負担を、
私にもお願いしたかったが、言うに言えなかった。

情報の差が招いたことで、不可抗力だと私は思いたいが、
少なくとも妻を傷付けたことに変わりはなく、
こういう問題に対する女性への配慮は、
もっと慎重にならないといけないことを痛感させられた。

幸せも苦労も分かち合うのが、夫婦の役目であり、
特権、意義、価値であると思う。

私が妻にどう寄り添うか、私に課せられた当面の使命であるように思う。