富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

ナラタケに遭遇

2005年05月29日 | きのこ

昨日、永瀬さんをさそって、妻とみゆきちゃんと4人でY村へ行って来た。皆のスケジュールがなかなか合わなくて、五月も終わりになってしまった。万波は工事が始まって通行できない様子だ。

山吹峠の手前の谷に入る。ウド・ミヤマイラクサ・ワラビ。
牧場の手前の笹薮に潜り込んでネマガリタケを採った。青々としたわさびが白い花を付けていてとてもおいしそう!
DSCN0320昼食後、秋に何時もハナイグチを収穫する唐松林に入ったが、下草がきれいに刈られていた。笹藪も刈られていてネマガリタケは全然だめだったが、アシボソノボリリュウタケ(Helvella elastica)を発見。
DSCN0323DSCN0325今年の新年会で高岡きのこ氏が「有峰林道の開通の時期にナラタケを採りに行く」と言っていた。今年は春のナラタケを!と思っていた矢先に遭遇した。一箇所はちょっと古くなって流れかけていたが、もう一箇所は幼菌のまま半ば乾燥状態であった。

DSCN0326DSCN0327皆と別れた後、越中ユートリアで汗を流した。夕食にナラタケの味噌汁、焼きススタケを美味しく味わった。ウドを塩漬けにして、ススタケの始末は今日これから…。


嘉例沢森林公園

2005年05月21日 | きのこ
DSCN0309会社で半日仕事をしてから、嘉例沢森林公園へ行って来た(シャグマを探しに)。良く判らないながら、途中で顕微鏡観察の際のピスに使うニワトコを採取した。家に帰って図鑑を調べたら、どうやら正解のようだ。まだ山桜が…タムシバが…ツツジが…咲いていた。昨年観察会を行ったキャンプ場では、どこかの一団が宴会を開いていた。谷筋には雪が残っており、ここはまだ初春の様相だ。

DSCN0310DSCN0316天気は快晴、昨日は蜃気楼が出たそうだが、今日はどうだろう?黒部川の扇状地が一望できる。登山道まで登ったがきのこは全然発見できず、途中に見事なワラビ畑があったがまだ時期尚早のようだ。ゼンマイ、ワラビ、ススタケ、コシアブラを収穫した。

DSCN0315帰り道にカモシカが飛び出してきた。車を恐れている様子は無く、悠々と林の中に消えていった。手振れの写真しか撮れなかったのは、つくづく、撮影技術の未熟さを感じるが、写真の世界に足を踏み入れるつもりは無い。

DSCN0317ゼンマイの処理をして、ワラビを湯漬けにしてから、瓶詰めにするほどの量ではないので、一杯やりながらススタケを剥いた。明日の朝食はススタケの味噌汁だ!v(^^)v






宮川/洞

2005年05月08日 | きのこ
永瀬さんと宮川村/洞へ山菜取りに行ってきた。

DSCN0305昨年の台風被害はまだ完全に復旧していないが、東海地震対策用の組立橋が設置されて、なんとか道路は確保されている。万波まで行けそうとのこと。奥能登同様、やはり山は1週間ほど昨年より遅いようだ。
DSCN0308地面の朽木にヒラタケが発生していた。いかにも美味しそうだったが虫食いだらけで断念。
もう1種類、茶色の良く判らないキノコが出ていた。スギタケの仲間のように思えるのだが…

夕食はタラの芽、コゴミゼンマイ、キノシタ、ウド、コシアブラの天麩羅、明朝はススタケの味噌汁の予定。ゼンマイの灰汁抜きとウドの塩漬け…山菜の処理に11時までかかってしまった。
明日は仕事にならないだろうナァ



朝の散歩

2005年05月05日 | 日記・エッセイ・コラム

DSCN0303今朝はソラと2時間くらい散歩をした。科学文化センターまでキノコ撮影の準備万端だったが何も発見できなかった。
帰り道で三面八臂(数が合わない?)の馬頭観音像を発見した。立山へ行く昔の街道の途中にあり、成人の儀式としての立山登山に際してこの観音像まで家族が見送りに来たそうである。馬頭観音は海や陸の交通安全の守り神、頭の髪の毛の中の馬は白馬になって海や山の受難者を救いに行くと信じられていた…と立て看板に書いてあった。
街を歩くと思わぬものに出くわすのは楽しい。

やっとスタッドレスタイヤを交換して…カレー氷見うどんを食べて…植物園へ野生の蘭展を見に行って…床屋へ行って…明日から会社だ!


奥能登山菜・野草観察その3

2005年05月01日 | きのこ
私のたっての願いで、マツタケ山を見せて貰う事となった。
050501_mathutakeyama1この山は大野さんのお隣さんの山で、県が補助金を出して、能登マツタケ山の再生事業を行っている由。かつては1シーズン150Kgも収穫でき、マツタケで1年間暮らしたそうだが、手入れをする人もいなくなり、だんだんと山が荒れていっているとの事…山中に番小屋があり、シーズンともなれば人を雇ったり、親戚総出で監視しているそうだが、今でも盗人は後を絶たないそうだ。
このお隣さんご夫妻にお会いした。なかなかりっぱなお家だが、息子は後を継がずお二人の代でお終いだそうだ…私がもらおうかしら?

050501_urasima1まるで釣り糸を垂れているような姿から「ウラシマソウ」という名前がついている。サービスエリアで1株1200円で売られていた。
ゼンマイ、ワラビ、蕗、セリ、釣鐘にんじん、ヨモギ等を採取。約2時間ほどの山歩きだったが、暑くて疲労を感じた。

能登食菜市場で昼食…かに釜飯。縞えびと鯛の御頭を仕入れて、明日は舟田と飲むことにしよう。
七尾美術館で長谷川等伯の「松林図」を観た。愛する家族を失った悲しみと孤独感が、焦燥として靄のかかった七尾の松林に投影されているのだとの事で…妻と二人でブルーな気分に落ち込んでしまった。本当に国宝と呼ばれるだけのものではあるが…等伯の作かどうかは論議があるそうだ。