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富山きのこクラブ

富山のきのこ情報・きのこ料理の情報が集まります。

チャワンタケ

2008年04月07日 | きのこ

定点観察会で採取された「小さなチャワンタケ」
Dscn0018 どんなに小さくても平たい形をしていた…と記憶しているが
Dscn0021 「謎のカタクリチャワンタケ」が発生していた環境…傍にアオキあり、杉の植林地。
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小さなコップ型をした固体が3つ、平たい固体が2つ…イグチさんに見てもらうには少なすぎるのだろうなぁ。
Dscn0037 Dscn0038
寺家公園の水辺のチャワンタケも気になるし…立山寺のマツカサチャワンタケも気になるし…七尾のモミ林下の黒いチャワンタケも気になるし…シャグマも気になるし…忙しくなってきた>

⇒イグチさんからのコメントを転記

上の2枚(子嚢盤が赤みがかっているもの)は Ciborinia gracilipesという種類ではないかと思います(近くにコブシ・タムシバなどのモクレン属の樹木はなかったでしょうか?)。
 下2枚は、写真だけでは見当がつきかねますが、Sclerotinia属のものかもしれません。
 土上に発生しているものは軽くクリーニングし、菌核などから発生しているものはそれを脱落させないように注意し、容器の蓋を開けたままで冷蔵庫に数日入れて生乾きにしてからお送りいただければ、検討してみますが。
 また、腐朽材片・ササや雑草などの枯れ茎・枯れ葉や果実などに生じたものならば、これも生乾きにして送ってくだされば、出来る限り検討致します。
 関東では、ツバキノキンカクチャワンタケがそろそろ終わり、キツネノヤリが最盛期。キツネノワンタケは発生のピークを過ぎたようです。
 Ciborinia gracilipes は、これからが盛りかもしれません。その他の微細なチャワンタケも、やっと今年の活動を開始し始めたといったふうにみえます。


イグチさんへ
5月3日に定点観察会があり、もう一度見て回ります。採取したサンプルをお送りしますので、宜しくお願いいたします。

_/_/_/_/ 伊藤のメモ 新菌類図鑑Ⅱ_/_/_/_/

Ciborinia:ニセキンカクキン属
菌核の髄層に宿主の組織の残片を含み、菌核および不動精子はイネ科、スゲ科、イグサ科以外の単子葉、および双子葉植物の茎中に生じる。
Sclerotinia:キンカクキン属
菌核の髄層に宿主の組織残片を含まない。子嚢盤の托外被層は円形菌組織よりなる


スプリング・マッシュルーム

2008年04月06日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

お昼に植物園に花見に行ってきました。明日から無料開放になりますが、今は七部咲きの状態で、桜がもっとも美しい時期かも知れません。
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返す刀で大沢野に行って、トガリアミガサタケを収穫してきました。昨年とあまり変わらない時期の発生ですが、家の近所のアミガサタケはまだ姿を見せていません。大小取り混ぜて結構な収穫となりました。
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近所にカタクリが群生しているとの事で、様子を見てきました。足の踏み場も無いほどでしたが、花は三部咲きといったところです。
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「カタクリチャワンタケ」(多分、上川キノコ会の会報)の記事が頭にこびり付いていて…探し回って見つけたのが、このチャワンタケです。昨日の「小さなチャワンタケ」と同じなのか…幼菌がコップの形をしている所が異なるか?…アオキが傍に生えていました。
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カタクリの葉はカラシ醤油味の御浸しにします。ほんのりと甘く、伊藤家の春の定番のひとつです。
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トガリアミガサタケはカレー風味のクリームパスタとなりました。ソラマメとパルミジャーノチーズを添えて、大変おいしゅうございました。
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「謎のカタクリチャワンタケ」に付いては、来週もう一度探してみるつもりです。なんだか忙しくなってきましたね
_/_/_/_/_/ 伊藤 春雄 _/_/_/_/_/


第1回定点観察会@薬勝寺池[E:sun]

2008年04月05日 | きのこ

富山きのこクラブの皆様

東京では既に桜が散り始めていましたが、富山では開花宣言が出て、松川沿いの桜も見ごろとなっています。
今年、新たに企画された定点観察会のキックオフが、薬勝寺池公園でありました。
この企画は、場所を決めて、1年を通してのきのこの発生状況を記録しようというものです。初回の参加者は12名、9:00スタートとなりました。Dscn0015
大きなツバキキンカクチャワンタケに先ずはビックリ!Dscn0016
きれいなニガクリタケの幼菌が数箇所で観察されました。Dscn0017
「小さなチャワンタケ」と名付けられた正体不明菌。Dscn0019 「コブシの花と関係あり」とか「アオキと関係あり」とか「無関係に一般的に発生するようだ」とか諸説が飛び交ったのは、採取場所が3箇所有ったためでした。Dscn0020
最後に、採取したきのこをナンバリング・同定し、写真に収めました。予想に反して、30種弱ものきのこが採取されました。Dscn0025
橋屋さんの薀蓄を拝聴しながらの、初春の散策はなかなか楽しかったです。
次回は5月3日(土)で、連休の真っ最中となっていますが…はてさて、どうなることでしょう。
お世話頂いた、四ツ木さん、栗林さん有難うございました。今後とも宜しくお願いいたします。
_/_/_/_/_/ 伊藤 春雄 _/_/_/_/_/

薬勝寺池公園でのきのこ定点観測の始まり

平成20年4月5日
 今日から薬勝寺池公園でのきのこ調査(定点観測)の始まりである。

 うすべに色の桜の蕾みがまるまると膨らみ午後にも開花しそうな暖かい日和の中9:00より途中参加も含めて12名が薬勝寺池公園大駐車場近くの東屋に集合、部会担当、橋屋さんによる定点観測の意義の説明に続き、定点観測責任者としての栗林さんの注意事項の説明、四ツ木の挨拶の後、全員がそろって一周約2kmの薬勝寺池を時計周りでスタートしました。
 花もないこの時期になにやら下を見ながらぞろぞろと歩く中高年の団体に首をかしげる人、「何を探しているがけ」と尋ねる人と出会いながら採取を続けました。採取後、スタート地点の東屋に戻り同定、記録のための写真撮影を済ますと予定通り12:00終了となった。
 年間で一番キノコが少ないこの時期、僅かしかないだろうと心配しましたが、結果はなんと31種やはり12人の鋭い“きのこ目”には驚きでした。

 夕方もう一度薬勝寺池を一周しました。日中の暖かさで桜がどんどん開花していました。頭上でペキ、ペキと音がしてなにやら落ちてきます。藤の実がはじけて落ちてくる音です。池の浅瀬でパチャ、パチャ鯉ののっこみの始まりです。また亀が池のふちで甲羅干しも見えて完
璧な春を味わえた一日でした。

_/_/_/_/_/ 四ツ木丈司 _/_/_/_/_/


植物園の桜開園(日程決まる)

2008年04月02日 | ニュース

富山きのこクラブの皆様へ

植物園の橋屋です。
今日、富山でのソメイヨシノ開花宣言が出ました。
これによって植物園の無料開園とライトアップに日が下のように決まりました。

ソメイヨシノと夜桜観賞
実施日:4月7日(月)~10日(木)の4日間
時 間:朝午前9時~午後9時半(入園は午後9時まで)
     ライトアップは日暮れ~午後9時半
費 用:この4日間に限り無料

ぜひ多くの皆様にお出でいただきたく思います。

_/_/_/_/_/ 富山県中央植物園 橋屋 誠 _/_/_/_/_/