富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

ムラサキヤマドリタケ他

2009年07月29日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

野澤です。久しぶりに投稿します。
昼休みに岩瀬運動公園に行ってきました。カラスの写真で大体分かりましたが、橋屋さんに聞いたら、やはり皆さんが採取しているスポットだそうです。

0243 ヤマドリタケモドキ
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0244 ムラサキヤマドリタケ(栗林さん同定)
Img_0244

0240 ?
Img_0240ある県の林業試験場のホームページにあるアメリカウラベニイロガワリの写真に非常に似ているほか、特徴が一致したのでこれだと思いましたが、橋屋さんによると本郷先生に見せてもらった標本は根元に菌糸が付いていたが、これには付いていないということで ? となりました。(橋屋さんのお話をメモしなかったので正確でないかもしれません。 (^_~;)  )
北陸のきのこ図鑑にも同じ記述があります。

0234 コウジタケ
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射水市 足洗潟公園、射水市の現場から草島の事務所へ戻る途中立ち寄りました。

_/_/_/_/_/  野澤です _/_/_/_/_/

野澤さん、皆さん

種山さんに拠ると、管孔の赤いイロガワリは正体不明だそうです。しかし、氏には現在、各方面から多大なる標本が送られてきており、消化不良を起こしている様子です。従ってこのイグチの正体解明は来年の課題となりそうです。

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観察会@立山青少年自然の家

2009年07月26日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

今年最初の観察会が立山町の来排山周辺で行われました。天気は生憎の雨模様、20人の参加が有りました。
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ニガイグチモドキ[Tylopilus neofelleus Hongo]
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ヘビキノコモドキ[Amanita spissacea Imai]
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ベニタケの仲間
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雨を避けての同定会。
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こちらは、他所で採取されたきのこです。ハイカグラテングタケ・マントカラカサタケが一際目立っています。
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ヤマナラシノアオネノヤマイグチ
[Leccinum duriusculum (Schulzen) Sing.]
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アオゾメツチカブリ[Lactarius glaucescens Crossl.]
Dscn1420 傷を付けると青っぽく変色します。

タマゴタケ[Amanita hemibapha ssp.hemibapha]
Dscn1424 既にパックに納まってます…美味しそう。皆さんの垂涎の的でした。

観察会の終了後、グリンパーク吉峰に行く途中、豪雨の中、樹木園に寄ってきました。ベニタケの仲間を中心に、様々なきのこが林立していました。

ナラタケモドキ[Armillariella tabescens (Scop.) Sing.]
Dscn1425 桜園付近でナラタケモドキが大量に発生していました。大部分が腐敗していましたが、まるでゼンマイ畑を見るような…見事な発生振りでした。

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皆様へ
今日(26日)小沢さんがブドウニガイグチ(Tylopilus vinosobrunneus)を1個体持参されていました。
先日(23日)に兼六園の調査時にブドウニガイグチモドキ(Tylopilus sp)が採取されたので、池田先生に違いを確認しました。
ブドウニガイグチモドキ[Tylopilus sp]
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兼六園の写真添付します。
ブドウニガイグチ :肉が苦渋い。傷口が淡赤褐色に変色する。ブドウニガイグチモドキ:苦みが無い。傷口の変色性が無い。
同定時に大変役立つと思います。 
顕微鏡的には胞子の形・大きさも違いますが、シスチジアの違いが重要です。
ブドウニガイグチ :縁は棍棒形。側は紡錘形。ブドウニガイグチモドキ :縁は紡錘形。側は紡錘形で大型。

_/_/_/_/_/ 栗林 義弘 _/_/_/_/_/

きのこ部会の皆様、橋屋様へ

莱拝山から傘径6㎝で、切ると傘の肉が青変、柄の肉が赤変するイグチを持ち帰りました。
クロアザアワタケと間違えたものです。
090726_3 090726_7 090726_9胞子が楕円形で縦に筋が入っていましたので、クロアザアワタケでない事が分かりました。
090726_10キクバナイグチ属の中で、胞子のサイズがアヤメイグチより小さいことと、側シスチジアを見つけられない事で、マルミノアヤメイグチBoletellus badiovinosus E. Horak (1977)に近いのではないかと考えましたが…

_/_/_/_/_/ 黒川 悦子 _/_/_/_/_/

黒川様、栗林です。

イグチ科のキノコの胞子は平滑なものが多いのですが、キクバナイグチ属とベニイグチ属の胞子は畝状やとげ状のものが有ります。
アヤメイグチはキクバナイグチ節の仲間です。
2キクバナイグチの胞子は。表面に畝状の隆起が縦に有り畝が分岐しています。畝と畝の間に横に細かい筋が有ります。アヤメイグチもこれと同様の胞子をしています。
マルミノアヤメイグチの胞子も表面に縦状の畝隆起が有り、分岐していますが畝と畝を繋ぐ横筋が有りません。また、黒川さんの言われる様に側シスチジアが無いことも決め手です。しかし、ビロードイグチモドキも捨てきれません。乳白色の肉の色や青変性などがマルミノアヤメイグチとよく似ているため、私には決定打が有りません。胞子サイズを確認する必要があるのではないでしょうか?

_/_/_/_/_/ 栗林 義弘 _/_/_/_/_/


神様仏様

2009年07月25日 | きのこ

昨日(今朝?)の酔いが残ったまま、山室校下のサマーフェスティバルの設営をやっつけた後、散髪をしてから岩瀬スポーツ公園へ寄った。ベニタケの仲間が多く発生し始めているが、イグチの仲間も相変わらず出ていた。

帰ったら美味しそうなきのこが届いていた。メールを開いてみて理由が判った。

イロガワリ[Boletus pulverulentus Opat.]
Dscn1405大小様々な個体が発生している。⇒こいつはアメリカウラベニイロガワリ[Boletus subvelutipes Peck]と井口さんが同定。野澤さんが試食済み。

ムラサキヤマドリタケ
[Boletus violaceofuscus Chiu]
Dscn1406 継続的に発生しているようだ。種山さんはまだ、サンプルが必要なのだろうか?

ヤマドリタケモドキ
[Boletus reticulatus Schaeff.]
Dscn1410 種山さんの同定だが…下の奴と比べると随分と違って見える。

美しい!ヤマドリタケモドキ…⇒こいつはヤマドリタケだ!
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あまり手を加えずに、シンプルな塩味できのこの味を楽しんだ。
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望外のお中元を頂き、ありがとうございました。m(_ _)m


庵谷峠 タマゴタケ

2009年07月25日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様 橋屋様
四ツ木です。

今日は国道41号線細入村にある庵谷峠に行って来ました。058旧飛騨街道の林道を登りきったところが峠で展望台があります。
ここから送電線の点検道を15分ほど歩くと行き止まりでコナラ、ウラジロガシ、アカマツがまじる林で結構楽しめそうな雰囲気でしたが結果はニガイグチ、ミヤマベニイグチ、テングタケモドキ等が5~6個あったのみでした。

帰りに林道を車でうろうろしたところ妻が「大きなベニタケ」との叫びで車を止めたところなんと大きなタマゴタケでした。
071 079 今日はこれで満足でした。

アカヤマドリ幼菌026先週 新潟県境近くの南保富士山の登山道にて

橋屋様
薬勝寺池公園 7月5日採取ですが何でしょうか?
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大きなきのこ

2009年07月25日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様
小沢です。

滑川東福寺野公園から上市穴の谷に抜ける山道でマントカラカサタケをみつけました。(傘直径32センチ)3_3 5_2
さっそく中央植物園橋屋様に1本届けました。食毒不明とのこと

東福寺野公園の桜の木の下にナラタケモドキが列になって発生していました。
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