富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

眼目アカガシ

2009年09月28日 | きのこ

山きのこクラブの皆様、橋屋 誠 様

しばらくです。
きょう眼目(さっか)でアカガシのカシナガ被害を見てきました。
昨年、消毒されたようで、木屑などは出ていなかったですが、写真のようなきのこの幼菌が地上30㎝ほどの周り全体に見られました。
01 02 03 どんなきのこでしょうか。
いまは青々としていますが、このアカガシ巨木の運命はいかに・・・。
--- 武田宏 ---

武田先生
富山きのこクラブの皆様へ。

植物園の橋屋です。

雰囲気からまだ幼菌のようですので、今後(秋が深まれば)下の面に管孔ができ、種の特徴もはっきりするのではないでしょうか?
カシノナガキクイムシが入っても全ての木が枯れるとは限りません。先日、婦中町千里にある常楽寺に行ってきましたが、ここのウラジロガシもかなりカシナガにやられており、カシは枯れた個体、枝が半分程度枯れた個体、まったく変化なく葉が茂っている個体がありました。
ただ、写真の硬質菌は材の枯れた部分を食べて生活していますので、木が弱ればより広範囲に発生するものと思います。いずれにせよ木が衰弱する気がします。

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/

富山きのこクラブの皆様、橋屋 誠 様

あれから一週間、幼菌が次のようになっていました。
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ちょっと写りが悪いですが同定願えますか。
・:武田:・

北陸3県きのこ会合宿 Part 2

2009年09月27日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

三県交流会の二日目は吉峰樹木園での観察です。
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10:00 このみの家の前で同定会が始まりました。Dscn0084
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アラゲホコリタケモドキ
[ Lycoperdon pedicellatum Peck ]
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シロウロコツルタケ
[ Amanitopsis clarisquamosa ]
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キヒダフウセンタケ
[ Cortinarius xanthophyllus (Cooke) R.Henry ]
Dscn0088 秋にブナ科の広葉樹の林内に発生。表面の色は紫褐色で湿っていると多少ぬめりがある。ひだは初め黄色からレモン黄色で後には黄褐色になる。 密で柄に上生。柄はひだと同色で、根もとは塊茎状にふくらむ。

タマゴタケモドキ
[ Amanita subjunquillea Imai ]
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ヌメリニガイグチ
[ Tylopilus castaneiceps Hongo ]
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ネンドタケ
[ Phellinus gilvus (Schw.:Fr.) Pat. ]
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ケフクロツチガキ
[ Geastrum velutinum (Morg.) Fisch. ]
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キクモンクヌギタケ
[ Mycena chrysantemiformis Har. Takahashi ]
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コクリノカサモドキ
[Hygrophorus nemoreus]
Dscn0094 「モリノハダイロガサ」「ユキワリモドキ」などの地方名が有る由。「東北のきのこ図鑑に載ってるよ」とご教授されましたが…確認できず、北陸のきのこ図鑑の和名をそのまま記しました。

[ Agrocybe firma ]
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井口さんから糞生菌のレクチャーを受けました。
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宮田さんのノートは未解読。まとめることが出来たら、報告します(^^;
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ウズゲツチイロタケ
[ Russula ochricompacta Bills & Miller ]
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[ Russula amalissima ]
Dscn0101 ヤブレベニタケの近縁。カサ表面に微毛の有る点が、ヤブレベニタケ[Russula lepida (Peck) S.F.Gray]と異なる。

ホオベニシロアシイグチ
[Tylopilus valens (Corner) Hongo & Nagasawa ]
Dscn0102おなじみのきのこですが、… ヒポミケスキン(タケリタケ菌)に侵されると緑色に変色します。「北陸のきのこ図鑑」を参照してください。先の観察会では紅く染まったカワラタケが観察されました。

12:00 「お昼は勝手に食べてね」ということで、北陸三県きのこ会の交流会は無事終了しました。
Dscn0103 今回も大変楽しい交流会でした。来年も楽しみですネ。

帰りに、本日二度目のに浸かって帰路に着きました…といっても我が家までは20分の道のりです。
夕食は、皆様から好評をはくしたきのこ三昧のパート2

秋のきのこのビーフストロガノフ
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アミタケの煮付け
Dscn0111 独特の食感がたまりません。富山ではシバタケと呼ばれて、超人気のきのこです。

いろいろきのこ…穴の谷(あなんたん)醤油漬け
Dscn0109 ショウゲンジ・クリフウセンタケ・シャカシメジを上市町の特産醤油漬けにしました。名部さんちから教わったレシピの応用だそうですが、酒の肴に最高です。是非、お試しください。

ところで、妻の報告によると…
件の舞茸は、いつもの湧き上がるような香りが無いなぁ~と思っていたところ、レシピが書いてある敷き紙の裏に「原木栽培」と記載されていた由。
「あのシチュエーションで売っていたら、詐欺だろ~!」と叫んでも、後の祭り…鮎の「天然造り」と同じですよね。
天然の黒舞茸がそんなに安いわけが無いですよね(^^) 最初から判っていたら、少し天日に曝すのだったのに…甘かったなぁ、くやしいなぁ。

_/_/_/_/_/ Sola1one _/_/_/_/_/


北陸3県きのこ会合宿 Part1

2009年09月26日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

平成21年度北陸三県きのこ会交流会が開かれました。今年の幹事は富山県、観察地は有峰と吉峰樹木園で、菌類懇話会顧問の井口潔氏の講演会も企画されておりました。
伊藤家は山の村側から有峰に入りました。

ハナイグチ
[Suillus grevillei (Klotz.) Sing.]
Dscn0052 もう最盛期を過ぎつつあります。

クリフウセンタケ
[Cortinarius tenuipes]
Dscn0053 こちらのクリフウセンタケはコナラ林に出ていました。

マイタケ
[Grifola frondosa (Dicks.:Fr.) S.F.Gray]
Dscn0054 あまりの見事さと安値に、伊藤家も1800円の一株買い求めましたが…後日談あり。

12:00 有峰ビジターセンターに60人弱の会員が続々と集合しました。天気予報は晴れなのに、霧雨状態です。山の天気は判りませんね。
Dscn0057 猪根平・キャンプ場・砥谷半島の3つのコースに分かれて採取が始まりました。今年は例年に比べて10日ほどきのこの発生が早まっていると…専らの観測です。

ナラタケ
[Armillariella mellea (Vahl:Fr.) Karst.]
Dscn0050カサ表面の中心部分に黒いささくれが無いのがホントの”ナラタケ”、有るのは”××ナラタケ”と名前が付くそうです。

14:00 降り出した雨を避けて、旧有峰ハウスの中で同定会が始まりました。思いの他、たくさんのきのこが集まりました。
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ツガタケ
[Cortinarius claricolor (Fr.) Fr.]
Dscn0059 出てきましたね~!。井口さん、頭を傾げながらの同定…オオツガタケとは違うし、ヒワダノクリツガタケとも違います…いきなりこんな奴に出会うとは、本日はこれだけで満腹です。

ウスキブナノミタケ
[Mycena luteopallens (Pk.) Sacc.]
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アイカシワギタケ
[Cortinarius cyanites Fr.]
Dscn0063 カシワギタケですか…これも(私的には)意味深な和名ですね。

シロカラハツタケ
[Lactarius torminosus (Schaeff.:Fr.) S.F.Gray]
Dscn0064 白い奴はお初にお目にかかりました。

オオササタケ
[Dermocybe cinnamomeides (Hongo) Hongo]
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16:30 夕食前に(皆さんがシラフの内に(^^;)井口さんに依る「木の実に生えるきのこ 他」と題する講演会が始まりました…と思いきや!
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「今朝、バタバタしていてメモリースティックにファイルを入れ忘れました…m(_ _)m…せめての罪滅ぼしに講演予定のファイルを後日お送りします。(イグチ)」てな訳で、会場は一時騒然となりました。
しかし、そこはそれ、皆さん温厚な北陸人ですので、ただただにこやかに笑い飛ばされておりましたが…これが関東ならどうなったでしょう?

途方に暮れる?栗林さん…
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こんな事は日常茶飯事(?)。百戦錬磨の橋屋さんが急遽、後半の部のコンテンツをご披露なさいました。
内容は…大阪自然史博物館で行われているきのこ展の見学報告…ということで、面白おかしく展示内容のご紹介がありました。(ボケ写真ですみません)Dscn0070

「このドクツルタケは違っている可能性が高い」とは井口さんのコメントです。
Dscn0071 再三出てきています、タマゴタケモドキの白いタイプが正解かも判りません。

講演会も無事に終わって、一風呂浴びてから、夕食-懇親会となりました。冒頭、池田先生からご挨拶をいただき乾杯の音頭を取って頂きました。
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来年の三県交流会は福井きのこ会が幹事で、7月10・11日に行われる由、福井きのこ会 笠原会長からご案内があり、お開きとなりました。
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夕食後、スライド勉強会へ突入!
日和田観察会で仕入れた銘酒「七笑」の紹介をされる橋屋さん。
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各県のきのこ会からきのこ写真の紹介がありました。
この後、明日になるまで池田先生を囲んで、延々ときのこ論議が続きましたが、私の記憶とメモは不明状態となりました。

井口さん曰く、「いわゆる、”クリフウセンタケ”と呼ばれているきのこについては、日本各地から標本を集めて整理する必要がある」そうです。
先日、魚津在住の会社OB先輩から頂いたクリフウセンタケは「カキシメジ」と呼ばれておりました。

_/_/_/_/_/ 明日に続く Sola1one _/_/_/_/_/


町内会秋祭り

2009年09月23日 | 日記・エッセイ・コラム

シルバーウィークの最終日は町内の祭り。
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子供神輿を担ぐ人数が不足しているので、子供にも結構な負荷が掛かる。
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毎年、お菓子や射的で子供たちを集める…ハーメルンの笛吹き男?にこんな話がなかったか?

驚いたことに、鉄砲を撃つ時に引き金を引かなければならない事を知らない小学男子がいた。日本の国防は危ういよ。


神通川の鮎を喰らう会

2009年09月22日 | 日記・エッセイ・コラム

恒例となった、神通川の鮎を喰らう会が行われた。今年は、8月の長雨の影響で鮎の成育が芳しくなかったそうだが…結構な数がそろっている。
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キロ5000円の牡丹肉が豪快に切り出された。仲間の猟師からの差し入れだそうだが…とても美味しかった。
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物欲しげなソラ
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帰りに越中ユートリアで一風呂浴びて帰った。