定点観察会で採取された「小さなチャワンタケ」
どんなに小さくても平たい形をしていた…と記憶しているが
「謎のカタクリチャワンタケ」が発生していた環境…傍にアオキあり、杉の植林地。
小さなコップ型をした固体が3つ、平たい固体が2つ…イグチさんに見てもらうには少なすぎるのだろうなぁ。
寺家公園の水辺のチャワンタケも気になるし…立山寺のマツカサチャワンタケも気になるし…七尾のモミ林下の黒いチャワンタケも気になるし…シャグマも気になるし…忙しくなってきた>
⇒イグチさんからのコメントを転記
上の2枚(子嚢盤が赤みがかっているもの)は Ciborinia gracilipesという種類ではないかと思います(近くにコブシ・タムシバなどのモクレン属の樹木はなかったでしょうか?)。
下2枚は、写真だけでは見当がつきかねますが、Sclerotinia属のものかもしれません。
土上に発生しているものは軽くクリーニングし、菌核などから発生しているものはそれを脱落させないように注意し、容器の蓋を開けたままで冷蔵庫に数日入れて生乾きにしてからお送りいただければ、検討してみますが。
また、腐朽材片・ササや雑草などの枯れ茎・枯れ葉や果実などに生じたものならば、これも生乾きにして送ってくだされば、出来る限り検討致します。
関東では、ツバキノキンカクチャワンタケがそろそろ終わり、キツネノヤリが最盛期。キツネノワンタケは発生のピークを過ぎたようです。
Ciborinia gracilipes は、これからが盛りかもしれません。その他の微細なチャワンタケも、やっと今年の活動を開始し始めたといったふうにみえます。
イグチさんへ
5月3日に定点観察会があり、もう一度見て回ります。採取したサンプルをお送りしますので、宜しくお願いいたします。
_/_/_/_/ 伊藤のメモ 新菌類図鑑Ⅱ_/_/_/_/
Ciborinia:ニセキンカクキン属
菌核の髄層に宿主の組織の残片を含み、菌核および不動精子はイネ科、スゲ科、イグサ科以外の単子葉、および双子葉植物の茎中に生じる。
Sclerotinia:キンカクキン属
菌核の髄層に宿主の組織残片を含まない。子嚢盤の托外被層は円形菌組織よりなる
下2枚は、写真だけでは見当がつきかねますが、Sclerotinia属のものかもしれません。
土上に発生しているものは軽くクリーニングし、菌核などから発生しているものはそれを脱落させないように注意し、容器の蓋を開けたままで冷蔵庫に数日入れて生乾きにしてからお送りいただければ、検討してみますが。
また、腐朽材片・ササや雑草などの枯れ茎・枯れ葉や果実などに生じたものならば、これも生乾きにして送ってくだされば、出来る限り検討致します。
関東では、ツバキノキンカクチャワンタケがそろそろ終わり、キツネノヤリが最盛期。キツネノワンタケは発生のピークを過ぎたようです。
Ciborinia gracilipes は、これからが盛りかもしれません。
その他の微細なチャワンタケも、やっと今年の活動を開始し始めたといったふうにみえます。