南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

香港からの訪問者

2006-05-30 01:20:54 | シンガポール
この週末は香港からの訪問者が来ていました。じつは土曜日に
シンガポールで中年日本人のサッカーのアジア大会があり、
香港チームの選手として私の知り合いが参加していたのです。

その試合は40才以上を基本としたおじさんチームで、香港、
シンガポールをはじめ、台湾、フィリピンの4カ国で戦われる
国際試合です。昨年はマニラで開催されたのですが、第二回目
の今年はシンガポールで開催されました。

試合は、ホスト国のシンガポールの優勝でした。余裕の香港
チームは前日遊びすぎ(?)のため何と最下位となった模様。
土曜日のシンガポールはおじさんサッカーで燃えたのでした。
と言っても、この試合の存在を知っているのはほんの一部で
あったのが何とも残念です。

この香港チームとしてシンガポールを訪問したH林氏は、以前
うちの会社の東京本社で媒体部の課長として働いていた人物で
す。数年前、香港に出張に出たまま、失踪したということに
なっていたのですが、実はここでは語ることのできない秘話が
あったようです。

真実は小説よりも奇なり。この男の話はいずれ小説にしてもよ
いようなものなのですが、今のところは当たり障りが多いので
ネタを秘蔵しておきましょう。

彼はうちの会社を辞めた後、ずっと香港に潜伏していて、今は
香港のコーズウェイベイのフィリピン系カラオケパブのマスター
をやっています。フィリピン人の奥さんがそこの店のママさん
をやっています。今回は二人でシンガポールに来ました。

私は二人が結婚する前から知っていたので、非常に懐かしい
再開でした。日曜日の午後、彼らが宿泊していたフェニックス
ホテルで待ち合わせをして、ラッフルズホテルから、ブギス、
そしてクラークキーから、リバーボートでマーライオンを見て、
クラークキーに戻り、夜中までボートキーのインドパブとジャズ
バーで健全なる時間を過ごしました。

上の写真はリバーボートから見えたボートキーの風景です。
ボートキーの風景は、川から見るとすごく奇麗です。建物の
色彩がすごくカラフルで絵になりますね。

夜、香港にはないからということで、インドパブに行きました。
一件の大きな店は10時頃になっても客が誰もいなかったので、
別の店にいきました。そこはアパートのリビングルームくらい
の小さなスペースで、その奥でインド人のバンドが演奏をして
いて、その前のフロアでインド人の女の子(というよりも明ら
かにおばさんだな)が3人交代で踊っていました。

客は我々の他に一人いただけでしたが、その異様な風景に金縛
りになりながら、帰ろうにも非常に帰りにくかったです。
30分くらいして、勇気を出して帰りました。珍しいけれど、
あまり落ち着けないところです。

あまりに強烈な音だったので、耳直し(?)として、近くの
ジャズの店に行きました。「シンガポールは結構ジャズのレベ
ルが高い」と感心している彼でしたが、白人のピアノの弾き
語りがちょっと下手だったので、酒を飲みながらおしゃべりを
続けました。

結局この日何十敗のビールと焼酎とジントニックを飲んだこと
でしょう。半日くらい飲み続けたのは初めてです。

H林さんとその奥さんは今頃は香港のお店で働いているので
しょう。ママさんである奥さんは、お店の女の子たちにお土産
をということで、ブギスの露天でマーライオンのキーホルダー
を15個セット買っていきました。喜ばれているのでしょうか?

つくづく変わった人生の人がいるもんだなあと思います。

シンガポールのゴキブリ広告

2006-05-26 17:11:01 | シンガポール
シンガポールのゴキブリの広告をご紹介します。これは皆様の
顰蹙を買うかもしれませんけど...とくに東京の下町娘
さんはとくに嫌がると思います。

この広告は昨年、シンガポールで実際に使われていたもので、
バス停に立体で取り付けられていた巨大ゴキブリの広告です。
広告主はベイゴン(Baygon)というブランドで、これは殺虫剤
の広告です。

片側のコピーは「小さなゴキブリ問題なんてものはありません」
というのですが、これをひねくれて解釈すれば、「大きなゴキ
ブリの問題があります」、すなわち「巨大ゴキブリの問題」と
曲解すれば、このような巨大ゴキブリ出現ということになるわ
けです。

しかしそんな解釈以前に、このゴキブリのグロテスクさはすごい
もので、心臓が止まるようなインパクトを与えたのではないかと
思われます。またこの作りが非常にリアルで、羽根の油っぽい
テカリとか、弾力感とか、手足のとげとげのディテールまで実に
マニアックに再現されていて、ゴキブリマニア(なんて人がいる
とは思えませんが)にとっては見事な作品であったと言えるで
しょう。

このバス停広告は巨大でしたが、同じ頃に、タクシーの上部の
看板にもやや小型(と言ってもゴキブリとしては巨大ですが)の
ゴキブリがこれまたリアルな立体で横向きにへばりついている
広告がありました。このタクシーには絶対乗りたくないと言って
いる人たちが大勢いました。

この巨大ゴキブリはインパクトも巨大でしたが、拒否感も巨大で
した。

この間、私が行った広告関係のセミナーでも、この広告のことを
紹介しました。シンガポールに以前から住んでいながら、この
広告を見なかったという人もいました。私も一度か二度くらい
しか見ませんでしたが、一年たってもこの広告のことは覚えてい
ます。一つの広告のことを忘れないというのはすごいことで、こ
れは広告クリエイティブ(?)の勝利ということができます。

この間のセミナーでに参加した人から、「シンガポールは規制が
厳しいのに、こういう広告がなんで規制されないの」という質問
が出ましたが、残念ながら私は明確に答えることができませんで
した。

たしかにこのゴキブリの広告に限らず、ミミズやら、蜘蛛やら、
気持ちの悪いものをビジュアルに使った広告なんかもよく見かけ
ます。非常に不快感があるのですが、こういうのは取り締まって
ほしいものです。

以前、とあるデジカメの広告で、マッチョ系のヌードの男性が
股間をデジカメで隠している広告を作ったのですが(私も撮影に
立ち会いましたが)、その広告を新聞に出そうと思ったところ
掲載が認められなかったことがあります。「下品なのでだめ」と
いうことでした。そういうのが禁止されているのに、ゴキブリ
はいいのかなあというのは何ともよくわからないシンガポールの
規制です。

日本でこんなリアルなゴキブリが出現したらとんでもない社会
問題となってしまいますね。その広告主は、犯罪行為として告訴
されるかもしれませんし、ヒステリックな団体から不買運動が
起きることは必至です。

こういう広告が許されるシンガポールというのは、ある意味で
のんびりしたおおらかな国なのかもしれません。厳しすぎる規制
のなかにも、こんなところはのんびりしています。
ゴキブリ自体は迷惑ですけどね。

マクドナルドのライスバーガー

2006-05-25 20:30:12 | シンガポール
シンガポールのマクドナルドが今年、ライスバーガーを発売した
のですが、昨日のランチでチキンのライスバーガーを、そして今日
のランチでビーフのライスバーガーを食べました。テレビCMや広告
をかなり見かけたのですが、食べたのは初めてでした。で、感想は、
意外といける、という気がしました。

シンガポールに何店舗かあるモスバーガーでは以前からライスバー
ガーがあり、ビーフとか、つくねとか、きんぴらごぼうとかのを
食べたことはありました。それはそれで結構美味しかったのですが、
今回マクドナルドが発売したライスバーガーはちょっと違います。

ライスの部分は、少しクリスピーな感じで、どことなくおこげ料理
に使うご飯のような感じです。ご飯が崩れないように何らかの処理
が施されているものと思われます。中にサンドイッチされている具
は、チキンカツとビーフの二種類があります。

値段は、チキンのほうが6ドル20セント、ビーフのほうが6ドルと
いう値段です。ランチはもっと安くなりますが、日本円では400円
くらいだし、これだけのお金だと、屋台でかなりのものが食べれる
ので、ちょっと高い気がします。

ご参考までに、シンガポールのマクドナルドのサイトで、この商品
を紹介しているページはこちらです。クリックしてみてください。
McDonald's Fan-Tastic Rice Burger

最近、たまたま川端基夫(かわばたもとお)さんという人の書いた
『アジア市場のコンテキスト(東南アジア編)』という本を
読んでいたら、マクドナルドのグローバリゼーションの話が出てい
ました。

マクドナルドは、もっとも身近なグローバリゼーションの例として
取り上げられることが多いようなんですが、マクドナルドという
グローバルなシステムは、各市場でそれぞれのニーズに合わせて
変容しているなんですね。

ライスバーガーは、すでに台湾などでも発売されていたみたいなの
ですが、韓国にはプルコギバーガーがあったり、ベジタリアンの多
いインドではベジタリアンバーガーがあったりと商品が現地の好み
に合わせて変容していくというのは、グローバルマーケティングで
はよくあることのようなのですね。

また商品だけでなく、マクドナルドというお店のあり方も市場により
変わっているみたいです。東南アジアでは、マクドナルドは家族で
来てゆっくり時間をかけて食事を楽しむ場所というような傾向があり
ます。シンガポールでも、食べるだけでなく、喫茶店のように、皆
で時間をつぶす場所のように使っている人たち多いですね。

「各国の消費者が必ずしも盲目的にマクドナルドというグローバル
企業に服従させられてきた訳ではないことが分かる。つまりマクド
ナルドのコンセプトや、オペレーション・システム自体は標準化され
ている部分は多いが、各市場の多様な脈絡の中で、さまざまな修正を
余儀なくされてきたのである。またマクドナルド側の意図とは別に、
市場の脈絡によってさまざまな意味やポジション、あるいは必然性を
与えられつつ受容され、同化されていった実態も浮かび上がってくる」
というように著者の川端さんは語っています。

マクドナルドのライスバーガーの中には、マクドナルドという企業の
グローバル化と同時に、地域のニーズに適応したローカル化という
二つの局面が同時に存在しているのです。バーガーというのは、パン
を二枚に切ってサンドイッチ状にした食べ物(ライスバーガーの場合
はパンではなくてライスになりますが)なのですが、マクドナルドと
いうブランドが、グローバリゼーションとローカリゼーションの両面
でサンドイッチされているという構図は何とも象徴的で面白いですね。

ところで、シンガポールで、このライスバーガーが登場したときの
ネーミングが見事でした。英語では、Beef Fan-tasticとか、Chicken
Fan-tasticというふうになっています。Fanのところにアクセント記号
がついていて、これが中国語の「飯」の発音と同じであることが、
中国系の人ならばすぐにわかります。この商品名の中国語の標記は
「飯tastic」というふうになっています。発音は英語と同じです。
ライスという言葉は一切使われていませんが、ネーミング自体が見事
にライスバーガーであることを物語っています。

中国語がわからない人には、あまりピンとこないネーミングですが、
7割以上のシンガポール国民は中国系なので、その人たちが食べてくれ
るだけでマーケテイング的には成功です。

また、この広告で使われていたキャッチが「Chi Fan Le Ma?」という
中国語のフレーズです。中国語を勉強したことのある人ならすぐに
わかりますが、「ご飯食べた?」「飯食ったか?」という意味で、
挨拶として使われるフレーズになっています。大阪商人が挨拶として
「もうかりまっか」を使うように、中国人は「ご飯たべましたか?」
を挨拶として使うのですね。それをこの広告では、「ライス(バーガー)
を食べたか?」という意味で使っているというのが見事です。

日常的に普通の言葉を使い、そこに新製品の宣伝の意味を持たせる
というのはかなりハイテクニックです。商品としてマーケティグ的
に成功するかどうかわかりませんが、ネーミングとか、広告コピー
としては素晴らしいできです。

ブログでは紹介できませんが、コマーシャルは若者のグループが、
ラップでライスバーガーの歌を歌っていますが、さびのところで
「飯食ったか?」というフレーズを中国語のまま言っています。
そのコマーシャルの影響を受けて、今回このライスバーガーを是非
食べてみたいと思ったわけで、そういう意味では、広告効果がかな
りあったと言う事ができます。少なくとも私にとっては。

さらにタイプを追求する

2006-05-24 21:57:24 | Weblog
昨日に続けて、さらにWeタイプとMeタイプの違いを掘り下げてみたい
と思います。基本的にこれは石井裕之さんが研究された理論に基づい
ているのですが、この人はいろんな本を出版されているし、最近は
テレビなんかにも出ているみたいです。石井さんの公式サイトは
石井裕之公式ホームページをご覧ください。

さて、WeタイプとMeタイプの外見的な見分け方に関してですが、We
タイプはやや太めで、がっちりしているか、ぽっちゃり型、やせて
いる人は少ない、と書いてあります。下町娘(上の写真の
着物を着ているほう)は、どちらかと言うとそのような体型なので、
これまたWeタイプであることが証明されてしまいます。

ちなみに上の写真は、5月7日の日曜日に銀座のレストランキハチ
で行った披露宴パーティーのときの写真です。私はダークブルーの
普通のビジネススーツに、金色の入ったネクタイを締めました。
下町娘の金色っぽい振り袖着物と何となくマッチ
してるでしょ?極端にフォーマルになることを避けて、質素であり
ながら上品を追求しました。

Weタイプは、すぐに人と仲良くなれるし、調和を大切にするのだそう
です。また、感情表現が豊かで、涙もろかったり、すぐカッとなった
りする傾向があるのだそうです。たしかに下町娘はそのような
傾向があります。「どんなに怒ったり,悲しんだりしても、一晩寝る
とカラッと忘れてしまう」というような事が書いてありますが、これ
はまさに下町娘本人が自らを分析して言っていた言葉
です。まさにWeタイプです。

さらに、さらに、「Weタイプは人から頼られると断れない親分肌なと
ころがあります」と、これはまさにその通りです。「普段はタフに見え
ますが、実は精神的にはわりともろく、重大な決断を迫られると
プレッシャーでつぶれてしまう弱さも持ち合わせています」そうそう、
その通り!「人間関係に一体感を求め、仕事でもみんなで一丸となって
頑張るタイプ」まさに、まさに、だからお祭りのときに皆で御神輿を
担ぐことに生き甲斐を感じるのですね。

でも、Weタイプの人間は、「君って~な性格」というふうに決めつけら
れるのを嫌うということなので、勝手にこんなふうな分析をしてしまう
とあとで何を言われるかでも悪気はないので許してね。

さて、Meタイプはどうかと言うと、「グループよりも、一対一のほうが
楽に自分を出す事ができます」そうそう、そうなんです。
私はMeタイプ。「プライベートの話題はあまり好みませんが、仕事や
趣味の話題になると熱っぽく語ります」そうそう、そういう傾向が
あるんですよねえ。「感情表現に乏しく」そうそう、乏しいです。
以前もそれで下町娘に怒られました。
「言葉が足らないため、冷たい人だと誤解されることが多いのですが、
実際には寂しがりや」そうそうそうなんです。

Meタイプに対してすると有効なこと、というところに「自分から料理
を取り分けてあげる」とか、「さりげなく観察し、タイミングよく気
をつかってあげる」というのが書いてありますが、たしかにMeタイプ
の私としては、そういうのは結構嬉しいです。

Weタイプに対してすると有効なこと、としては、「頻繁に大きく頷き
ながら、目を見て話を聞く(共感をアピール)」とか「軽く肩に触れ
る」とか「大げさに驚いたり、笑ったり感情をわかりやすく表現」
ということが書いてあります。こういうことは確かに下町娘
求められていることのように感じています。

なんてことをを考えてみると、やっぱり私たちは典型的なWeタイプと
Meタイプのような気がしてくるのです。

手の組み方に現れていたタイプ

2006-05-23 21:40:52 | Weblog
人間にはMeタイプとWeタイプの二種類があるという話で、これは
外見にもその区別が現れるという話なのですが、半信半疑で、私
の結婚式での写真(上)を見てみたら、何とびっくり、見事に私
たちは、MeタイプとWeタイプになっているのですね。

どういうことかと言いますと、右手と左手を組んだときに、右手
の親指が一番上にくるのがMeタイプ、左手の親指が一番上にくる
のがWeタイプなのだそうです。この上の写真が示すように私は右
手の親指が上にきていますのでMeタイプ、相手の下町娘は、
左手の親指が上にきていますのでWeタイプということになります。

またMeタイプは、相手が自分の左側にいることを好みますが、We
タイプは相手が自分の右側にいることを好みます。結婚式の状況
では、右か左かを好みで選ぶことはできませんが、私たちの位置
関係はまさにMeタイプとWeタイプの理想的な位置になっています。

もし、男性がWeタイプ、女性がMeタイプだったりしたら、こういう
結婚式の場合は多少の違和感とかを感じてしまうのでしょうか?
また同じタイプどうしの場合、どちらかが位置に関して妥協をしな
ければならないということなんでありましょうか。そのあたりは
なんともわかりませんが、とにかくタイプがこういう物理的なこ
とにも影響するというのはちょっと驚きです。

また、怪我をするのは、右半身か左半身かということにもタイプ
が現れるそうです。Meタイプは、怪我をするのは右半身が多く、
Weタイプは左半身が多いのだそうです。ということで自分に照らし
合わせてみると、中学生の頃、自転車で田舎道を走っている時、
下り坂のカーブで転んだことがありました。そのとき、一番怪我
をしたのが、右の肘でした。右に怪我をするというのは典型的な
Meタイプの傾向なんだそうです。

飼うとしたら犬と猫のどちらがいいかという質問で、猫と答える
のはMeタイプで、犬と答えるのはWeタイプなのだそうです。ちなみ
に私は猫です。昔から家では猫を飼っていましたし、犬はそれほど
好きではありません。

スポーツをするなら団体競技がいいか、個人競技がいいかという
ことでもタイプが現れます。団体競技を好むのはWeタイプ、そして
個人競技を好むのはMeタイプの特徴なのだそうです。ちなみに私は
団体スポーツが嫌いで、一人で勝手に走る短距離走、ハードル、
アイススケート、ローラーブレード、ダイビングなどの個人的種目
ばかり選んできました。さらに私の場合、試合で他人と競うような
ことが嫌いなので、最近では勝ち負けの関係ないスポーツしかやり
ません。ローラーブレードとか、ダイビングなんかは競うという事
とは無縁なので好きです。ゴルフは競うスポーツなので嫌いです。
こうして見てくると自分は典型的なMeタイプです。

Meタイプのやる気の出る指示のされ方は、「あなたにしかできない。
助けてほしい」という言葉だそうです。たしかに、Meタイプの私は
そのように言われたりすると、がぜんがんばってしまいます。
逆にWeタイプの人がやる気が出るのは、「あなたにもできる。私達
がついている」という言われ方なんだそうです。また「みんなが
感謝しています。みんな喜んでます」と言われるとすごく嬉しい
ようです。

また、落ち込んでいるとき、人からアドバイスを受けたりしたがる
のはWeタイプなのですが、Meタイプはむしろそっとしておいてほしい
と思うのだそうです。自分はMeタイプなので、その違いはよくわかり
ます。

向いている職業は、Meタイプの場合は、エンジニア、弁護士、職人
などのスペシャリストで、Weタイプの場合は教師、看護士、営業など
人と関わる職業だそうです。自分は、ずっと職人的なスペシャリスト
の方向で仕事してきているので、ここでも典型的なMeタイプということ
ができるのでしょうか。また、接客関係が得意で、誰とでも話のでき
る下町娘は、典型的なWeタイプという感じです。
自分にない部分を相手が持っていると尊敬しちゃいます。

MeタイプとWeタイプということで、自分たちを振り返ってみると何か
いろんなことが見えてきて、謎がとけてくるみたいで、明るい未来が
見えてくるような気がします。では今日はこのへんで。

Meタイプ&Weタイプ

2006-05-22 22:13:28 | Weblog
この写真は、シンガポールのコピです。コーヒーではなくて、コピ
なのです。熱いコーヒーを透明なガラスのコップに注ぐこと自体が
かなりのカルチャーチョックなのですが、シンガポール暦9年目の
私はこんなことではもはや驚かなくなりました。というか、お茶で
も、コーヒーでも、熱い飲み物はガラスコップで飲むのが正しいと
いう感覚を持つに至りました。これは日本の皆さんからすると相当
変な感覚だと思います。

このコピの下のほうに白い堆積層がご覧いただけると思いますが、
これはコピの構成要素の中でコーヒーの次に重要なコンデンス
ミルクです。そう、あの濃厚などろっとしたコンデンスミルクが
マグマのように堆積しているのです。甘いのが苦手な人にとっては、
これは絶叫ドリンクとなります。最初からスプーンを入れた
まま持ってこられたのですが、このスプーンで、コンデンスミルク
をコーヒーの中に混ぜ合わせて、好みの甘さにして飲むのです。

全部かきまぜてしまうと、その甘さに恍惚としてしまうでしょう。
この店では、これ一杯で70セントか80セントでした。日本円だと
40円~50円というかんじです。スターバックスなどと比べると
何とエコノミーな値段なのでしょう。

コピを出すような店は、冷房が効いてない店が多いのですが、
熱帯のうだるような気温の中で、この熱くて甘いコピを飲んでいる
人はかなり頻繁に見受けられます。何が嬉しくて、そんなのを飲む
のでしょうか。かくいう私も、ときどき熱いコピを炎天下に飲みます。

暑いときには、氷の入ったアイスティーとか、氷の入ったビール
(そうこちらでは氷の入ったコップにビールを注ぐのも定番です)
とかを飲みたくなるのですが、熱いコピを飲むと、なんだかもう
どうにでもなれという開き直った感覚になってしまいます。

シンガポールのコーヒーショップで、一人でコピを飲んでいる爺さん
とかをよく見かけるのですが、こういう人はきっとMeタイプなんだ
ろうなあと思うのであります。

たまたま最近読んだ本に、人間は単純に二つのタイプに分けられる。
それはMeタイプとWeタイプである、と書いてありました。そんな単純
な分け方で大丈夫なのかなと半信半疑だったのですが、いろいろ見て
みると、自分の中にはMeタイプの要素がかなり多いのにびっくり。
そういう分け方ってひょっとしたらかなり正しいのではと思ってしま
いました。

それは外見にも現れます。ウィンクをするとき、どちらの目をつむる
でわかります。Meタイプは右目をつぶりますが、Weタイプは左目を
つむるのだそうです。髪の分け目も、Meタイプは左、Weタイプは右が
多いのだそうです。

分類の本来の趣旨は、自分個人をベースに考えるか、「私たち」を
ベースに考えるかの考え方の相違なのですが、それが外見的にも
わかるというのはちょっとびっくりです。

詳しくは、石井裕之さんのこちらのサイト
出ているので、興味のある方はご覧になってください。

昨日、東京にいる下町娘に聞いてみたら、何と実に
Weタイプの要素をかなりもっている。人間は自分とは違うタイプに惹
かれるということなので、これは違っていて問題はない。

二つのタイプで考え方が違うということを認識しないと、喧嘩になって
しまったりするのだそうです。それをあらかじめ認識しておくことで、
余計な喧嘩などはさけられるのかもしれませんね。

そんなことを思いながら一人でコピを飲むMeタイプの私でした。

パフォーマンス

2006-05-21 12:57:35 | Weblog
日本からシンガポールに戻るとき、下町娘の家に住んでいる猫の
福ちゃん(♀)が、私のスーツケースの中に入り込んできて、まるで自分も
荷物として連れてってといわんばかりに、まるまっておりました。思わず
写真を撮りました。

このままスーツケースを閉めたら、スルメのようになってしまって、可哀想
なので、しばらくしてスーツケースから出ていってもらいました。でも何だか
気持ちよさそうに寝ていました。まったくのんきなものです。

シンガポールに戻ってからもう10日以上が経ちました。帰ってきてから、
何だか忙しく、ブログのほうもなかなか更新できませんでした。これでは
せっかく見にきてくださっている方もあきれてしまいますよね。
以後気をつけます。

5月の16日の火曜日は、とある集まりで、私が「シンガポールの広告事情」
というテーマで講演をしたのですが、この準備などがあってちょっと忙し
かったのです。講演と言っても、シンガポールでビジネスをやられている方
が20名ちょっとの規模だったのですが、いろんな資料を集めて、パワー
ポイントにするのが結構すごい作業になってしまいました。

仕事ではシンガポールの広告に関してだいたいわかったつもりにはなって
いたのですが、講演をしてみようとなると、データとかがちゃんとそろって
いなくてはならず、またそれもわかりやすくグラフや図式になっていなくて
はならず、直前まであわてて準備をしました。

2時間くらいしゃべり続けたのですが、本当は1時間半くらいでまとめない
といけないのに30分くらい時間オーバーしてしまいました。時間内に話を
まとめきれなかったのは、本当はプロとしては一番いけないことなのですが、
幸いにも、聴衆の皆さんも最後まで聴いてくださいました。本当はちゃんと
リハーサルやって、時間配分を計算しておかなければいけなかったのです。
申し訳ありません。

終わったあと、皆さんには、いろいろと好意的なコメントをいただき、
苦労したかいがあったと思いました。だいたいこのようなネタで、しかも
日本語で聞く機会というのはあまりありません。私もこのようなテーマで
講演するのは初めての経験でした。

去年から、「インド」に関して、「プレゼンテーションスキル」に関して、
そして、「日本と世界のコマーシャルの違い」などのテーマで講演をして
きました。その都度オリジナルのテーマなので、準備が大変です。

日本にいたときは、こんなことをするチャンスは全くなかったのですが、
こちらに来て初めて講演をするようになったのですが、何だかこういうの
好きです。もともと教員免許などもとっていて、人に何かを教えることは
嫌いではなかったのですが、こうやって人に説明するのは、ひょっとして
自分の天職なのかなと感じるときがあります。

こういう講演は、基本的に無料奉仕のボランティアです。私はプロの講演家
ではないので、講演で金は取れません。自分の商売に結びつく可能性もない
わけではありませんが、そういう直接的な見返りは期待していません。
まあ、自分自信を売り込めて、しかも世の中のためになればそれでよいと
考えています。

プレゼンテーションに関する本は、この一年で20冊くらいたまりました。
今読んでいるのは、佐藤綾子さんの「プレゼンに勝つ!魅せ方の技術」という
本(ダイヤモンド社)ですが、この本が今までで読んだなかでは一番いい
気がします。佐藤綾子さんは、「パフォーマンス学」という分野の第一人者です。
ホームページはこちらです。http://www.spis.co.jp/index2.htm

今日は日曜日で、ちょっと外にでかけようと思っていたら、雨が降り出してしまい
ました。南国特有の大粒の雨ですが、少しまてばやむのではないかと思います。
でもなかなか止まないなあ。

時差にも負けず

2006-05-13 13:12:45 | Weblog
母の49日に出かけてから、ずっとこのブログを留守にしてしまい、
申し訳ありませんでした。私がどうなってしまったのかと、ご心配
された方も多かったのではないかと想像いたします。

じつは母の49日の法要は4月の22日にあったのですが、5月の7日
には東京で結婚披露宴を行っておりました。このブログを立ち上げ
てから、去年の12月はハワイでの結婚式、3月は母の葬式、法事、
そして5月の結婚披露宴と冠婚葬祭のオンパレードでした。おかげ
で、この年になってやっと冠婚葬祭のことを勉強することができま
した。冠婚葬祭の本も何冊か買いました。

5月の7日、ゴールデンウィークの最終日、東京は銀座の「キハチ」
というレストランで、結婚披露宴を行いました。40人弱の小規模の
パーティーでした。「キハチ」は美味しい料理で有名なのですが、
そのパーティーも、ゆっくりと美味しい料理を食べていただくという
ことをメインとし、堅苦しいプログラムはあえて排除しました。

おかげで、来ていただいたお客様にはかなりご満足いただけたよう
でした。自分でも食べましたが、すごく美味しくて、結構食べました。
普通の披露宴では、新郎新婦はなかなか自分では食べられないもの
です。私も、スライドやら、スピーチやらを自分でやらないといけ
ないし、接客もあるので、自分ではあまり食べられないだろうなと
思ったのですが、一口たべて、その美味しさのあまり、ぱくぱくと
食べてしまいました。

振り袖姿の下町娘も、美味しいと言って食べていました。
着物姿の下町娘は、髪に花をつけて、演歌歌手のようでも
あり、とても可憐でした。

上の写真はテーブルのデコレーションの一部ですが、花の飾り付けは
JANE PACKER LONDONに頼みました。ピンクのガーベラがとても色鮮
やかでした。テーブルの上には、花びらも散らしてあるのですが、
大げさではなくてもとても可憐にデコレーションできたと思います。

メインテーブルの真ん中にプロジェクターを置いて、ハワイでの
結婚式の模様とかをスライドで流しました。事前にチェックしていた
のですが、当日セッティングしたら、パソコン画面と、スクリーンの
画面が一致しないというトラブルが発生。これは焦りました。
直前まで、機材の調整で汗だくでした。

結局、格好悪かったのですが、スクリーンを見ながら、操作をする
ということにしました。また、せっかくスピーカーをシンガポール
から持参していったのですが、音楽がうまく出力できないというト
ラブルも発生。結局、パソコン内蔵スピーカーからの音をマイクで
拾うという方法で急遽対応。プレゼンテーションに関しては常に
完璧を目指している私としては、ズタズタでした。もう一度リベン
ジしたい感じです。

このパーティーで、私は詩を朗読しました。詩と言っても、替え歌
ならぬ替え詩です。有名な宮沢賢治の「雨にも負けず」のパロディ
です。実はこれができたのは、本番の数日前で、仕事中にインスピ
レーションがわいてきて、一気に最後までつながりました。
これをパワーポイントに入力してスライドにし、BGMはギターの名曲
「アルハンブラの思いで」にしたのですが、音のほうは残念ながら、
スピーカーの問題で、大きく聞かせることができなかったのが残念
です。せっかく作った詩なので、ここにご紹介します。


時差にも負けず

距離にも負けず

年齢差にも

ジェネレーションギャップにも負けぬ

強力な愛情を持ち

絶えることなく

決してくじけず

いつも幸せを求めている

一日に国際電話一回と

ふざけたメールと

まじめなメールを数回送り

あらゆることを妻の幸せのためとのみ思い

言外の気持ちもよくわかり そして忘れず

南の国のシンガポールの広告代理店の

小さなオフィスにいて

インドでビジネスチャンスがあれば

行って大好きなカレーとナンを食べ

香港で会議があれば

行って美味しい飲茶を食し

97年アジア通貨危機の時は

ちょっぴり肝を冷やし

サーズの時は外出をなるべくひかえ

スマトラ沖地震による津波の時は

自然の脅威に涙を流し

晴れのときも 嵐のときも

心の中心には君がいて

健やかなるときも 病めるときも

いつもそばに君がいる

愛する妻には「ダーリン」とか「旦那様」とか呼ばれ

嫌われもせず

苦にもされず

そういう夫に

私はなりたい



失礼いたしました。