南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

義父の旅立ち

2010-07-27 12:44:15 | Weblog

平成22年7月22日未明、肺癌を患っていた義父が、
帰らぬ人となりました。

まだ71歳でした。22日の深夜、東京にいる妻から電話で悲報
を聞き、木曜日、香港の会社で仕事を大急ぎで片付け、23日の
香港発成田行きの飛行機で東京に戻って来ました。22日の飛行機
で帰ろうと思ったのですが、香港ビザの延長申請中で、それが取
れるのが23日の午前中だったので、ビザを受け取り、急ぎ、空港
に向かったのでした。

夜の8時過ぎの到着予定が、一時間ほど遅れ、東京の家に到着
したのは11時近くでした。6月に病院で会った時は、まだ冗談を
言って笑えるほどの元気さだったので、こんなに早く亡くなって
しまったのが信じられませんでした。その前の週に、田原の弟から
送ってもらったメロンが間に合って、日曜日には自宅で、その
メロンを美味しそうに食べていたのだそうですが、月曜日に
再入院。病状が急激に悪化して、帰らぬ人となったのでした。

東京は連日の炎天下。7月24日夕刻から通夜。翌25日に葬儀・
告別式。初七日の法要。数々の儀式がめまぐるしく過ぎていき
ました。

東京下町で材木屋を営み、お祭りが大好きで、総代でもあった
義父は、地元のお祭り関係の方々を始め大勢の皆さんに見送って
いただきました。また出棺の際には、由緒正しき木遣りで送って
いただきました。義父らしい、大変立派で、粋なお葬式でした。
ご参列いただきました皆様、またおお世話いただきました皆様
には心より御礼申し上げます。大変ありがとうございました。

妻との結婚の承諾を得るために、初めて挨拶に来たのがほんの
数年前の出来事。この町には新参者の自分を暖かく受け入れて
くれたことに感謝しています。日本にはたまにしか帰ってこら
れないので、一年のうちに数日しか会えなかったのですが、
きっともっと、うちとけて話しがしたかったんだろうな、きっと
もっと一緒に飲みたかったんだろうなと思うと、後悔の気持ち
でいっぱいです。もっと親孝行できなかったことが悔やまれます。

おとうさん、妻のことは私が守りますので、どうぞ、安らかに
お眠りください。

というわけでしばらくブログが更新できませんでした。
アクセスしていただいた方も、私はどうなってしまったのか
とご心配されたかもしれません。

今後は、そんなに頻繁には更新できないかもしれませんが、
よろしくお願いいたします。

アジアで人気があるチョコレートはどこのブランド?

2010-07-16 18:12:30 | アジア

前回の、アジアパシフィック地域でのブランドランキングの続き
ですが、チョコレートのブランドでのランキングを見てみましょう。
これはアジアパシフィック10カ国での調査をもとにしたランキング
ですが、販売数量とか、マーケットシェアとかの比較ではなく、
あくまでもブランドとしての人気や価値があるかどうかという比較
になっています。

日本だと、明治、森永、ロッテ、グリコとかがチョコレートの
ブランドとしては有名ですが、アジア全体でみた場合は、全然違う
ブランドが上位を占めることになります。確かに、アジアの空港の
免税店に行くとチョコレートは必ずありますが、そこに売っている
チョコレートは、Godivaとかは日本でも有名ですが、それ以外は
あまり馴染みのないのが多いですね。

ちょっとチョコレートブランドのランキングを見てみましょう。

第一位は、キャドバリー(Cadbury)。アメリカのクラフト・フーズ
グループの傘下に属してはいるんですが、イギリスで100年以上の
歴史を持つ老舗ブランド。英国王室御用達ブランドでもあります。
インドとかでもかなりよく見かけますが、こちらはインドの
コマーシャルです。



大きな板チョコをそのまま齧るというのが、インドスタイル?
インドの板チョコのコマーシャルを見ていると、女性でも男性でも
子供でも大きな板チョコをダイナミックに齧ります。この上の
コマーシャルの一番最後のシーンに出てくる男性は、インドで最も
有名な俳優のアミタブ・バチャン。インドのスーパースターです。
『スラムドッグ&ミリオネア』の映画の最初の質問で、ヘリコプター
で降りてくる大スターとは、この彼のことです。

さて二番目は、フェレロ・ロシェ(Ferrero Rocher)。これは
イタリアのブランドです。こちらにご紹介しますのは、香港で
制作されたテレビコマーシャルです。



ローマ時代風の豪華な雰囲気です。シーザーらしき人も出てきます。
中国語ではこのブランドを「金莎」と表記するようです。音は全然
違いますが、金色の包のイメージですかね?中国系の人たちは豪華
な金色好きですからね。このパッケージと、ネーミングが中華系の
人々のテーストにマッチしているのでしょう。

三番手は日本の明治。日本では総合二位のブランドです。
で、こちらは台湾か香港の明治メルティキスのCMです。



ナレーションは日本語のままで、字幕で中国語になっています。

四番目はダブ(Dove)。このブランド名、日本ではシャンプーや
ボディケアなどでしか知られていませんが、チョコレートも有名
なアメリカのブランドです。こちらは中国のCM。



中国では「徳芙」と表記するようです。

五番目はネスレ(Nestle)。スイスのブランドです。



このコマーシャルはシドニーで作られたもの。チョコレートの
CGがすごいです。

六番目はリンツ(Lindt)。スイスのブランドです。



一つ一つはキャンディーのようなラッピングです。

そしてこちらはアメリカのハーシーズ(Hershey's)。



キスチョコの製造工程がとても可愛いです。
CGですが、ちょっとこれは感動的です。

さて八番目はロッテ。



韓国では、ロッテは有名ブランド。ロッテのガーナは年間
一億枚というのがすごいですね。でも日本のチョコレートの
消費量は欧米に比べればまだまだ少ないです。

こちらは第九位のM&M。



このキャラクターは世界共通ですね。

最後はゴディバ(Godiva)。



というわけで、アジアのチョコレートのブランドを見て
きましたが、国としては、イギリス、スイス、日本、
アメリカ、イタリア、ベルギーですね。

チョコレートの世界も、日本とアジアはちょっと違う
ようです。こういうの見てると、それぞれのチョコレート
を試食してみたくなってきませんか?

よろしければ、こちらもついでによろしくお願いします。

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アジアで人気があるブランドのランキング

2010-07-15 15:46:06 | アジア

アジアの広告業界紙の"MEDIA"が毎年発表している「アジア
パシフィックのトップ1000ブランド」の2010年版が出ました。
アジアパシフィック地域の10カ国(日本、オーストラリア、
中国、香港、台湾、インド、シンガポール、タイ、韓国、
マレーシア)の消費者(総数3322人の老若男女)を対象に
行っている調査です。

上の写真はトップ100のランキングのページなのですが、
アジアでどんなブランドが人気があるのかを示す一つの指標
になっています。さて今年のランキングの上位はこんな感じ
になっています。

1.ソニー
2.サムスン
3.LG
4.パナソニック
5.キヤノン


何と上位がみな家電エレクトロニクス系!デジカメ、携帯
電話、家電などのブランドです。



一昔前までは、人気ブランドと言えば、コカコーラ、ペプシ、
マクドナルドや日用品、化粧品、車などが多かったと思うの
ですが、いきなりのIT系です。アジア経済はIT系が牽引して
いると言ってもよい感じですね。

一位のソニーはまあいいのですが、二位と四位に韓国の
サムスンとLGが来ています。これは日本では想像がつかない
でしょうが、アジア各国では韓国系はかなりの人気です。
韓国では、サムスン、LGはツートップですが、インドでも
圧倒的な人気、またオーストラリア、シンガポール、タイ、
マレーシアなどでも人気があり、中国でもサムスンは5位と
なっています。パナソニックとキヤノンも強いですね。
ちなみに日本はパナソニックが一位、明治が二位です。

さて6位以下を見てみましょう。



6.グーグル
7.ヤフー!
8.ネスレ
9.アップル
10.ヒューレット・パッカード
11.コカコーラ
12.マクドナルド
13.ナイキ
14.スターバックス
15.ホンダ
16.アディダス
17.セブン・イレブン
18.コルゲート
19.ノキア
20.フェイスブック


このへんになるといかにもグローバルブランドというのが
集まっています。6位と7位でグーグルとヤフー!が並び
ましたが、これもITの時代の現れですね。グーグルは中国
は撤退してますが、アジアでは強いです。9位にアップル、
20位にフェイスブックが入っているのもITの時代の現れ
ですね。10位のヒューレット・パッカードは、パソコンと
プリンターの会社ですが、アジアでは強いです。あと日本
の会社がホンダしかないというのがちょっと寂しいです。

香港でのトップブランドは次の通りです。
1.ソニー
2.パナソニック
3.ヤフー!
4.キヤノン
5.グーグル


日本はこんな感じ
1.パナソニック
2.明治
3.ソニー
4.資生堂
5.東芝


日本はアジアの中でもちょっと特殊な感じですね。日本は
ちょっとガラパゴスなんでしょうか?

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2018年と2022年のワールドカップ開催地、勝手に決めていいんかい?

2010-07-14 19:05:07 | Weblog

FIFAワールドカップの2010年南アフリカ大会が終了したばかり
なのですが、2018年と2022年の開催地をめぐって各国は熾烈
な招致合戦を繰り広げています。2014年はすでにブラジルで
開催することが決まっているのですが、問題は2018年と2022年。
今年の12月に行われる選考会で、この二つの開催地が両方とも
決定する予定です。2022年ははるか先のことなのですが、
これも今年の12月に決めてしまうというんですね。10年以上
先だと、何がどのように変っているのかわからないんですが、
まあとりあえずそのように決まっているので仕方ないですね。

日本は2022年のほうのみに立候補しています。2018年は
おそらくヨールッパではないかということで、日本や韓国、
カタールやオーストラリアは2022年のみに絞って立候補を
しています。ヨーロッパで2018年を狙っている国は、前回の
記事でもご紹介しましたが、スペイン・ポルトガル(共同開催)、
オランダ・ベルギー(共同開催)、イングランド、ロシアの
4チーム。あとアメリカ合衆国も名乗りをあげています。

各国はすでに積極的な招致キャンペーンを開催しているのです
が、果たして日本に可能性があるのかちょっと疑問はあります。
この前のオリンピック招致活動の時も、盛り上がらないままに
参加して、大金を浪費してしまうという悲惨な結果に終わった
のですが、同じようなことが繰り返されないことを祈ります。

日本招致委員会のサイトを見るとすでにかなりの
スポンサーが支援をしていて、盛り上がっているかのように
見えます。しかし招致コンセプトが「世界中に笑顔をもたらす」
というのではちょっと抽象的すぎな気がします。なぜ日本で
開催しなければならないのか、日本で開催すればどれだけ盛り
あがるかなどがよくわかりません。サッカーと笑顔の関係って
と考えると、またなぜ日本の売りが笑顔なのかと考えると、
よくわからなくなってしまいます。

日本の招致委員会は、重さ7.3kgの招致ブックを作ったのだ
そうです。



これを開くと、こうなるそうです。



アーチのようになっているのが208の笑顔なんだそうです。
何で208なのか、理由はあるのでしょうが、でもなんか
よくわからない制作物です。

招致ブックを開くと、ペーパークラフトにより大会コンセプト
を象徴する208の笑顔写真がポップアップで展開される仕組み
になっており、サイドのアクリルには映像が視聴できるPSPが
同梱されています。この中に日本の考える大会構想、その全て
が凝縮されています。


ということなんですが、笑顔とワールドカップの関連性がこれ
でいいのかちょっと疑問です。ちょっとコンセプトが弱い気が
しますね。招致委員会の人たちや支援している皆さんには申し
わけないですが。そして、強力な招致映像がないというのが
日本の弱点です。すでに某大手広告代理店が制作しているのか
もしれませんが、他の国はすべてYouTubeや各国の招致サイト
で閲覧できるようになっているんですが、日本のが見当たりま
せん。

招致ビデオって、オリンピック招致のときもそうだったのです
が、結構重要だと思います。言葉だとなかなか伝わらないです
からね。それでは、各国の映像を見ながら、どこが可能性が
ありそうか、勝手に研見較べてみることにしましょう。

まずは、前回の記事でもご紹介した、スペイン・ポルトガル
からいってみましょう。

スペイン・ポルトガル



構成はオーソドックスですが、各地の映像は美しく、編集も
見事。ワールドカップもスペインが優勝して盛り上がって
いるし、こういう場所でワールドカップが開催できたら
素晴らしいと思わせてくれます。

オランダ・ベルギー



オランダとベルギーという二つの異なる国をまとめながら
の紹介です。これはまあまあですかね。

イングランド



イギリスは広告の本場だけあって、プレゼンテーションは
やたら説得力があります。イメージだけでなく、なぜ英国
でやらなければいけないのかも強調されています。でも
イギリスはオリンピックもやるし、それで満足しといてよ
と言いたくなります。ワールドカップはUKではなくあくまで
イングランドなんですね。スコットランド、ウェールズ、
北アイルランドは別の国扱いです。一緒にやってあげても
いいんじゃないかと思うんですが、歴史上の問題なんですかね。

ロシア



まあロシアでの開催は、それなりに意義はあるのでしょうが、
映像的にはあまりパッとしない気がします。へたな英語で
"We are ready"と言っているのは好感が持てますが、本当に
Readyなのか心配になってしまいます。

オーストラリア



この映像、最高です。オーストラリアの人ってこんなにサッカー
を愛しているのか、国をあげてこんなに盛り上がっているのか
というのがよく表現できている映像です。素晴らしい!
また、オセアニアで開催したことはまだないので、そういう
意義もあるでしょう。

韓国



韓国は世界的に評判の高いハブ空港のインチョンを持っているし、
国際大会を開催するには交通インフラが整っています。さらに
もしこれを北と南の融合という観点から見れば、韓国で開催する
ことの大義が十分にある気がします。韓国のオリンピック招致の
サイトを見ると、調整がつけば北でも試合を行い、サッカーを
通して朝鮮半島を一つに統一できる可能性があるということです。
スポーツができることとして、これが実現できれば、すごいこと
になります。今まではるかに遠い向こう側だった国を、我々の側
に呼び寄せることができるのです。

カタール



カタールは、中近東のペルシャ湾の石油王国ですね。サッカーの
試合でおなじみのドーハのある国です。でもこの国、石油と砂漠
しかないので、こんなところで何週間も滞在する選手や応援団が
ちょっと可哀想。プロモーションビデオはあまりに退屈なので、
短めのコマーシャル映像にしました。マスゲームはちょっと感動
しますが、あまり個人的には選びたくないです。

USA



この映像はちょっと拍子抜けです。素人ばっかりが出てきて、
ワールドカップの何たるかを全く理解していない国だという
感じがします。こんな国でサッカーをやるのは悲しいですね。
前に一回やってるからそれで十分だろうという気がします。
またブラジルでやって、アメリカというのも近すぎるし...

ここに日本の映像がないのが残念ではありますが、いまから
作ってもろくなものはできないし、もはや手遅れなので、
この招致の予算は別のものに仕分けしてもらったほうがよほど
よいんではと思います。でもまあ日本のサッカーが盛り上がる
のはよいことなので、せいぜい盛り上げてもらって、あまり
無駄な金は使わないというのがよいでしょうか?

というわけで個人的に、独断で決めさせていただきますと、
2018年はスペイン・ポルトガル(次点はオランダ・ベルギー)
2022年はオーストラリア(次点は韓国)
というような感じでしょうか。

皆様いろいろ御異論もございましょうが、これは各国の招致
ビデオを中心に、また個人的な偏見もまじえて、独断で
決めたものなので(と言っても何の効力もないですが)悪し
からず。はたしてどうなることでしょうか?

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スペイン万歳!

2010-07-13 19:40:26 | HONG KONG

ワールドカップでスペインが勝ちましたね。私はむしろオランダを
応援していたのですが、スペイン凱旋の写真など見ているとこの国
が勝って本当によかったなと思うのであります。おめでとう!

というわけで、今日のランチは、ワンチャイのスペイン料理屋に
行ってきました。ワンチャイの欧米人向けのバーが多いロック
ハートロードにUno Masというお店があります。前からちょっと
気になっていたのですが、入ったことはありませんでした。
バルセロナ・タパスと書いてあります。



一階はPiel deToroというバーなのですが、by Uno Masとなって
いますので、経営は同じということですね。一階もランチはあるの
ですが、いきなり二階に行ってみました。

入り口のところにいくつか賞状や記事の切り抜きが。ベスト
レストラン2010というのも見えます。



高級店なのですが、中は非常にフレンドリーな雰囲気。高級
レストランにありがちな排他的な雰囲気が全くありません。
私は、まるで常連客のようにカウンターに座りました。
そして昼間っからワインを注文してしまいました。
スペイン優勝のお祝いです。



グラスワインを注文したのですが、わざわざ私のために一本
新しいワイン(Borsaoの白)を開けてくれました。恐縮です。
爽やかで美味しい。

ここは奥のほうでスペイン人らしきシェフが料理をしている
景色も見えて雰囲気がよいのですが、かかっている音楽が
また実によい。スペインのポップスなのですが、この切ない
感じが実に素晴らしい。スペインの音楽ってこんなに素晴らし
いというのをあらためて思いました。

以前、マイケルジャクソンが世界を救う(2010年4月17日)という
記事の中で、"We Are The World"のスペイン語バージョンが
あるのをご紹介したのですが、せっかくなのでもう一度
ご紹介しておきましょう。




このスペイン語版の"Somos El Mundo"は何度聴いてもよい
です。ここにはまさにパッションがある気がします。

ランチは98ドルですが、アペタイザーとメインが選べるように
なっています。アペタイザーはサーディンのグリルにしました。



何かちょっと絵に描いたような魚ですが、これが実に美味しい。
右手にちょと見えているポテトスティック状のものはパンです。
これも美味しかったです。

そしてメインは、ポークとポテト。



シンプルな塩味のポークに、ポテトのフライです。
ポークはイベリコ豚なのでしょうか、びっくりするくらい
柔らかです。また細めのポテトは、日本の芋かりんとうになり
そうなくらいに揚げてあり、これまた美味。お昼からちょっと
贅沢な気持ちを味わってしまいました。

こちらはコーヒー。



取っ手のないガラスの容器です。
そしてこちらはデザートのベイリーズ入のチーズケーキ。



本当は、コーヒーかデザートかどちらかの選択なのですが、
サービスで両方とも出してくれました。これも素晴らしい。

グラスワインが60ドルしましたので、トータルでサービス料
込みで174ドル。ちょっと高めですが、これだけの価値は十分
あります。お昼から優雅な気分になれたのもスペイン優勝の
おかげです。

このお店のウェブサイトはこちらです。
http://www.uno-mas.com

ところで、スペインといえば、過去二会オリンピック招致に
落選しています。去年の10月のスペインのプレゼンのことを
まぼろしのマドリード・オリンピック(2009年10月11日)という記事
の中で書きましたが、その時の映像をまたご紹介しておきま
しょう。これはオリンピックが終わって一年経った後、人々は
どのように変っているだろうかという設定のビデオ映像なの
ですが、これは私がとても好きな映像作品です。



聾唖者の女の子がバスの二階で「私は叫んだ」と言って
いる所、車椅子のおじさんが「私は跳んだ」と言っている
ところなど感動的です。東京の巨額のビデオ映像に比べた
らはるかに伝わるものを持っています。

このオリンピックの時に使われて映像はどれも素晴らしかっ
たし、若きリーダーのサパテロ首相もカリスマがあったし、
リオデジャネイロとの決戦で破れたのが惜しかったです。

招致といえば、今年の12月に2018年と2022年のFIFA
ワールドカップの開催地が選ばれます。2022年には日本も
名乗りをあげているのですが、強敵ばかりなのでこれは
オリンピック招致の二の舞になるのではないかと心配をして
おります。この話題はまた別の機会に。

サッカーワールドカップの2018年開催地には、スペイン
ポルトガルの共同開催、オランダベルギーの共同開催、
イギリス、ロシア、アメリカなどが名乗りをあげています。
また2022年には、韓国、カタール、オーストラリアなどが
手をあげています。果たしてどうなることでしょうか、ここで
も、スペインとオランダという対決になりそうな気もします。
イギリスはオリンピックも控えていますし...

スペイン組とオランダ組の対決というとになりますかね。
世界史の中で、世界をまさに制覇していたスペイン・ポルト
ガルが没落していって、その後にオランダが世界の貿易を
独占し、日本にまで交易ルートを確保したという状況になる
わけなんですが、そんな世界的な対決が再び見られるのかも
しれません。

こちらはスペインのワールドカップ招致のビデオ映像です。



映像がめちゃくちゃかっこいいです。こういう国で、ワール
ドカップは開催してほしいと思います。

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香港島のハーバーサイドから見るサンセット2

2010-07-12 00:20:20 | HONG KONG

今日の日曜日の夕焼けです。燃えているような赤い空でした。
日本の参議院選挙で、民主党が野党に過半数を割られたこと
のいらだちの炎だったのでしょうか。議席を伸ばした自民党の
喜びの明かりだったのでしょうか。あるいは南アフリカで
これから展開されるオランダとスペインの決戦の炎なので
しょうか。それともテレビ中継されなかった大相撲名古屋
場所の各方面のいらだちの色なのでしょうか。それとも、
首位巨人に迫る阪神タイガースの燃える炎なのでしょうか。
それとも夏の甲子園の地方大会を戦っている高校球児たちの
闘志の蜃気楼なのでしょうか。それとも...
何だか不思議な空の色でした。

さて前回の記事香港島のハーバーサイドから見るサンセット
アップしきれなかった写真がありますので、それをアップして
おきたいと思います。

この場所を仮にハーバーサイドと書きましたが、ここは場所
としてはコーズウェイベイの海側のマリーナになっている場所
といいましょうか、ビクトリア公園の海側といいましょうか、
普段はあまり人が行かないような場所です。自分のクルーザー
とか持っている人とか、写真を撮る人くらいですね。

歩道橋から見るとこんな感じになっています。



クルーザーがいくつも停泊しています。休みの日にはこの
ハーバーにヨットというかディンギーが浮かんでいるのをよく
見かけますが、このへんに停泊しているのでしょうか?この
海峡は交通量が多いのであまりのんびりとはできないとは思う
のですが、でもこんな大都会の真ん中で優雅ですね。



夕陽を撮影しているカメラマニアたちです。だいたいデジタル
一眼レフを持っています。三脚をつけて撮っている人や、
フィルターを付けて撮影している本格的な人もいました。
私はそこまで本格的ではなく、ズームレンズ(16-85ミリ)
一本勝負です。とくに写真を応募するわけでもないですし。

歩道橋にこんなカメラマニアのグループがいました。全員
キヤノンの一眼レフを持っています。何かのクラブでしょうか。
みんなで研究しあっているような感じです。



歩道橋から見えるハイウェイの景色です。



日没と反対側の方向です。向こうに見える建物がティンハウ
(天后)のあたり。夕方の光は専門的な言葉で言うと
色温度が高くなって、リッチな色合いになります。写真家に
とってはこの時間帯がマジックアワーです。



天后からフォートレスヒル方面なのですが、空に飛行機が
写っています。

さて、もう一度、海辺に戻ります。
夕陽の港というのはちょっとロマンチックな雰囲気があります。



夕陽が見えるハーバーの記念の落書きです。文化遺産に落書き
をするのはいけませんが、こういう場所だと何だかアートです。
ここはひょっとして恋人たちの聖地なんでしょうか?ハート
マークがあちこちに見えます。

さて、最後にこちらは、また別の日の夕陽の写真です。



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香港島のハーバーサイドから見るサンセット

2010-07-11 02:19:27 | HONG KONG

先週、タクシーで香港島のコーズウェイベイから、ビクトリア公園
の海側の道を通ったら、日没時で、カメラマニアらが何人も写真を
撮っているのが見えました。今度の週末天気がよければここに来て
みようかなと思っていたのですが、今日の土曜日、幸いにもいい
天気でしたので、デジタル一眼レフを持ってここにやってきたので
ありました。

自宅のあるフォートレスヒルから歩いて行こうと思い、駅前の通り
から海の方角に伸びているオイル・ストリート(油街)という細い
通りを海方向に行ってみました。

電気道を横切り、どんどん行くと、ハーバー・グランドという
ホテルがあります。



以前、ここのホテルの日本人の営業担当の人に会ったことがありま
すが、景色がいいので、日本のツアーの人にも人気のホテルだと
言っていました。こちらが海側からこのホテルを見上げた写真です。



確かに景色が良さそうです。

オイル・ストリートを突き当たりまでくると、海なのですが、
残念ながらここから左にも右にも行くことはできません。



オイル・ストリートをもと来た方向にちょっと戻ります。



右手の建物がハーバー・グランド、向こうの正面に見える建物は
ニュートンホテルです。

オイル・ストリート付近は、車の整備のお店が多いので、ちょっと
雑な雰囲気です。



ティンハウ(天后)からビクトリア公園の方面の建物です。
空が青くて綺麗です。



消防署の建物です。



ビクトリア公園の中に入りました。緑の多さにびっくりです。





子供たちの遊び場がありました。小さな子供用のブランコです。



こういうの日本では見た事がありません。大きい子用のブランコ
はまた別のタイプのがあります。

ここの遊具は見た事がないのがいっぱいあって、楽しそうです。





ビクトリア公園からハイウェイをまたぐ歩道橋を渡ると、そこが
サンセット撮影スポットです。何人かアマチュアカメラマンが
います。



こんな景色が見えます。







そうこうしているうちに大きな豪華客船が。





かなりでかいです。

やがて太陽は沈んでいったのですが、今日はそんなに真っ赤な
夕焼けという感じではありませんでした。

こちらが夕暮れの香港サイドの景色です。



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香港のスーパーで、故郷・田原のメロンに遭遇する

2010-07-09 22:55:03 | HONG KONG

昨日、香港のコーズウェイベイのタイムズスクエア(時代広場)地下にある
シティースーパー(City'super)に行きました。日本の食品も結構おいてある
スーパーです。その入り口のところに何と愛知のメロンが!



実は、何を隠そう、私は愛知県の渥美半島の田原市出身です。渥美半島は
メロンが名産なのですが、ここに見える「愛知のメロン」とは渥美半島の
温室メロンです。後ろのポスターに田原の文字が見えます。



近づいてみます。何と、こんな異国で故郷のメロンに遭遇です!どういう
経路ではるばるここまで来たのでしょう。
そしてこんな形で出合うなんて...



黄色いのやらいろいろあります。こんなことってあるんでしょうか。
ああ、懐かしい。東京でよく田原の農産物を見ることがあって、それだけ
でも結構感動したのですが、こんな外国で出合うなんて。

チラシもありました。

 

King of Fruits(水果之王)って、ドリアンのキャッチフレーズだったの
では?でもまあいいか。「水果」って中国語で果物という意味なのですが、
このまま日本語読みで読んだら「すいか」。ちょうどいい。「スイカの
王様」という感じですね。

で、こちらは裏面。



おや、この人は誰でしょう?



メロンの生産者の西川善夫先生と書いてあります。先生というのは、
中国語で「~さん」という意味合いでつける敬称です。べつに学校の先生
とか、代議士先生とかではありません。

この人、英語がとても上手と思うかもしれませんが、実際はおそらく
こんな感じにしゃべってるのを英語と中国語に翻訳されたんでしょう。

「メロンちゅうのは、温室の中で、水とか気温、土を完璧にコントロール
してできるだのん。ほいで、一本の木に一個しか実がつかんだらあ、
甘味がぎっしり詰まったこのどえらい美味さを味わって欲しいのん。
温室の中で、メロンは一個一個つるにぶら下がってできるだで、
それを新聞でくるんで日焼けせんようにするだわ(まだら模様にならん
ようにのん」と語る西川善夫先生です。

下のほうに渥美半島と田原、豊橋の地図が出ています。



ああ、懐かしい。

木曜日は、何も買わなかったのですが、金曜日の今日、再びシティー
スーパーに行ってみました。

昨日の売り場がなくなっています!と思ったら、別の場所に移って
いました。



もう残り少なくなっています。買おうと思っていた黄色いのがもう
一つもありません。結構売れてしまったようです。

残っていた中から、一番体裁がよくないのを買いました。売れ残る
と可哀想だと思ったからです。この記事のトップの写真がそれですが、
表面はまあまあですが、裏面はちょっと可哀想なルックスです。



贈答用だと、これはNGですね。これで一個108ドル(日本円で1200
~1300円くらい)サイズは小ぶり、見かけはやや不細工。日本では
ちょっと高いですが、海外なのでこれはむしろ安いですね。

同じスーパーの贈答フルーツコーナーをちらっとみたら、そちらにも
メロンがあるじゃございませんか。静岡メロンと書いてあります。
これは見かけも綺麗です。しかし値段は3倍くらい!



これに比べると愛知のメロンはかなり安いけど、見かけがよくないっす。
静岡のメロンに負けたらいかんぜよ、と言いたくなってしまいました。
田原の農家のみなさん、JAのみなさん、がんばってください。

それで、このちょっぴり不細工のメロンを買って帰って切ってみました。



中も緑色かと思ったら見事なオレンジ色です。見かけはいまいちだった
ですが、中はとても甘くて美味しい!でもサイズが小ぶりなので、半分
食べるのはあっという間です。

はるばる田原から飛行機に乗って香港までやってきたメロンたち。この
週末あたり、香港の家庭の食卓で笑顔を提供しているのかもしれません。
故郷の農産物もグローバルに活躍しているのを見ると、勇気づけられます。

よろしければ、こちらもついでによろしくお願いします。

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香港のレストランでデモクラシーを叫ぶ、銅鑼湾時代広場11階SML

2010-07-08 19:59:38 | HONG KONG

香港の銅鑼湾(コーズウェイベイ)の時代広場(タイムズスクエア)の
11階にあるSMLというレストランです。SMLというのは洋服とかで言う
Small Medium Large(大中小)のこと。何でこういう名前なのかと言う
と、料理が大中小と三種類の量で選べるというからなんです。

彼らはこれを「食事のデモクラシー」と言っております。大食漢もいれ
ば、小食の人もいる、空腹の人もいれば、小腹が空いている程度の人も
いる、それがみんな同じ分量だとしたらそれは逆に公平ではない。とい
うわけで、すべての人のニーズに応じた分量で食を提供できるというの
がこのお店のユニークなコンセプト。公平な満足を与えられるというこ
とで、このお店では、これを「食事のデモクラシー(民主主義)」と
声を大にしてアピールしています。



この上の写真のように、前菜から、メインから、デザートまでSMLと
三種類のサイズから選べるようになっているのです。こういう発想の
お店はどっかに前例があるのかもしれないのですが、私はちょっと聞い
たことがありません。ピザとかはサイズで選べるのはあるし、定食屋で
もご飯大盛りとかは選べるところもあるのですが、こういうレストラン
でSMLのスリーサイズを導入したというのはちょっと画期的です。

この上の写真の真ん中のクラムのリングイーニ(スパゲッティボンゴレ
かと思ったのですが、このお店のメニューを見るとこういう名前でした)
が地上の看板に出ていて、それがあまりに美味しそうだったので、この
お店に誘導されてきてしまったのでした。このお店のことは全く知らず、
三つのサイズが選べるお店だということも全く知らずに、このお店に
来たのであります。



こちらがお店の入り口。高級レストランではなく、汎ヨーロッパの
カジュアルレストランという位置づけです。イタリアンもあれば、
タパスもあれば、アメリカンもあり、バーガーもれば、バーもあると
いうジャンル的には高級ファミレスといった感じです。

入り口は特に魅力的でもない雰囲気なのですが、実は内装はちょっと
トレンディー。普通のテーブル席もあるのですが、こんな感じの大学
の学食風の長テーブルがあったりもします。



ロンドンとかではこういうのがトレンディーなんだそうであります。



そしてまた屋外のテラス風のところもあります。これはちょっとした
穴場という感じですね。大都会の真ん中でビアガーデン気分を楽しむ
のもよいかもですね。

メインのエリアからは、キッチンも見えています。



そういえばこういうお店はロンドンとかでも行ったことがあるような。
ロンドンのSOHOにあったラーメン屋がこんな感じでした。

SMLのレストランのデザインをしたのは、アレクシー・ロビンソン
というオーストラリア人の女性デザイナー。この人ロンドンでレスト
ランのインテリアの仕事をしていたんだそうです。



こちらはメニューですが、一番上にSMLのデモクラシー宣言が英語で。
まあこれも一種のマニフェストなんでありましょう。食事の量を3つ
に分けるとにより、万人に等しく満足を与えられるというメッセージ。
こういうメッセージには結構感動してしまいます。

基本的にはこのお店は大人数で行くのが楽しいのでしょうが、私は
一人でこのお店に入りました。一人だと、ちょっと居心地が悪い感じ
もします。バーエリアに行けば、一人でも浮かないのでしょうが、
学食のような場所にぽつんと一人だとちょっと孤独感があります。

でも一人のメリットとしては、小さいものを頼めば、普通よりも
種類の多さを楽しめるということに気付きました。まずは、サラダ。



ロケットとパルメザンチーズにバルサミコのドレッシングです。
このサイズで(と言っても比較するものがないのでわかりにくいの
ですが)スモールです。
あまり期待していなかったのですが、味はちゃんとしたイタリアン。
黒っぽいバルサミコ酢がとてもいい味です。

普通、メニューには、「サラダ」とか「前菜」というくくりになって
いるのですが、ここのお店のカテゴリーはちょっと変っています。
こちらがメニューのカテゴリー。

FOOD / DRINK
bits 'n' bobs(これはちょっとしたおつまみの意味)
liquids (液体物、つまりスープのこと)
raw & green (サラダ類のこと、カルパッチオやサーモンも入る)
pasta or rice (パスタ、リゾット関係)
land (地上、つまり、ビーフとかチキン、ポーク、ラムなど)
sea (海のもの、つまり魚介類)
sides(料理の添え物のベジタブル、ポテト類)
happy ending(デザート関係、ハッピーエンディングというのが
ちょっと洒落ています)
ice cream(アイスクリーム、これはそのまんま)

ちょっと考えないと、逆にわかりにくいですね。英語力が必要です。

普通は、サラダを取ったら、スープとかは取らないのですが、
スモールのミネストローネも取ってみました。こういう技ができる
のもSMLのメリットです。



すごく小さなお皿にスープが入っています。これもなかなかの味。
カップスープくらいの分量ですね。でも味は本格派です。

さて、メインですが、リングイーニのクラムを注文しようと思った
ら、何と売り切れ。それが食べたいからここに来たのにショック。
悩んだ末、ウニのリングイーニにしました。こってりクリーム
ソースです。



これでミディアムです。サイズをわかりやすくするために携帯
電話を置いてみました。見た感じ、ミディアムにしてはちょっと
量が少ないという気がしました。

リングイーニはちゃんとアルデンテになっているし、きちんと
イタリアンになっています。

さて、これで〆てトータルは...
194ドルです。(2200円くらい)
量が少ないわりにちょっと高いという感じ。
サービス料の10%が含まれてはおりますが。
民主主義は結局は各自の負担も覚悟しないといけないということ
ですかね?

このレストランのサイトはこちらです。
http://www.smlrestaurants.com

最後にこのお店の名刺が、入り口のカウンターの上にありました。



洋服のタグの形をしているのが素晴らしいです。
裏面に住所が印刷されています。
こういう発想はなかなかよいですね。

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航空ビジネスはアジアのお家芸?でも日本は例外?

2010-07-07 21:01:53 | アジア

イギリスのSkytrax社が、世界の空港の評価ランキングを調査に
基づいて毎年発表しているというお話を前回しましたが、航空
会社に対しても調査をしていて、ベストエアラインのランキング
が毎年発表されています。

1998年から調査が始まったようですが、最新の調査は2009年
の7月から2010年の4月までの期間、世界の40のエアラインに
ついて、35種類の項目で、世界の1700万人を対象に行われた
ということです。

そして、こちらが今年のトップ5のランキングです。



一位は韓国のアシアナ航空、二位はシンガポール航空、三位は
カタール航空、四位は香港のキャセイパシフィック、五位は
エア・ニュージーランドという順位です。

さらに6位以下を見ていきましょう。
6. Etihad Airways(UAEのアブダビ)
7. Qantas Airways(オーストラリア)
8. Emirates(UAEのドバイ)
9. Thai Airways(タイ)
10. Malaysia Airlines(マレーシア)

驚くべきことは、ベスト10がすべてアジアパシフィックの国
ばかり!アメリカやヨーロッパが一つも入っておりません。
また空港でも韓国のインチョンの評価は世界的に高いのは前回
の記事でお知らせしましたが、アシアナ航空がトップの評価を
得たということで、韓国の航空ビジネスは世界のトップクラス
であるということがわかります。

韓国、シンガポール、香港は、国際空港の評価でもトップ
御三家ですが、エアラインでもトップクラスです。この他、
中東諸国から3つのエアラインがランクインしていますし、
オーストラリアとニュージーランドも入っています。タイと
マレーシアも入っているので、すべての国が広い意味での
アジアパシフィックとなります。

で、ここで疑問なのは、日本はどうした?という事。昨今の
JALの実態を知れば、ランキングどころではないのですが、
日本はアジアを牽引するハイテク王国でもあったし、
おもてなしという点でも世界のトップであったはずなのです。
機内で暖かいおしぼりを出すというサービスもたしか日本の
エアラインが世界に先駆けて始めたこと。

それがどうしたことでしょう。これまで日本が見下していた
ような国々のエアラインが世界のトップクラスとなってしまっ
ていました。まあ当然の結果とはいえ、これはちょっと
ショッキングですね。

先日、『沈まぬ太陽』のDVDを見ました。日航機墜落事故
から何とか会社を立ち直らせようと努力する主人公。
ナショナルフラッグのJALがこんなことになろうとはまだ
想像もしてなかったでしょうね。航空ビジネスでの日本の
没落は悲しいものがあります。

サッカーのワールドカップは、ヨーロッパおよび南米が今年
は頑張りましたが、エアラインをワールドカップとしてみたら
アジアパシフィックにかなり偏っています。昔、世界の飛行機
と言えば、エアフランスとか、英国航空とか、スカンジナビア
航空、ルフトハンザなどが世界の一流という感じがしてました
が、いつの間にか時代は変っていたようです。

さてこちらは、キャビンスタッフの評価ランキング。
いわゆるスチュワーデスのランキングです。



トップはシンガポール航空。二位はマレーシア航空。そして
三位がアシアナです。シンガポール航空は素晴らしいですね。



シンガポール航空はユニフォームが一目でわかるし、ダントツ
の人気ですね。マレーシア航空のユニフォームのシンガポール
航空にちょっと似ています。アシアナはちょっと地味な感じが
しますが、エレガントといえばエレガントです。

さて、こちらの映像は、各カテゴリーの受賞をまとめたものです。



いろんなカテゴリーがありますが、各賞もほとんどアジアの
航空会社ですね。いちおう情報元のSkytrax社のサイトは
こちらです。
http://www.worldairlineawards.com/

こちらはエアラインオブザイヤーのアシアナ航空のプロモー
ションビデオです。


CAの皆さんのお辞儀の仕方が、背中をまっすぐな状態で、腰
から曲げるというのが、日本のお辞儀に比べてもすごい敬われ
ているような感じがします。これでは日本もかないませんね。

さらにこちらは、ファーストクラスでは世界のトップとなった
アブダビのEthiad航空のプロモーションビデオです。



こちらの航空会社はまだ利用したことがないですが、なかなか
豪華そうですね。ファーストクラスはちょっと縁がないかも
しれませんが...

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アジアが世界に誇る国際空港

2010-07-06 19:39:50 | アジア

ちょっと前の写真ですが、シンガポールのチャンギ国際空港です。
イギリスのSkytrax社が毎年行っている調査の結果、今年はシンガ
ポールのチャンギ空港が「世界のベストエアポート」に輝きました。



調査時期は2009年7月から2010年3月までの期間、世界の200
以上の国際空港について、約百カ国の国籍の980万人に対しての
調査で、空港に関する39の項目を調査したものなのだそうです。
1999年から毎年行われているニュートラルな(特定スポンサー
のついていない)調査で、この手のものでは最も信頼性が高いと
言われているものです。

今年発表になったばかりの世界の国際空港トップ10はこちらです。



一位から十位までが並んでいますが、右に昨年度のランキング
が出ています。昨年は韓国のインチョン(仁川)国際空港がトップ
でしたが今年は二位です。三位には、昨年二位だった香港が入っ
ています。香港は、過去一位になった年も多く、香港、インチョン、
チャンギが国際空港のベスト御三家といったところです。

トップ10の中にクアラルンプール、北京、バンコクなどアジアの
空港がランクインしていますが、以前入っていた関空や名古屋の
セントレアなどはランク外でした。ちなみに関空は12位、名古屋
セントレアは13位、成田は17位となっております。

国際競争力でも日本はランクダウンしておりますが、国際空港で
も日本はもうちょっと努力が必要なようです。

各部門賞を見てみましょう。

国際線の乗り継ぎベストです。一位はインチョン。



インチョンは数年前に行きましたが、もはや東アジアのハブ空港
で日本からもどんどん乗り入れていますね。二位はチャンギ、
三位はドイツのミュンヘン。

さておつぎは空港内ショッピング。トップに輝いたのはロンドン
のヒースローです!



二位はアムステルダム、三位にシンガポールのチャンギが入り
ましたね。

お次は、空港内のレジャー施設。一位はチャンギです!



たしかにチャンギには、プールまでありましたからね。
二位はインチョン、三位はミュンヘンです。

そしてこちらは、入国管理のベストサービスランキング。一位
はクアラルンプール!



二位に北京が入っているのが意外な気もしますが、北京はよく
なったんでしょうか?上海は先月行ったばかりですが、上海の
イミグレーションは係員が少なくて長蛇の列で待たされて最悪
でした。インドも辛い思いをすることがありますが。

さてこちらは、空港の清潔さランキング。スイスのチューリヒ
が一位です。二位はインチョン、そして何と北京が3位?
!北京は頑張ってますね。日本はどうした!



こちらは空港のトイレのベストランキング。何と一位は香港!



二位にインチョン、そして三位にやっと関空です!

さてお次は、ベストダイニング。食事です。これは香港が一位!



シンガポールが二位。そして三位はミュンヘン。

香港がんばりましたね。それに比べて日本はいまいちです。
空港に関しては、香港、シンガポール、韓国が先進国です。
日本は完全に発展途上国ですね。オリンピックや、ワールド
カップを誘致する前に、成田を何とかしないと。しかし今の
日本の経済力では、「世界一流の空港を持つ必要性はあるん
でしょうか?」と言って仕分けされてしまいますね。

空港ランキングのベスト20を動画にしてくださった方がいます
ので、こちらにそれをご紹介しておきましょう。



個人的にはタイのサムイ島の国際(?)空港がベストです。
空港がアウトドアで、タイ式マッサージのスパがありました。
改装される前が特によかったです。

いちおうSkytrax社の世界空港調査のページをご紹介しておき
ましょう。
Skytrax World Airport Awards

あとついでに、蛇足ではありますが、世界で最もテリブルな
空港という映像もありましたので、それもつけておきます。



どれも着陸するのが怖そうな空港ばかりですが、この中に昔の
香港の啓徳国際空港(カイタク国際空港)が入っています!

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香港の啓徳空港の滑走路跡が家の窓から見える

2010-07-05 19:16:19 | HONG KONG

家の窓からカオルン側の景色が見えるのですが、昔の啓徳空港の
跡地も見えています。今から12年前の1998年までこんな街の
真ん中とも言うべき場所に国際線の旅客機が離発着していました。



滑走路は海に張り出した感じになっていて、飛行機は山側から
旋回しながら建物ぎりぎりに着陸していたわけですが、世界一
着陸が難しい空港と言われておりました。

昔は高さが厳しく制限されてい建物ですが、今はどんどん高層
のビルが建っています。このビルの高さだと昔だったら飛行機が
ぶつかるくらいの高さだったのではないかと思います。

今の空港は1998年に開港したのですが、西の外れの、ランタウ
島の北側を埋め立てた場所にあります。



一方、昔の空港は、こんな場所にありました。



市街地の真ん中といってもいいくらいの場所です。啓徳国際
空港(カイタク国際空港)と呼ばれていました。



滑走路は一本だけ。1998年の時点では、完全にキャパオーバー
の状況でした。着陸も離陸もめちゃくちゃ難しいし(実際、
滑走路オーバーランで海中に突っ込む事故や、尻餅着陸などの
事故もあったようです)、スケジュールが満杯なので、着陸し
た飛行機はすぐにブレーキをかけて、滑走路を次の離着陸の
飛行機のために受け渡さないといけないし、大変な状況だった
ようです。

私も何度かこの飛行場に離着陸したことがありますが(もちろん
一般乗客としてですが)、窓から見える街並を見るだけでも
スリル満点でした。街の人々の生活が覗けてしまうくらいの
近距離すれすれに高度を下げていき、まるで滑走路にどすんと
着陸するのは、いつもヒヤヒヤでした。

この空港への着陸がどんなもんだったか、こちらの映像でご覧
ください。



建物ぎりぎりで旋回するところはちょっと恐ろしいです。
パイロットも香港の空港着陸では相当プレッシャーを感じていた
のでしょう。まっすぐに滑走路に入れないというのが怖いです。
車輪が着くぎりぎりの瞬間まで、飛行機の向きを調整しながらの
着陸は、一つ間違えば大事故につながりそうですね。

こちらの映像もどうぞ。香港の街中から見える飛行機です。



今から思えばとんでもない光景です。飛んでいる飛行機をこんな
に間近に見られたのですね。とてもシュールな景色ですが、
これが香港の日常だったわけです。

九龍側では建築物の高さ制限もあったし、点滅するネオンも禁止
されていました。騒音も相当なものだったのでしょうね。
今は昔です。

啓徳空港跡地は、現在開発が進んでいて、大型客船用の
ターミナルが2013年に完成するようです。



この写真は、日曜日にたまたま海峡を通りかかった大型客船です
が、空港跡地のターミナルには、世界最大級の客船も接岸できる
ようになるのだとか。以前、仕事でマイアミに行ったときに、
巨大な客船がいくつも港に接岸していて、その巨大さにびっくり
しましたが、香港がそういうふうになれば、それはそれでまたいい
感じになると思います。豪華客船はエレガントで、なんかロマンが
ありますからね。

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香港フォートレスヒル界隈を探検する

2010-07-04 20:56:26 | HONG KONG

このところ香港は天気がよくて、目眩がするほどの暑さなのですが、
地元のフォートレス界隈を歩いてみました。上の写真は、フォート
レスヒルのエレクトリック・ロード(電気街)です。名前からする
と派手な電飾ネオンが輝いていそうな感じですが、極めて普通の
通りです。この通りの右の方角には、平行して走っている英皇道と
MTRのフォートレスヒルの駅。左側の建物がマーケットで、その先
のクリーム色の建物がシティーガーデンホテルです。

この左のマーケットは、これまで中に入ったことがなかったのです
が、My Wifeがこの中にインドのカレー屋さんが入っているらしい
ということを言っていたので、ものは試しで、ちょっと覗いてみよ
うと思い、勇気を出して入ってみました。エスカレーターを上がる
と野菜を売っているお店が並んでいました。My Wifeは肉を吊るし
て売っている肉屋が苦手なのですが、どうやらここは安全のよう
です。

もう一つエスカレーターを上がります。倉庫のような透明ビニール
の仕切りがあるところを入ると屋台のようなお店が何軒かあります。
中はこんな感じ。



この写真の左に見えているのが透明ビニールの仕切りなのですが、
「出口」と書いてあるので、そこから入っていいものかどうか
迷ったのですが、他に「入り口」らしき物もないので、そこから
入ってみました。すぐのところの中華屋台のおばさんが、すぐに
声をかけてくるのですが、インド料理の店がどこかにあるはずだ
と思ったら、入ってすぐ右のほうにありました。こちらです。



Clay Pot Indian Restaurantと書いてありますが、小さなお店です。



このお店の左のほうにあるのはこれクリスマスの飾り付け?
インドっぽい感じにも見えるからまあいいか。

暑い時にはビールです。



インドではおなじみのキングフィッシャー・ビール。インドに
行くとこのビールばかり飲んでいますが、こんなお店にもあり
ました。インド料理にはこのビールが合います。右のアルミ
ホイールのお皿に入っているのはパパドという煎餅。パリッと
した感じの、これまたインドでは定番のお通しです。

そしてこちらが、タンドーリチキン。4切れ入っています。



右に見えているのはナンです。どちらも素朴な味わい。
で、こちらが、このお店のリラ(Lila)さん。



この人はインド出身かと思うと実はネパール出身。香港には
18年くらい住んでいるとのことですが、フォートレスヒルの
このお店は3年前からやっているとのこと。私が香港に引っ
越してきたのも3年前なので、同じ頃にここのお店ができた
のですね。でもその前には、ビクトリアピークにお店があっ
たとのこと。

私が近所に住んでいると言うと、「初めてみる顔だね~。
ここは結構日本人がいっぱい来るよ」とリラさん。近所に
住んでいながら3年もの間、一度も来たことがなかったので
すが、日本人には人気のお店だったようです。

このリラさん、最初に香港に来たのは、ずっと前なんだそう
ですが、日本の神戸でビザを取ったとかなんかそんな感じの
ことを言っていました。香港に住んでいるインド人はちょっ
と、珍しい気がするんですが、とても人のいい感じでした。

日本人はカレーを注文することが多いとリラさんは言って
いましたが、ビールは二本も注文してしまいましたので、
これでお腹いっぱいでした。これでジャスト100香港ドル。
日本円にすると1200円くらいでしょうか。

さてこちらはエレクトリック・ロード沿いの果物屋。



炎天下で暑そうなのですが、お店の奥には、My Wifeが
苦手のドリアンが鎮座しています。左に山梨の桃のポス
ターがありますが、桃は置いてませんでした。

こちらは脇道で雑談をしているおっさん達。



このランニングシャツで半ズボンのおじさん、いかにも
香港的ですね。あまりに暑いのでランニングシャツを
胸の上までまくりあげています。このおっさんたちは、
ここに置いてある小さなテレビでいつも競馬を見ています。

さてこちら、英皇道のMTRフォートレスヒル駅出口の
向かい側付近。新しい店ができていて人だかりが...



いつの間にか、いま流行の台湾のお茶のお店「貢茶」の
お店ができていました。



今年になってから同類の台湾系のお茶のお店がまさに
雨後のタケノコのごとくあちこちにオープンしています。



料金も安いし、おいしいし今台湾系のお茶のお店は香港
で大人気です。私はこの下の一番上の「貢茶ミルクティー」
というのを注文しました。12ドルです。日本円だと150円
くらいの感じでしょうか?手頃な値段です。



暑い夏はこういうのがますます流行るでしょう。

英皇道のトラム駅の近くに100円ショップ的な新しい店が
できていました。



店頭はこんな感じです。10ドルのものが多いですね。



ちょっと見ない間に新しいお店がいろいろできていたんですね。

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香港のホテルの地下宴会場でW杯オランダ・ブラジル戦観戦

2010-07-03 11:39:42 | HONG KONG

昨日はワールドカップでオランダとブラジルの試合があったのですが、
ワンチャイのチャーターハウスというホテルの地下二階の宴会場で
これを見ました。

実は、上海から来た日本人の出張者がこのホテルに泊まっていて、
SOHOのメキシコ料理屋で食事をした後、ワールドカップが見たいね
ということになり、スポーツバーとかだとたぶんかなり混んでいる
から、おそらくチャーターハウスあたりは穴場じゃないかなという
ことでそこで見ることにしました。

中国では普通のテレビでワールドカップは誰でも見られるのですが、
香港では特別なケーブルに加入していないと見られません。日本では
見られるNHKも、海外ではワールドカップの放映権がないので、その
期間はどうでもいいような番組が組まれています。ですので普通の人
は、街中のバーなどに出かけて、試合を見る事になります。

香港時間の10時から試合開始だったのですが、9時40分くらいに
チャーターハウスホテルに着きました。地下にスポーツバーがある
のを知っていたので、そこに行こうとしたら、何とChina Telecom
が貸し切り!出張者の彼は前の日本カメルーン戦も見に行こうとし
たら、そのときは日本企業の貸し切りで入れなかったそうです。

ホテルのコンシェルジュの人に聞いたら、ホテルのゲストだったら
地下二階(B2)の宴会場に行けば、そこで見られるという朗報。
B2に行ったら、会議とかで使う部屋が観戦会場となっていました。
着いた頃は、まだ数人しかいなかったのですが、試合が始まると
徐々に人が集まりだし、30人くらいになっていたでしょうか。

私たちは、ボディントンのビールを飲みながら観戦することにし
ました。集まっているのは、最初は香港人ばかりだったので、最初
は英語の実況だったのを、広東語の実況に変えられてしまいました。
広東語だと、国の名前も選手の名前もさっぱりわかりません。
おまけに「アイヤー」とかちょっとずっこけるような感嘆詞が時々
入ります。また「ゴール」とか言わないので、点が入ったのか
どうか画面を見ていないとよくわからないという問題はありました。

香港の人たちはほとんどブラジルを応援しているようでした。私は
とくにどっちということもなく、どっちでもいいという立場でした。
ブラジルもいいけど、オランダには支社があるので、いちおう応援
する義理はあります。

でも私が一番応援していたのは実は、ブラジルでもオランダでもなく
この試合で主審を務めた西村雄一さんでした。このすごい対決を裁く
のが日本人のレフェリーだということで、これは是非見なければと
思ったのです。ドイツ大会の時も川上主審の活躍に注目をしていたの
ですが、世界の晴れ舞台で活躍する日本人を見ると応援したくなって
しまいます。

この試合、西村主審の毅然とした態度は見事でした。感情を露にして
クレームをつけるブラジルやオランダの選手たちに全くひるむこと
なく、ファウルを宣告し、イエローカードをさっと出す姿はほれぼれ
としました。ブラジルのフェリペメロにレッドカードを出したときの
姿は実にかっこよかったです。



実質的な決勝戦とも言われるこの対決では、双方、相当カリカリ
していました。ラフなプレーを冷静に裁いていく西村主審の姿には
感動してしまいます。世界のトッププレーヤーたちに何の遠慮もなく
きっちりと指示を与えていく。納得いかず、文句つけにくる選手に
対しては、両手でさっと制するその姿。すごいスピードでピッチを
駆け回るその体力。きびきびとしたその動き。ほれぼれします。

日本チームは敗退してしまいましたが、西村主審は日本のサッカー
の実力を十分示したのではないかと思っております。私もサッカー
のことは詳しくわかっているわけではないのですが、そんなことを
思いながらこの試合見ていました。

日本代表は、パラグアイ戦で敗退したのですが、試合では負けて
いませんでした。PKというのは、じゃんけんで勝ち負けを決める
ようなもんなので(というのは語弊があるかもしれませんが)、
私はこの試合で日本は負けはしなかったと思っています。唯一
負けたのはオランダ戦なのですが、ブラジルを破るようなチーム
にあそこまで食い下がれたのは、すごいことだったんではないか
と思ってしまいます。

今回、オランダが勝ったわけですが、南アフリカというのは昔の
オランダの植民地。オランダ東インド会社の重要拠点でした。
南アフリカの言語のアフリカーンス語はオランダ語をベースに
していますし、南アフリカの中央部にはオレンジ自由州という州
があり、オレンジ川という大きな川が大西洋まで流れています。
オレンジ(オラニエ)というのは、オランダの王室の名前です。
オレンジ公ウイィリアム(オラニエ公ウィレム)というのは
オランダ独立の父と言われていますね。チームのオレンジ色も
そうした歴史的背景があったわけなんですね。南アフリカという
のはオランダにとっては歴史的にはホームともいうべき国であり、
ここでオランダが勝つというのは必然という気もしてくるのです。

オランダはまた、江戸時代、出島や蘭学を通して日本と関係を
持っていました。日本代表がオランダと戦ったこと、また、
西村主審がオランダ戦を審判したこと、これも何か不思議な縁
を感じてしまいますね。

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香港特別行政区成立記念日と自分の誕生日

2010-07-01 20:25:10 | HONG KONG

今日、7月1日は香港特別行政区成立記念日で祝日でした。それまで
英国領だった香港は、1997年7月1日に中国に返還されたのですが、
通貨も、パスポートも、文字も、法律も、中国本土とは別。いちおう
中国ではありながら、特別行政区として実質的には独立国的な状態を
保っています。

1997年と言えば、私がシンガポールに正式に赴任になったのがその
年です。それ以来、ずっと海外ですので、海外勤務13年となります。
長いですね。でも香港にもっと長く住んでいる大先輩たちも多いので
私のようなのはまだ新参者ですね。

7月1日はまた、私の誕生日でもありました。生まれたのは今から
55年も前の昭和30年(1955年)。今、NHKの連続ドラマで『ゲゲゲ
の女房』をやっていますが、時代はちょうど昭和30年代なので、
ちょっと懐かしいです。

生まれ育った愛知県田原市(当時は渥美郡田原町)の三河田原の駅前
にも貸本屋があったし、自転車で来る紙芝居屋も記憶があります。
子供の頃、紙芝居屋が近所に来たという噂を聞いて、走っていき、
そのおじさんから煎餅か何かを買って、わくわくして紙芝居を見た
ものです。



子供の頃の私の写真です。もちろん写真は白黒の時代です。

テレビの放送は徐々に普及していきましたが、家にテレビが入る
のは大分遅くなったので、近所の家にテレビを見せてもらいに行く
というのが普通でした。

漫画雑誌は、『少年画報』、『少年クラブ』、『冒険王』、
『ぼくら』、『少年キング』などいろいろとありましたが、かなり
戦争漫画が多かったですね。「ゼロ戦隼人」とか「紫電改のタカ」
とかぐらいしか記憶にないですが、かなり戦争漫画に夢中になって
いた気がします。

町に小さな映画館があって、小さな頃から、親戚のおばあさんに
連れられてよく見に行っていました。ゴジラ、ラドン、モスラなど
よく覚えています。あと戦争映画もよく見ました。

終戦からまだ10年ちょっとしかたっていないので、今から思えば
ほんの10年前ってほんの最近のことなので、確かにみんな戦争を
相当引きずっていたのですね。

豊橋の街に行けば、戦争で負傷した傷痍軍人をよく見かけたもの
です。中学の時の数学の先生も戦争で片腕を失っていました。
三角定規を手のないほうの脇ではさんで授業をしている姿を今も
思い出します。

昭和30年生まれの有名人は、郷ひろみ、西城秀樹、松山千春、
世良公則、江川卓、所ジョージ、明石家さんま、野田秀樹、
アグネスチャン、麻丘めぐみなどですね。海外では、スティーブ
ジョブズ、ビルゲイツ、ブルースウィリス、ケビンコスナー、
アランプロストなど。学年では昭和31年の3月まで同学年なので、
そこまで含めれば、役所広司、大友康平、小堺一機、渡辺正行、
大地真央、浅田美代子、野口五郎、桑田佳祐、竹中直人、
島田紳介なども入ってきます。

小学校時代に、東京オリンピックを経験し、中学校時代に
大阪万博を経験し、社会人になってバブルとその崩壊を経験
した世代です。いつまでも若いと思っていたのですが、気がつけ
ばもう50代の半ば。気持ちだけはいつまでも若くありたいもの
です。

そういえば今日、WiiFitの「からだ測定」をやったら、バランス
年齢が何と25才と出てしまいました!
ちょっとこれはびっくりです。普段はこんなにまでの結果はない
ですが、ちょっとまぐれですね。

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