富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

コガネカレバタケ-2

2006年05月31日 | きのこ

Dscn0512 Photo_4 先日、栗林さんから配信されたコガネカレバタケ(Collybia subsulphurea Peck)の写真(右)。「北陸のきのこ図鑑」とそっくりだ。
5月27日に私が宮川村で採取したもの(左)は…同じに見える。胞子も似ている。他の図鑑に記載がなく、「良く判らん!」としたものだったが、今日の橋屋さんからのコメントでは、どうやら同じもののようだ。

Dscn0514Dscn0530シロヒナノチャワンタケを探し回った。ブナの殻斗は沢山落ちていたが雪解け直後で、まだ発生には間があるようだ。黒々としたカバノアナタケが出ていた。「きのこ雑記」によるとかなりの値が付くらしいが…

「なにチャーガ?これキノコなの…キロ20000円もするの?」
「去年の菅平合宿で有っただろー」
「一儲けだね~!」
「彼は、キノコを話の種にはしても飯の種にはしないんだよ」
「どうしてなの?私ならオークションに出しちゃうなァ」
「きっと、気楽なスーパーアマチュアで通したいんだと思うよ」


宮川村/池之原湿原

2006年05月27日 | 日記・エッセイ・コラム

Dscn0516永瀬さんと、妻の友人とで宮川村/洞へ山菜採りに行った。毎年恒例となっているが、妻たちは始終おしゃべりに熱中している。山菜は二の次で、早春の山の中をうろつくのが目的だ。
池之原湿原で遅い昼食。
Dscn0528Dscn0524Dscn0525
 
 
 
ザゼンソウ・リュウキンカ・ミズバショウが咲き誇っている。
流れの中には岩魚が群れていて…チョット竿を出すと直ぐにでも釣れそう。
でも…「とっていいのは写真だけ、残していいのは足跡だけ」


コガネカレバタケ初記録!

2006年05月26日 | きのこ

コガネカレバタケ初記録! from 橋屋氏
昨日、部会の栗林さんが利賀村へ行かれた際に採集されたきのこをいただきました。
(ちなみに利賀村坂上と上百瀬をつなぐ林道は土砂崩れのため、峠手前で通行止めになっているそうです。この峠は樹齢が若いながらとてもきれいなブナ林が広がっています。)
この中でコガネカレバタケは富山県初記録でした。

このコガネカレバタケはモリノカレバタケ属に属し、春にマツ林やブナ林の落ち葉が腐ったものを栄養にして発生します。そして特徴的なのは傘が鮮やかな黄色をしていることで、湿っている時には傘の周囲に条線が見られます。またモリノカレバタケより、束生するのも特徴です。
(この後、きっと栗林さんが写真を出していただけるので、これを参考にしてください。)
「青森のきのこ」には「食用となり、比較的美味」と書かれています。私は食べたことがないので、もし食べられた方がありましたら、感想をお聞かせください。

このきのこはきっと富山にもあるだろうと思っており、これまで探していた種類です。
(「北陸のきのこ図鑑」には分布地として石川と青森が出ていますが、関西などでも見たことがあります。きっとごく普通に分布している種類だと思いますが、春に発生するため、これまできのこ狩の対象とされず、記録もなかったものと思います。)

春から初夏にかけて、今の時期にマツ林の落ち葉が溜まった場所に珍種キツネノサカズキが発生します。
このきのこは1918年岩手県で発見されその後60年ぶりに鳥取、新潟で見つかり、後には青森や石川でも採集されています(「北陸のきのこ図鑑」の絵や記録が載っています。またこのキツネノサカズキは全国的な絶滅危惧菌類にも指定されています。)。これらの県を見てみると日本海側の県が並んでいますので、富山県でもきっと見つかるものと思います。


シロヒナノチャワンタケ

2006年05月25日 | きのこ

ブナの殻斗から発生するきのこ from 栗林氏

Photo_1Photo_2ブナの殻斗から発生するシロヒナノチャワンタケ(Lachnum virgineum)を今年の4月18日に二上山の頂上で撮影しました。(写りが良くないのですが…)
ブナ林で落下している落葉を掻き分け下にある核斗を探すと簡単に発見できます。写真を参考に貼付します。ブナの核斗から発生するのはシロヒナノチャワンタケでない別種では…?との意見もあります。
皆さんも探してみてください
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有峰林道の開通延期

2006年05月23日 | きのこ

有峰林道の開通延期 from 橋屋氏

昨年末の大雪で八尾などの奥も春遅くまで雪が残っていると思ったら、今日の新聞に有峰林道の開通が例年計画の6月上旬から大幅に伸びて、6月下旬頃になると載っていました。
まだ有峰も白い雪の下なのでしょうね。
国立科学博物館の方から依頼されているブナの殻斗(どんぐりのキャップにあたるもの)に生える白くてごく小さなチャワンタケの採集に行かなくてはいけないのですが、有峰は当分お預けになりそうです。
6月には今年度きのこ部会の初行事になる顕微鏡入門講座があります。
今年のテーマは「アミロイドとシスチジア」です。
申込みの方よろしくお願いいたします。

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シマッタ!既に会社に有給休暇を申請してある。例年、粕漬け用のウドを採りに行く予定なのだが…