富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

シーズン真っ盛り

2008年10月25日 | きのこ

キノコシーズン真っ盛り、皆さんあちこちでキノコ採取に忙しいですね。

 小生も、今日午前中に眼目のトガ(モミ)並木でアカモミタケをGet、午後からは八尾の高島さんと吉峰で県の行事の手伝いをしてきました。
吉峰の研修室周辺の芝生の上に貼付のようなキノコが群生していました。Simgp0740 
Simgp0741
「北陸のきのこ図鑑」の「32オオヒメノカサ近縁種」ではないかと思います。
どなたか、コメントをよろしくお願いします。橋屋さんには火曜日まで期待できませんので。
 2日の鍋会が近づいてきました。冷凍の材料は、前日から解凍願います。また、容器にはマジックで記名願います。御協力よろしくお願いします。
-- 上市 武田 --

武田先生へ
オオヒメノカサか(Hygrocybe ovina)?オオヒメノカサ近縁種(Hygrocybe sp)か?見た目では判断できないようです。
オオヒメノカサ(Hygrocybe ovina)はひだや肉に傷をつけると赤変の後黒変するのに対し赤色しないので近縁種としているようです。
発生環境や顕微鏡でのミクロ的な特徴は同じなのに、変色するしないは大きな意味を持つようです。変種の範囲がどの程度か、素人にはわかりにくいですね?
図鑑にオオヒメノカサ近縁種として記載されると、そのままの名前で永久的に使用されていくのも何だか不自然に思います。良く見られるきのこですので、専門家が早く命名されると言いのですが・・・・。
芝生の中にはこのきのこに混ざってコキイロウラベニガサ( Entoloma ater Hongo )に似たきのこが発生します。大きさや傘の表面の色が似ているので混同して採取されている場合があります。ひだの色で判断できます。
頼成の森無事に終了しました。ここでもツキヨタケが採取されました。

栗林義弘

栗林 様

 お疲れのところ早速の解説有難うございます。
 ひだや肉の色、傷をつけたときの変色など判断が難しいですね。
 今一度確認してみたいと思います。また、コキイロウラベニガサ(タケ?)にもお目に掛かりたいですね。
 確かに「オオヒメノカサ(の?)近縁種」という記載には不自然さを感じました。
 これからもよろしくおねがいします。
  上市 武田


古洞ダムでもツキヨタケ発生

2008年10月25日 | きのこ

富山キノコクラブの皆様
橋屋様

今日は古洞ダム、太閤山ランドを歩いてみました。
古洞ダムでもコナラの立ち枯れ木にツキヨタケが発生していました。
S048 S052 安居寺だけではなさそうですね。

その他にクリタケ、ハナビラニカワタケがあり、ハナビラニカワタケは、茹でて酢醤油で食べてみました。

S047
S029 味はあまり感じませんが食感は中々で、最初に口にする時にはチョット抵抗がありますがお薦めの一品です。

太閤山ランドではキノコ籠をもったお年寄りに出会いました。声をかけたところマツタケを探しているとのことで、「5~6年前までは年に数個採った」と話していました。 最近は採れないものの、やはり気になる様子でこの季節なると自然と足が向くとのことでした。しばらく一緒に歩きましたがやはり駄目でした。

_/_/_/_/_/  四ツ木 丈司  _/_/_/_/_/


10月末の今もツキヨタケが発生!

2008年10月24日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
昨日、本日と待望の雨が降りました。
これできのこがたくさん出てくれるものと思います。

今年のきのこで面白いのは、10月も末になった今でも植物園にツキヨタケが持ち込まれることです。
この10月は気温が高かったのか、地球温暖化のせいなのか、または雨待ちで出ることが出来なかったツキヨタケが今になって出たのか、その原因はわからないものの、ツキヨタケが出ていることは確かです。
先日も安居寺公園のツキヨタケを紹介しましたが、今日持ち込まれたのは八尾町上笹原の神社からでした。
いずれもツキヨタケの多いブナ帯(有峰など比較的標高の高い場所)ではなく、コナラなどの生える低山帯だったことが気になります。
現在、富山県内ではカシノナガキクイムシによるナラ枯れが広がっていますが、この枯れたコナラやミズナラもツキヨタケの生育場所になり得るのか、私には大きな関心があります。
もしこれらの木にツキヨタケが出たという情報をお持ちの方はぜひ橋屋までお知らせください。

昔の山に住む人の言い伝えに「9月のきのこは食べられないが、10月のきのこは食べられる」というものがあります。これは9月のきのこは気温が高いために腐りやすいということもあるでしょうが、私はブナの木に出るツキヨタケとムキタケを発生期で区別したものであると思います。
しかし、今年のように10月末までツキヨタケが発生するようになると、この言い伝えを信じることができませんね。

また先ほど富山市岩瀬の諏訪町(一番海岸より)から、街路樹の下に発生したハタケシメジがたくさん届きました。多分、植え込みに施された肥料か、植える前に施肥されたものから発生したものと思いますが、それは立派なもので、まだ多量に残っていると聞きました。
平地のきのこも雨待ち状態だったと思います。この雨できっといろいろなきのこが顔を出してくれるでしょう。
でも絶対に、名前のわからないきのこは食べないように願います。

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/


東京ツアーの予告

2008年10月23日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
以前からお話していました東京ツアーについて、現在業者に見積もりを出してもらっています。
日程は、11月22日(土)~23日(日)の1泊2日で、22日は早い目の列車で東京に向かい、向ヶ丘遊園にある生田緑地で菌類懇話会の観察会を見学し、夕食は恵比寿のマッシュルームを考えています。
 また翌日23日の午前は上野の科学博物館で行われている「菌類のふしぎ」展を見学し、昼食後北陸へ戻る予定です。

業者には、現在東京往復の交通費とホテルがセットになったものを探してもらっています(一部の方へは金沢・東京も考えています)。
またこのセット価格が出ましたら、これに東京内の交通費、夕食代等を含めた概算を出させて新たな案内をさせていただきますので、これを参考にしていただいて申し込みをお願いします。
次のお知らせでは、申込み期限もお知らせいたしますので、この日以内に申込みください。
なお、このツアーはきのこ部会有志で行うもので、友の会とは関係がありません。また友の会会員以外でも受け付けます。

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きのこ鍋会の案内とお願い

2008年10月22日 | インポート

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
いよいよ今年最後の野外観察会&きのこ鍋会の11月2日(日)が近づいて来ました。
まだ申し込みをされていない方は至急、橋屋までご連絡ください。
集合は頼成の森/森林科学館前に10時です。
(当日、科学館の教室は別の団体が使うので使用できません)

その時、きのこ鍋に入れるきのこですが、絶対食用に自信のあるきのこ以外は入れないでください。
もし中毒(きのこ中毒だけでなく腐敗による食中毒でも)が起こると、以降このような楽しい行事はできなくなります。くれぐれも注意ください。

また人により中毒すると言われるチチアワタケやハイイロシメジ、スギタケ、ツチスギタケなども遠慮ください。自分は当たらなくても誰か一人でも当たればこのような行事は万事急須です。
ですので、自信のないきのこは避けていただけますようお願いいたします。

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園  橋屋 誠 _/_/_/_/_/