富山きのこクラブ

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コナラ?に生えたツキヨタケ

2008年10月21日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

ご無沙汰しております。
植物園の橋屋です。

ここしばらくは雨が少なくきのこの発生も少ないようですが、湿り気のある場所はいろいろなきのこが出ているようです。植物園のきのこ相談でもいろいろな種類を持って来られます。
先週末の土曜日、古洞の森では休憩所の横でナガエノスギタケがまとまって発生していました。
日曜日は頼成の森で、植えられたカラマツの下にキノボリイグチを見つけました。このきのこは有峰では見ていましたが、こんな標高の低い場所で見たのは初めてです。

今日のきのこ相談でツキヨタケが持ち込まれました。
その採れた場所が南砺市(旧福野町)安居の安居寺公園なのです。
採られた人によると枯れたコナラの木に棚状に群生していたようです。

ツキヨタケはブナの枯木に多く見られるきのこで、他の広葉樹にも生えるようですが、私はブナ以外から出たのは見たことがありません。しかし、シデの仲間やカエデの仲間の枯木からも採られたことを聞いたことがあります。今回コナラに出たというのは非常に面白いと思います。
ただコナラというのは間違いかもしれませんが、きのこは実物を見ているのでツキヨタケに間違いありません。
面白い現象ですが、残念ながら橋屋は今週末もきのこ狩講師等で自由な時間がありません。
もしお近くに居られたり、時間があって安居寺公園へ行かれた時には、ぜひこのツキヨタケを探してみてください。そして写真をぜひ撮っていただけたらとてもうれしいです。

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園  橋屋 誠 _/_/_/_/_/