こんにちは! 新日本婦人の会 王寺支部です

お知らせや日々の活動などを、皆様にお届けします。

「子どもたちは、今」(シリーズ・5)・・王寺町内のお地蔵さんと一緒に、考えましょう

2009年12月23日 01時24分07秒 | 小組活動
 
王寺町本町2丁目碧陽寺そばのお地蔵さん 王寺町本町2丁目安専寺北側井戸の底に安置のお地蔵さん

このブログで2年前にも紹介しましたように、王寺町は学習塾・進学塾が奈良県下の町段階で最も多い町。
JR王寺駅北・南周辺のターミナルビルには、宣伝用の看板も多く目に付き、教室も林立しています。
王寺町内はもとより、近隣から交通の利便性もあって、たくさんの通塾生を夜遅くでも見かけます。

奈良県全体を見ても、1980年代から大学進学率とくに女子の大学進学率は全国的にも常に上位に。
これらの背景・要因は、以前は奈良県の都市化・ベッドタウン化とそれに伴う文化生活水準の向上志向に。

しかし現在、児童生徒の問題行動・暴力発生件数が全国トップクラスという大問題が発生しています。
このブログで紹介してきましたように、奈良県教育委員会はその原因として、奈良県民の県外就職率などを。

ここには難しく言えば何か〝二律背反〟的な要素が、見えてきませんでしょうか?



同時に、奈良県教育委員会は「全国学力テスト」の奈良県の結果について高く評価し、
問題行動・暴力事件件数の多さとの対照を述べ、
 「いじめはどんな理由があってもいけないことだと思う」者の割合が、全国最下位レベル
 「学校の決まりを守っている」者の割合が、全国最下位レベル
 「新聞やテレビのニュースに関心がある者及び世の中の色々な出来事に関心がある者の割合は、
  小学生は全国下位レベル、中学生は全国最下位レベル
などの分析評価コメントを発表し、児童生徒の「規範意識の欠如」を重要視した対策・施策の実行へ。

しかしみなさん、これら奈良県内児童生徒の問題行動の多さを、
精神的な「規範意識の欠如」に原因を求め、そこから教育施策を打ち出す事についてどう考えられますか。
県外就職率の高さに見合った教育条件の整備や、受験競争的な教育環境の見直しなどは今どうでしょう。

奈良県の教育問題について、マスコミなどで何が騒がれ、それに教育機関がどう対処しているのか。
そして、みなさん自身はどう考えるのか。自分の子どもや通学する学校での教育状況から分析評価して。

まずは、色んな情報が必要ですよね。全国的に問題となっている「全国学力テスト」の結果も踏まえて。

新婦人では、「全国学力テスト」の実施中止を、求めています。こちらをご覧下さい。





もっと詳しくお知りになりたい方は、以下のサイトをクリックして見て下さい。
奈良県知事定例記者会見(2009/10/22)での、全国学力テストについて記者との質疑応答
奈良県教育委員会の県内教育の現状認識
奈良県教育委員会が出している「教育データ集」
国立教育政策研究所「平成21年度全国学力・学習状況調査 調査結果資料(都道府県別)」

 
王寺町本町4丁目芦田池にあるお地蔵さん      王寺町畠田7丁目の乳かけ地蔵さん
この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 12/19 リズム小組合同「クリ... | トップ | JR王寺駅南ロータリーの歩行... »
最新の画像もっと見る