つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

ジニア

2013-07-24 15:31:30 | ジャズ


  ひゃくにちそうという名でも呼ばれるけれど、最近は洋風の呼び名の方が浸透している。

  別名は100日も咲きつづけるという花期の長さが由来となっているが、欧米でもYOUTH AND OLD AGEといって、

  同じように花期の長さを表現した別名がある。

  南国らしい華やかな赤、ピンク、オレンジ、黄色などの花色がそろい、一重、八重、丸く球状になったポンポン咲き、

  カクタス咲きなど花型もいろいろある・・・


  キク科

  英名:ZINNIA
  別名:ひゃくにちそう

  花言葉:幸福



  今日聴いたジャズ・・・


  ADAM BIRNBAUM TRIO・・・「A COMME AMOUR」(ささやき)



  本作は、1979年マサチューセッツ州ケンブリッジ生まれのジャズ・ピアニスト、アダム・バーンバウムのリーダー・アルバム。

  ベン・ウルフ(b)、ロドニー・グリーン(ds)を従えたトリオ編成。

  デビュー作「渚のアデリーヌ」に続いて発表されたセカンドアルバム。アダム・バーンバウムは、ドミニク・ファリナッチの
  「セイ・イット」(2003年)、「ベサメ・ムーチョ」(2004年)への参加によって日本でも注目された。2006年10月
  には、パリで「MARTIAL SOLAL COMPETITION」を受賞、さらに2007年には「リンカーン・センター」がオルガニズする、
  「THE RHYTHM ROAD PROGRAM」の一貫として世界ツアーに出かける。本作は、ウィントン・マルサリス門下の
  「ジュリアード音楽院ジャズ科」卒のジャズエリートでもあるバーンバウムの世界の世界飛躍への序章を奏でる一枚となった作品。


  全12曲中、ジャズメンオリジナル系とアダム・バーンバウムのオリジナル2曲(7、8)ロドニー・グリーンのオリジナル一曲(4)
  ベン・ウルフのオリジナル一曲(12)で構成されている。

  ”ささやき”に相応しい曲が多い中、軽快に展開する曲もあり、三人、それぞれが持ち味を発揮している。


  ※ ベン・ウルフ(b)は、ボルティモア生まれのポートランド育ち。地元でウディ・ショウと共演。ニューヨークに進出し、
    88年ハリー・コックJr・と出会って、同オーケストラの音楽監督を務めた。その後ウイントン・マルサリスのグループに参加して
    ステージ・アップ。リンカーン・センター・ジャズ・オーケストラでも活躍した。これまでリーダー作を4枚リリースしており、
   ブランフォード・マルサリス、ダイアナ・クラール等、参加作も多数。現在ジュリアード音楽院で教鞭をとっている。


  ※ ロドニー・グリーン(ds)は、フィラデルフィアで宣教師の父と歌手の母の間に生まれた。少年時代から教会でドラムスを演奏し、
    10代では地元でクリスチャン・マクブライド、オリン・エヴァンスと共演。19歳の時、ベン・ウルフの推薦でダイアナ・クラール
    バンドに参加。これまでグレッグ・オズビー、エリック・リード、ワイクリフ・ゴードン、テレル・スタッフォード、山中千尋など
    のアルバムに名を連ねている。



1・WHISPER NOT・・・2・ALL THROUGH THE NIGHT(夜もすがら)・・・3・GOODBY・・・4・GABRIEL’S DANCE・・・5・IN YOUR
  OWN SWEET WAY・・・6・A COMME AMOUR(秋のささやき)・・・7・KATE THE GREAT・・・8・URGENCY・・・9・IN WALKED
  BUD・・・10・NEW ORLEANS・・・11・I GOT IT BAD(夢中なの)・・・12・BLIND SEVEN・・・



   ADAM BIRNBAUM(p)
   BEN WOLFE(b)
   RODNEY GREEN(ds)


   プロデュース:木全 信

  2006年6月21、22日録音・・・