東証大引け 日経平均、4日続伸 ハイテク株買い活発
国内株概況
2024年7月3日 15:33
3日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、終値は前日比506円07銭(1.26%)高の4万0580円76銭だった。米ハイテク株の上昇でリスク選好姿勢に傾いた海外投資家が日本株への買いを強めた。半導体関連や電子部品関連をけん引役に日経平均の上げ幅は後場に600円を超える場面があり、3月22日に付けた最高値(4万0888円43銭)を視野に入れる展開となった。
東エレクをはじめとする半導体関連や、村田製、TDKなど電子部品関連の上昇が日経平均を押し上げた。前日の米株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が連日で最高値を更新。米株高の流れが東京市場に波及した。
電子部品関連についてはパソコンやスマートフォンなどのハードに生成人工知能(AI)機能を搭載する技術である「エッジAI」の市場拡大が、積層セラミックコンデンサー(MLCC)などの需要を支えるとの見方が広がっている。市場では「AI開発の進展の恩恵を受ける銘柄として、これまではアドテストなど半導体関連が主役だったが、電子部品にも物色の裾野が広がっている」(国内証券)との声が聞かれた。アナリストによる目標株価の引き上げも伝わるなか、後場になると村田製などへの買いが一段と強まった。
外国為替市場で円安・ドル高が進んでおり、トヨタは後場に入ると下げ幅を縮小し、ホンダは上昇に転じる場面があった。半面、このところ上昇が目立っていた東京海上など金融株や商社株は利益確定売りが優勢だった。
東証株価指数(TOPIX)は4日続伸した。終値は15.56ポイント(0.54%)高の2872.18と、連日で約34年半ぶりの高値を更新した。JPXプライム150指数は4日続伸して11.00ポイント(0.88%)高の1264.60と、連日で算出以来の高値を更新した。
東証プライムの売買代金は概算で4兆3443億円、売買高は16億9035万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は980、値下がりは616、横ばいは49だった。
ファストリ、アドテスト、中外薬、信越化が上昇した。一方、NTTデータ、スズキ、ブリヂストン、出光興産が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕
国内株概況
2024年7月3日 15:33
3日の東京株式市場で日経平均株価は4日続伸し、終値は前日比506円07銭(1.26%)高の4万0580円76銭だった。米ハイテク株の上昇でリスク選好姿勢に傾いた海外投資家が日本株への買いを強めた。半導体関連や電子部品関連をけん引役に日経平均の上げ幅は後場に600円を超える場面があり、3月22日に付けた最高値(4万0888円43銭)を視野に入れる展開となった。
東エレクをはじめとする半導体関連や、村田製、TDKなど電子部品関連の上昇が日経平均を押し上げた。前日の米株式市場でハイテク株比率の高いナスダック総合株価指数が連日で最高値を更新。米株高の流れが東京市場に波及した。
電子部品関連についてはパソコンやスマートフォンなどのハードに生成人工知能(AI)機能を搭載する技術である「エッジAI」の市場拡大が、積層セラミックコンデンサー(MLCC)などの需要を支えるとの見方が広がっている。市場では「AI開発の進展の恩恵を受ける銘柄として、これまではアドテストなど半導体関連が主役だったが、電子部品にも物色の裾野が広がっている」(国内証券)との声が聞かれた。アナリストによる目標株価の引き上げも伝わるなか、後場になると村田製などへの買いが一段と強まった。
外国為替市場で円安・ドル高が進んでおり、トヨタは後場に入ると下げ幅を縮小し、ホンダは上昇に転じる場面があった。半面、このところ上昇が目立っていた東京海上など金融株や商社株は利益確定売りが優勢だった。
東証株価指数(TOPIX)は4日続伸した。終値は15.56ポイント(0.54%)高の2872.18と、連日で約34年半ぶりの高値を更新した。JPXプライム150指数は4日続伸して11.00ポイント(0.88%)高の1264.60と、連日で算出以来の高値を更新した。
東証プライムの売買代金は概算で4兆3443億円、売買高は16億9035万株だった。東証プライムの値上がり銘柄数は980、値下がりは616、横ばいは49だった。
ファストリ、アドテスト、中外薬、信越化が上昇した。一方、NTTデータ、スズキ、ブリヂストン、出光興産が下落した。
〔日経QUICKニュース(NQN)〕