つれづれなるままに聴いたジャズ

  よるの雨の音は

さびしい胸にともしびのように

   ともる



 

やまゆり(山百合)

2013-07-13 15:22:25 | ジャズ


  百合咲くや 汗もこぼさぬ 身だしなみ(有井諸九)

  
  夏の暑さのなかでも、汗をかいた気配のないきりりとした婦人、やまゆりにはたしかに端然としたイメージがある。

  直径15~20センチメートルもある大輪の花で、白い花びらの内側に黄色いすじ、赤い斑点という華やかな色彩、

  むせかえるような芳香は、他の花を圧倒するほど。神奈川県の県花としても知られている・・・


  ユリ科

  英名:JAPAN LILY

  花言葉:荘厳


  今日聴いたジャズ・・・


  MAL WALDRON TRIO・・・「NO MORE TEARS」(FOR LADY DAY)



  本作は、1926年8月16日生まれ、アメリカ・ニューヨーク州ニューヨーク出身、ジャズ・ピアニストで作曲家、
  ハード・バップ、ソウル・ジャズ奏者として知られるマル・ウォルドロンのリーダー・アルバム。

  タイトルからも分かるように、ビリー・ホリディに捧げたアルバムのように思われる。

  全9曲中、マル・ウォルドロンのオリジナル3曲(2、3、6)他は、デューク・エリントンの曲を含むスタンダードで編成されている。

  どの曲も穏やかで、ピアノばかりが際立っていることもなく、ここでは、PAULO CAEDOSOのベースが一役かっている趣が感じられる。

  マル・ウォルドロンの「NO MORE TEARS」「MELANCHOLY WALTZ」「ALL NIGHT THROUGH」の3曲に関して言えば、彼独特の”悲しみ”

  がよく表現されている。多くのアルバムを残しているけれど、全作品がよい(心に響く?)わけではなく、ハズレで手放した作品も多々

  ある。前回書いた「オール・アローン」は気に入っているし、本作もフェイバリットの中の一枚。


1・YESTERDAYS・・・2・NO MORE TEARS・・・3・MELANCHLY WALTZ・・・4・SOLITUDE・・・5・LOVE ME OR LEAVE ME・・・
6・ALL NIGHT THROUGH・・・7・AS TIME GOES BY・・・8・SMOKE GETS IN YOUR EYES・・・9・ALONE TOGETHER・・・




    MAL WALDRON(p)
    PAULO CARDOSO(b)
    JOHN BETSCH(ds)


   1988年11月1、2、3日録音・・・