なにかを成立させることよりも、成立させたくなるなにものかにむけて 2016-11-06 10:43:31 | 趣味人的レビュー これはブクレコに投稿した『重力との対話 ―記憶の海辺から山海塾の舞踏へ―』のレビューを加筆したもの。 「なにかを成立させることよりも、成立させたくなるなにものかにむけて」──この一言だけで、この本を読んだ意味があったと思った。スピードこそが大事とされ、「取り敢えず何かテキトーにでっち上げてしまえ。そうすれば後は何とでもなる」という時代の中にあって、その対極を行くようなこの言葉と覚悟。これだけでも . . . 本文を読む