昨日今日明日

きのうを思い、きょうを実感し、あすに想いを馳せよう。
若年性或いは老人性痴呆症にならない為にもね?

songzhaoのボケ封じ数学講座第17講

2006年06月21日 | Weblog
 ダークダックスが歌った有名なロシア民謡に『一週間』という題名の曲がある。
 内容はこんなふうであった。
 
 日曜日に市場へ出かけ糸と麻を買ってきた
 月曜日にお風呂をたいて、火曜日にお風呂にはいり
 水曜日にあなたと会って、木曜日に送っていった
 金曜日は糸巻きもせず、土曜日はおしゃべりばかり
 恋人よこれが私の一週間の仕事です

 これでは、ロシアの女性は一週間を通して、全然仕事をしないではないかとロシア人の国民性を疑う人も出てきたりするのももっともなことである。

 私などロシア語などまったく嗜んだこともないのだから、この翻訳が妥当なものか知る由もない。ただ、子供たちに一週間という観念を教える歌としては、嫁入り前の娘を主人公としていて、彼女はいやしくも決して勤勉ではないという所が、いかにもロシア的なのだろう。ひょっとしたらその昔、ロシアでは女性が働かないことが美徳であったのかもしれない。

 そういった理屈はさておき、感心させられるのは、一週間は7日であり、各曜日ごとの仕事内容を一対一に対応させて印象的に記憶させる構成となっているのは、いかにも数学的である(私たちの世代では数学的一対一の対応という観念を学んだのは、高校生になってからであった)。
 それにしても、こういう観念を子供のうちから認識させていたロシアにおいて、メンデレーエフなる天才が出現したこは無縁ではないのであろうと思う。
 子供のうちから、カレンダーという周期表がイメージできることは数学的頭脳を育む必要条件の一つであったろう。

 私などは、かつての帝政ロシア皇帝の西欧の文化に遅れをとってはならじという心意気に感じいる一人である。

 ここで、2006年のカレンダーを眺めてみよう。

 春分の日は3月21日である。私はクリスチャンではないので、つまびらかではないのであるが、クリスチャンにとって、春分の日が3月21日という宗教的意義は殊更重要らしい。
 夏至は、6月21日、秋分の日は9月23日、冬至は12月22日となっている。

 2005年の冬至・・(89日後)・・春分の日・・(90日後)・・夏至・・(94日後)・・冬至・・・・・これで、前年の冬至から今年の冬至まで一年すなわち365日が経過したことになる。

 それでは、夏至(184日)冬至(181日)夏至までの一年間(計365日)と、春分(186日)秋分(179日)春分(179日)の一年間(計365日)の仔細について考察したい。

 太陽を回る地球の軌道は、楕円軌道だといわれている。素人の恐ろしさは、たった一年の事象を考察して、鬼の首を取ったが如き暴言を吐くことであるが、それでも主張は主張だと思う。所詮「おいらも」ナルシストである。拙速な意見とはこのようなものだ。

 夏至から冬至へ向かう時の方が、冬至から夏至に向かう時に比べて、184日ー181日=3日長いのである。
 北半球においては、夏至とは太陽と地球が最長距離に達する点であり、冬至とは最短距離に達する点である。私は天文学者ではないので、全く理解できないのだが、この自然現象を説明するするのは、専門家でもははなはだ説明に窮するのではないかと思う。何故かといえば、夏至点、太陽、冬至点が一直線上にないのではないかと思うからである(その場合楕円軌道は正確な楕円ではなく歪んでいる)、或いは、宇宙にはジェト気流のような気流があって、夏至から冬至へ向うときの方が、冬至から夏至へ向かう時に比べスピードが遅れてしまうのではないか?などと邪推するのである。とにかく、単純素朴な謎である。

 この種の宇宙の風が存在するなら、コマを廻した時、左回りに廻した時場合と右回りに廻した場合に重さ(質量)に差が出てしかるべきだと確信するのであるが、未だそんな話は聴いたことがない。

 また、春分から夏を経験して秋分に至る日数の方が、秋分から冬を経験して春分に至る日数に比べて(186日ー179日=7日)長いのである。この事象なら、私のような素人にも、地球の軌道が楕円形である以上必然であると理解できる。

 春分点、秋分点というのは、太陽の中心から北極点、南極点が等距離になったときを言う、すなわち太陽と地球の地軸が平行となる時をいうのである。これは、地球が軌道面から23度30分ほど傾いて太陽の周り公転をしていることから派生する自然現象である。
 とても納得し難いことであるが、北半球においては、冬季の方が夏季より太陽との距離は短いのだから、不思議といえば不思議なことである。

 折りしも今日は、一年で昼が最も長い夏至、6月21日水曜日である。
 
 それでは、今年の1月1日は何曜日であったのか?。因みに今日は元旦から数えて、172日目の水曜日であるから、172日ー(7日*24週)=4日、そして、4日目を水曜日と数えると、3日目=火曜日、2日目=月曜日、1日目=日曜日ということになり、2006年元旦は日曜日であった。されば、2006年大晦日は何曜日か?。

 元旦は、日曜日であったのだ。365日ー(7日*52週)=1という計算が成り立つ。1を日曜日と数えればよいのであるから、大晦日は日曜日である。

 誰が知恵を絞ったか知る由もないのであるが、平年においては、年初の曜日と年末の曜日は同じとなり、次の年は、前年の元旦だった次の曜日から始まる。閏年の場合は、次の年の最初の曜日は前の年の年初の曜日の次の次となるのである。このように、人類の知恵はそこはかとなく深いのである。

 人類同士の絆を感じあいたいものである。今日の僕は些か「コスモポリタン」なのだ!。