富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

有峰きのこ観察

2006年07月30日 | きのこ

妻がナチュラリストの研修で称名の滝へ行くので、送ってくれという。天気も良さそうだし…それならばこちらも…今年初めての有峰へ行くことにした。
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伊藤家にしては奇跡的に、9時に砥谷半島に取り付いた。爽やかな風が吹き渡っている。湖は長雨が続いた所為か満水状態。
ギンリョウソウとアカカバイロタケ[Russula compacta Frost & Peck apud Peck]が満開状態!

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今年は冬虫夏草に縁があるのだろうか?それともきのこ眼が虫草モードになっているのだろうか?サナギタケ[Cordyceps militaris (Vuill.) Fr.]を発見した。COOLPIXで接写してみる…写るではないか!Dscn0708Dscn0698Dscn0707Dscn0697Dscn0691Dscn0701




ドクベニタケ、ツチカブリ、ウコンハツ、チチタケ、チョウジチチタケ、クサハツ…よくわからんベニタケの仲間ばっかり!アケボノアワタケ、カラマツベニハナイグチ、カバイロツルタケ、今頃?ツキヨタケも出ていた。昼食後、東西半島へ。きれいに下草が刈られていて、きのこはあまり出ていない。流れかけの(夏の?)ナラタケ発見。
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最後にビジターセンター周辺を散策。今頃?ハタケシメジ、ニカワジョウゴタケ、ガンタケ風の判らんきのこ、シロヌメリイグチ、カラマツチチタケの残骸が観察された。

Dscn0727Dscn0734研修から戻った妻が袋を提げている…「武田先生からマスタケを頂いたわ!今度はフレッシュだから」


COOLPIX995

2006年07月29日 | きのこ

7月26日
浜野顕微鏡から顕微鏡用のデジカメ(COOLPIX995)とアダプターが届いた。
早速取り付けようとしたが、取り付け方が良く判らない。
取説が現物と違う(こんな事は、我々の業界では許されない)。カメラ本体の取説もなく、仕切りなおしだ。

7月27日
東京へ出張。夕方7時に浜野顕微鏡へ寄って、デジカメの取付け方を教わる。デジカメ本体の説明書を借りた。

7月29日
朝、ソラと散歩。近所の畑に蓮の花が咲いている。妻が買ってきた鉢にはコガネキヌカラカサタケ[Leucocoprinus birnbaumii (Corda) Sing.]が五月雨式に発生している。
朝からデジカメの説明書を読みながら使い方を覚えた。どうやらまともに動くようだ。母が送ってくれた毛蟹が届いた…となると、今夜は飲み会だ。さて、何時、顕微鏡にセットしようか?
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第22回きのこ観察会(2006.7.23)

2006年07月24日 | きのこ

Dscn0660 中央植物園きのこ部会の第22回観察会が富山市三熊:古洞の森で行われました。
先週の豪雨(県内でも色々と被害が出ました!)とは一転して、快晴を通り越して茹だる様な暑さになりました。
20名のきのこ部会員が午前10時にダムサイトに集合、橋屋さんの説明の後、各自、思い思いの場所で採取を行いました。
12時頃、天文台横の東屋に集合、昼食を取りながら採取したきのこの同定が行われました。水酸化カリウム溶液で黄色く変色するドクツルタケの同定法や、きのこに関する面白いお話を沢山聞くことができました。
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写真はシワタケ、ヤマナラシアオネノヤマイグチ、モミジタケの仲間、キチャハツ、ウスキテングタケ、ヤマドリタケモドキです。橋屋さんからのメールによると結局、合計92種が採取されたようです。
ここは、先週の井波観察会の後で、伊藤さんご夫妻が(執念で)アカヤマドリをゲットされた所です。今日は、何が飛び出すのか?とても楽しみでしたが…沢山のヤマドリタケモドキと美しいタマゴタケに出会えました。

「今日のアンケート、一番好きなきのこは?には何て答えたの?」
「もちろん、ヤマドリタケモドキだよ」
「そうよネ、来年はアカヤマドリとヤマドリタケモドキのパスタが目標ョ!」
「来年が楽しみだね(^^)」…(伊藤ご夫妻の会話)


古洞の森観察会

2006年07月24日 | きのこ

7月23日(日) きのこ部会観察会@古洞の森
今日の観察会の一番は…ヤマドリタケモドキだ。今まで観察会で出てきたのは…頼成の森での1本だけだと思う。
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帰りにファボーレ温泉に寄って一汗流した。暑かったけれど…久々に気持ちの良い観察会であった。

7月24日(月)
東京都庭園美術館でのセミナーの前に浜野顕微鏡に電話した。
電話口に出た奥さん(かな?)が、忘れているようで…としきりに誤っていた。ご主人からの電話で、明日、発送するとの事。
しかし…今週は対応できそうもない。


第21回 きのこ観察会(2006.7.16)

2006年07月16日 | きのこ

本年度、第1回の中央植物園/友の会 きのこ部会の観察会は、木彫の街「井波」での冬虫夏草閑乗寺公園のきのこの観察がテーマである。今回の観察会も…雨、富山県全域に洪水・雷警報が出ていたようだ。

冬虫夏草の観察は、井波の街中のUさん宅の庭で行われた。
「日本冬虫夏草の会」副会長の床尾さんのお計らいで実現したものだ。ここのお宅では、トビシマセミタケ、オオセミタケ、セミタケ、ハナサナギタケなどの種類が見つかっているそうだ。
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庭はコケが一面に生えていて、とても綺麗に管理されている。
米寿を超えられて、尚、かくしゃくとされているご主人から、説明を受けた。発生している場所には、針金や割り箸が差されている。カメムシタケは良く判ったのだが…しかし…トビシマセミタケは良く判らない!ただのゴミにしかみえないのだ。

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縁側に上がらせて頂き、お茶までご馳走になった。こんな調子で冬虫夏草の観察ができる環境は、他にはちょっとないだろう。床尾さんから、持参された標本を使って、色々な種類の冬虫夏草の解説をしていただいた。掘り揚げるまでに7時間もかかった例もあるそうだ。圧巻はエニワセミタケ。微細なアリタケにも驚かされた。そして…このような菌を探し当て、堀揚げることが出来る人達には、もっと驚かされた。

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道の駅:井波で昼食後、近くの閑乗寺公園できのこの採取・同定会が行われた。
県西部での観察は昨年の高岡城址公園に続いて2回目である。
1時間強の短い間だったが、40数種類のきのこが採取された。トラシマチチタケなど、初めてお目にかかるきのこにも出会う事ができた。

来週は古洞の森で第22回の観察会である。
9月には北陸3県のきのこ会合同合宿(@日和田高原)が企画されている。合宿では勉強会「小寺裕一氏による顕微鏡の世界についての講演」も行われるそうだ。
今年も色々と楽しめそうだ。