富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

信州・富山きのこ会合同合宿 Part2

2010年09月26日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

合同合宿2日目も良い天気に恵まれ、とても爽やかな一日となりました。

オオツガタケ
[Cortinarius claricolor (Fr.) Fr. var.turmalis(Fr.) Moser ]
Dscn0812 昨日の収穫で満足した伊藤家♂は、二日酔いのせいもあり不調…と思いきや、こんなのに出くわすと途端に元気になります。

am11:00に同定会が始まりました。
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フタイロシメジ[Tricholoma aurantiipes Hongo]
Dscn0814 初めてお目にかかりました。とても美しいきのこでした。

シャカシメジ
[Lyophyllum fumosum (Pers.:Fr.) P.D.Orton]
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ベニテングタケ
[Amanita muscaria (L.) Lam. var. muscaria]
Dscn0819 おいおい広島の!そいつぁヤラセって奴じゃないかい?

信州の飯島さんがきのこ鍋を作ってくださいました。
昨日の(残りの?)きのこやうどん・肉・野菜など…さすが信州…具沢山のとても楽しい鍋で、思わずおかわりをしてしましました。
Dscn0821 「ベニテンの一本でも入れれば、コクが出るのに…」とのこと、信州のきのこ鍋は侮れないですぞ。
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昨日も出てました、生食で美味しい!ムラサキヤマドリタケ近縁種
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諏訪でイタリア田舎料理店を開いていらっしゃる…松本さんご夫妻。今日は出汁をとるためのアイタケ狙いでいらっしゃったそうですが、握り締めているのはシャカシメジ(^^;
Dscn0823 店の名は「DANLO」
長野県諏訪市大手2-16-12 TEL 0266-53-0021
どうもリゾットがお得意らしい?

アオネノヤマイグチ
[Leccinum variicolor Watling var. variicolor]
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ジンガサドクフウセンタケ[Cortinarius rubellus Cke.]
Dscn0825猛毒有り!要注意。
後日、橋屋さん曰く「このタイプのフウセンタケには間違っても手を出してはいけません!」

シロアシフウセンタケ[Cortinarius crassus]
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Boletus pseudoseparaus
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ヤマドリタケ[Boletus edulis Bull.:Fr.]
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今回の収穫ですヤマドリタケとマイタケが一際光り輝いています
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素直にソテー
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ジャガイモとオオツガタケのキッシュ
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赤梨、栗ご飯、バター炒め
Dscn0842 いろいろきのこ料理で、秋の味覚を堪能しました。
赤梨は岐阜の道の駅で仕入れたもので、りんごと梨のハイブリットのような味がしました。

信州きのこ会はメンバーの幅が広いですね。広島や東京のメンバーが参加されていました。
栗林さん・種山さん、面倒を見ていただき有難うございました。来年もまた、飯島さんのきのこ鍋で舌鼓を打ちたいと思います(次回は虫ぬきで(^^;)。
宜しくお願い致します。

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信州・富山きのこ会合同合宿 Part1

2010年09月25日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

猛暑が過ぎたと思ったら、いきなり寒くなりましたね。いかがお過ごしですか?昨年の合同観察会に味をしめて?信州きのこ会の皆様との合同合宿が企画され、伊藤家♂♀・中田家♀とで参加してまいりました。

オオツガタケ
[Cortinarius claricolor (Fr.) Fr. var.turmalis(Fr.) Moser ]
Dscn0789 Dscn0790 Dscn0791 毎年楽しみにしているきのこで、今年は心配されましたが…絶好調!

マイタケ[Grifola frondosa (Dicks.:Fr.) S.F.Gray]
Dscn0793 今年、ロッジの支配人がきのこに疎い方に替わりました…で、こんなのが残っている!

ヤマドリタケ[Boletus edulis Bull.:Fr.]
Dscn0794 猛暑のせいか、アカヤマドリなど夏のきのこがまだ出ていました。

ツノシメジ[Leucopholiota decorosa]
Dscn0795 どうやら信州のきのこ鍋には投入されるらしい。

キンチャヤマイグチ[Leccinum versipelle (Fr.) Snell.]
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フサクギタケ
[Chroogomphus tomentosus (Murr.) O.K.Miller]
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キサマツモドキ[Tricholomopsis decora (Fr.) Sing.]
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オオキツネタケ[Laccaria bicolor (Maire) P.D.Orton]
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ワタヌメリイグチ[Suillus tomentosus (Kauff.) Sing.]
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オオカシワギタケ[Cortinarius saginus (Fr.) Fr.]
Dscn0801 またまた出ましたネ。

アオネノヤマイグチ?
[Leccinum variicolor Watling var. variicolor]
Dscn0802柄の根元のほか、傘と柄の付け根の部分も青く変色しましたので、?マークが付きました。

ムラサキヤマドリタケ近縁種[Xanthoconium sp.]
Dscn0804 種山さんから説明を受けましたが…きのこの色は全くあてにならないぁ~と、最近強く思います。
信州の飯島さん曰く「こいつは生で食べると美味しい…多分、ヤマドリタケよりも旨い」そうです!

夕食が始まりました…富山きのこ会で杯を傾けたのは私と栗林さんだけでした。
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スライド会では、石川きのこ展の様子や会員のきのこ写真が紹介され、ワイワイガヤガヤと大変に盛り上がりました。
銘酒がズラリと並んだサービスカウンター?
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そんなこんなで、妻の小言によると、部屋に戻ってもなお飲み騒ぎ続けていたらしいです…明日に続く。

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石川きのこ展

2010年09月20日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

石川きのこ会の創立20周年記念の祝賀パーティと、キゴ山で行われている展示会に行って来ました。

9月18日(土)18:30~金沢KKRホテルで祝賀会が行われました。
冒頭、池田会長のご挨拶から、何の手違いか表彰式にいきなり移行してしまいました。
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石川きのこ会の発展に尽くされた方々です。
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細矢さんから来賓のご挨拶がありました。司会から今回の展示の評価を依頼され「松茸級の展示」と絶賛?されました。
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今回のイベントを牽引された宮田ご夫妻に感謝の花束が贈呈されました。
Dscn0759ホントにご苦労様でした。

9月19日(日) 石川きのこ展と採取会に参加してきました。
きのこ展はとても内容が充実しており、20年間の研究の成果が満載でした。
昨日は130人程の入場者があったそうで、会員はお客さんへの説明で大忙しの様子でした。
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きのこ狩り案山子?
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故 南氏の冬虫夏草の標本コレクション。
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ジオラマもなかなか凝っていますが…
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きのこのイラストの展示。
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顕微鏡を使ってのキノコの理解を深める工夫がされています。
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Amanita sp.
Dscn0774 カラカサタケのようなスタイルのテングタケ属の珍しいきのこが採取されました。「大分と九州のきのこ」P10 「テングタケ属?(疑問種)」に載っている不明種に酷似しています。胞子は丸型でメルツァー試薬に速やかに染まりました。

細矢さん、熊本の佐藤さんと共に採取会に出かけました。快調に歩を進めておりましたが、ホットスポットでピタリと止まってしまいました。
結局、ここで引き返すこととなり「日進10m」の子嚢菌の研究世界を体験いたしました。
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ドクカラカサタケ[Macrolepiota neomastoidea (Hongo) Hongo]
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ケモノハラタケ(仮) [Agaricus sp.]
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クヌギの殻に発生していた子嚢菌。
外側と内側で異なる種が発生しています。
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こちらのチャワンタケ?は子実体の周辺が白くぼんやりと見えます。
Dscn0785先端がメルツァーで染まる胞子嚢と楕円型の子嚢胞子が観察され、菌糸が子実体の周辺に広がって生息域を確保しているようです。細矢先生の見立てでは、属は不明ながら、スイス図鑑Ⅰ:#240 Hyaloscypha hyalinaの付近ではないかとの事でした。

きのこ展では笠原先生が出版された「図解きのこ鑑別法」が販売されておりました。
この本は「HOW TO IDENTIFY MUSHROOMS TO GENUS」のⅠ:Macroscopic FeaturesとⅢ:Microspopic Featuresを著者の許諾を得て翻訳・出版されたそうです。
001 監訳:井口 潔、訳:河原 栄、本体価格3800円で西村書店から出されています。私も第Ⅲ巻の翻訳を試みましたが、途中で挫折してしまいました。(^^;
顕微鏡での同定を志す人にとって、とても価値ある一冊となると思います。
是非、手にとってご覧ください。

(この文章は、天野氏のご指摘により、一部見直しを致しました。天野さん、有難うございました。)

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特別展 開催迫る!

2010年09月15日 | きのこ

全国のきのこ好きの皆様

9月22日から10月31日まで、富山県中央植物園の特別展「きのこ・キノコ・茸-不思議なきのこの世界」が開催されます。友の会/きのこ部会が共催します。「KINOKO.KINOKO.KINOKO.pdf」をダウンロード

主な展示内容は
 ○ ひかるきのこ ヤコウタケの展示 9/22~9/26
 ○ 野生きのこの生展示 10/9~10/11
 ○ 富山県で見られるきのこの写真展
 ○ きのこを使ったおいしい料理の紹介
 ○ かわいいきのこグッズ
 ○ きのこなんでも相談会

限られた予算の中で、橋屋さんが孤軍奮闘!
展示用のきのこ写真は仕上がった模様ですが、きのこ料理の紹介は某伊藤家の遅筆のためにぎりぎりの上がりになりそうです。1_ 8_ こんな感じで16種類のきのこ料理をご紹介します。

乞う、ご期待!

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40th きのこ観察会

2010年09月05日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

富山県中央植物園/友の会/きのこ部会の第40回きのこ観察会が小矢部市/倶利伽羅峠で行われました。
16名の参加が有りました。
源平ゆかりの古戦場ですが、砺波山の標高は265mと低いながらブナ林のある珍しい林相だそうです。この辺りのコナラ林はカシノアシナガキクイムシの被害には遭っていない様子です。
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今日も朝から暑い!
昼食後、同定会が始まりました。
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ササクレハイイロオニタケ(仮)[ Amanita sp.]?
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連日の乾燥にも拘わらず、30種弱のきのこが観察できました。

重要なお知らせ
次回の第41回観察会は10月9日(土)、9時から、古洞の森で行われます。
採取した生きのこをそのまま、中央植物園/きのこ展に搬入し、サンライトホールで同定会を行います。時間が通常と異なりますので、ご注意ください。
上記、期日に限らずに、皆さんが採取したきのこを植物園へ運んでください。きのこ展では常時、生きのこの展示を行う予定でおります。

宜しくお願い致します。

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