深く潜れ(Dive Deep)! キネシオロジー&クラニオセイクラル・ワーク(クラニオ)の蒼穹堂治療室

「ココロとカラダ」再生研究所、蒼穹堂治療室が送る、マニアックなまでに深く濃い、極私的治療論とお役立ち(?)情報の数々。

テクスチャー・セラピー、その後3

2008-09-19 13:51:49 | 症例から考える
ウチはあくまで治療院であって拝み屋ではないのだが、相も変わらず仏像の写真や護符が活躍している。しかし、使っているのはそれだけではない。

講談社では週刊『日本の仏像』シリーズが完結し、今は『世界の美術館』シリーズに変わったが、キネシオロジーの筋肉反応テストで診ると、そのNo.1『ルーヴル美術館①』は買っとけ、という答。経験上、そういう時は逆らわずに従うのがいい、ということで買ったら、早速それが治療に役立つことになった。ちなみに、この『ルーヴル美術館①』に出ているのは、ダ・ヴィンチの『モナ・リザ』、ダヴィッドの『ナポレオンの戴冠』、そして『サモトラケのニケ』などだが、実際に使ったのはそれらではなく、さまざまな画家の描いた『受胎告知』の一部の写真だった。

こうなると、つい「やっぱり宗教物は効くんだ」と思ってしまうのだが、ミケランジェロの『最後の審判』が収められたNo.4『ヴァチカン美術館』は「いらない」という答。これは意外だったので何度も確認したが、「いらない」という答は一貫して変わらなかった。「治療で効果がないのか」と聞くと「大きな効果がある」という答が返ってくるので、「いらない」という理由を尋ねると、「お前には使いこなせない」とのこと。どうやら、どれが使えて、どれが使えないかは、施術者の器量にも関わるらしい。

さて、そのテクスチャー・セラピー(と、私は勝手に呼んでいる)だが、別の使い道があることに最近気づいた。食品アレルギーを持つ子が来た。その子の検査には、アレルギーを持つ食品が必要になる。それが1種類ならいいが、数種類になると、揃えるのが大変だ。しかも、置いておくと食品は劣化するので、その都度新しい物に置き換えなければならない。私は一人暮らしで、それほど頻繁に料理することもないので、普段自分があまり使わない食材だと無駄に捨てることになりかねない。

解決手段としては、食品を何かに波動転写しておけば、改めて同じ食品をその都度買い換える必要はない。で、それをやろうと思っていたのだが、朝いつものように新聞を取ってきた時、ふと気づいた。波動転写なんてしなくてもいい。食品なら「ここ」にあるじゃないか、と。「ここ」──毎日のように新聞と一緒に入っているスーパーの折り込み広告の中に。そこには豊富な食材が写真入りで載っている。現物がなくても、これを使えば同じように調べられるはず。実は私は、いつも広告を前にキネシオロジーで調べて、これは買う、これは買わない、とやっていたのだ。

それだけでなく、定期的に来てくれている患者でフォーカシングがかなりのレベルまで使いこなせるようになった人がいて、その人の治療の中で試験的にこの広告の切り抜きを使ってみたところ、体はその食品を正しく認識することも確認した。

そんなわけで、その子のために食品の現物を用意する必要はなくなったのだが、バターや牛乳のようなパッケージに入っている食品がどうなのかは、まだよくわかっていない(空のパッケージだけを撮ったものと、中身が入っている状態で撮ったものとでは、結果が変わるのではないかと思うが、それぞれのチラシ広告の写真がそのどちらなのかはわからない)。その辺も含めて、これから更に調べてみたい。

コメント (8)    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 成功することの悲劇と喜劇 | トップ | 『スティルネス』を読み返す »
最新の画像もっと見る

8 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
こんばんは (金木犀)
2008-09-21 21:53:04
興味深い記事、ありがとうございました。

うちでも、外食するときは、メニュー写真をキネシオロジーテストで調べて注文してます。
今度の汚染米も、農林水産省の調査員がキネシオロジーテストできれば、すぐわかって検査に回せたのに、と思いました。
…まあ、こういうことができる人は、お役人にはならないかもしれませんが(笑)

上野でやった、「空海と高野山展」で、空海が唐から持ち帰った小さな仏像と、空海愛用の念珠がとてもパワーがあったと、家人が言っておりました。
鎌倉時代の仏像はきれいだけど、展示室に入ってしばらくしたら、なぜか左肩が痛くなっちゃったと言ってました。
でも空海の念珠の前にしばらくいたら治ったそうです。
良くも悪くも?宗教関係は、不思議な力があるのですねえ。
返信する
お仲間がいたんですね。 (sokyudo)
2008-09-22 10:15:52
金木犀さん、コメントありがとうございます。

>うちでも、外食するときは、メニュー写真をキネシオロジーテストで調べて注文してます。

あ、同じことをしている人がいたんですねぇ。ちなみに、困るのはメニューが文字だけで、あとは蝋細工のサンプルだけ、というレストランですよね。あれは選びようがない。どんなに精巧に作ってあっても蝋細工は所詮蝋なので、体はYesとは言ってくれないですから。

>上野でやった、「空海と高野山展」で、空海が唐から持ち帰った小さな仏像と、空海愛用の念珠がとてもパワーがあったと、家人が言っておりました。

写真でさえパワーがあるわけですから、本物はもっと凄いのでしょう。ちなみに『日本の仏像』によると、飛騨の山村では昭和30年頃まで、子供が病気になると近くのお堂にある円空仏を借りてきて、枕元に置いておく習慣があったそうです。下手な医者にかかるより治りそうですよね。

返信する
入ってます (tenleechan)
2008-09-27 09:53:42
基本的にスーパーで使うチラシに使う写真は、商品の現物を使います。
ダミーということは、まずないと思います。
ただ、同一商品は、パッケージが変わらないと何回も使いまわすと思います。
季節やロットでバラツキがある商品とか、添加物に変化があっても、テストで出ないでしょうね。

そんなこと言い出したらきりないですが。
返信する
情報をいただき、ありがとうございます。 (sokyudo)
2008-09-27 22:29:29
tenleechanさん、情報をいただき、ありがとうございます。

>季節やロットでバラツキがある商品とか、添加物に変化があっても、テストで出ないでしょうね。

やはり広告で大雑把な検査はできても、最終的には現物を確認しないとわからない、ということですね。
返信する
Unknown (nanahoshi)
2008-10-10 01:10:09
そこまでの腕が有るのですから、
現在過去未来をイメージすれば良いだけでは?

蒼穹堂先生の思考を載せて貰えて、私はまた少し進化出来たと思いますが、まだアレルギーまで手が出ません。

それから、7歳の娘も、迷う時にはOリングテストをしていますよ。 ツボは、もう悩まない様で、肩が自動でキネシオロジーテストしているみたいです。
弟子が五人ほどいるんですよ。
負けない様に精進中です。

先生、転載させて頂いてもいいですか?

返信する
どうぞ、どうぞ (sokyudo)
2008-10-10 11:57:17
nanahoshi先生

>先生、転載させて頂いてもいいですか?

こんな記事でよければ、どうぞ、どうぞ。
それにしても、娘さん凄いですね。うかうかしてると、私も負けそうです。

返信する
もっと違う方法が (nanahoshi)
2008-10-11 03:17:12
先生!

チラシは、術者・患者のイメージの補剤であって、
MEIの牛乳を見ながら、MEGUの牛乳をイメージしているって事
ありますよね?
患者のイメージにリンク出来ればいいのかな?
と考えるのですが・・・・・
これでは進まないのでしょうか?

私には「娘は、かわいい!」と言う感覚が余り無いのですが、
彼女の行動は面白いです。
たぶん今は、「私にも整骨ぐらい出来る!」と
思って練習開始しています。
練習台はnanahoshiですが、確かに完成しつつあります。
居酒屋で、弟子達に技を披露する予定みたいです。
7歳ぐらいの子は一番、気に敏感の様な気がします。
昔、男の子に「チ○コに、お灸して!」と言われ、
御母さんは、「何て事言っているの!」と言っていましたが、FTでSTだったのでお灸したところ、「お腹の痛みと頭のモヤモヤがスッキリした!」と、えらく元気に帰って行きました。
もう一人の子も、「虫に刺されたけん、鍼して!」と言うので、効くのか?と思いながら刺しましたが、5百円玉ぐらいの腫れが、瞬時に消滅しました。どちらも「ココにして!」と位置指定だったのですが、あまりの効きに、以来、子供の言う事は聞く事にしています。
返信する
確かにそうですが… (sokyudo)
2008-10-13 09:31:45
>nanahoshi先生
>チラシは、術者・患者のイメージの補剤であって、MEIの牛乳を見ながら、MEGUの牛乳をイメージしているって事ありますよね?
患者のイメージにリンク出来ればいいのかな?と考えるのですが・・・・・これでは進まないのでしょうか?

もちろん、先生のおっしゃるとおりで、明確にイメージできるのであれば、別にチラシなど(あるいは現物さえも)必要ないのですが、私は自分の体でもいろいろ試してみて、自分がイメージしたものと現物では反応が違う、というケースをイヤと言うほど見てきているので、自分や患者のイメージ力に左右されないような方法を模索して、その一手段としてチラシを使う方法に辿り着いた次第です。
返信する

コメントを投稿

症例から考える」カテゴリの最新記事