南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

今日は郷里の愛知県田原のお祭りに来ています

2008-09-14 01:18:31 | 故郷
13日と14日は故郷の愛知県の田原のお祭りです。昨日香港から
東京に来て一泊し、今日田原にやってきました。これは町の中心
にあるセントファーレというショッピングセンターの前のバス停
です。バスで来た訳ではなく、電車で来たのですが、このバス停
の看板が、夕暮れの光の中でとても素敵に見えたので、撮影した
ものです。必要以上に訴求力のあるBUSの文字が何かいいです。
何だか日本ではなくてカリフォルニアかハワイの風景のように
見えるのは、この文字のタイポグラフィーと、後ろの空のブルー
の濃さのせいかもしれません。

先月、東京の深川のお祭りに出たばかりなのですが、今度は田原
のお祭りです。田原のお祭りは、御神輿だけではなく、昼は山車
が出たり、夜はいろんな山車が出ます。二日目の夕方からは花火
が始まります。という盛りだくさんのメニュー。

うちの実家は、この町の駅前通りにある駄菓子屋なのですが、
数年前から進行している都市計画のおかげで、駅前の店も次々と
立ち退き、ずいぶん寂しくなってしまっているのが残念です。
ちなみに実家の店も来年のお祭りは、別の場所に移転している
ことになりそうです。



この上の写真が実家の駄菓子屋の商品の一部。商品の点数が
多すぎて、値段を覚えきれないので、ちょっと店番をしようと
する場合に困ってしまいます。いまだに5円の商品とかがあるの
ですね。5円とか10円とかの商品を売っても利益が一円か二円。

普段自分たちがやっている商売は、これの何万倍、何百万倍もの
金額なので、ひさびさに5円とか10円とかの値段のものを目に
すると一円の大切さをあらためて思います。

こういう駄菓子屋は子供にとってはワンダーランド。最初の
貨幣経済の基本を学ぶところ。そういう意味では地域社会にとっ
ては重要な存在なのですが、ビジネスとしてはなかなか大変です
けどね。



さて、こちらの写真は御神輿の上から餅投げをしている光景。
餅投げはこのお祭りでは定番のプログラムです。何度か餅投げが
行われるのですが、餅を拾うためにたくさんの人が集まってきて
います。ではまた。

歩いて国境を越える

2008-09-10 02:06:30 | HONG KONG
これは中国のシンセンから香港に入った通路から見えた景色です。
今日、仕事でシンセンに行ってきたのですが、ここの国境は歩い
て越えます。香港は1997年に中国に変換されたのですが、香港
とシンセンの間には、国境があり、パスポート審査や税関があり
ます。

シンセンから香港に鉄道で入るには、まず駅でパスポート審査で
す。ここは香港人と、中国人、そして外国人と別れています。
ここで私は外国人の列に並び、パスポートにスタンプをおして
もらいます。その後、税関。荷物をX線に通す程度です。

これで中国を出国したのですが、まだ香港に入国したわけでは
ありません。ここで歩いて、国境を越えます。といっても国境の
川が見える通路をちょっと歩くと、すぐに香港の入国です。
ここでまた入国のためのパスポート審査。空港と同じです。
そして税関があり、それを過ぎてやっと香港に入ったということ
になるのです。出国してすぐに入国するというのが何とも不思議
な体験ですね。

上の写真は国境の風景ですが、向こうのビルは中国、そして手前
は香港です。

実は数日前にも日帰りでシンセンに来ていました。その日は夜は
深夜バスで香港に戻ったのですが、これまた始めての経験でした。

バスは24時間走っているらしいのですが、バス乗り場のチケット
売り場でチケットを買います。私は香港のワンチャイ行きを買い
ました。いろんな路線が出ているので注意が必要です。ワンチャ
イ行きで50人民元でした。

この切符を買う前に中国出国をしているのですが、このバスに
乗ってちょっと行くと、香港入国です。バスは、バス停で待って
いるのですが、入国審査で時間がかかっている人は置いて行かれ
てしまいます。といっても次のバスに乗ればよいのですが。
これがそのバス乗り場の風景。



深夜のバスターミナルは何とも不思議な雰囲気です。ここはどこ?
私は誰というような雰囲気です。

しかしシンセンの街はどんどん進化していました。去年は何も
なかった展示会場のそばには、リッツカールトンホテルや、
シェラトンホテルができていて(リッツカールトンは工事中で
したが)、歩いていけるところにカールフールはあるは、
ショッピングモールはあるはで、すごい変わりようでした。

建築中の建物もいっぱいあり、来年はもっとすごい街に変貌
しているのだろうなという気がしました。

展示会場から、羅湖(ルオフ/ローウー)まで地下鉄で行きま
した。地下鉄があるのは知りませんでしたが、真新しく、
とても奇麗でした。



このドアの上の路線図がX状に交差しているのがわかるかと重い
ますが、この交差しているところが展示会場。一番右の端が羅湖
の駅です。展示会場の駅から羅湖の駅までで3人民元。日本円で
50円もしないくらいですね?

始めてシンセンの地下鉄に乗ったのですが、自動販売機も改札の
ゲートも何となくわかりました。自動販売機でプラスチックの
丸いコインが出て来たときはびっくりしましたけど、これをどう
やって使うのか不安になりましたけど、他の人のやり方を見たら
すぐわかりました。自動改札に入るときは、コインをセンサー
部分にかざすとゲートが開くというシステムになっていました。
ちょっとこれも不思議な体験です。

インドのマックはベジ(ベジタリアン)・バーガー

2008-09-04 04:43:31 | インド
インドはベジタリアンの国。飛行機に乗っても、機内食は
「ビーフですか、チキンですか」というような選択肢ではなく
て、「ベジですか、ノンベジですか?」という選択肢になり
ます。インドではかなりの人がベジタリアンなので、必ずベジ
タリアン向けの料理を用意しているというわけです。

マクドナルドも同じ。世界的にバーガーはビーフなのですが、
牛が神聖な生き物であるインドでは、一般の人はビーフを食べ
ません。そこで登場するのがベジ・バーガー。ちょっとカレー
味のポテトコロッケがパンに挟まれているという感じのもので
す。コロッケバーガーと思って食べると、ちょっとソースなど
かけたくなってしまいます。

このベジバーガー一個のお値段は…



45ルピーです。日本円では110円くらい。安いです。といって
そんなにやみつきになるほどおいしいものではないですが。

ちなみにこちらがメニューです。



ちょっと文字が小さくて見えないかもしれませんが。メニュー
の数はそれほど多くありません。表記は英語です。

日本では、カレーというとビーフカレーとか、ポークカレーとか
がおなじみなのですが、インドでは、ビーフカレーはまず見当た
りません。日本食レストランに行けばあるかもしれませんが。
ポークもあまりない。あるとすれば、チキンか、ラムか、魚。
日本とはだいぶ食生活の習慣が違うインドです。

明日の夜に香港に戻ります。

突然ですがインドに来ました

2008-09-03 01:38:19 | インド
昨日の夜の飛行機でインドのニューデリーに到着、今グルガオン
のコンドミニアムにとまっています。木曜日には香港に戻ります。
上の写真はグルガオンのコンドミニアムから見えた風景ですが、
このニューデリー郊外の新興住宅街/オフィス街は、今まさに
発展途上という感じで、ビルの建築ラッシュで、高度経済成長と
いうのを視覚的に確認できます。

地下鉄メトロの高架線の工事も着々と進んでいて、数年後には
このへんの景色も一変するんだろうなという予感があります。

しかし、インドは基本的にきたない。埃っぽい。潔癖主義の人
が来たら、まず生活できないのだろうなという国です。
この国に滞在するにはある程度『鈍感力』がないと駄目だなと
今日あらためて思いました。

停電は日常茶飯事だし、水回りもよくない。街に出ればハエは
いっぱい飛んでいるし、清潔とは思えない場所も多い。雨期に
は大量の雨で大地を浄化し、乾期には太陽の熱で、ゴミとかを
感想させて大地にかえす。物資は輪廻転生と同じで自然の中で
リサイクルされる。と言ってもプラスチックは無理なんですけ
ど、でもそんなことに無頓着なアバウトさがある。そういう
ところが嫌いな人は生きていくのが難しいのだろうなと思える
インドでした。

しかし今日の昼間久々に食べたインド料理はおいしかったなあ。
それと夕方食べたイタリアンもおいしかった。ではまた。

やっぱ、いいわニコン!

2008-09-01 00:10:27 | Weblog
じつは私は以前からニコンのカメラを使っておりまして、この
ブログの写真もニコンのD40xかクールピクスのS200で撮影した
ものです。カメラ付き携帯も持っているのですが、どうも携帯で
写真を撮るという気になりません。写真撮影はちゃんとした
カメラで撮らないといけないというのが私のこだわりです。

D40xは去年から使っているのですが、実はそろそろ上位機種に
買い替えたいなと思っているところでした。機能的にはやはり
初心者向けだし、ちょっと物足りない部分を感じていました。

というような状況の中で先日発表されたD90。高機能な一眼レフ
でありながら、世界初の動画撮影機能搭載。これはすごい!
いろんな人のブログとかを見ていても、この製品のインパクトは
カメラユーザーだけでなく、いろんな人に広がっているようです。

もちろんキヤノンユーザーの人や、アンチニコンの人たちは、
こんな機能は何の役にたつのかとか、オートフォーカスもでき
ないビデオなんてとか、音がいまどきステレオでないビデオなんて
とかいろいろネガティブな意見を言っておられます。

まあ、いろいろとご意見はございましょうが、私はこのカメラが
欲しくなってしまいました。今まで、そんなに一眼レフカメラを
買おうとは思ったこともありませんでした。ニコンのD40xは業務
用で買っただけだし、それまではフィルムのカメラのF90を20年
近く使い続けていました。その間に積極的にデジタル一眼を買おう
と思ったことはあまりありませんでしたが、今回は特別です。

ちゃんとした写真を撮るための基本性能はばっちりおさえていな
がら、その上、世界初のムービー機能もある。今出回っている
ムービーカメラはオートフォーカスが当たり前なんですけど、
実はテレビコマーシャルとか映画とかを撮影するときの35ミリ
フィルムのカメラはだいたいマニュアルフォーカス。カットごと
にカメラのアシスタントの人が、巻き尺でカメラと被写体の距離
を計るのはおなじみの光景です。D90では、事前にオートフォー
カスで距離を合わせておくことができるので、いちいち巻き尺で
距離を測定するなんてことは不必要ですけどね。

ですので、なんだかんだ言われていますが、このカメラのフォー
カスがマニュアルだってことが逆にすごいかっこよく思えるん
ですよね。だいたい、ビデオカメラのオートフォーカスって、
余計なところにフォーカスが合うことが多いので、自分はじつは
ビデオを撮影するときはマニュアルフォーカスで撮影することが
多かったんですよね。運動会とか、学芸会とか撮るんだったら
オートフォーカスでよいのですが、芸術性を高めようと思うと
逆にオートフォーカスが邪魔になるということもあるんですね。

それとD90の動画機能のフレームレートが24fpsということも
議論されているようですが、映画のフィルムは24fps。つまり
一秒間に24コマが基本なんですね。一秒間のコマ数を上げると
その分、1フレームあたりの画質を下げざるを得なくなって
いく。映像の技術的なことはよくわかりませんが、この秒24
fpsというスペックも、映画と同じということでとっても好感が
持ててしまいます。このカメラの動画機能を作った人は、
ひょっとして本当に映像のことがわかっている人が関わったの
ではないかと感心してしまいます。

あと、交換レンズを変えられたり、絞りを自分でコントロール
できたり、モノクロ撮影とかもできたり、また長時間撮影が
できないというのもプロの映画機材と同じ。コマーシャルの
撮影でもそうですが、撮影したフィルムはどんどん交換して
いきます。そういう点もこのD90は同じ感覚。プロの映像屋の
人は絶対に欲しくなるんじゃないかなと思います。

また音に関してもD90はモノーラルの音声なのですが、実は
映画やコマーシャルのプロ機材は、録音は別。音声さんという
人が別にいて、音はその人たちの担当だし、映画もアフレコが
基本。映画では、生の音をそのまま使うということはあまり
なく、編集で音楽とかナレーションとかをつけていくことを
考えれば、音がステレオでなくても全然かまわない。人に
よって意見はいろいろあると思いますが。

ということはこのカメラで撮影するビデオ映像は、通常の
ビデオカメラで撮るものと明らかに違うのだろうという気が
します。映像記録ではなくて、映像表現が可能になるという
ことなのでしょうか。

こういう製品を作れるニコンは素晴らしいと思います。

ニューヨークタイムズのサイトで、有名コラムニストの
デビッド・ポーグという人がD90のことを紹介しているの
ですが、これがすごい説得力。この人、ちょっと前まで
アップルのiPhoneを紹介していた人で、カリスマコラム
ニスト。この人がニコンのD90の紹介をするということだけ
で、時代はこのカメラに向かって動きます。

サイトはこちらです。日本語でなくて申し訳ないですが。
と紹介したところで、さきほどアクセスしたら、一般からの
アクセスができなくなっていました。何か会員登録が必要に
なってしまっていましたので、あしからず。

http://www.nytimes.com/2008/08/28/technology/personaltech/28pogue.html?_r=1&oref=slogin

ポーグさんが言うように、このカメラは新たな時代の先駆
けとなる商品なのかもしれません。

木村拓哉君のおかげもあってか、時代は明らかにニコン
ですね。やっぱ、ニコンはいいわ。昔は、ニコンのロゴの
ストラップをつけていることが、ちょっとうしろめたい
気持ちがあって、ノンブランドのストラップをつけてたの
ですが、最近はニコンのストラップを誇らしげにつけられる
というのが大きな時代の変化ですね。