こんにちは! 新日本婦人の会 王寺支部です

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医事関係訴訟事件のなかで、産婦人科はどうなっているのでしょう

2008年04月22日 02時09分02秒 | 奈良県での命の重さは、どうなってるの?
王寺町本町2丁目にある達磨寺、藤の花が今見頃をむかえています。


奈良県の女性は、2006年8月7日の吉野郡大淀町立病院入院から、
大阪府国立循環器病センターへ搬送され、脳内出血で緊急手術
そして帝王切開で男児出産、8月16日妊産婦さん死亡という事件を、
忘れないでしょう。

2007年には、同種の問題が再発し、2007年9月7日に荒井奈良県知事が、
定例記者会見で、一連の事件・問題について発言しています。

また、2007年11月12日には、舛添厚生労働大臣と荒井奈良県知事が面談し、
妊婦救急搬送で奈良県がまとめた報告書を大臣に提出し、再発防止対策を
報告していました。

これら、行政側の一連の対応とは別に、奈良地検は大淀病院事件について、
刑事責任は問えないとして立件をとりやめました。
ご遺族側は、これにたいして、病院側の対応を不満として、
2007年5月23日に民事訴訟(損害賠償請求)を起こされました。
これらに関しては、医師側弁護のサイトですが、詳細に経過・内容が報告
されています。
現在公判は、第7回目を4月20日午後2時 大阪地裁10階1006号法定で、
むかえようとしています。



王寺町本町2丁目にある達磨寺の藤の花。
20年以上前は、房がもっと長かったような気がします。


医事関係訴訟といっても、当事者にならなければなかなか分かりづらく、
身近な問題として捉え難いのではないでしょうか。

では、どのような病気で訴訟が起こされているのか、

その診療科目別に、多い比率の順で見てみると。
(2004年・2005年・2006年の3ヵ年合計件数 3248件に対する、
                各診療科目別合計の比率)

1)内科         780件(24.0%)
2)外科         684件(21.1%)
3)産婦人科      467件(14.4%)
4)整形・形成外科   444件(13.7%)
5)歯科         211件( 6.5%)
6)精神科        97件( 3.0%)
7)小児科        89件( 2.7%)
8)眼科          77件( 2.4%)
9)耳鼻咽喉科     74件( 2.3%)
10)泌尿器科      59件( 1.8%)
11)皮膚科        51件( 1.6%)
12)麻酔科        32件( 1.0%)

なお、2006年度資料では、診療科目がその他科目で133件挙げられていました。


王寺町本町2丁目にある達磨寺、その境内に咲く藤の花。
この寺のフジも有名ですが、ハギはもっと見ごたえがありました、これからでしょうか。

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