南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

億万長者になれる人の資質とは

2006-10-03 01:03:02 | シンガポール
この写真は、シンガポールのハリラヤの飾り付けです。イスラム
のお祭りですが、断食月のラマダンという言葉のほうが日本では
有名ですね。この写真は、シンガポールのマレービレッジのそば
の通りです。いつも車でこの道を通るのですが、いきなり広がる
イルミネーションの世界に毎度毎度、感動を覚えてしまうのです。
クリスマスの飾り付けに比べればささやかなものなのですが、
イスラムの飾り付けなので、ちょっとアラビアンナイトな感じで
す。

いつもこのあたりで信号待ちになるので、時々写真を撮るのです
がいつもボケボケなのです。この写真はまだましなほうですが、
でもよくみるとかなりボケてるというか手ぶれです。おかしいなあ
ちゃんとしっかりと手でホールドしているのになあと思いながら、
今日、あらためて認識したのです、車ってかなり振動して
いるということを。

こういうときには、今はやりの手ぶれ軽減機能が役にたつので
しょうが、私のカメラには残念ながらその機能はついていません。
さらに、私のカメラはISOの感度が400までしか上げられませんが、
フラッシュなしで夜景を撮る場合には800くらいは欲しいところ
です。感度が高いと暗いところでも速めのシャッタースピードで
撮影できます。そうすると、ぶれも防げます。

私は長年カメラ関係の広告をやっているので、カメラの機能や
技術に関しては必要以上に詳しくなってしまっているのですが、
ちゃんとした写真が撮れなきゃ話しになりませんよね。

アラビアというと億万長者がごろごろといそうですが、昨日の
億万長者の話しが中途半端だったので引き続き、億万長者の話し
をします。(憲法九条の話しだってかなり中途半端だ
ぞとおしかりを受けそうですが、それはまた別の機会に

昨日言っていた本は、トマス・J・スタンリーという人が書いた
『なぜ、この人たちは金持ちになったのか』という本です。
日本経済新聞社から2001年にこの日本語版が出ました。原題は、
"The Millionaire Mind"というものです。ミリオネアは百万長者
なのですが、これは米ドルなので、円換算すると億万長者くらい
の雰囲気になるのでしょう。この本の表紙とか、帯にはいっぱい
宣伝文句がついていますので、ご紹介しましょう。

億万長者が教える成功の秘訣
これで納得!「金持ち等父さん」になる方法
NYタイムズ絶賛の全米ベストセラー
学校、仕事、結婚、買い物、ミリオネアの生き方・
考え方はココが違う!


というようなこれでもかという宣伝攻勢。思わず買ってしまい
たくなりますよね?シンガポールの紀伊国屋で36.40ドルもした
のですが、これで億万長者になれるんだったら全然安いと思い
購入を決意したのでありました。

この本は、アメリカで実際の億万長者の数百世帯への調査をベー
スにしています。その著者は、「現実に成功しているミリオネア
は、ハリウッド映画に出て来る紋切り型の大金持ちとは大違い」
と述べています。

億万長者にとって一番大事な資質は次の5つなのだそうです。

誠実:誰に対しても正直であること

自己鍛錬:自分で自分をコントロールすること

社会性:人とうまくやっていくこと

配偶者の支えがあること

勤勉:普通の人より一生懸命働くこと

これだったら、なんとなく自分も持っている資質のような気が
するんだなあ。さらに、「私が調査したミリオネアのうち、一人
としてギャンブルについてよく言う人はいなかった」という言葉。
実は、私も昔からギャンブルが嫌いだったのです。麻雀やパチンコ
はやったことはありますが、肌に合いませんでした。ラスベガスに
何度か言ったことはありますが、カジノではいつも居心地の悪さを
感じていました。ここでも億万長者の資質をまた一つクリアです。

また、学生時代、ずばぬけた成績だった優等生はミリオネアになれ
ないとも言っています。私は留年したくらいですから優等生ではあ
りませんでした。

さらに配偶者に関して、金持ちになるために資産家の娘や息子と
結婚しようとする人間はミリオネアにはなれないとも言っています。
「出会った当初、今の配偶者のどこに惹かれたのですか?」
という質問に対して、ミリオネアは、外見の美しさだけで結婚した
人はいないと答えています。結婚相手として惹かれた要因は次の
ようなものでした。
しっかり者
自己中心的でない
私の精神的な支え
辛抱強い
伝統的価値観を持つ
理解がある

回答者のほとんどが相手の「正直さ」を最も重要な要素として
見ているようなのです。正直さと聞いて、すぐに思いあたった
のは「功名が辻」の一豊の性格でした。一豊も千代もこの本に
照らしてみると、夫婦としてミリオネアの資質がある。実際、
戦国の世をうまく生き抜けて、最後には土佐の国主になってし
まいます。当時としてはこれはミリオネアだったのでしょう。

ミリオネアでない普通の人に対する調査では、普通の人が結婚
相手に望むものとして最も重要な要素は、男性の場合、女性の
肉体的魅力と、経済力、女性の場合は、相手の経済力という事
だそうです。こういう判断で結婚すると、ミリオネアになるの
はほど遠いということなのだそうです。

いろいろ見ていくと、自分は素質としては、ミリオネアになる
可能性もありえるなあと思えてくるのです。「ミリオネアは
ゴルフかテニスを行う」という項目だけは当てはまらなかった
ですが。私はゴルフもテニスもあまり好きでは
ないのです。

この本、まだまだ面白いことがいっぱい書いてあるのですが、
今日はこれくらいにしておきましょう。ではまた。