10~15メートルになる高木で、夏になると青葉の間に清らかな白い花を咲かせる。
つばきにくらべると花びらが薄いので、軽く涼しげに見える。清浄なイメージであることから、仏教上の聖樹、沙羅双樹にちなんで
しゃらのきという別名で呼ぶこともあるけれど、ほんとうのしゃらの木はフタバガキ科で、なつつばきとはまったくの別種・・・
ツバキ科
英名:JAPANESE STEWARTIA
別名:しゃらのき
花言葉:愛らしさ
今日聴いたジャズ・・・
石井彰トリオ・・・「SYNCHRONICITY」
本作は、日本のジャズ・ピアニストを代表する一人、石井彰のリーダー・アルバム。
俵山昌之(b)、江藤良人(ds)とのトリオ作品。
全9曲、石井彰のオリジナル4曲、「SUBLIMATION」「EVERYTHING I KNOW」「SYNCHRONIZED STEP」「WALK BY MY OWN」、
江藤良人のオリジナル1曲、「THE RAINY DAY」、俵山昌之のオリジナル1曲、「RION’S SOUND OF LOVE」、他は、
MICHAEL LEONARD、イヴァン・リンス、JULE STYNEらの曲で構成されている。
それぞれの曲で、一音いちおんに魂がこめられていて、シンプルなフレージングを心がけている、という石井彰の信念が貫かれている。
#3「I’M ALL SMILE」は、あまり知られていないけれど、ビル・エヴァンスのレパートリーの一曲で、軽快な優しさに溢れた
ワルツ。つづく#4「SAIDO DE MIM」は石井彰が大好きなイヴァン・リンスの曲、以前、リンスが来日した時に、自分のアルバムを
手渡して大いに喜ばれたらしい。#8「JUST IN TIME」は、あえてメロディを出さずに演奏されていて、スウィング感のある曲に
仕上がっている。
オリジナルに関しては、#6「THE RAINY DAY」#「RION’S SOUND OF LOVE」が印象深い。前者は、美しいバラードで雨の日の
しっとりと水分を含んだ静かで想いの深い物語を聴いているかのようなサウンドが3人のプレイから醸し出されている。
後者は、俵山昌之が娘さんに捧げた曲で、これもまた素晴らしい。無償の愛情を淡々と、想いをこめて演奏されている。
ラストの「WALK BY MY OWN」は、スティーヴ・スワロウとデュオで録音したアルバム、「ザット・アーリー・セプテンバー」にも
収められた曲で、トリオではまた異なる味わいがあり、豊かな色彩を放っている。
1・SUBLIMATION・・・2・EVERYTHING I KNOW・・・3・I’M ALL SMILES・・・4・SAINDO DE MIM・・・5・SYNCHORONIZED STEP・
6・THE RAINY DAY・・・7・RION’S SOUND OF LOVE・・・8・JUST IN TIME・・・9・WALK BY MY OWN・・・
石井彰(p)
俵山昌之(b)
江藤良人(ds)
2002年4月30日、5月3日、6月21、23日録音・・・