南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

翼よ、あれがシンガポールの島だ!

2011-03-01 19:06:51 | シンガポール

香港での引っ越しを終えて、
飛行機でシンガポールに向かいます。

シンガポールは、14年の海外駐在の
締めくくりの旅というような感じ。
シンガポールに赴任したのは、
1997年の今頃なんですが、遠い
昔のような気もするし、つい先日の
ことのような気もします。
1997年と言えば、アジア経済が
急成長していた年でした。
その年の後半に、アジア通貨危機が
訪れ、アジア通貨は暴落し、一気に
景気が落ち込んだのですが、
そのスリルを私はシンガポールで
味わっていました。経済が盛り返して
来たかと思うと、サーズがあったり、
アメリカで同時多発テロがあったり、
思い出せば、いろいろな事がありました。

2007年の時はシンガポールから
香港への引っ越しだったのですが、
今回の引っ越し先は東京です。
ちょっと回り道をして、My Wifeが
いつかまた一緒に住みたいと言っていた
シンガポールに寄っていくことにしました。
昔住んでいた街なので、里帰りのような
懐かしい感じです。

シンガポール航空の機内で、機内映画
のプログラムをパラパラと見ていた
My Wifeが突如、吹き出しておりました。
『武士の家計簿』という映画の解説が
出ているのですが、その日本語の説明
がこんな感じでした。



堺雅人さんと、仲間由紀恵さん主演の
時代劇です。この日本語解説は「東京」
という書き出しなのですが、時代劇
だったら「江戸」とかでなくては
いけませんし、また「ターゲット」と
いうのもちょっとモダンすぎ。
「大規模テロ事件」というのも
江戸時代にはありえない設定。
「特殊能力を持つ主人公」って誰?
堺さん、仲間さん?「手に汗握る
サスペンス・アクション」という所
まで読んで、これは明らかに文章の
貼り間違えだろうとわかったのですが、
この日本語解説を信じて、この映画を
見た人がいたら、いつまでたっても
起こらないテロや、あまりにものどかな
サスペンス・アクション(?)に
憤りさえ覚えたかもしれません。でも
逆にこの解説があてはまる映画は何
だろうと思って調べてみたら、
どうやら『SP野望篇』のような感じ
ですね。

英語の説明は正しいような感じなので
まあ問題は少ないとは思うのですが、
日本語のちょっとわかる外国人がこれ
を読んだら、頭の中が?マークで
いっぱいになっていたことでしょう。

しかし、他の個所も文字組が何か変。



安全地帯の(2010ヴァージョン)の
切り方や、倖田來未の「あいのうた」
の切り方なんか、いかにも日本人で
ない人がデザインしたんだろうなと
思えるような感じです。

でも、同じ冊子の中に入っていた千葉
への投資をよびかける広告は、逆に
日本人が作った英語の広告なのですが、
コピーもレイアウトもちょっと残念。
これだと、こんな県に投資して大丈夫
かな?と不安になってしまいそうです。



もうちょっときちんとした広告を作り
ましょうよ、と言いたくなります。
しかし、この千葉県のマスコットの
CHI-BA+KUNというのは、千葉県の
形が犬の形になっているというのが
しばらくしてわかったのですが、
何かこのマスコット、海外の企業の
担当者には逆効果のような気がします。

シンガポール航空の皆さんも、千葉県
の皆さんも、もうちょっとがんばり
ましょう!

そんなこんなで、シンガポールに
到着しました。
見る景色も懐かしく、タクシーの
運転手のおじさんもいろいろと話しを
してくれて、My Wifeは久々の
シンガポールで感激に浸っています。
この続きはまた今度。

よろしければ、こちらもついでによろしくお願いします。

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