富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

ペンションきのこ

2007年09月24日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

 9月22日に菅平(長野県須坂)にきのこ採取と念願だった「ペンションきのこ」に泊まりおいしいキノコ鍋をいただいてきました。
 ペンションに12時頃到着(約220キロ)。車から降りると日差しは強いが標高が1600mと高地のせいでヒンヤリとする涼しさでした。「このところの好天続きでハッキリ言って、キノコは無いと思ってください」とペンションの小宮山ご夫妻のお言葉、めげずに近くの菅平牧場に向かいました。ここは深田久弥の100名山「四阿山(アズマヤサンと呼ぶ)」の登山口で関東方面から多くの登山者がくる所で、白樺、ダケカンバ、コメツガ、ミズナラの混在林があり、さらに少し離れたところにはカラマツ林も多く、きのこ採取には絶好の場所です。ただし私有地で立ち入り禁止の看板も多く気をつける必要もあります。

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キノコ採取のあと4時頃にペンションに戻りチエックインして早速ペンションの奥様による同定会(四ツ木家のみで他のお客様は未着で、ご主人は、夜のキノコ料理の仕込み真っ最中)ツバフウセン(最も多くあった)、ウスフジフウセンタケ、キオビフウセン、オオツガタケ、ヤマイグチ、キンチャヤマイグチ、ヤマドリダケモドキ量はそれなりに有ったが種類が少ないようでした。

Photo_12 楽しみの夕食(宿泊客15人に限定)、昔ながらのマタギの食べ方とのことで干し岩魚でだしをとり味噌を入れ、そこに小宮山夫妻自身で採取した生キノコを入れる絶品のキノコ鍋です。小宮山婦人のトーク付で、お酒がどんどん進みますが隣の三角の目をした女が睨んでダメ、ダメの連発で困りましたが個々の味が解る本当においしい食べ方でした。
マイタケ、オオツガタケ、アミタケ、タマゴタケ、ハナイグチ、ササクレヒトヨタケ、キンチャヤマイグチ、チチタケ、シロヌメリイグチ 9種「今日は本当に申し訳ない、いつもはこれの倍以上の種類でさらに食べ放題なのですが、なにせ日照り状態なものでお許しください」とのことでしたが、お腹いっぱいいだだけました。

 夜から翌朝10頃まで結構な雨がふり1日ずれてくれたらと残念でしたが、翌日はそれでもカラマツ林を歩ききれいなタマゴダケ、テングタケ、巨大なテングダケ等で結構楽しんで帰途につき、また途中で信州の十割そばも食べることができて大満足でした。 ペンションは30年ほど前から営業しておられる山小屋風で山好きの私は満足でした。

_/_/_/_/_/ 四ツ木 _/_/_/_/_/


白霊茸

2007年09月23日 | きのこ

久しぶりに投稿します。

有峰のカバノアナタケは間違いであったということで大変残念でした。
先日、富山市田尻東の「なのはな農協直売場」で「白霊茸」なる栽培きのこを始めて見ました。「JA北信州みゆき」で生産となっていました。
早速購入(200g:\260)、写真に撮るのを忘れて食べてしまいました。
白い分厚いヒラタケのようで、柄はものすごく太く短く、ずっしりとした手応えがありました。しっかりした歯ごたえで独特の旨みがありました。味噌汁の具にはあまり向かないようですが、肉類との炒め物や、煮物に適するようです。
すでに食された方もあるかと思いますが、一度味見してください。いろいろネットには出ているようです。
きのこグルメの伊藤さんはまだ食しておられませんか。

--- 上市 武田宏 ---


幻と消えたカバノアナタケ

2007年09月21日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
9月に有峰西谷で行った観察会の帰り、車を停めた際に、武田先生がシラカンバの幹に黒くてゴツゴツしたものが吹き出ているのを見つけられました。
栗林さんと武田先生、橋屋でその木の下へ行きましたが、その姿はどう見ても「カバノアナタケ(の菌核)」に違いありません。橋屋はきっと有峰にもカバノアナタケがあるはずと考えていましたので、ようやく見つかったと喜びました。しかし、その「カバノアナタケ」は高さ6mほどの場所にあり、かつシラカンバは足がかりにする枝もありませんので、きのこ部会一番の木登り名人?である池田さんでもどうにもならないと思われました。
ところが先日、岩森さんが2つ折の脚立と枝切りにノコギリを付けたもので採取のチャレンジをしていただきました。この結果、切り落とされたものは黄褐色をした菌糸の塊(菌核)ではなく、表面が黒い樹皮に覆われた「木のコブ」でした。シラカンバの幹には時にこのようなコブができるようです。
有峰のカバノアナタケは幻と消えました。

しかし、有峰に近い山の村ではきのこ部会の山田さんがカバノアナタケを見つけておられ、橋屋もその採集に立ち会いました。これから想像しても有峰にカバノアナタケが生育しているであろうことはほぼ確実と思われます。
シラカンバの幹で傷口(枝が枯れ落ちた場所など)に黒くて硬いものが噴出していましたら、ぜひナイフなどで切っていただき、中が黄渇色をしているか確認ください。
ぜひ皆さんの力でカバノアナタケを探してください。

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/


有峰情報

2007年09月20日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
昨日(19日)はとても暑い日でしたが、フォーレの下見とコース案内用の写真を撮りに有峰へ行って来ました。砥谷半島へ着いたとたん、きのこの大発生に出会いました。
ムラサキヤマドリタケやベニハナイグチ、ゴヨウイグチ、クリイロイグチモドキ、ハンノキイグチ、ワタゲヌメリイグチをはじめ、ベニタケ属、フウセンタケ属の名前のわからないものなどものすごい量のきのこが出ていました。またショウゲンジは出始めだからか小型のものが幾つか出ており、サクラシメジは何箇所かで、クリフウセンタケも一箇所で見られました。
これで何日かおきに雨が降ってくれれば次々にきのこが出るものと思います。
この週末は有峰でしょうか。

_/_/_/_/_/富山県中央植物園 橋屋 誠_/_/_/_/_/


山の村

2007年09月15日 | きのこ

妻と山の村へドライブに行ってきた。

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お目当てのハナイグチやショウゲンジはまだ出ていなかったが…テングタケ、ハナホウキタケの仲間、アカジコウ…そしてサクラシメジが大きな菌輪を描いて乱舞していた。

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見目麗しいサクラシメジも熱を通せばただの姥桜と化してしまう。予想していたほどの苦味は無かったが…収穫したときの喜びと比べると食味は今一…バター焼きと煮付けにして戴いた。残りは鍋会用のストックとなった。