富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

顕微鏡ゲット

2008年03月30日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

暖かくなったかと思ったら、また、寒くなりましたネ
先週、東京の千鳥が淵の近くを通ったら、桜と卒業式の女学生がとてもきれいでした。
富山はまだ…蕾固しでしょうか?
Dscn0003  
ソラとの散歩道でキクラゲの仲間でしょうか?
Dscn0002
ひょんな事から、「使用不可」の顕微鏡を2台、手に入れることができました。チョット…いろいろな所にダメージが有りますが、何とか使えそうです。Dscn0012
浅井さんに触発されて、土筆の胞子を覗いてみました。Dscn0005 背の低いほうは×300まで行けます。クランプが片方無いですが…きれいに見えます。
Dscn0006 背の低い高いほうは(箱入りでしたが)、やや程度が落ちます。でも、観察会用に持ち運んで使用するには十分ではないかと思います。
顕微鏡に関してはど素人ですが、クリーニング方法を調べてブラッシュアップしたいと思います。
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千葉菌類談話会の最新会報(面白いよ)

2008年03月25日 | きのこ
富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
千葉菌類談話会より会報が届きました。
会報は91ページもあって内容も盛りだくさんですが、とりわけ
 ;浅井さんの「ケシボウズをめぐる長~いお話」
 糟谷さんの「チェニジアのきのこと自然」
 佐野さんの「趣味が高じてきのこ本屋になってしまいました」
などは文句なしに面白いです。

また、「日本きのこ検索図鑑」誕生秘話と題して、
 腰野さん、吹春さん、高橋さん、浅井さんの4人が書かれている文章は、私も知らないことが多くかかれており、「そうだったのか!」と思いながら一気に読みきりました。

この会報は橋屋の手元にあります。
ご覧になりたい方はお手間ですが植物園までお出でください。


きのこ調査(定点観察)の協力のお願い

2008年03月23日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
友の会きのこ部会では、今年1年間を通して射水市(旧小杉町)にある薬勝寺池公園できのこの観察をすることになりました。
このご案内を添付ファイルでお送りいたします。(下に転記しました。sola1one)
1回のみの参加でもかまいませんし、ご都合のつく時だけの参加でもOKです。
ぜひ多くの皆様のご参加をお待ちしております。
_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/

********以下、添付ファイルの内容。********

薬勝寺池公園でのきのこ調査(定点観察)
協力のお願い

きのこ部会では、今年(平成20年度)に薬勝寺池公園で年間を通してきのこの定点観察を行うことになりました。どなたでも、気楽に参加できる観察ですので、ご都合のつく方々は、ぜひご参加ください。

目的
  一定の場所を定期的に経年調査をすることで、その地域にどんなきのこが生育しているか、どんな季節に発生するかを調べます。
世話人
  植物園友の会きのこ部会  四ツ木丈司、栗林義弘
  友の会きのこ部会担当 橋屋 誠
調査場所
  富山県射水市中太閤山 薬勝寺池公園
調査日
  毎月1回、原則は第一土曜 (調査日変更の場合は「きのこ富山のML」で連絡させていただく予定ですが、MLに参加されていないなど電話で連絡が必要な方は橋屋までお知らせください)
調査予定日  4月5日(土)、5月3日(土)、6月7日(土)、7月12日(土)、8月2日(土)、9月6日(土)、10月4日(土)、11月1日(土)、12月6日(土)、1月10日(土)、2月7日(土)、3月7日(土)
集合場所
  薬勝寺池公園南西のあずま屋(小山の上にあります)(薬勝寺池公園南西側には大きな駐車場があり、ここからあずま屋がよく見えます)
集合時間
  午前8時50分(9時には出発します
 歩く方向は上から見て時計廻りです。調査にかかる時間は約1時間半程度を考えています。
 調査後にはあずま屋にもどり、採れたきのこの同定をしますが、これも午前中には終わる予定です。
調査方法
  池の周遊路を参加者いっしょで時計回りに歩き、見られるきのこを観察(記録、写真撮影、採集等)します。
  きのこには番号をつけ、用紙に記録します。
  採集したきのこは、メモを書いた紙袋に入れます。⇒このきのこは植物園で乾燥、標本として保管します。
記録の発表 
  現在はどう発表するか未定ですが、世話人を中心に考えて行きたいと思います。皆様のご意見をお聞かせください。


キノコ切手の写真集

2008年03月22日 | きのこ

きのこ富山の皆様へ
橋屋さんから切手の写真世界のキノコ切手の紹介がありました。切手は鮮やかな色使いで美しく、植物画に近いように見えます。
  目次紹介
第1章 東欧
Column  キノコ切手専門カタログ/一番古いキノコ切手/魅惑の毒キノコ切手

第2章 西欧
Column  グリーンランドにもキノコ?/変型キノコ切手の楽しみ
第3章 アフリカ
Column   世界一のキノコ切手発行国/ボーイスカウトとキノコ/蝶とキノコ

第4章 北中南米
Column  イラストと写真/ディズニーのキノコ切手/こんなところにもキノコが!?
第5章 中近東
Column   謎のアミガサタケ切手

第6章 南太平洋
Column  王様とキノコ
第7章 アジア
Column   将軍様はキノコ好き?/日本にキノコ切手を!

第8章 対談 
大館 一夫 と 飯沢 耕太郎
石川 博己 と 飯沢 耕太郎

発 行 2007年9月28日 初版発行
サイズ 19cm×13cm 183ページ
価 格 1、600円
添付ファイル「kinokokitte.pdf」をダウンロードに写真のほんの一部を載せましたので見てください。
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栗林さんから送っていただいた「髄の押し出し工具作成」のファイルです。「zuiosidasi.pdf」をダウンロード
保存版にしてください。
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ピスの押し出し工具作成

2008年03月15日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様
栗林さんから、ピスの押し出し工具の試作レポートが寄せられました。ファイルが重たいので、写真などを一部編集してお伝えします。

_/_/_/ ピスの押し出し工具作成 栗林義弘 _/_/_/
今日、早速『髄の押出し工具』作りました。
橋屋さんのを使ってみて、アルミ棒より、鋼材かステンレス材の方が強度があって、良いことがわかりました。
 帰りに材料を買って、家で試作しました。一応5㎜と6ミリのものを2組作成しました。1時間程度で完了しましたので、手順書を作成しました。

① 購入品(カーマ呉羽店)
1
6mm×300mmの丸鋼クギ(v形ペグ)   @108×2=216円
5mm×350mmの丸鋼クギ(打込みLカン) @89×2=178円
カツラ(木)丸棒25φ×300  @248×2=496円
合計=890円

② 取っ手の作成
2
取っ手用に100mm程度に切断し、ヤスリで切り口を仕上げる。1本で3ケ作成できる。

③ 丸鋼の切断
3
次に、丸鋼の切断には電気サンダーを用いる。切り口が直角になるように仕上げ、面取りをする。
取っ手のために切断した丸棒の中心に5mmと6mmの穴をあける。(電気ドリルを使用)50mm程度の深さにする。
丸鋼の長さをの長さに切断する。曲がっているほうを切断する。

④ 完成品
4
5mmと6mmの双方に別け、穴に釘を入れてハンマーで打ち込むと、上の写真のように仕上がる。
同様に4mmと7mmのものを作成すると、太さに合せて髄を抜く時の使用勝手が良い。

⑤ タニウツギの枝
5
ニワトコやタニウツギ又はキブシ・ヤマブキ等の昨年伸びた枝を、100mm程度の長さに選定はさみで切断する。なるべく直線のものが良い。また、節の部分は内部が歪なので丸鋼が中で引っかかり易いため、節~節間で切断すると良い。
太い髄が良いのだが、枝が太いから髄も太いとは限らない。同じ枝でも枝分かれした元の部分より、枝の先端に行くほど髄の占める割合が多いので、枝の中間辺りが一番良い状態の髄が取れるようだ。

⑥ 髄の押し出し
6
枝の髄の部分に押し工具を当て、写真のようにして髄を押しぬく。
押し出す方向は、細いほうに当て、太いほうに抜く。
枝の切断面を見て、髄の太さに応じて工具の丸鋼のサイズを選ぶので、3ミリ~7ミリ程度の間の太さを揃えておくとベターである。
又、枝の長さは100mm程度の長さが一番良いが、ミクロメーターで使用するときは、30ミリ程度に切断して使うので、小さくても良い。
ただし、枝の長さが小さいと、左手で持つのに小さすぎて力が入らないし、押し出したとき、柄と枝の間で手の皮膚を挟で、血豆を作ることになる。長すぎると押し出すのに、非常に大きな力が必要になる。従って、100mm程度で節がないのが丁度良い。
髄は、圧縮されて勢いよく飛び出す。柄と材の間に左手の皮を挟むので、怪我をしないように注意をして作業をする必要がある。
押し出された髄は、顕微鏡観察のためのピスとして使用するが、そのままだと長い時間が経つと『カビ』が発生するので、一日ほど冷蔵庫に入れた後、日陰の風の当たる所で乾燥する

⑥ 押し出された髄と樹皮
7
 剃刀の刃で切断してみると、キブシの髄が一番ピスとして良い。髄自体がきめこまかで柔らかである。
 ニワトコの髄は一番太いものが取れるが、髄の目は一番粗いのでぼそぼそ感があり、剃刀の刃が少し切れなくなると引っ掛かる。
 その他ではヤマブキの髄も使い勝手が良い。しかし、あまり太いものがないので3mm程度の『押し出し工具』がないと使用できない。
 髄の太さは6mm以上のものが良いが、こればかりは枝を切ってみないと中の状態がわからない。ついつい枝の細い部分も採取してしまう。(勿体ない思いがあり)しかし、細いピスはミクロメーターを使用する場合に、隙間が出来て切片を切るときにピスが動き、作業がしにくいし失敗が多い。また、手で切る場合も試料を挟みにくいし、大きな試料ははみ出すので使えない。
以上。