猛烈な暑さが続いたと思うと、
今度は肌寒い日が続きます。
本日日曜日も、東京は小雨が降りはじめました。
寒さより暑さのほうが好きだった紫苑ですが、
この頃は暑さが身体にコタエる。
きもの着用も、肌寒いくらいがちょうどいい。
先週のことですが、友人と気軽な飲み会に
行きました。
市松小紋にアンティーク傘刺繍の帯です。
帯揚げは水玉のスカーフ。
帯締めは臙脂色。
最近はずっと帯板なし。
だいぶ楽ですよ。
季節より早めに着用がきもののルールですが、
塩瀬帯なので、暑い日には着用できず、
梅雨に入ってからになりました。
アンティークものはほとんど処分したのですが、
この傘は、シックなのでいくつになっても使えると
大事な一品(逸品というより一品)
緻密な刺繍が気に入っています。
後ろはこんな感じ。
梅雨の一文字の「梅」の花も。
この「梅雨」という言葉
中国から来たそうで、もともとは
「黴の雨」=かびの雨(ばいう)だったそう。
それが文字としても、
言葉としてもきれいではないので、
同じ読み方の「梅」が当て字され、
日本に伝わってからは、
「雨」が草木に作る「露、つゆ」にかけて
梅雨=つゆと読むようになったそうです。
日本人って、語感一つでも
美しい言葉にする才能がありますね。
久しぶりにお寿司も。
単衣も時期も終わりが近いですね。
きもの処分と夏物の用意に
忙しい紫苑です。
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ありがとうございます。