<ストーリー> 映画.comより抜粋
不幸にばかり見舞われる中年男の姿をブラックユーモアたっぷりに描いたコメディ・ドラマ。
舞台は1967年のアメリカ中西部。
平凡で真面目な人生を歩んできた大学の物理学講師ラリーは、ある日突然、長年連れ添った妻から別れ話を切り出されてしまう。
それ以来、周囲では想像を絶するやっかいな出来事が次から次へと起こりはじめる。
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コーエン兄弟の作品は様々なジャンルがあるけれど、それぞれに個性的な味わいがありどれも大好きです
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でも今回の作品はこれまた一風変わっていて、今までに一番難解な作品と感じました。(「バートン・フィンク」の方が理解しやすいくらいに。)
観終わってまず思ったのが冒頭のエピソードの意味って?ということ。
最初にこれを持ってきたということは、きっとのちにこれが活かされるような話が本編で語られるのだろう…
と思っていたけれど、結局あれは何だったのか?!という疑問のままに
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ただ、それがわからずに腹立たしいわけではなく、あれはなんやってん!
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それに「歯の謎の小話」も、主人公ラリー同様に“だから何なん?!
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キャラクターの奇妙な設定(膿出しのおじさん、髪を洗うことばかり気にする娘など)や現実と思っていたら夢だった…というパターンなど作品の中ではコーエン兄弟らしさがよく出ていると思うけれど、今回はストーリー自体がとてもシュールで何を表そうとしているのか読み解くのが難しくて結構わからない部分も多かったです
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ラストもいきなり「えっ、これで終わり?!」
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ただ、このラストが示すものはラリーはどんな不幸に見舞われてもまじめにやっていただけ、まだましだったってことなのかな?
特に何も語られないけれど、この後もしかしたら…と不穏な雰囲気を残しているのが印象的でした。
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監督・脚本・製作:ジョエル・コーエン、イーサン・コーエン
撮影:ロジャー・ディーキンス
音楽:カーター・バーウェル
編集:ロデリック・ジェインズ
原題:A Serious Man
製作国:2009年アメリカ
上映時間:106分
<キャスト>
マイケル・スタールバーグ
リチャード・カインド
フレッド・メラメッド
サリ・レニック
アーロン・ウルフ
ジェシカ・マクマヌス
アダム・アーキン