【ML251 (Marketing Lab 251)】文化マーケティング・トレンド分析

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『戦略思考ワークブック』(三谷宏治著、ちくま新書、2014年10月刊)

2014年12月10日 | 書評
「重要思考」をシンプルに解説。

(1) 「重み」と「差」で考える
(2) DMU(Decision Making Unit)の明確化

営業・販売から、サービス、マーケティング、事業戦略・ビジネスモデル、事務作業まで、シンプルなフレームワークを使った事例。
著者は、ケーススタディの答えを紙に書きながら読み進めることを推奨しているが、時間がなければ、まず読み進み、自分にとって重要と思われるケースを改めて書いてみるのもいいだろう。

■マーケティング

STPのセグメンテーション&ターゲティング=「DMU」、ポジショニング=「重み」、4P=「差」。
⇒「重み」「差」「DMU」の一貫性が必要

■事業戦略・ビジネスモデル

ポジショニング=「DMU」とその「重み」、ケイパビリティ=「差」
⇒ 「差」はマーケティングミックスの4Pだけでなく企業能力全体(CRM,SCM,FPM,R&D,HRM)で
⇒ 企業能力も自社内(バリューチェーン)のみならず他社を含めた全体(バリューネットワーク)へ

「DMU」もステークホルダー全体のうちその主なもの。

<事例>
・DMUにとってはその商品が本命でなく、ついで買いかもしれない。旭山動物園は札幌観光のついで商品として大成功。
・一番大きな市場を狙う。アップルiPpdはウインドウズユーザを取り込んで成功した。
・最大の価値を捨てることで再生することもある。ハウステンボスは「オランダへのこだわり」「全国市場」を捨て再生した。

戦略思考ワークブック【ビジネス篇】 (ちくま新書)
三谷宏治
筑摩書房

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