富山きのこクラブ

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きのこの魅力再発見

2010年10月30日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

台風14号が接近していて雨模様です。
伊藤家がソラの散歩を終えて、中田家♂♀がナメコの様子見に出発する頃に大粒の雨が降り出しました。
あらゆる誘惑を撥ね退けて、今日は柏崎市立博物館で行われているきのこ展の見学です。
菌懇会の粋菌の皆様のお薦めです。

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瀟洒な博物館の外観とエントランス。
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入り口を入ると、生きのこの標本と紙粘土きのこの展示があります。
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食中毒の多いきのこの注意啓蒙用のチラシが置いてあります。ツキヨタケ・ドクササコ・クサウラベニタケの3種盛りで注意を喚起されています。
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シロシメジモドキ[Clitocybe geotropa var Subinvoluta]
Dscn0974 こいつは初めてお目見に掛かりました。
コクリノカサモドキを大きくしたような感じです。

紙粘土きのこの展示。3階建てのヤグラタケもあり、とても楽しい企画と思いました。
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きのこ展示へのエントランス。
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右手にきのこ写真。以前、図鑑に使用した写真も展示してあるとのことです。
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左手はきのこ絵の展示の始まり。菌懇会会員の澤田氏の作品がズラリと展示されてます…皆様、機会が有れば是非ご覧ください。
ため息が出るほど美しい作品です。
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ウスキキヌガサタケ
[Dictyophora indusiata (Vent.:Pers.) Fisch.]
Dscn0981 あまりにも美しすぎて言葉になりません。

バライロウラベニイロガワリ[]
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きのこ切手のコレクションも素晴らしい!日本初のきのこ切手は1974年のシイタケだそうです。その他、井沢氏の写真を拝借した外国のきのこ切手の記事など、面白い内容が満載でした。
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きのこの彫刻作品、手前の大きな奴は「ヤマドリタケ」の一刀彫。写真でも目視でも判り難いのですが…柄の網目まで詳細に彫られています(説明を受けて初めて判りました)。
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陶製のきのこランプ。
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こちらも陶器で出来たきのこのオブジェ。
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きのこ研究会の副会長さんが料理旅館の料理長だそうで…「食」をテーマの展示コーナー。
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ナメコ・マイタケの茸饅頭
Dscn0987 これは美味しそう!でも伊藤家♀がライバル宣言!
「きのこの原形を見せない調理なら、もっとバリエーションは増えますよ~」とのことでした。
私としては…触らぬ神に祟りなし…です(^^)v

四つに区切って四季のきのこ写真の展示です。
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「富山から来た」と言ったら、柏崎きのこ研究会の布施会長と竹村氏が、展示の解説をしてくださいました。大変有難うございました。
相変わらずボケボケの写真で…済みません(^^;
Dscn0980 柏崎きのこ研究会は1991年(平成3年)発足、現在の会員数は60名くらいですが、常時、活動しているのは10名ほどだそうです。

受付担当のKさんは紙粘土製のトガリアミガサタケを作成中。
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柏崎市立博物館発行の図鑑です。
イグチの仲間を、柄の特徴をスタートにして検索する構成を採っています。各ページには詳しい解説文は記載されておらず、マクロ的な観察のポイントを判りやすく解説されております。
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布施会長曰く「長々と説明文が書かれていても、一般の人には何が書かれているのか判りません。この図鑑は、そういった伝達不可能な部分を削ぎ取った形にしました。」との事です。
明快な主張があって気持ちが良いほどです。
いろいろな図鑑が出版されていますが、一体、誰を対象にした図鑑なのか…あるいはもっと広げて、誰を対象にした展示会なのか…自分たちの主張の発露なのか?考える余地は充分にありそうですネ。

帰りに「紅葉の名所 松雲山荘」に寄って、まだ早き紅葉を愛でてまいりました。
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富山きのこクラブの皆様
現在、COP10が話題になっていますが、きのこ会の多様性も面白いですね。
日本のきのこ会の有り様、考え方等…ホントにお隣の県ですが勉強になりました。そして、グループの層の厚さ、活動内容の幅広さは、やはり時間がはぐくむものなのでしょうか?
今度の合同合宿は北信越で…如何なものでしょうか?

では。

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1 コメント

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シイタケの切手が日本で最初のきのこ切手か (天野 典英)
2010-10-31 08:57:46
シイタケの切手が日本で最初のきのこ切手か

最近シイタケの切手を日本で最初のきのこ切手とする記述を見かける。

キノコそのものが図案となっている切手としてはたしかにシイタケの切手が日本最初であるが,それ以前に発行されている「琉球切手」にきのこ形の根付が描かれているものがある。

きのこ切手をどのように定義するかにもよるが,シイタケの切手が日本で最初のきのこ切手と強調するのは如何なものであろうか。

琉球もれっきとした「日本」である。
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