つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

びようやなぎ(未容柳)

2013-07-06 14:29:56 | ジャズ


  落葉の低木で、「未容柳」あるいは「美容柳」と書く。中国原産らしく、たおやかで哀婉(あいえん)な中国美人を思わせる黄色の

  花を咲かせる。ちなみに中国ではこの花のことを金糸桃というとか。鮮黄色の花びらを反らせ、中心で金色の長いおしべがふんわりと

  けむるように広がる姿は、他の花にはない格別の美しさがある。花だけ見ると繊細で弱々しそうだけど、実際はかなり丈夫な性質で

  和風の庭に植えられているのをよく見かける・・・


  オトギリソウ科

  英名:HYPERRICUM CHINENSIS
  別名:びじょやなぎ


  花言葉:気高さ



  今日聴いたジャズ・・・


   ARTURO SANDOVAL・・・「A TIME FOR LOVE」



   本作は、1949年11月6日生まれ、キューバ出身のジャズ・トランペット奏者、アルトゥーロ・サンドヴァルのリーダー・アルバム

   ストリングス、オーケストラをバックに奏でるワン・ホーンカルテット作品。

   曲によっては、フリューゲルホーンも吹いていて、2曲(4、10)ではヴォーカルも披露している。

   「PAVANE POUR UNE INFANTE DEFUNTE」(亡き王女の為のパヴァーヌ)では、クリス・ボッティをフィーチャー、「OBLIVION」
  (HOW TO SAY GOODBYE)では女性ヴォーカリストのモニカ・マンシーニをフィーチャー、ラストの「EVERY TIME WE SAY GOODBYE」
   では、ケニー・バロンをフィーチャーするなど、サンドヴァルの本作を作るにあたっての意気込みみたいなものが感じられる。

  全14曲、どの曲も穏やかで心が癒される、なごみの一枚として重宝している。ストリングスもごく控え目で、メンバーそれぞれが
  際立っていることもない。滅多にないことだけど、本作のような”当たり!”の作品に出会った時は、ジャズを聴いていてよかった、と
  つくづく思う。

 ※ サンドヴァルは、チャーリー・パーカー、クリフォード・ブラウン、ディジー・ガレスビーなどの奏でるビ・バップの虜となる。
   1965年プロ活動を始めた。多彩な才能を持つ、サンドヴァルはクラシック、サルサ、ビバップなど様々な音楽のアレンジを
   手がけている。ピアノの腕も確かで、ピアノ演奏によるアルバムも一枚リリースしている。

   サンドヴァルの半生は、2000年にアンディ・ガルシア主演で「FOR LOVE OR COUNTRY、THE ARTURO SANDOVAL」として
   テレビ、映画化された。


1・APRES UN REVE(AFTER THE DREAM)・・・2・EMILY・・・3・SPEAK LOW・・・4・ESTATE・・・5・A TIME FOR LOVE・・・
6・PAVANE POUR UNE INFANTE DEFUNTE・・・7・I LOVE YOU PORGY・・・8・OBLIVION・・・9・PAVANE・・・10・SMILE・・・
11・ALL THE WAY・・・12・SMOKE GETS IN YOUR EYES・・・13・WINDMILLES OF YOUR MIND・・・14・EVERYTIME WE SAY
  GOODBYE・・・


   ARTURO SANDOVAL(tp flh vo)
   SHELLY BERG(p)
   CHUCK BERGHOFER(b)
   GREGG FIELD(ds perc)


   SPECIAL GUESTS:

  CHRIS BOTTI(tp)
  MONICA MANCINI(vo)
  KENNY BARRON(p)・・・