有罪か、無罪か? 2018-01-25 22:21:49 | 趣味人的レビュー フェルディナンド・フォン・シーラッハはドイツで弁護士として活躍する傍ら、ミステリ作品を執筆する作家でもある。その彼の、架空のテロ事件の裁判を描いた戯曲『テロ』の舞台を見てきた。この『テロ』は、ドイツの参審裁判の形式に則り、観客が参審員となって被告の有罪か無罪かを投票する仕組みだ。一種の模擬裁判と考えてもらえばいいと思う。一部ドイツの法律的な背景まで考える必要はあるが、この物語が問いかける問題は非常 . . . 本文を読む