南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

ワンチャイ298電脳特区

2010-11-29 00:05:39 | HONG KONG

仕事場ワンチャイなのに今まで全然知らなかったのですが、
ヘネシーロード沿いに298電脳特区というコンピューター
関係専門のショッピングセンターがあったんですね。

ワンチャイ駅のすぐそばのワンチャイ電脳城はよく利用
していたのですが、この298電脳特区というのは知り
ませんでした。ネットで見ていたらここのことが出ていた
ので、会社近くでもあるし、ちょっと行ってみました。

ここは、ワンチャイから、ヘネシーロードをコーズウェイ
方面にちょっと歩いたあたりにあります。ジョンストン
ロードがヘネシーロードに合流するあたり。隣のビルは
C.C.Wuビルディングです。道の向かい側から見ると、
看板表示はすごくでかいのですが、向こう側を歩いている
とまったく気付きません。入り口がとにかくわかりにくい。



実はこの密やかなエスカレーターが298電脳特区の入り口。
なんだかかなり秘密めいています。このエスカレーターを
登っていくと、細い通路に小さな店がいくつもあります。
パソコンや、そのアクセサリー、部品、カメラ、プリンター、
iPodやiPhoneのカバー関係などを売っている店が雑多にある
感じです。

隠し撮りですが、こんな雰囲気。



ちょっと怪しげですが、海賊版のソフトとかを売っているわけ
ではなさそうでした。



こんなフロアーが3フロアくらいあります。ちょっとこの
狭さが怪しげです。ビデオ屋も入っていまして、日本語の洋画
のDVDも売っていましたが、それほど品数はなかったです。
一枚25ドルくらい(約300円)でした。成人物のビデオの店も
一軒だけ入っていました。

iPadとかのカバーがずらりと並んでいるお店がありました。



ひょっとしてMacbook Air用のケースもないかなと覗いて
みたら、いっぱいありました。

フランスのデザインだとか言っていましたが、ドットに
アルファベットの小文字のeが反転しているロゴのブランド
でした。私のMacBook Airはすでにカバーをつけているので、
MacBook Pro用のケースだったらちょうどサイズがよいと
いうので、そちらを見せてもらったのですが、素材が結構
しっかりしていて、ちゃんとした弾力吸収素材です。指で
押すと、一時的にへこむけれど、やがて形状は平に戻ると
いう素材です。

色もいろいろありました。基本は黒のようですが、ロゴが
オレンジ色のタイプ、緑色のタイプなどがあります。また
外は黒でも、オレンジ色のロゴのものは中はオレンジ色、
緑色のものは中も緑色です。外の色は、ソーダグリーンや、
シルバーや、ブラウンなどがありましたが、結局、こちら
のカフェオレ色のものを買ってしまいました。



正確な値段は忘れてしまったのですが、200何十ドルか
だったので日本円でいうと3000円弱の感じです。
中のラベルにはメードインチャイナと表示されていますが、
デザインは細かい部分までお洒落で、作りもしっかりして
います。ジッパーまで、ロゴ入のオリジナルデザインとい
うのもよい感じがします。これ、どこのブランドのもの
なのかネットで探そうと思ったのですが、よくわかりません
でした。ご存知の方がいらっしゃいましたら、教えて
ください。

ついでに、こちらの下の写真はワンチャイの駅のすぐそば
のワンチャイ電脳城。A4の出口のすぐそばです。





内容は、298電脳特区と大差ないですが、こちらのほうが
怪しげ度は低いです。これは単に通路がそれほど狭くないと
いうことだけかもしれません。



ちなみに私はエスカレーターを上がってすぐのこのお店でよく
プリンターのインクや紙を買っています。

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今年の香港のクリスマスの飾り付け

2010-11-27 23:24:45 | HONG KONG

今年もまたクリスマスの季節がやってきました。香港でも
あちこちでクリスマスの飾り付けが始まっています。香港
では、この季節、クリスマスイルミネーションの前で写真
を撮ることがとても重大なイベントです。この上の写真は
香港のチムシャツイのハーバーシティーの入り口付近の
デコレーションです。スターフェリーの船着き場のすぐそば
の海沿いのスペースですが、ここはいつもクリスマスの
飾り付けはかなり気合いが入っています。今年のデザイン
はデコレーションケーキがテーマ。



この飾り付けをバックに写真を撮っている人が大勢います。
こんな感じ。



本格的な一眼レフを持っている人も結構います。

そしてこちらが、ハーバーシティーに登る階段の飾り付け。



今年もとても綺麗です。
右側にエスカレーターがありますが、この飾り付けを眺め
ながらハーバーシティーに入るのはとてもロマンチック。

しかし、ここの問題点はあまりに人が多いので、落ち着いて
写真が撮りにくいというところ。まだ11月でこの人ごみです
から、クリスマス間際は大変です。

そんなニーズを先取りしてか、こんなスペースがありました。



仕切りで区切られたスペースで、カップルが思う存分ポーズ
を取っています。見ているのもちょっと恥ずかしい感じです
が、この左端の係員のおじさんが、「20ドル」と言っている
のが聞こえました。お金を出せば思う存分、写真を撮れると
いうようなんですが、しかし何か動物園の檻の中の動物を眺
めているようで、ちょっと変な気分でした。

さてこちらは、ヘリテージ1881。チムシャツイのハーバー
シティとペニンシュラの中間くらい、YMCAの横にある
お洒落なショッピングエリアです。



左側の回転木馬のような飾りは、青や紫や赤に色を変えなが
ら回っています。ここはちょっと大人っぽい雰囲気ですが、
写真スポットとしたら、ハーバーシティーよりもよいかも
しれません。



写真を撮っている人がいっぱいいますが、後ろの建物も綺麗
だし、いろんなアングルで狙えるのでここはおすすめスポット。
この写真もニコンのデジタル一眼で撮っているのですが、この
時期の香港は重くてもデジタル一眼を持ってくるのがよいですね。
やっぱり、このイルミネーションは、コンパクトカメラだとなか
なかうまく撮れません。

こちらのクリスマスツリーもとても綺麗です。



まわりはブランドもののお店がずらっと並んでいるのですが、
奥はコロニアルスタイルのホテル。その奥に見えるのは、
レストランがいろいろ入っているワン・ペキンロードの建物。
ブルーのクリスマスツリーの下には、ティファニーのブルー
のボックスが見えます。

ここは背景が綺麗なので、クリスマスでなくても写真を撮って
いる人が多いのですが、ティファニーのお店の前で、サンタ風
の衣装を着てポーズを撮っている人がいました。



ポーズの撮り方がちょっとプロっぽい感じです。でも普通の
人でも香港では結構皆さん大胆なポーズをしますからねー。

香港といえば、ペニンシュラの飾りが一番エレガントでよいの
ですが、今日の時点ではまだ始まっていませんでした。いつも
同じような感じですが、これが派手すぎず、とてもよいですね。

さてこちらは、チムシャツイのiSquare(アイスクエア)の中
で見かけたクリスマスツリー。



これは全部、チュパチャップスです!手前に巨大なチュパ
チャップスがありますが、ツリーにくっついている飾りも
全部チュパチャップスです。これはすごい!

こちらは、香港島のコーズウェイベイのタイムズスクエアの
飾り付け。



今年のタイムズスクエアのコンセプトは"Crazy X'Mas"。
ちょっとポップアートな感じです。

これ以外にももっとすごいのがあるのかもしれませんが、
この時期、香港に旅行に来られる方は、是非、クリスマスの
飾り付けを見ていってください。

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香港SOHOからランカイフォンまで日曜日の散策

2010-11-15 01:45:02 | HONG KONG

本日、ちょっとお昼を食べようとセントラルに出かけたのですが、
一日でかなりいろんな発見があました。上の写真は、最後にたどり
ついたランカイフォンの景色なのですが、屋台がずらりと出ていて
何をやっているんだろうと見てみたら、AIDS CONCERNという
キャンペーンで、日本のオカモトがスポンサーをしています。
エイズキャンペーンですね。



紙の王冠にはOKAMOTOのロゴ、そして道行く人に配られていたの
は何とOKAMOTOのコンドーム。物事には動じなさそうなMy Wife
も一瞬動じていました。いろんな場所で配っているので、家に帰っ
たらこんなにもたまっているではありませんか。



これはMy Wifeに知り合いのラブラブカップルにお土産として持っ
て帰ってもらうことにしました。

こちらのAIDS Concern Foundationという組織のウェブサイトは
こちらです。

http://www.aidsconcern.org.hk/eng/index2.html

大人の人がオカモトのロゴのついた王冠や、グッズを身につけて
いるのはよいのですが、子供とか、老人とかまでオカモトロゴを
身につけている光景はちょっとシュールな感じがしましたが。

さて時間は遡りまして、お昼過ぎのSOHOです。

ちょっとお昼にしようと、まだ行ったことのないCicada
(シカーダ)というお店に行くことにしました。ここはMy Wifeが
日本で買ってきた「ことりっぷ・香港」にちょっと出ていたので、
ここにしようということになったのです。ミッドレベルに登るヒル
サイドエスカレーターのわきにあるひっそりと目立たないお店です。
エスカレーター側からはこんな感じで見えています。



西洋料理のお店かと思っていたのですが、メニューはアジアっぽい
雰囲気が一杯です。ランチメニューはWOKのコースで、前菜を
一品、炒め物が麺かヌードルかに乗っているメインが一品、それに
アイスティーが飲み放題で付いてきます。WOKとは、中華鍋
のことなんですが、それで炒めたものもそう呼ぶようです。

前菜は、私はフィッシュケーキに、My Wifeはサラダにしました。
フィッシュケーキというとタイのさつま揚げのようなものを想像
したのですが、出て来たものは可愛いコロッケ。これがまた絶妙
な味でちょっと感激。



サラダのほうもピリリと辛くてアジアっぽいいい味でした。

そしてメインはこちら。



手前のは、牛肉の四川風、向こうはポークのパイナップル入り炒め
です。どちらも香菜(コリアンダー)がいっぱい乗っています。
お米と混ぜて食べるのですがとても好きな味でした。香港の中華
とかとはちょっと違って、アジアの香りです。

そしてこちらはデザート。



手前はパッションフルーツのかかったチーズケーキ。向こうは
バナナの春巻き風。こちらもセットランチのデザートにしては
とても美味でした。

それほど混んでおらず、欧米人が多いのですが、ここの味は
結構日本人に受けるのではないかという気がしました。

内側から外を見るとこんな感じです。



手前のグラスはアイスティー、ずっと向こうにエスカレーター
が見えています。Cicadaのウェブサイトはこちらです。
http://www.cicada.hk/c.htm

美味しい食事の後は、マッサージです。ヒルサイドエスカレー
ターの下のほうのウェリントンストリートのジェイド・センター
の8階にあるRelax Cityというお店です。何気なく入ったので
すが、けっこう綺麗でいい感じでした。30分のボディーマッ
サージと、30分の足マッサージのコンビネーションで、一人
260ドルくらいでした。あちこちが痛くて、悲鳴の連続でした。

ここに行く前までに、エッグタルトで有名な泰昌餅家という
お店でエッグタルトを一つ買って食べたのですが、マッサージ
の後、XTCジェラートでアイスクリームを。



こちらがお店の中のアイスクリーム。



My Wifeはロッキーロードというチョコレートのやつを。



この後、キャンドルのお店とか、ピザのお店とか、ベーグルの
お店とかいろいろ見ながらランカイフォンに降りてきたので
ありました。決して自分一人では入らないようなお店でも、
My Wifeと一緒だと、彼女が見つけてふらふらと入っていくので
いろんな発見がある、SOHO→ランカイフォン散歩でした。

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深センの羅湖商業での足マッサージ

2010-11-14 11:49:57 | HONG KONG

深センに行ってきました。香港と中国は同じ中国でありながら
国は違うので出入国の手続きはあり、通貨も言語も異なります。
国境沿いの駅の羅湖は、香港側ではローウーと言うのですが、
深セン側ではルォフーと発音します。ちょっとややこしいです。

香港からは、気軽に電車で行けるので、外国に行くという感じ
がほとんどしません。午後に出て、夕方帰ってきました。
深センで作った洋服を取りに行くのが目的だったのですが、
My Wifeと一緒に深センの羅湖商城の足マッサージに寄って
きました。

洋服屋の人にどっかここでいいマッサージはないかと聞いた
ところ、すぐに電話をかけてもらい、そのお店の人に迎えに
来てもらい、連れていってもらったのが、この上の写真の
お店です。

2階にあるお店ですが、どう見ても理髪店です。こんな
ところでマッサージがあるとは外からでは想像がつきません。
入り口付近には、理髪店の椅子が並んでいるのですが、奥の
ほうには、フットマッサージの椅子がずらりと並んでいます。

フットマッサージは一時間30元(400円くらい)というので
これは安いと思ってお願いすることにしました。若い男性が
やってきて、足マッサージを始めました。ここまでは普通だっ
たのですが、別の店員がやってきます。手の指の爪のケアーも
してはいかがかと売り込んできます。一本の指だけやったら
すごく綺麗にピカピカになります。My Wifeがやりだしたら、
私までやることになってしまいました。一人80元(1000円
ちょっと)でした。

一人に対して二人がかりでのサービスです。そうこうして
いるうちに、別の店員が私の手や腕についているシミを、
取ってはどうかとセールスしてきます。My Wifeのほうにも
いろいろと積極的販売攻勢がかかってきているようです。
「不要」(ブーヤオ)と拒否しながら、結局は、足の爪
までケアしてもらい、私まで足のつま先がピカピカになって
しまいました。

ネイルをケアしてもらうというのは生まれて始めての経験
でした。綺麗になりすぎた指先はちょっと気持ち悪いですが、
まあこれも経験です。結局二人で500元ちょっとでした。
最初の30元がこんなに膨らんでしまったのですが、まあ
これもいい勉強です。

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香港の夜上海(パシフィックプレース)で上海蟹

2010-11-12 23:58:55 | HONG KONG

今週はちょっとリッチな一週間で、今宵は上海蟹です。
場所は香港のアドミラルティのパシフィックプレイスにある
夜上海(イェシャンハイ)です。上海蟹は数年前に食べたきり
で、かなり久々です。My Wifeはいまだかつて食べたことがないので、
一度食べたかったということで、シーズン真っ盛りの今、トライして
みることにしました。

さてどこがよいんだろうといろいろ考えたのですが、上海蟹という
くらいだから上海料理の一流店だったら間違いがないのではないか
という推測のもと、前から気になっていて一度も行く機会のなかった
夜上海に行ってみることにしたのです。

ここでは上海蟹が一つで300香港ドルしました。今のレートだと、
日本円で約3200円です。小さいわりにえらい高いなあと思い
ながらも、せっかくなので注文してみました。他のローカルのお店
だったらかなり安いのですが、このお店は客層もよく、国際的で、
サービスもとてもよいです。せっかく食べるなら、こういう所が
よいという気がします。

上海蟹は茹でる前に見せてもらいましたが、紐でくくられていて、
黒緑っぽい感じでした。それが茹でたら、綺麗な赤っぽい色に。
これ、どうして食べたらよいのだろうと思っていたら、店員の人
が、手袋をはめて、テキパキと蟹をさばきだしました。見事は
手さばきです。



自分でやったらどこをどうしたらよいのか見当がつかないので、
これは助かりました。

そして蟹はこういう状態に。



一口味噌のところを食べたMy Wifeは感動しておりました。
「このウニのような濃厚な味は、すごい美味しい!」
たしかに、ここの上海蟹は素晴らしい味でした。
もうこれで一生食べなくていい、と言うかと思ったら、
「またいつか食べたい!」とのたまうMy Wifeでありました。



こちらは、ポークの葉っぱに巻いたやつ。(正式な名前は
忘れましたが)これもうまい。他に頼んだ、エビチリソースも、
小龍包も、どれも美味しかったです。

また、近所のテーブルは、セレブっぽい感じの欧米人が多く、
ニューヨークあたりのお洒落なお店に来た感じで、雰囲気が
非常によかったです。バブルの時代とはまた違う感じ
なのですが、上質な時間の過ごし方をしている人たちを間近
に見ると、こちらもいい気分になります。こういう体験が
できるのも香港とかの海外ならではですね。

でも、こんなことを書くと毎晩食べ歩いているように見えて
しまうかもしれませんが、My Wifeが香港に滞在している間
は、基本的には夕食は家で作ってくれています。ちなみに
昨日は手作りハンバーグでした。これもとても美味しく
いただきました。

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香港のクリスマスイルミネーション

2010-11-11 21:46:28 | HONG KONG

家の窓から香港のカオルン側の景色が見えるのですが、数日前
からクリスマスのイルミネーションがつきだしました。
手前に豪華客船が通過していますが、左からウィンオンプラザ、
カオルンシャングリラ、そしてチムシャーツイセンターです。

ちょっとアップにするとこんな感じ。



毎年、窓から見えるこのイルミネーションがとても綺麗です。

昨日は夜中までずっとついていました。

日本の政治やマスコミは尖閣ビデオ流出事件で大騒ぎですが、
みんなでよってたかって一つのボールを追っかけ回している
感じですね。国際的な政治の立場からすると、流出ビデオの問題
にこれほどの全精力を注ぐのは、ちょっとどうかという気が
します。

今日の香港の新聞を見てみたら、ビデオ流出関係の記事は
ほとんど見当たりませんでした。日本だけがひとり大騒ぎして
いるような感じです。香港マスコミは、ばかばかしくてあえて
取り上げていないのかもしれません。

G20やAPECが開催されている今週、政府やマスコミは、これ
からの日本をもっとよくするためにはどうしたらいいのかとか
いうことをもっと真剣に追求していくべきなのではないんで
しょうか。

飛行機の機内で映画の『ソルト』(SALT)を見たばかりなので
すが、テロが起きないことを祈ります。警備の人は拳銃を
飲食店に置き忘れたりしたらいけませんぞ。

アップする前にこの記事を読んだMy Wifeは、こんな書き方
ではまだまだ甘~い!と憤っておりました。

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香港のZUMAでランチ

2010-11-10 22:18:39 | HONG KONG

香港のセントラルのランドマークの5階6階にあるジャパニーズ
レストランのZUMA。日本食のレストランなのに、本店はロンドン
のナイツブリッジ。2007年にできた香港のお店も、相変わらずの
人気を誇っています。でも日本人にはそれほど馴染みがなく、
お客さんは欧米のリッチな皆さんが多い感じです。

このお店には以前にも来たことがあるんですが、火曜日のお昼に、
My Wifeの希望もあって、ランチに行こうということになりました。
いちおう予約をしておいたほうがいいかなと思って、11時過ぎに
電話をしてみました。なかなか繋がりません。何度かかけてやっと
繋がったら、高いテーブルしかないというのです。高いというのは
値段ではなくて、物理的な高さのことなんですが、ランチはその
テーブルが一つ空いているだけ。とりあえず、それで予約しました。

この不況の昨今なのに、香港にはこんなにもお金を持っている人
たちが集まっているのか、とびっくりしました。ランチといっても
値段は決して安くはありません。でもこのお店はお客さんで満員。
しかも、さすがに品のいい身なりの人たちが目につきます。

上の写真はランチのコースに入っている握り寿司。ちょっと小ぶり
なのですが、さすがに美味しい!握り寿司以外にもいくつか選択
可能です。そしてこちらはサラダ。



手前はキノコの土佐酢のマリネのサラダ。向こうはタコのサラダ。
どちらも絶妙な味です。この後、メインディッシュが出てくるの
ですが、私はビーフの鉄板焼のようなの。My Wifeは黒豚のトン
カツでした。どちらも美味しかったです。ちなみにランチのコース
は二種類あるのですが、高いほうはサービス料を含めて500ドル以上
になるので、香港のランチとしてはかなり高めです。

お店はこんな雰囲気です。



バーカウンターの上に並んでいるのは、ワインとかではなく、全部
日本酒。お洒落です。

私たちが食事をしていた近くの大きなテーブルで、10人くらいの
韓国人が食事をしていました。ランチミーティングという感じで、
ノートや資料を広げている人もいます。男性はきちっとスーツを
着て、ネクタイを締めています。女性も何人かいます。

天ぷらとか、巻き寿司とか、アラカルトで注文していたようですが、
こういうところで会議ができるのは、相当儲かっている会社なんだ
ろうなと思ったのです。しかも時折韓国語が混じるものの、結構
英語でしゃべっているので、みなさんかなりエリートのようです。

ここで思ったのですが、果たして日本の企業で、こんな粋な会議
ができるところがあるでしょうか。それに、食事をしながらとは
いえ、結構真剣に議論をしている感じ。「日本人ほど勤勉な国民
はいない」とよく聞きますが、こういう韓国人のビジネスマンを
みると、彼らのほうがはるかにがんばってるじゃない、と思って
しまうのでした。

帰りがけに見つけた、お店の賞状です。



サン・ペリグリーノの「世界のベストレストラン50」の2009年
のランキングで、香港のZUMAが51位、ロンドンのZUMAも100位
には入っているのですが、香港の下です。このランキングの存在
は知りませんでしたが、サイトはこちらです。

http://www.theworlds50best.com/awards/1-50-winners

一位はデンマークのNoma、日本のLes Creations de Narisawaが
24位に入っています。48位にNihonryori RyuGinというのが
入っています。どちらも始めて聞く名前でしたが。2010年は
ZUMAは100位に入っていません。

ところで、この間の日曜日、お昼過ぎにSOHOのAlloraという
お店に行きました。イタリアンっぽい感じでしたが、ここも遅い
時間まで朝食メニューがありました。



週末に遅い時間に朝食を食べるのは、なんとなくリッチな雰囲気
です。こういうのができるのもSOHOです。このへんには週末は
夕方近くまで朝食が食べられるお店がいろいろあります。

このお店の隅で、ビジネスミーティングをしている西洋人の3人
組がいました。男性二人と女性一人です。一人の男性と女性は
白っぽいセーターを上品に着こなしていました。なんとなく
広告代理店かデザイン会社の人かなという気がしました。
もう一人の男性は青っぽいシャツを着ています。この人は
ひょっとしたらクライアントかな?ヨーロッパの音響メーカーの
カタログがあったので、そのカタログのデザインをやっている
ようでした。女性はマックを広げていたのですが、ピンクの
透明カバーがついています。それがすごく綺麗でした。

こういう優雅な場所で打ち合わせするのもなかなかいいもんだなあ
とその時思ったのでした。なんかすごく優雅な雰囲気でした。
こういう打ち合わせとか、いつかやってみたい気がします。

ところで、尖閣諸島のビデオ流出の件のニュースを見ながら、
My Wifeが日本は政府もマスコミもみんなおかしくなっちゃった
のじゃないかと憤っておりました。犯人追求に皆さん寄って
たかってやっきになっておりますが、本当にやるべきことは
こういうことではないだろう!と苛立っている人々は数多く
いるんだろうなと思います。

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空飛ぶパンダとPUFFYの「アジアの純真」

2010-11-09 18:09:11 | HONG KONG

先日の土曜日、成田から香港に全日空便で戻ってきました。
今回は、My Wifeと一緒の飛行機だったのですが、飛行機に
搭乗する時に、めざといMy Wifeが、「パンダよ、パンダ」
と言うので、何のことかと思って見てみると、機体がパンダ
の模様になっているのでした。

調べてみるとANA中国線20周年記念で、"Fly! パンダ"と
いう名前で中国便に使われていた機体です。でもこれは3年
も前の話しなので、このパンダは、3年間飛び続けていたの
か、それとも羽田の国際便を記念して急遽カムバックした
ものなのか不明ですが、中国線20周年の時のと同じデザイン
の機体です。

この”Fly!パンダ”は中国線20周年を記念して特別塗装され
たもののようですが、これが最初に飛んだのは2007年の
7月25日のことだったようです。ちなみにANAの中国便が
始まったのは1987年のことでした。

2007年当時は、機内もパンダの柄の枕とか、CAのエプロン
の模様とかで、パンダ色が強かったようですが、今回乗った
飛行機は機体の塗装がパンダというだけで中はまったく
パンダ色がありませんでした。せっかくのパンダ飛行機
なのですが、乗ってしまうと全く見えないので、気付かな
かった人も多かったかもしれません。



2007年のANA中国線のキャンペーンはPuffyがテーマ曲を
歌っていたらしいのですが、どんなんだったか覚えていません。
そういえばCMを見たような気もするのですが、さだかでは
ありません。

Puffyと言えば、そのデビュー曲の「アジアの純真」の歌の
中で、「白のパンダをどれでも全部並べて」という歌詞が
思い出されます。井上陽水さんの作詞だったんですね。

「白のパンダ」というのは何のこっちゃという議論もありま
したが、パンダにはレッサーパンダと、ジャイアントパンダ
がいるんですね。最初はパンダと言えばレッサーパンダだった
時代もあるようで、レッサーパンダは茶色のパンダ、ジャイ
アントパンダは白のパンダということもありえたのかもしれ
ません。まあ、細かいことは気にしない...

パンダは中国語で表記すると「熊猫」。ジャイアントパンダは
「大熊猫」、レッサーパンダは「小熊猫」と言うんだそうです。
いちおう哺乳類ネコ目に属しているのだそうですね。

Puffyが「アジアの純真」でデビューしたのは、1996年の頃。
当時、私は東京の会社で「これからはアジアだ」ということで
アジア進出のプロジェクトを推進していたので、この歌は
私の応援歌でした。

アジアがまだ通貨危機を迎える直前で、急成長をしている時
でした。シンガポールで仕事を始めたのも1996年のことです。

「北京 ベルリン ダブリン リベリア」で始まる意味不明な
その歌は、何故か私のハートにぐさぐさと刺さってきました。
北京の天安門事件が1989年、ベルリンの壁が崩壊したのも
1989年、時代が大きく動き出した時の余韻が、この歌い出しの
「北京、ベルリン」に感じられました。

「ダブリン」がここに来るのは、作詞家はとくに意図はして
いなかったのでしょうが、大学で英国文学を専攻していた私に
とって、ダブリンは、ジョナサン・スウィフト、WBイェイツ、
そしてジェイムズ・ジョイスなどでした。ジェイムズ・ジョイス
の「フィネガンズ・ウェイク」という作品は、ほとんど読んで
いませんが、言語遊戯的な難解な言葉で書かれている
作品と言われています。なんだか「アジアの純真」の歌詞にも
通じるところがあるのかという気もします。

リベリアは「リベリア船籍」で有名ですが、パナマと並んで
世界的に船籍の多い国です。実際には各国が船をリベリア籍に
登録しているだけで、実際に船がリベリアに立ち寄ることはない
という意味で、バーチャルな世界の先駆けとも言えるでしょう。

そんなこんなで、この歌の歌詞は一行目から、話題満載です。
ベルリン、ダブリン、リベリアなんかはアジアとは関係ないじゃ
ないかと言われるかもしれませんが、今や世界はグローバル。
地球の裏側で起こった小さな出来事が、影響を与える時代です。
昔ながらの地理的なアジアにこだわっているのは間違いなので
ありましょう。

「イラン アフガン 聴かせてバラライカ」
という部分は極めて政治的な匂いがしますが、バラライカとは
ロシアの民族楽器(三角形のやつ)なので、ここはロシアの
イラン、アフガニスタンへの介入などという物騒な雰囲気も
感じられます。作詞家はそこまで考えていないのでしょうが。
今は北方領土のこともあるので「聴かせてバラライカ」という
のは極めて危ない表現になってしまうかもしれませんね。

「美人 アリラン ガムラン ラザニア」
という部分は意味不明ですが、美人アリランという組み合わせ
では、Kポップの「少女時代」あたりか、韓流の女優、ガムラン
はインドネシアのけたたましい音楽、そこにいきなり介入して
くるイタリアの食品ラザニア。この意外性が面白いですね。

「夜になって熱が出て多分ホンコン瞬く熱帯夜」というあたり
「香港」が登場するので、ちょっと気になりますが、ここは
「夜になって熱が出てしまったが、これはおそらく香港風邪
じゃなかろうか。熱にうなされながら瞬きをすると、そこは
湿度が高く寝苦しい熱帯夜」という雰囲気なのかもしれません。

まあ、この歌詞をあまり真剣に深読みしても意味がないので
しょうが、「地図の黄河に星座を全部並べて」という部分は
まるで3DのCGを見ている見ているようで、壮大で、ロマン
チックで好きです。

経済的にも、欧米日本の経済が疲弊して、中国、インド、
東南アジアなどアジアの経済が台頭してきています。
今まさに「開けドアー、今はもう、流れ出たらアジア」
という感じで、アジアのエネルギーが溢れている感じですね。

パンダの飛行機の話しから、どんどん迷宮に入っていって
しまいそうなので、今日はこのへんで失礼いたします。

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このブログの五周年を記念して

2010-11-05 18:30:11 | Weblog

このブログが11月で五周年を迎えました。
2005年11月、私は当時シンガポールにいました。
まるでサーフィンで波に乗るように(と言ってやったことは
ないんですが)、押し寄せてきていたブログの波に何とか
乗らねばと思い、恐る恐る立ち上げたのがこのブログでした。

上の写真は、ハワイのノースショアです。波が高くて、
サーフィンでは有名な場所ですが、当時の私は、ブログと
言っても何がどうなっているんだかわからず、それこそ
こんな危険は荒海に向かって、サーフボードで沖に向かう
というような感じでした。

このブログを立ち上げて、一月後の12月上旬にハワイで
結婚式をあげました。その前後の様子はこのブログでも
書いていたのですが、当時はまだそれほどアクセスも
ありませんでした。

2006年3月5日、ブログを始めてまだ4ヶ月に満たぬ頃、
田舎の母が亡くなりました。それから後のブログは、
母の死の余韻がしばらく続いておりました。



これはシンガポールのイーストコーストパークから見えた
海の様子です。沖に船が停泊していて、その向こうはもう
インドネシアの島々です。

こちらは、シンガポールの空港で見かけた広告です。



「一旦、天国を見つけたら、いつもそこを去るのが困難になる」
このコピーを見たとき、まさにその通りだと思いました。
私にとっても、妻にとっても、シンガポールは天国のような
場所でしたから。

ハワイとかに行ったときも、日本に帰る日が来ると、帰りたく
なくなる人は多いと思いますが、何かそんな感じです。

2007年、仕事の都合で、シンガポールから香港へ引っ越し。
日本にかなり近づいたのですが、香港にはなかなか馴染めずに
おりました。



この上の写真は香港の夕暮れの写真です。

そしてこちらは先月行ったばかりのモンサンミッシェルの夕暮れ。



時の経つのははやいものです。いろんなことがあったような、
なかったような。でも昔の記事を読み返してみると、懐かしい
やら、恥ずかしいやら。日記などは三日坊主で続かない私が
ブログを5年も続けられたことは、われながらすごいことです。
これもひとえにこちらに立ちよってくださる皆様のおかげです。
今後ともよろしくお願い申し上げます。

よろしければ、こちらもついでによろしくお願いします。

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