富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

お知らせ

2011年05月28日 | きのこ

顕微鏡講座のご案内

富山きのこクラブの皆様へ

今年も友の会きのこ部会の顕微鏡講習会が近づいてまいりました。
まだ参加申込をされていない方は、橋屋まで申込みください。

①初級講座
 6月5日(日)13:30~15:00
 講師:金子栄子さん
 内容:子のう菌類の胞子のいろいろ?
②中級講座
 6月19日(日)13:30~15:00
  注意!友の会会報とは異なっています
 講師:栗林義弘さん
 内容:(現在思案中)

どうぞよろしくお願いいたします。

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/

北陸きのこ会3県交流会のご案内

皆様

今年度の北陸三県交流会が、7月9日(土)~10日(日)の2日間にかけて、石川県森林公園(河北郡津幡町)で観察会が行われます。(宿泊場所は『倶梨伽羅塾』)

講演会:『地下に生えるきのこ』
講師:佐々木廣海氏(菌類懇話会会員)
参加費:宿泊者は13,000円/人・日帰り者は6,000円/人

富山から参加される方を纏めて連絡しますので、参加希望の方は栗林又は橋屋まで申込下さい。
締め切り:6月8日(水)

詳細の案内はこちら「23.doc」をダウンロード

_/_/_/_/_/  栗林 義弘 _/_/_/_/_/


エツキクロコップタケ

2011年05月25日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

いろいろ、きのこ情報が送られていますが、皆様の調子は如何ですか?

5月15日昼過ぎに御鷹山へ山菜取りに行きました。
これといった収穫は有りませんでしたが…杉林の中にエツキクロコップタケが多数発生しておりました。径は5cmほど有り、初めてお目に掛かりました。

エツキクロコップタケ[Urnula craterium (Schw.) Fr.]
2011051514530001
2011051514540001

_/_/_/_/_/ Sola1one _/_/_/_/_/

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
このきのこは、柄の基部に黒褐色の毛のような長い菌糸が絡み合っておりましたでしょうか?
エツキクロコップタケはこの部分に毛のような菌糸が見られます。
富山県内でのエツキクロコップタケは、旧平村で採れたものを橋屋が報告していますし、その後岩森さんに教えていただいて八尾町の山間部の谷沿いで 採集しました。
これらの採集時の観察で、エツキクロコップタケが発生している材(広葉樹の落枝)は黒く、硬く変質(多分菌核化しているのだと思います)していま した。
今年も八尾町の発生場所へ出かけましたが、時期が早かったのか、材が腐朽しきったのか、発生は見られませんでした。
外見が似ている黒いロート状のチャワンタケとしては、柄の基部の部分に菌糸が見られない種類としてナガエクロチャワンタケ属のきのこがあり、大谷 吉雄先生の論文(1980)には日本産ナガエクロチャワンタケ属として3種が報告されています。この仲間だったら、面白い発見になります。

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
今日標本を見せていただきましたところ、柄の基 部付近には黒褐色をした馬の毛のような菌糸束が多く見られましたので、伊藤さんが書かれていた通り、このきのこはエツキクロコップタケであると同定 いたしました。
県内での本種の記録は、これまで南砺市(旧平村)上梨と富山市八尾町上笹原の2ヶ所しかありませんでしたので、今回伊藤さんが見つけられた場所が3 箇所目になります。
北陸では富山県以外に見つかっていませんが、石川県では似たクロユノミタケ(仮称)が金沢市街地で採集されているほか、今からの初夏にキツネノサ カズキという珍しい種類が何度も採取されています。
このキツネノサカズキはうすい茶色をして、アカマツの混じる雑木林の地上、腐植の上にチャワンタケを広げたような形で発生します。

_/_/_/_/_/ 中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/


小松市で採取されたきのこ

2011年05月23日 | きのこ
きのこ富山の皆様
22日(日)、小松市いこいの森で出会ったきのこ
 「きれいに撮れる人に撮ってもらいたい」、そんなきのことのに出会いでした。
 池田先生から、「北陸のきのこ図鑑に載っているヒメカバイロタケ属3種のうちの一つで和名がカブダチキチャホウライタケ、今回が石川で2例目です。足元に特徴があります。」という説明をいただきました。
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 マツの倒木から出ていました。ヒメカバイロタケのように見えるのですが、ヒメカバイロタケよりも柄が長く丈夫で傘径は1cmしかありません。根元にオレンジ色のふわふわとした丸い靴を履いているようです。
 橋屋先生から、「富山にもこのきのこがあるはずなのでぜひ見つけてください。マツの倒木にヒメカバイロタケだと思うきのこがあったら根元をルーペで観察してカブダチキチャホウライタケか確かめてください」とのお願いがありました。
 学名はXeromphalina felleaとなっています。
写真を添付しますのでみてください。
 _/_/_/_/_/  黒川 _/_/_/_/_/

アセハリタケ

2011年05月16日 | きのこ
皆様
 4月半ばからひと足先にレイマーの顕微鏡用カメラを使い始めました。
機能を駆使する能力はありませんがそれでも、とても簡単に長さや面積、角度を測定し、写真にメモを書き込み、スケールを表示するなどの機能を利用することができます。
 書き込む文字のサイズなどは、ワードの書式設定ダイアログボックスが現れて好きな書体、大きさ、色を使うことができます。測った数字はエクセルのセルに記録されています。平均を出したい時は、そのままエクセルの機能で平均が出ます。
 写真は指定したフォルダに保存されます。写真を撮る前に新しいフォルダを作って名前を決めておくと後で探すことになりません。保存した写真を後で開いて計測することもできます。
たまたま、珍しいアセハリタケ?の写真です。
カメラを見に来てくださった方に写真がどんなに見やすく、整理しやすくなったかをお伝えしたいと思いました。

シスチジア?
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傘肉(1)
110516__1

傘肉(2)
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針の側面
110516

担子器
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このきのこは、『猿の腰掛け類 きのこ図鑑49ページ 49 アセハリタケ』と同じものでしょうか。
こう書かれています。★文献では広葉樹の枯れ木に生えるとされているが筆者らの観察(埼玉・神奈川)はいずれもマツであり、アメリカでもフロリダではマツに生えるという。

このきのこを採集されたのは橋屋先生でコナラ落枝上となっています。

 黒川悦子

富山の庭にもハルシメジが

2011年05月14日 | きのこ

変なおじさん 政彦です。二日降った雨上がりの昨夜には気配もなかったのに、今朝8時に突然姿を現しました。大小あわせて6本、昨年より梅ノ木の幹よりです。

梅ノ木と2キノコ
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キノコ2つ草の中
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アップ東キノコチビも
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ナメちゃんがもう沢山召し上がったようです。終わりかな?これからかな?
何時でもぶらりとどうぞ。

このメ-ルを送信して---8時半発信し外出。帰宅したらきのこ1つ増えていました。