南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

香港から早朝の羽田国際ターミナルに到着

2010-10-31 23:09:17 | HONG KONG

10月31日午前0時35分香港発の全日空NH912便にて
羽田空港の国際ターミナルに到着しました。この香港
発朝羽田着の便はこの日を最後に、通常の午後発夕方
着の便に変わってしまうのでちょっと残念。でも早朝
に到着するのはちょっと辛い。機内で寝るといっても
せいぜい3時間くらいですからね。

到着したのは真新しい国際ターミナルです。こちらが
検疫とイミグレーション。



いちおうこのあたりから撮影は禁止です。



床はカーペットなんですけど、作りはわりと普通。
こちらは荷物のターンテーブル。



カーペットは緑です。



カートはわりと小型軽量。香港やシンガポールなどに比べ
ると天井が低いので、ちょっと狭苦しい感じがしてしまい
ます。

ここから税関を抜けると、出口のところに嵐のポスターが。



英語、中国語、韓国語などでメッセージが書いてある
のですが、それが「新しい日本を発見してください」と
いうもの。日本語でも、「おかえりなさい」とか言って
ほしかった気がします。



こちらが到着ホール。リムジンバスの発券所が見えて
います。右のほうに行けば、すぐにモノレールの駅に直結。
このへんはかなり便利です。



朝の6時前なのに、銀行や喫茶店はすでに開いていました。

バスを待つ間にシナモントーストとコーヒーを。



こちらは、バス停。



成田に比べてバスを利用する人は少ないのかもしれま
せんが、ちょっと通路が狭苦しい感じがしました。
カートを押してくるには、ちょっと余裕がない気がします。

いちおう待合室もありました。この右は喫煙室です。



ここから箱崎までリムジンバスに乗ったのですが、朝の
6時50分発のそのバスは乗客が何と自分一人!
貸し切りのようで、なんだか申し訳なかったです。

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ハロウィンで盛り上がる香港のランカイフォン

2010-10-30 09:26:11 | HONG KONG

ハロウィンは10月の31日で、今年は日曜日なのですが、
香港のランカイフォンに29日の金曜の夜に行ったら、
すでにハロウィーンモード前開で盛り上がっていました。

この日、中国から出張で来ている人と食事に出かけたの
ですが、夜の9時を過ぎていたので、遅くまでやっている
店はランカイフォンあたりにあるだろうということで、
中近東料理のハビビ (Habibi)というお店に行きました。

ランカイフォンは交通規制が敷かれていて、いつもは
車の通れる通りも通れなくなったりしていて、至る所に
警察官の姿が見受けられました。通りは人でごった返し
ていて、お祭り騒ぎ状態だったのですが、ハロウィンと
は全く関係のない中近東料理のお店は、それほど混んで
いなくて、落ち着いた感じでした。外の喧噪が嘘のよう
です。

店を出ると、通りはさらに混雑を増していました。



ランカイフォンの入り口付近には露天が出ていて、
ハロウィンの仮装の道具をいろいろと売っておりました。



すでに仮装している人たちもいっぱいいるので、つい
ついこういうの買いたくなってしまうのでありましょう。

今日、明日はもっと盛り上がっていることであろうと
思います。

私は、ハロウィンが盛り上がっている香港を後にして、
今夜の便で東京に向かいます。羽田行きのANAの夜行便
ですが、これも今夜の便が最後。11月からは羽田への
夜行便がなくなってしまうので残念です。

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モンサンミッシェルの思い出

2010-10-29 20:42:17 | Weblog

モンサンミッシェルに再び行ったのはつい先週のことなの
ですが、その間に日本への出張が入っていたので、もう
ずいぶん昔のことのような気もします。しかしまた明日の
夜は日本に行くために香港の空港です。旅が続きます。

しかし、9月にモンサンミッシェルに行ったばかりなのに
10月にも出かけました。この二ヶ月だけを見れば、「毎月
モンサンミッシェルに行っている」ということになります。
そんなに頻繁にここに出かける人はそうはいないでしょう。

10月に撮影の仕事の立ち会いで3日間くらい滞在したので
すが、9月にはその下見でちょっと立ち寄ったという感じ
です。9月の時点ですでに朝晩はかなり寒かったのですが、
10月はもっと寒くなっていました。特に海沿いはかなり
冷たい海風が吹きまくり、ネルのシャツに、フリースに、
ダウンを重ね着して、毛糸の帽子をかぶり、マフラーを
してもまだ寒かったです。

モンサンミッシェルは天候が変わりやすいとは聞いていた
のですが、それは本当でした。雨が降ってきたかと思うと
少ししたら青空がやってきたりしました。それほど雲の
動きが速いということです。

虹が出ました。



だだっぴろい草原に出た虹を見つけたときは得した気分に
なりました。

また別の場所でも虹を見ました。



撮影はすべてモンサンミッシェルを遠望する場所で行い、
島の中では行いませんでしたが、島の中をちょっと見学する
時間はありました。

以前の記事モンサンミッシェルでも書きましたが、
島に入ると細い小道の両側が土産物街になっています。



レストランやホテルもあるのですが、これがまたいい感じ。

この入り口の近くのオムレツで有名なお店でオムレツを食べ
ました。私は、カルバドスのお酒でフランベしたやつを。



火が燃え上がっています。



テーブルの上に来ても炎はなかなか消えません。
しかしこのデカさ。

でもほとんど泡のようなメレンゲ状のオムレツは、実は
見かけほどの分量ではありません。しかし正直、噂にきく
ほど美味しいというものではないと思いましたが。



こちらは内側から見た教会の景色。階段を上まで登って
いったのですが、日頃運動不足の中高年にはかなりこたえ
ます。息がハーハーしました。

中は驚くほどいっぱいいろんな部屋がありました。
こちらはその一つ。



歴史が感じられます。

下のほうにある教会の前にジャンヌダルクらしき像が。



オルレアンの少女のジャンヌダルクがなぜこんな所にと
思ったのですが、調べてみたら、ジャンヌダルクがお告げ
を聞いたのは、じつは大天使ミカエルからなんだそうで、
このモンサンミッシェルの教会の塔の一番上に付いている
のも大天使ミカエルの像なのですね。8世紀にこの島に
いた僧侶のオベールさんは、「ここに教会を建造せよ」と
のお告げを大天使ミカエルから聞いたということです。
大天使ミカエルつながりということで、ジャンヌダルク
の像がここにあるというわけなんですね。

ところで、こちらは雑学ですが、モンサンミッシェルを
中国語でどのように表記するのかというとこんな感じ。



Mont Saint Michelの最初のMontは「山」という意味
なので、中国語では最後に山がつきます。
「サンメイシェル山」というようなことになります。
どこの山かと思うのですが、ここも山といえば山ですね。
かつては巡礼の人たちが集まった総本山であり、今では
観光客が集まる総本山でもあります。
しかし日本人観光客の多いこと。
観光客にとって、ここは目指すべき山なのでありましょう。

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羽田空港国際ターミナルからの香港便

2010-10-28 20:10:02 | HONG KONG

昨日の夜の8時半羽田発の飛行機で香港に戻ってきたのですが、
10月の21日にオープンしたばかりの羽田国際ターミナルを
初めて利用しました。これまでの羽田の仮設の国際線ターミナル
に比べては月とスッポンの違いなのですが、一つ残念なことに、
夜羽田発香港行きの便が、10月いっぱいでなくなってしまうの
です。夕方の5時くらいまで東京のオフィスで仕事をして、
その日のうちに飛行機に乗れるというのは非常に便利だったの
ですが、それが羽田の新国際ターミナルになって、なくなって
しまうのです!これはとても残念。

夜の8時半の香港行きは、この空港のほぼ最終便というような
感じで、中はかなり閑散としておりました。


私は主に全日空ANAを利用しているのですが、東京から香港
までの便は、これまでも、これからも成田から2便、羽田から
1便という感じです。その羽田からの1便が、夜の8時半頃
(現地到着は午前0時過ぎ)だったのですが、11月からは
それが朝8時55分発香港12時55分着の便になってしまいます。

JAL日本航空もたまに利用することがありますが、こちらも夜羽田
発の香港行きがあったのですが、11月からなくなってしまい
ます。JALの場合はキャセイと共同運行している便があるので、
便数は多いのですが(羽田からも3本の香港行き)、夜遅めの
羽田発の便はなくなってしまいます。

さらに香港発羽田行きの便といえば、ANAもJALも深夜に香港
を出て早朝に羽田に着くという便があるのですが、これも
11月からなくなってしまいます。ANAは14時25分香港発
19時10分羽田着という便になってしまいます。JALのほうは、
午前1時5分香港発、朝の6時に成田着という便になって
しまいます。

今月の最終日の10月31日0時35分香港発午前5時45分羽田
着のANA便を予約しているのですが、この便はもうなくなって
しまうのかと思うと、羽田の国際ターミナルができて逆に
不便になったという印象が残ってしまいます。

飛行機に乗る前に週間朝日を買ってきて機内で読んでいたの
ですが、その中にちょうど羽田空港と成田空港のことが書い
てありました。羽田空港の国際線ターミナルが大々的に
オープンしたのですが、その将来的展望は決して明るくない
というような内容でした。設備的には、かなりの限界があって
羽田がどんなにがんばっても成田のような規模にはなりえない。
発着便数はそんなに増やせないし、大きなジャンボ機がバンバン
離着陸できるほどタフな滑走路じゃない。すぐに限界が来るの
で、やはり成田は重要なハブ空港であり続けないといけない。

しかし、羽田ががんばることで成田の存在価値が薄れる。その
隙間を狙って、韓国のインチョン(仁川)空港が、成田の地位
を脅かすというような内容でした。この記事の記者は、
インチョンを成田よりも下に見ているのですが、実質的には
成田が勝っていると思っているのは日本人だけではないか
という気がします。以前、このブログでも取り上げましたが、
国際空港の評価ランキングでもインチョンは世界でもトップ
クラスの評価です。
アジアが世界に誇る国際空港

羽田空港の日本風情を強調したレストラン街は非常に賑わって
いました。



日本を訪問する欧米の観光客が喜びそうな雰囲気です。
こんなイベントスペースもありました。



いかにも日本です。

羽田空港はこの先、国際空港としてどれだけ発展できるのか、
このお祭り騒ぎが賑やかであればあるほど、その未来の不安が
重くのしかかっているようで、結果日本の航空ビジネスは
アジア各国にどんどん負けていってしまうのかと思うと
ちょっと悲しくなってしまいます。

ということでちょっと香港の空港での小さなニュース。
これまでリニューアル工事中だった空港内のCafe de Coral
(大家樂)がオープンしていました。



香港ではおなじみのファミレスチェーンです。
朝の時間帯は朝食メニューです。



こちらの空港店のシステムは、普通のファーストフード店と
同じようにレジのところで注文して、そのまま料理を受け取り
ます。私は、ハムの乗った焼きそばを頼んでみました。



飲み物は豆乳です。見かけは美味しそうだったのですが、
正直ちょっといまいちな感じでした。
でもこの味、香港人には人気が高いのでしょう。おそらく。

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セーヌ河にかかる橋の錠前は永遠の愛の証

2010-10-23 18:05:08 | Weblog
金曜日の朝、仕事で行っていたモンサンミッシェルを出て、
車でパリに移動。前日、打ち上げで、ワインを飲み過ぎて、
寝坊してしまい。大慌てで荷物を詰めて来たので、持って
きたパリのガイドブックなどもスーツケースに入れたままで
荷物を預けてきてしまいました。会社のアートディレクター
の人と、まさに行き当たりばったりの旅になってしまいま
した。

私はパリには数回来たことがあるので、だいたいの方向感覚
はあるのですが、アートディレクター氏のほうは始めて。
パリの空港で、小一時間メールを送ったりしていたので、
残された時間は数時間。私は夜の飛行機だったのですが、
アートディレクター氏のほうは3時間くらいしか時間があり
ません。事前にはルーブルに行こうかと話していたのですが、
食事等をしていたら、その時間もありそうもありません。

凱旋門の近くで食事をして、かすかな記憶を頼りに、
タクシーでサンジェルマン・デプレまで。セーヌ河を渡り、
エッフェル塔を横に見て、サンジェルマン・デプレでタクシー
を降りたのですが、さて、どっちに行っていいのやら。
地図もないので、直感だけが頼りです。

たしか北の方角に行けば、セーヌ側に辿り着くはず、と記憶
していたので、太陽の位置と勘だけを頼りに、小さな画廊が
並ぶ細い道を歩いていくと、見事にセーヌ河に。そこに小さな
橋がかかっていたので、そこを渡ったときの写真が上の写真
です。橋の金網のところに錠前がいくつもかかっています。
何だかよくわからずに写真を撮りました。

後で調べてみたら、この橋は「ポンデザール」(芸術の橋)と
いう橋で、恋人たちは、この金網に錠前をかけて、その鍵を
セーヌ河に捨てるというのです。これで永遠の愛を誓うのだ
とか。でもあまりに錠前でいっぱいになりすぎたため当局は
錠前を一斉撤去したらしいのですが、それでも今でもこんな
感じ。公式には禁止されているらしいのですが、愛の力には
抵抗できません。



こちらはこの橋から、シテ島の方角を眺めた景色です。中州
になっているシテ島の両脇にかかっているのがポンヌフの橋。
その向こうにノートルダム寺院の尖塔の先が見えます。
欄干は錠前でいっぱいです。



こちらは、橋の反対側、オルセーやその向こうにエッフェル
塔がちょこっとだけ見えます。本当に天気がよい日でした。
この橋を渡ったところがもうルーブル美術館だとは知らずに、
歩いていたのですが、そんなこんなで、こちらが、シャンゼ
リゼ通り。



そしてこちらが夕方の凱旋門。



私はこの後、パリに住む、仕事関係の人と食事をしたのですが、
「モンサンミッシェルに行ったのだったら、どうしてサンマロ
に行かなかったのか」とか「せっかくパリに来たのにどうして
もう一日いられなかったのか。いろんな展覧会やっていたのに」
とかいろいろ言われたのですが、スケジュールが決まっていた
のでもうどうしようもありませんでした。

日本人にはあまり馴染みがないサンマロというブルターニュの
港町の城塞都市は、フランスではかなり有名なリゾート都市
だったんですね。モンサンミッシェルのすぐそばだったのに
そこに行けなかったのはとても残念だと言われてしまいました。

そんなこんなでパリを後にしたのですが、最後のパリの食事は
その知り合いの人がシーフードのレストランに連れていって
くれたのですが、フォアグラと、小さな鯛のような魚の料理で
したがとても美味しかったです。

フランスにはもっといられればよかったと思いました。
次に来られるのはいつのことでしょう。

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パリに到着しました

2010-10-18 03:57:19 | HONG KONG

今朝の飛行機で香港からパリに来ました。
飛行機が2時間半くらい香港で停まっていたのですが、急にストライキ
でも始まってしまったのではないかとひやひやしましたが、無事に
パリまでこれました。

香港の空港で、地元の新聞に中国の反日デモの記事が一面にでかでか
と出ていたので、思わず買ってしまいました。なんか物騒な雰囲気です。

上が中国の西安の7000人の大学生のデモの写真。その下が東京の
6000人規模のデモの様子。この対比を見ると、すごい対決のような
感じですね。

その次のページはこんな感じです。



前原さんですね。この人は、これ関係の報道でいつも写真が出てきます。

そして別の新聞はこんな感じ。



こちらもすごいですね。見出しの漢字の大きさが尋常でない。
5万人の大学生が街で反日デモということのようです。
こちらは東京は中国大使館を取り囲んだのが2000人となっています。

これで、中国の人権問題のニュースが消えてしまいましたが、
これこそ中国の策略?だいたい中国で勝手にデモはできないので
すが、これも政府の指導のもとに仕組まれたデモなのでありましょうか。

この新聞の右下隅に、「日式焼餅」という広告が見えます。
これはどら焼きですね。政治問題は関係なく、香港は日本のものは
大好きなんでありますね。こういうのは絶対にボイコットはしませんね。

今、空港のそばのホテルですが、気温が7度。寒いです。

ではまた。

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ワンチャイのタクシー乗り場にて尖閣諸島に思いをはせる

2010-10-05 15:57:43 | HONG KONG

香港のMTRワンチャイ駅付近のジョンストン・ロードの
タクシー乗り場です。ジョンストン・ロード側の出口を
出て、ちょっと左に行ったところにあるのですが、今は
工事用の竹が組んであって、かなりわかりにくくなって
います。

香港では、タクシーはタクシー乗り場でなくても捕まえ
られるのですが、ラッシュ時や、雨が降っている時など
なかなか捕まえられないときが多いです。この写真では
タクシーが停まっていますが、だいたいが人のほうが
タクシーを待つということのほうが多いです。

先日、My Wifeが香港に来ていたとき、ここにタクシー
乗り場があるからと教えてあげたのですが、その時、
運が悪いことに雨が降り出しておりました。My Wife
は雨の中、タクシーを待ったのですが、向こうの横断
歩道の手前あたりで、どんどん空車がひろわれていって
しまったというのです。30分くらい待って、やっと空車
が来たのだそうですが、その時、真面目にタクシー乗り
場にいたことを悔やんだと言っておりました。

昨日、私がここからタクシーに乗ろうと思っておりまし
たら、先に女性が一人待っておりました。ここは雑然と
した狭苦しい場所なので、整列をして待つスペースは
ありません。それぞれに道端で待つという感じです。
私はその女性が先にタクシーを待っているのを知って
おりましたので、空車が来たときは、当然のように
その女性に譲りました。

しばらくすると、別の親子が来ました。タクシーを
待っているようです。私は少し道に出て、さっきから
タクシーを待っているのだという意思表示をしました。
しばらくして、空車が来て、私はすぐさまそれに乗った
のですが、親子は、私が先に待っていたということを
知っていたので、とくに嫌な顔もしておりませんでした。

香港は、これでもわりと礼儀をわきまえているのですが、
もし、中国本土から来た人だった場合、誰かが先に待っ
てようが、敢えて知らない振りをして(?)、自分が先
に乗り込んでしまうようなことも時々目にします。本土
から来た人がみんなそうというわけではありませんが、
そのような人は本土から来たらしき人の中に時々見受け
られるということです。

ここで思ったのが、自分がタクシーを待っているという
ことは、次に来る人のために明確に示してあげないと
いけないということ。そうしないと、この人はタクシー
を待っているのではない、従って自分のほうが先に
タクシーに乗る権利があると勝手に思い込んでしまう
ということになります。

「次が来たら自分だ」とか「次の次は自分だ」とか他の
人にわかるように自己主張をしていないと、他の人は
良心的には気付いてくれない。後から来て、先に乗り込
もうという人が来たら、文句の一つも言わないといけない。
文句を言っても、聞こえない振りをして、そのままドアを
閉めて行ってしまう人もいますが。

尖閣諸島の問題も、タクシーを待っている時のように、
この島は日本の領土だと、常に主張していないと、中国
とかは、「これ中国の領土だったよね?」と言いながら、
どんどん割り込んでくるのです。「あれ、あんたも待っ
ていたの?私のほうが実はもっと前から待ってたのよ」
などと言いそうです。

アジア欧州会議がブリュッセルで開催されているようなの
ですが、そこで中国の温家宝首相は、「釣魚島(尖閣諸島、
日本での表記は魚釣島)は古代から中国の領土だ」と
主張したというニュースが今日、入ってきました。
日本とアメリカが決めたことは中国は承認したわけでは
ない、歴史を辿れば中国のほうが前々からここを領土と
していた、という理屈を持ってこられると日本側も困って
しまいますね。

たしかに、中華人民共和国は新しいですが、中国として
みると歴史が古いですからね。日本の常識は中国では
常識としてはみられないということは意識しないといけ
ないことかと思います。

昨日の、東方日報の一面はこんな感じでした。



日本が米国と共同軍事演習をして、「釣魚島を奪還する」
という見出し。空母は出るは、戦闘機は出るはで、なんか
日米連合軍対中国の戦争が始まったのかと錯覚するような
紙面です。しかも下のほうには、前原外相の写真と、
「海防予算の増額」の記事。このページだけ見ると、
ちょっとこれは穏やかではありません。

さらにページをめくるとこんな記事。

日本の右翼系の人が中国人を辱めるデモを行っていると
いうような内容。見出しの「辱華人」の後の虫へんに章
の文字と、虫へんに郎の文字は、北京語で「ジャンラン」
と発音して、これは「ゴキブリ」の意味です。日本のデモ
で中国人のことを「ゴキブリ!」と非難したということの
ようですが...そしてその記事のすぐ下に、モンゴル
でのレアアース共同開発のニュース。日本は中国に敢然
と喧嘩をしかけているという構図を強調するための紙面
構成です。

「尖閣諸島は日本の領土」というのは、日本では常識で
あっても、中国では「尖閣諸島(釣魚島)は中国の領土」
というのが常識になりつつあるようだし、このへんの意識
の食い違いはなかなかお互いが納得することも難しい事態
になってきたなという感じです。

「タクシーを先に待っていたのはぼくだよ」「いやあんた
は気付かんかったかもしれんけど、わしのほうが先に来て
いたんだよ」という論争になった場合、どういう決着に
なるのか。あとは迫力の勝負ということになるんでしょうが、
龍馬ではないですが、「喧嘩はいかんぜよ」ということで
何とかうまい解決法がないことでありましょうか。

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香港の10月の空の色

2010-10-02 18:18:27 | HONG KONG

いつの間にかもう10月です。香港のセントラル付近の空です。
爽やかな感じがしますが、 気温は30度前後あって、ねっとり
と暑いです。

昨日は、10月1日の国慶日でした。中国本土は昨日から約
一週間の大型連休に入っていますが、香港では10月の1日の
一日だけです。昨日の夜は香港では盛大に花火が打ち上がって
おりました。9時頃から花火の音が聞こえていましたが、うち
の家からは残念ながら花火は見られません。テレビのローカル
チャンネルをつけると、花火の実況をやっておりました。

こんなに国慶節の花火を気合いを入れて打ち上げるのは、香港
がどんどん中国化していくことの印なのでしょうか?今は、
通貨も、言語も、法律も、祝日も異なる中国と香港なのですが、
さらにもっと中国と同化していくのかと思うと複雑な気持ちです。

セントラルに、こんな旗が出ていました。



「慶祝六十一周年国慶」と書いてあります。

セントラルのH&Mの看板は、ちょっと前までは水着の広告が
出てきたかと思ったら、もうコートの宣伝です。



ちょっとまだ香港は暑いんですが、日本や中国から来る人に
とってはよいですね。

ではまた。

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