深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

カバラと「生命の木」 10

2018-03-02 09:36:53 | 心身宇宙論

セミナーでやっている「カバラと『生命の木』」のダイジェストの第10回。
ここから各セフィラについての各論に入る。今回は第1セフィラ、ケテルについて。

まずは、セミナーの冒頭でケテルについて述べた部分の動画を見て頂こう。なお、「生命の木」においてケテルは「王冠」と呼ばれ、「頭」とは呼ばれていないことに注意を払う必要がある。それはケテルが我々の宇宙の中ではなく外にあること、最も深い霊的本質は現実世界には現れることなく、それを支える基盤、根としてあることを示しているのである。

さて、カバラではアツィルト界(純粋霊界)、ブリアー界(元型的心性界)、イエツィラー界(アストラル体的心像意識界)、アッシャー界(物質界)という4つの世界それぞれに「生命の木」が存在していると考えるが、第9回でも述べたように、各セフィラの諸力は各世界における「神名」あるいは「力の言葉」の支配下にある。

「神名」はアツィルト界でのそのセフィラの作用を表し、オカルティストはセフィラの諸力を「神名」によって呼び出す。
ケテルの神名は「エヘイエー」だが、この「エヘイエー」という名の下に神を呼び出すことは、あらゆる魔術的ワークの最も大切な式次第となる。なぜなら、それは純粋存在、永遠にして普遍、いかなる属性も活動も持たず、万物の根拠となり、万物を支え、万物を条件づけている存在を確認することだから。
そして「エヘイエー」を純粋な白い輝きの中で効果的に唱えることができれば、永遠や不滅の感覚を得て、形の次元がはかなく無意味であることが実感される。

ブリアー界におけるケテルの諸力は大天使「メタトロン」を通して得られるが、第10セフィラ、マルクトはケテルの大天使から影響力を流出させる原因にして、宇宙のあらゆる輝きの源泉であるという。このことは霊が流れ出て物質界に顕現するだけでなく、物質もまた霊を顕現世界に引き出すことができる、ということを意味している。


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