南の国の会社社長の「遅ればせながら青春」

50を過ぎてからの青春時代があってもいい。香港から東京に移った南の国の会社社長が引き続き体験する青春の日々。

突然ですがバンコクです

2010-12-26 23:55:38 | アジア

日曜日のタイ航空でインドのデリーに出張の予定だったのですが、
バンコクに到着したら、乗り継ぎ便がディレイ。しかも数時間の
レベルではなく翌朝に!何でもデリーの霧が原因のようです。

バンコクへの到着は夕方でした。夕陽が見えています。

タイ航空の人に確認したら、ホテルはノボーテルを手配してある
ので、まず入国し、通関を通ったら、ノボーテルのカンターへ
とのこと。入国審査の長い行列を終えて、荷物を受け取ろうと
思って行ったら、スーツケースが見当たらない!もともと乗り継ぎ
便だったので、ひょっとしてどこかに保管されているのかもしれ
ないと希望を繋ぎながら、明日の朝飛行機に乗るときにもう一度
確認することにして、ホテルに。



しかし、ノボーテルと言っていたのに、結局は、ミラクルホテル
という空港のそばのホテルに宿泊することになるのですが、
同じ運命だったインド人たちは係員に食ってかかっています。
まあそのエネルギーのすごいこと。私は、まああせってもしょうが
ないので、静観しておりました。

ミラクルホテルというのは、聞いたこともない小さなホテルなので
すが、まわりに何もないところです。レストランもホテルの
レストランで、出てきた料理がこれ。



魚のフライとライスとスープです。ちょっと寂しい。
向こうのシンハビールは有料で106バーツ。
せっかくタイに来ているのに、美味しいタイ料理が食べられない
のはかえすがえすも残念。

明日の朝、ちゃんと飛行機が飛んでくれることを、そして無事に
スーツケースがあることを祈ります。

ではまた。

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K-POPに見る韓国の品質の優位性

2010-09-20 23:16:27 | アジア

韓国ドラマと同様に、韓国のK-POPもアジアではかなりの人気です。
東方神起は、いろいろと問題になってしまいましたが、韓国や
日本だけでなく、アジア各国で圧倒的な人気でした。またRain
とかも、中国を含むアジアでの人気は絶大です。

そんな中、先日、日本に行ったときに「日経エンタテインメント」
を買ってきてパラパラ見ていたら、韓国のガールズ・グループの
話が出ていました。My Wifeも、同性から見ても好感が持てると
言っていたのでちょっとどんなんか興味がありました。少女時代
とかKARAとか、そういえば先日テレビで見たなとか思い出しま
した。この間、シンセンに行く機会があったので、My Wifeも
薦めていた少女時代とKARAのDVDを買ってきました。
ついでに比較研究用にAKB48もあったので、買ってきました。

普通だったら、こういうのはまず買わないのですが、シンセンの
DVD屋は驚くほど安い値段で売っているところがあるんですね。
自動販売機でコーヒーとかお茶とかを買うくらいの感覚で、DVD
が買えてしまう。しかもちゃんとした高画質。

こんなわけで、韓国のガールズ・グループとAKB48を比較する
ということができたわけなんです。AKBのファンの人たちには
申し訳ないんですが、ちょっと素人っぽすぎてしまいます。
会いにいける身近なアイドルということなので、それが彼女
たちのコンセプトなのですが、ルックスもスタイルも歌唱力も
中途半端。

それに比べて、少女時代とかKARAとかは雲泥の差です。見かけ
も抜群だし、歌も踊りも上手い。完璧にプロという感じです。
KARAのお尻を振るダンスの「ミスター」などは、完璧さと
いうよりも愛嬌がある感じですが、こういうのと比べるとAKB
は日本でしか通用しない子供文化のような気がしてしまいます。
(My Wifeは自分がもし入るとしたらKARAと勝手に言っており
ましたが、残念ながらいろんな意味で無理ですね

最近、AKBも海外進出をしているようですが、こういうのが
海外でどこまで受け入れられるのか疑問です。それに比べて、
少女時代とかKARAとかは、日本では限界があるかもしれません
が、アジア各国で受け入れられる素地は十分にあります。実際、
香港の家電店でもかなり頻繁に映像を目にします。

こういうガールズ・グループのエンタテインメントの世界でも
日韓の品質の差が開いている気がしてなりません。携帯電話や
家電のサムスンやLGが日本以外で、日本製品を凌駕している
のは周知の事実です。

先日このブログでも取り上げましたが、韓国のインチョン空港
(仁川空港)の評価がアジアで、チャンギ、香港と並んでトップ
クラスであること、また、韓国のアシアナ航空が、今年、エア
ラインオブザイヤーを獲得したことなどを考えると、日本は
いろんな分野で韓国にどんどん差をつけられている気がします。

航空ビジネスはアジアのお家芸?でも日本は例外?(2010年7月7日)

アジアが世界に誇る国際空港(2010年7月6日)

イミョンバク大統領がトップセールスで、中東などで大きな
プロジェクト受注を決めていることとか、韓国の若者がどんどん
海外留学に出ているという話だとか、このままだと、日本が世界
の中で取り残されていく気がします。韓国のガールズグループの
DVDを見ながらそんなことを考えてしまいました。

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アジアで人気があるチョコレートはどこのブランド?

2010-07-16 18:12:30 | アジア

前回の、アジアパシフィック地域でのブランドランキングの続き
ですが、チョコレートのブランドでのランキングを見てみましょう。
これはアジアパシフィック10カ国での調査をもとにしたランキング
ですが、販売数量とか、マーケットシェアとかの比較ではなく、
あくまでもブランドとしての人気や価値があるかどうかという比較
になっています。

日本だと、明治、森永、ロッテ、グリコとかがチョコレートの
ブランドとしては有名ですが、アジア全体でみた場合は、全然違う
ブランドが上位を占めることになります。確かに、アジアの空港の
免税店に行くとチョコレートは必ずありますが、そこに売っている
チョコレートは、Godivaとかは日本でも有名ですが、それ以外は
あまり馴染みのないのが多いですね。

ちょっとチョコレートブランドのランキングを見てみましょう。

第一位は、キャドバリー(Cadbury)。アメリカのクラフト・フーズ
グループの傘下に属してはいるんですが、イギリスで100年以上の
歴史を持つ老舗ブランド。英国王室御用達ブランドでもあります。
インドとかでもかなりよく見かけますが、こちらはインドの
コマーシャルです。



大きな板チョコをそのまま齧るというのが、インドスタイル?
インドの板チョコのコマーシャルを見ていると、女性でも男性でも
子供でも大きな板チョコをダイナミックに齧ります。この上の
コマーシャルの一番最後のシーンに出てくる男性は、インドで最も
有名な俳優のアミタブ・バチャン。インドのスーパースターです。
『スラムドッグ&ミリオネア』の映画の最初の質問で、ヘリコプター
で降りてくる大スターとは、この彼のことです。

さて二番目は、フェレロ・ロシェ(Ferrero Rocher)。これは
イタリアのブランドです。こちらにご紹介しますのは、香港で
制作されたテレビコマーシャルです。



ローマ時代風の豪華な雰囲気です。シーザーらしき人も出てきます。
中国語ではこのブランドを「金莎」と表記するようです。音は全然
違いますが、金色の包のイメージですかね?中国系の人たちは豪華
な金色好きですからね。このパッケージと、ネーミングが中華系の
人々のテーストにマッチしているのでしょう。

三番手は日本の明治。日本では総合二位のブランドです。
で、こちらは台湾か香港の明治メルティキスのCMです。



ナレーションは日本語のままで、字幕で中国語になっています。

四番目はダブ(Dove)。このブランド名、日本ではシャンプーや
ボディケアなどでしか知られていませんが、チョコレートも有名
なアメリカのブランドです。こちらは中国のCM。



中国では「徳芙」と表記するようです。

五番目はネスレ(Nestle)。スイスのブランドです。



このコマーシャルはシドニーで作られたもの。チョコレートの
CGがすごいです。

六番目はリンツ(Lindt)。スイスのブランドです。



一つ一つはキャンディーのようなラッピングです。

そしてこちらはアメリカのハーシーズ(Hershey's)。



キスチョコの製造工程がとても可愛いです。
CGですが、ちょっとこれは感動的です。

さて八番目はロッテ。



韓国では、ロッテは有名ブランド。ロッテのガーナは年間
一億枚というのがすごいですね。でも日本のチョコレートの
消費量は欧米に比べればまだまだ少ないです。

こちらは第九位のM&M。



このキャラクターは世界共通ですね。

最後はゴディバ(Godiva)。



というわけで、アジアのチョコレートのブランドを見て
きましたが、国としては、イギリス、スイス、日本、
アメリカ、イタリア、ベルギーですね。

チョコレートの世界も、日本とアジアはちょっと違う
ようです。こういうの見てると、それぞれのチョコレート
を試食してみたくなってきませんか?

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アジアで人気があるブランドのランキング

2010-07-15 15:46:06 | アジア

アジアの広告業界紙の"MEDIA"が毎年発表している「アジア
パシフィックのトップ1000ブランド」の2010年版が出ました。
アジアパシフィック地域の10カ国(日本、オーストラリア、
中国、香港、台湾、インド、シンガポール、タイ、韓国、
マレーシア)の消費者(総数3322人の老若男女)を対象に
行っている調査です。

上の写真はトップ100のランキングのページなのですが、
アジアでどんなブランドが人気があるのかを示す一つの指標
になっています。さて今年のランキングの上位はこんな感じ
になっています。

1.ソニー
2.サムスン
3.LG
4.パナソニック
5.キヤノン


何と上位がみな家電エレクトロニクス系!デジカメ、携帯
電話、家電などのブランドです。



一昔前までは、人気ブランドと言えば、コカコーラ、ペプシ、
マクドナルドや日用品、化粧品、車などが多かったと思うの
ですが、いきなりのIT系です。アジア経済はIT系が牽引して
いると言ってもよい感じですね。

一位のソニーはまあいいのですが、二位と四位に韓国の
サムスンとLGが来ています。これは日本では想像がつかない
でしょうが、アジア各国では韓国系はかなりの人気です。
韓国では、サムスン、LGはツートップですが、インドでも
圧倒的な人気、またオーストラリア、シンガポール、タイ、
マレーシアなどでも人気があり、中国でもサムスンは5位と
なっています。パナソニックとキヤノンも強いですね。
ちなみに日本はパナソニックが一位、明治が二位です。

さて6位以下を見てみましょう。



6.グーグル
7.ヤフー!
8.ネスレ
9.アップル
10.ヒューレット・パッカード
11.コカコーラ
12.マクドナルド
13.ナイキ
14.スターバックス
15.ホンダ
16.アディダス
17.セブン・イレブン
18.コルゲート
19.ノキア
20.フェイスブック


このへんになるといかにもグローバルブランドというのが
集まっています。6位と7位でグーグルとヤフー!が並び
ましたが、これもITの時代の現れですね。グーグルは中国
は撤退してますが、アジアでは強いです。9位にアップル、
20位にフェイスブックが入っているのもITの時代の現れ
ですね。10位のヒューレット・パッカードは、パソコンと
プリンターの会社ですが、アジアでは強いです。あと日本
の会社がホンダしかないというのがちょっと寂しいです。

香港でのトップブランドは次の通りです。
1.ソニー
2.パナソニック
3.ヤフー!
4.キヤノン
5.グーグル


日本はこんな感じ
1.パナソニック
2.明治
3.ソニー
4.資生堂
5.東芝


日本はアジアの中でもちょっと特殊な感じですね。日本は
ちょっとガラパゴスなんでしょうか?

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航空ビジネスはアジアのお家芸?でも日本は例外?

2010-07-07 21:01:53 | アジア

イギリスのSkytrax社が、世界の空港の評価ランキングを調査に
基づいて毎年発表しているというお話を前回しましたが、航空
会社に対しても調査をしていて、ベストエアラインのランキング
が毎年発表されています。

1998年から調査が始まったようですが、最新の調査は2009年
の7月から2010年の4月までの期間、世界の40のエアラインに
ついて、35種類の項目で、世界の1700万人を対象に行われた
ということです。

そして、こちらが今年のトップ5のランキングです。



一位は韓国のアシアナ航空、二位はシンガポール航空、三位は
カタール航空、四位は香港のキャセイパシフィック、五位は
エア・ニュージーランドという順位です。

さらに6位以下を見ていきましょう。
6. Etihad Airways(UAEのアブダビ)
7. Qantas Airways(オーストラリア)
8. Emirates(UAEのドバイ)
9. Thai Airways(タイ)
10. Malaysia Airlines(マレーシア)

驚くべきことは、ベスト10がすべてアジアパシフィックの国
ばかり!アメリカやヨーロッパが一つも入っておりません。
また空港でも韓国のインチョンの評価は世界的に高いのは前回
の記事でお知らせしましたが、アシアナ航空がトップの評価を
得たということで、韓国の航空ビジネスは世界のトップクラス
であるということがわかります。

韓国、シンガポール、香港は、国際空港の評価でもトップ
御三家ですが、エアラインでもトップクラスです。この他、
中東諸国から3つのエアラインがランクインしていますし、
オーストラリアとニュージーランドも入っています。タイと
マレーシアも入っているので、すべての国が広い意味での
アジアパシフィックとなります。

で、ここで疑問なのは、日本はどうした?という事。昨今の
JALの実態を知れば、ランキングどころではないのですが、
日本はアジアを牽引するハイテク王国でもあったし、
おもてなしという点でも世界のトップであったはずなのです。
機内で暖かいおしぼりを出すというサービスもたしか日本の
エアラインが世界に先駆けて始めたこと。

それがどうしたことでしょう。これまで日本が見下していた
ような国々のエアラインが世界のトップクラスとなってしまっ
ていました。まあ当然の結果とはいえ、これはちょっと
ショッキングですね。

先日、『沈まぬ太陽』のDVDを見ました。日航機墜落事故
から何とか会社を立ち直らせようと努力する主人公。
ナショナルフラッグのJALがこんなことになろうとはまだ
想像もしてなかったでしょうね。航空ビジネスでの日本の
没落は悲しいものがあります。

サッカーのワールドカップは、ヨーロッパおよび南米が今年
は頑張りましたが、エアラインをワールドカップとしてみたら
アジアパシフィックにかなり偏っています。昔、世界の飛行機
と言えば、エアフランスとか、英国航空とか、スカンジナビア
航空、ルフトハンザなどが世界の一流という感じがしてました
が、いつの間にか時代は変っていたようです。

さてこちらは、キャビンスタッフの評価ランキング。
いわゆるスチュワーデスのランキングです。



トップはシンガポール航空。二位はマレーシア航空。そして
三位がアシアナです。シンガポール航空は素晴らしいですね。



シンガポール航空はユニフォームが一目でわかるし、ダントツ
の人気ですね。マレーシア航空のユニフォームのシンガポール
航空にちょっと似ています。アシアナはちょっと地味な感じが
しますが、エレガントといえばエレガントです。

さて、こちらの映像は、各カテゴリーの受賞をまとめたものです。



いろんなカテゴリーがありますが、各賞もほとんどアジアの
航空会社ですね。いちおう情報元のSkytrax社のサイトは
こちらです。
http://www.worldairlineawards.com/

こちらはエアラインオブザイヤーのアシアナ航空のプロモー
ションビデオです。


CAの皆さんのお辞儀の仕方が、背中をまっすぐな状態で、腰
から曲げるというのが、日本のお辞儀に比べてもすごい敬われ
ているような感じがします。これでは日本もかないませんね。

さらにこちらは、ファーストクラスでは世界のトップとなった
アブダビのEthiad航空のプロモーションビデオです。



こちらの航空会社はまだ利用したことがないですが、なかなか
豪華そうですね。ファーストクラスはちょっと縁がないかも
しれませんが...

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アジアが世界に誇る国際空港

2010-07-06 19:39:50 | アジア

ちょっと前の写真ですが、シンガポールのチャンギ国際空港です。
イギリスのSkytrax社が毎年行っている調査の結果、今年はシンガ
ポールのチャンギ空港が「世界のベストエアポート」に輝きました。



調査時期は2009年7月から2010年3月までの期間、世界の200
以上の国際空港について、約百カ国の国籍の980万人に対しての
調査で、空港に関する39の項目を調査したものなのだそうです。
1999年から毎年行われているニュートラルな(特定スポンサー
のついていない)調査で、この手のものでは最も信頼性が高いと
言われているものです。

今年発表になったばかりの世界の国際空港トップ10はこちらです。



一位から十位までが並んでいますが、右に昨年度のランキング
が出ています。昨年は韓国のインチョン(仁川)国際空港がトップ
でしたが今年は二位です。三位には、昨年二位だった香港が入っ
ています。香港は、過去一位になった年も多く、香港、インチョン、
チャンギが国際空港のベスト御三家といったところです。

トップ10の中にクアラルンプール、北京、バンコクなどアジアの
空港がランクインしていますが、以前入っていた関空や名古屋の
セントレアなどはランク外でした。ちなみに関空は12位、名古屋
セントレアは13位、成田は17位となっております。

国際競争力でも日本はランクダウンしておりますが、国際空港で
も日本はもうちょっと努力が必要なようです。

各部門賞を見てみましょう。

国際線の乗り継ぎベストです。一位はインチョン。



インチョンは数年前に行きましたが、もはや東アジアのハブ空港
で日本からもどんどん乗り入れていますね。二位はチャンギ、
三位はドイツのミュンヘン。

さておつぎは空港内ショッピング。トップに輝いたのはロンドン
のヒースローです!



二位はアムステルダム、三位にシンガポールのチャンギが入り
ましたね。

お次は、空港内のレジャー施設。一位はチャンギです!



たしかにチャンギには、プールまでありましたからね。
二位はインチョン、三位はミュンヘンです。

そしてこちらは、入国管理のベストサービスランキング。一位
はクアラルンプール!



二位に北京が入っているのが意外な気もしますが、北京はよく
なったんでしょうか?上海は先月行ったばかりですが、上海の
イミグレーションは係員が少なくて長蛇の列で待たされて最悪
でした。インドも辛い思いをすることがありますが。

さてこちらは、空港の清潔さランキング。スイスのチューリヒ
が一位です。二位はインチョン、そして何と北京が3位?
!北京は頑張ってますね。日本はどうした!



こちらは空港のトイレのベストランキング。何と一位は香港!



二位にインチョン、そして三位にやっと関空です!

さてお次は、ベストダイニング。食事です。これは香港が一位!



シンガポールが二位。そして三位はミュンヘン。

香港がんばりましたね。それに比べて日本はいまいちです。
空港に関しては、香港、シンガポール、韓国が先進国です。
日本は完全に発展途上国ですね。オリンピックや、ワールド
カップを誘致する前に、成田を何とかしないと。しかし今の
日本の経済力では、「世界一流の空港を持つ必要性はあるん
でしょうか?」と言って仕分けされてしまいますね。

空港ランキングのベスト20を動画にしてくださった方がいます
ので、こちらにそれをご紹介しておきましょう。



個人的にはタイのサムイ島の国際(?)空港がベストです。
空港がアウトドアで、タイ式マッサージのスパがありました。
改装される前が特によかったです。

いちおうSkytrax社の世界空港調査のページをご紹介しておき
ましょう。
Skytrax World Airport Awards

あとついでに、蛇足ではありますが、世界で最もテリブルな
空港という映像もありましたので、それもつけておきます。



どれも着陸するのが怖そうな空港ばかりですが、この中に昔の
香港の啓徳国際空港(カイタク国際空港)が入っています!

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釈迦生誕の日は国によって違っているという不思議

2010-05-22 14:57:33 | アジア

香港は昨日の5月21日は佛誕(釈迦誕生日)ということで祝日でした。
韓国やマカオも釈迦誕生日で祝日だったようです。他の国はどうだろう
と思い、ちょっと調べてみました。5月21日は香港と韓国、マカオだけ
は祝日なのですが、他の国は祝日ではない。一体これはどうなんだろう
という疑問が湧いてきました。

上の写真は、釈迦生誕地として知られるネパールのルンビニ(Lumbini)
です。ここはネパールなんですが、インド国境にも近い場所で、記念
公園のようになっているようです。ここは、悟りを開いたブッダガヤ、
初説法を行ったサールナート、入滅をしたクシーナガラとともに、仏教
の四代聖地と呼ばれています。

釈迦(ゴータマ・シッダールタ)が生まれたのは紀元前5世紀のことと
言われているようですが、資料が残っていないため、正確な生年を特定
することができません。古代インドでは、時間が記録されることが少な
かったようなんですね。だから誕生日と言っても正確なところは確かめ
ようがありません。

釈迦は、カピラヴァストゥの国王スッドーダナとマーヤーの子として
生まれます。母マーヤーの受胎告知に関しては、夢を見ている間に白い
象が体の右脇から入ったという伝承があります。やがて釈迦はルンビニ
の花園で生まれます。生まれた途端、七歩歩いて、右手で天を指し左手
で地を指して、「天上天下唯我独尊」(てんじょうてんげ、ゆいがどく
そん)と言ったという有名な逸話があります。

ネパールの宗教は、8割がヒンドゥー教、仏教は約1割という比率です
が、釈迦誕生日は祝日になっています。ヒンドゥー教でも釈迦は聖人の
一人(ヴィシュヌ神の化身=アバターラの一人)となっているようなの
ですね。それで日にちは、2010年の今年は5月27日。香港、韓国とは
6日の違いがあります。

さらに調べていくと、5月27日が釈迦誕生日ということで祝日になって
いる国はバングラデシュ。この国は約8割の人がイスラム教なのですが、
8世紀、9世紀あたりは仏教が栄えていてバハルプールという
世界遺産の仏教寺院遺跡があります。
インドは州によって法定祝日は異なるのですが、11の州が5月27日を
Buddha Purnima(釈迦生誕日)として祝日としています。

タイとマレーシア、インドネシアは5月28日。タイではVisakha
Buddha DayそしてマレーシアではWesak Day、インドネシアでは
Hari Raya Waisak Tahunと言われていますが、いずれも釈迦の生誕
を祝う祝日です。シンガポールは6月2日のVesak Day。微妙にずれ
ています。イスラム教国のインドネシアで、この日を国民の祝日と
定めていることはちょっと驚きです。

ところで日本は毎年、4月8日に灌仏会(かんぶつえ)が行われます。
いわゆる「花祭り」です。これは釈迦の誕生を祝うお祭りなのですが、
日本の日付が早いのは、明治時代に中国暦をグレゴリオ暦に変えた
ことの影響だと言われています。

各国の事情によって、釈迦の生誕日はこんなにもバラバラです。
また生まれた日だけでなく、悟りを開いた日、入滅した日も同じ日に
設定されていて、同時に祝うようなんですね。

ところで、中国が登場してきていません。この仏教大国はどうしたの
でしょう?中国は連休が整備されたために、釈迦誕生日がどっかに
行ってしまいました。同じ中国の香港がそれを祝っているのに、本国
がこの重要な日を重用視していないのが不思議です。

ところで、こちらはバンコクのルンピニ公園。

バンコクではタクシン派が占拠していた地域として有名でしたが、
じつはこの「ルンピニ」という公園の名前は、釈迦生誕地のネパール
のルンビニからとったものです。平和な花の園であるべき場所が
闘争の場となったのを見て、釈迦はどう思っていることでしょう。

数日前の写真ですが、炎上するバンコクの風景です。

釈迦が生きている時代も戦争は絶えなかったのですが、人類は全然
進歩していないことに愕然としているかもしれません。

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旅の途中

2008-12-27 01:20:44 | アジア
ごぶさたをしておりました。前回の更新からもう3ヶ月が
過ぎ、このブログのこともすっかり忘れられてしまっていた
のではないかと思います。仕事がばたばたしているうちに
このブログのことが意識から遠ざかり、月日がどんどん
過ぎていきました。そして気がついたらいつの間にかもう
クリスマスが終わり、年末。ああ、何と月日の過ぎるのが
速いものでしょう。

上の写真は先日、ひさびさにシンガポールに来たときの
空港の写真です。

今はまだ香港に駐在しています。でも、クリスマスは上海
で仕事でした。香港は25日、26日と二日間祝日なのですが、
中国は休みではありません。クリスマスイブの聖夜は、
プレゼンのための企画書作りをしておりました。

香港の会社のほうは、社員にちょっと早めに給料を払って、
クリスマスイブは会社も午後3時で終わりにしたのですが、
上海で仕事とはちょっとワーカホリックです。そして26日
の今日は、早朝に上海を発って、昼前に香港に戻り、支度
をして、シンガポール経由インドムンバイ行きの飛行機に
乗っています。

今、これはシンガポール航空の飛行機の中で書いているので
すが、シンガポールで一旦アップするつもりです。ムンバイ
へは土曜日の午前中に到着する予定ですが、ボリウッド
スターを起用してインド向けのテレビコマーシャルの撮影
です。まさかこんな仕事をすることになろうとは想像だに
しなかったのですが、インドではかなり有名なスターのよう
で、ちょっと楽しみです。

有名スターといえば、11月には台湾で、台湾の有名歌手の
撮影に立ち会いました。10月にはその歌手が上海で
コンサートをしましたので、そこにも行っていましたが。
なんだか、今年はセレブリティがらみの仕事が多くて、
ちょっと華やかな感じがしてしまいますね。しかし実際は
そんなこともなく、問題や雑務の連続ですけど。

12月には愛知県の実家の建物の上棟があり一時帰省しま
した。道路整備のため立ち退きになるのですが、それまで
天下無敵の経済発展を誇っていた愛知県が、このところの
トヨタショックの不況で大変なことになっています。もう
ちょっと遅かったら立ち退き費用も市から出してもらえたか
心配です。なんせ、実家のある田原市はトヨタの工場で
もっていたようなもんですから。まあ農業も優秀ですけど。

この間、日本に行ったときに、WIIを買ってきました。
香港でも使えるか心配でしたが、変圧器で電圧を変えるだけ
で問題なく使えました。出張が入ったりして、使えない日も
多いのですが、これはなかなかの優れものと感心しています。

香港では、かなり運動不足になっていたので、これがある
だけで、なんだか運動不足を解消できそうな感じです。
ジョギングなんかもすごくリアルにできていて、まるで
本当に屋外を走っているかのようで楽しいです。

この間、シンガポールに行ったときも久々にイースト
コースコーストパークでローラーブレードをしました。
あれは気持ちよかったなあ。久々なのですぐに疲れて
息が切れましたけど。

今朝までは、息が白くなるほどの寒さの上海にいて、昼は
香港、そして今は、トロピカルなシンガポールというこの
変化。そして明日はムンバイです。このジェットコースター
のような変化を経験すると何か奇抜な発想でもわきそうです。

ではまた。


ダビンチとコロンブスに対する新たな疑惑?!

2008-07-31 00:09:08 | アジア
今日もまた、香港の会社の下の喫茶店で香港の英語の新聞を読んで
おりましたら、またまた興味をそそる記事が出ていました。それは
イギリスの歴史学者のギャビン・メンジース(Gavin Menzies)とい
う人が指摘した驚くべき歴史的な事実に関しての記事でした。その
記事によると、ダビンチが描き残した飛行機や様々な機械の絵の
いくつかのネタは中国の文献に出ていた絵だったというのです。と
いうことはダビンチさんのパクリ?記事によれば、もとの絵は単純
な図解のようでしたが、それを三次元的に表現したのはダビンチ
だったということなのです。

私は英語の小さな記事を読んだだけだし、もとの中国の『エンサ
イクロペディア』の絵を実際に見たわけでもありませんので、
しったかぶりで言うことはできません。しかし、記事によれば、
ダビンチが登場する少し前の15世紀は、中国の明の技術は相当に
進んでいて、とくに船の造船技術や航海技術に関しては、ヨーロッパ
を遥かにリードしていたのだそうです。当時のベニスには、中国
から届いた世界地図や、百科事典や、様々な先進的な文献があった
のだとか。それはシルクロードを通じて届いたのか、それとも当時
最強を誇った明(みん)の鄭和(ていわ)の軍団の船でもたらされ
たものなのかわかりませんが、ベニスにはそんなびっくりするもの
がいっぱいあったようなのです。

ダビンチはそこで中国のへんてこりんな機械の図面などを眺めて、
インスピレーションを刺激されていたのかもしれず、コロンブスなど
も大西洋の向こうに陸地があるということを中国の地図によって確信
したのかもしれません。

歴史学者のギャビン・メンジースは、その著書の中で、コロンブスが
アメリカを発見する1492年の遥か以前に中国の明の鄭和がアメリカ
を発見していたと証明しています。メンジースは、ある時、古地図を
眺めていて、アメリカ大陸の東のほうに小さな島が三つほど描かれて
いるのに興味を持ったのだそうです。その地図は、コロンブスがアメ
リカを発見する前の地図でした。メンジースは考えました、コロンブス
よりもはるか以前に、アメリカを発見していた人物がどこかにいると。
それが鄭和の船団だったとメンジースは論証しています。

メンジースがどこまで正しいのかはわかりませんが、そのサイト
は、明の鄭和の船団が、マゼランよりも前に、喜望峰をこえて大西洋を
渡り、アメリカの南北大陸に到達し、さらに、オーストラリアに到達し、
太平洋を横断してアメリカの西海岸に到達していたというのです。
何年か前の雑誌ナショナル・ジオグラフィックの鄭和特集では、こんな
感じの地図が出ていました。

これだと鄭和の船団がアフリカのケニアあたりまで行った程度になって
いますが、メンジースによればそんな程度ではなく、世界の海を制覇して
いたということなのですね。

これは西欧中心で語ってきた歴史の流れがぐらつく大問題ですし、西洋
人の価値観、プライドが傷つけられる問題なので、これを事実として
認めたくないのかもしれません。歴史教科書の中で、ヒーローのように
語られてきたコロンブスがその地位を失ってしまうかもしれない危機な
のです。それにルネサンスの時期に中国のほうが技術力が高かったなどと
いうのは西洋史観からするとあまり認めたくないのかもしれません。

逆に中国ナショナリズムからすると、これは大いに誇るべき事実なので、
中国系の新聞が取り上げたくなるのでしょう。でも、造船技術においては
明の時代(日本でいうと室町時代)は世界のトップクラスで、その船は
コロンブスがアメリカ大陸を発見したサンタマリア号などに比べても
かなり大きな船だったということなのです。

大きさをトンで言ってもよくわからないのですが、鄭和の船団の船は
500トンほど。ヴァスコ・ダ・ガマの船団で、旗艦が120トン、コロン
ブスの船団は250トン級だったということです。それだけ中国の技術
は進んでいたということなのですね。それがあまり知られていないの
は、鄭和の後、明が急に航海を禁じ、巨大船の造船を禁じ、造船技術
は一気に衰退していくのだとか。

その後、史料も歴史の混乱の中で散逸し、あまり知られていないのだ
そうです。今日は早速、コーズウェイベイの旭屋書店で、太佐順とい
う人の書いた『鄭和』(PHP文庫)を買ってきました。なんだかこの
人のことに興味がわいてきました。ではまた。



台北の街からこんにちは

2008-07-07 02:59:19 | アジア
数日前から台北にいます。広告の撮影の仕事ですが、撮影自体は
この間の金曜日に無事に終了しました。日曜日はちょっと時間が
あったので、現在のところ世界一高いビルの台北101に上って来
ました。この上の写真は、そこの89階の展望台から見た台北の
町並みの景色です。ちなみにビル自体はこんな感じです。

2004年に完成したこのビルは、509.2メートルの高さということ
ですが、27階から90階にかけて、8階分を8つの逆台形に重ねて
いる構造になっているのだとか。中国圏では8は縁起のよい数字
ですが、この世界一の高さのビルも8を重んじているのですね。

89階の展望台まで昇るエレベーターは、世界最速なんだそうです。
ほとんど揺れも感じずにあっという間に着いてしまいます。台湾に
こんなすごいものがあったというのはちょっと驚きですが、ここの
経済力のパワーを感じてしまいます。

この前に台北に来たのは7年も前のことなのですが、それから比べ
ても、台北の街がすごく奇麗になったという印象があります。中国
の上海から出張で来た同僚たちも、台北の街を見て、その奇麗さに
びっくりしていました。また車が上海のようにクラクションを無闇
にならさないこととか、タクシーが奇麗なことも驚きだったようで
す。

故宮博物院にも行ってきました。中国の古代の歴史とか結構好きな
ので、久々に古代の歴史に触れて、あらためて歴史の長さを実感し
たのでした。香港には火曜日の昼頃に香港に戻ります。ではまた。

今日はマニラの海が見えるホテルから

2008-06-21 10:55:32 | アジア
マニラ湾が見えるホテル、ソフィテル・フィリピン・プラザに
6月18日から滞在しています。今日はもうチェックアウトで
香港に戻るのですが、バルコニーから海が見えるのがよいです。

マニラでマーケティングの会議がありました。会議といっても、
千何百人の人が参加する大セミナーです。いろんな事情があって
私がその会議で講演をしないといけなかったのです。

日本人でこの会議で講演をしたのは前例がないということと、
また言語が英語であること、そして聴衆が千人以上ということ
で、正直言ってかなりのプレッシャーがありました。ですので、
5月くらいからこの講演のプレッシャーがどんどん増していき
ました。ブログの更新が今月になってできなかったのはその
ためです。

二日間の会議は昨日で終わりました。私の講演も無事に終わり
ました。初日の20日の午後1時半から30分の枠の講演でした。
事務局のほうに渡していたパワーポイントと動画がうまくいか
なかったので、結局自分のMacBookエアーを使って、それを
会場の巨大スクリーンとスピーカーにつないでもらいました。

パワーポイントで作ったのですが、パワーポイントでは動画
再生の制約が多いし、また途中でつかえてしまう危険があります。
こういう大会場でそういう事態に陥るのは絶対にいやでした。
ですので、パワーポイントをマックのキーノートにコンバート
しました。といってもパワーポイントのファイルをキーノート
のソフトで開けばもうそれでキーノートのフォーマットになる
ので楽なのですが。

キーノートでは、いくつか挿入した動画が実にスムーズに動き
ます。実際の講演でも、問題なく動きました。自分にとっては
これだけで、もうほっとしました。過去に他人の講演で、機材
がトラブったためにぼろぼろのプレゼンになったのをいくつか
目撃していたので、そういうのは避けたいと思っていました。

しかし、当日の朝は緊張感が高まっていました。これまでいろ
いろ準備をしてきたのに、完璧でないままに当日を迎えてし
まったという感じでした。他の仕事が直前まで入っていて、
なかなか講演の練習に集中することができなくなっていました。
でも、泣いても笑っても本番です。

朝、バルコニーに出て、マニラ湾の広々とした景色を眺めな
がら、深呼吸をして、まあここまできたらじたばたしても
しょうがない、なるようにしかならないのだかと思いました。

このプレゼンのためにMy Wifeが選んでくれた
スーツと、ピンクのネクタイ(ピンクというのは自分ではまず
選ばない色でしたが)をして、機材の忘れ物をチェックして、
会場に向かいました。これはなんだか戦国武将が戦にむかう
感覚なのだろうなという気もしました。「ご武運をお祈りして
おります」というMy Wifeの声が聞こえたかの
ような気がしました。

講演は、午後1時半から始まるので、昼食はとれませんでした。
会場で機材の動きをテストしたり、ラペルマイク(ネクタイの
あたりにつける小さなワイヤレスマイク)の音をセットしたり、
緊張をリラックスさせるために歩き回ったり、そうこうしている
うちに本番でした。

講演の原稿は全部暗記しようと思っていたのですが、これは
あきらめて、原稿を見ながら講演することにしていました。
本当は原稿をもたないで部隊を歩き回って、やったほうが
かっこいいのですが、そういう勇気も言語力もなかった私は
あくまでもポディアム(演台)を離れずに講演をしました。

いくつか受け狙いのジョークを入れていたのですが、大受け
することはなく、苦笑程度のものでした。最後のサンキュー
という文字が入ったスライドを出すのを忘れてしまったこと
が残念だったのですが、まあとにかく無事に終わり、皆さん
から、とても面白いプレゼンテーションだったと言われて
なんだか救われました。

とりあえず、こんな感じで、もうじきチェックアウトをし
なければなりませんので、このへんで。ではまた。






マカオに来ています

2008-06-05 03:19:24 | アジア
先日、ロンドンで記事をアップしてから、ブランクがあったので
すが、三日くらいでロンドンを後にし、香港に戻りました。
そして今日は、マカオ。仕事の関係で一泊だけでマカオに来て
います。宿泊先はヴェネチアン。このホテルは何回か来ています
が宿泊するのは始めてです。部屋も広々としていてすごいです。
部屋はどうせたいしたことないだろうなと思っていたらとんでも
ない。この広さ、そしてインテリアの豪華さ。すごい。
一泊ではもったいない感じです。
こちらは別アングル。同じ部屋です。

明日は昼頃には香港に戻ります。ではまた。

韓国からの帰還

2007-10-27 02:15:14 | アジア
昨日の夜、韓国から香港に帰ってきました。この上の写真は、
韓国のソウルの仁川(インチョン)国際空港のロッテ名税店の
宣伝ポスターです。韓国のスーパースターのレイン(ピ)が
キャラクターで登場しています。ステージではワイルドでカッコ
いいのですが、この写真はちょっと愛嬌振りまき過ぎでないで
すか?余計なお世話かもしれませんが。

余計なお世話と言えば、国内線のキンポ空港から、シャトルバス
でインチョンの空港まで来たのですが、到着するときのアナウンス
が「リムジンバスの旅、お楽しみいただけましたでしょうか?」
みたいなことを英語で言うのです。私たちは二つの空港が成田と
羽田のように離れているので、仕方なく乗っているだけだぞ~!
楽しめるわけないじゃないの、と思ったりしたのでした。

ところで、空港で、地方の韓国女学生の集団を何度か見かけたので
すが、そのヘアースタイルがみんな同じで何だか奇妙だなと思った
のでした。

ちょっとわかりにくいかもしれませんが、前髪は眉のあたりで切り
そろえている子が多く、サイドはほぼ垂直に下におろしています。
顔の露出面積を髪の毛で覆って小顔に見せようとしているかのよう
に見受けられました。みんながみんなそんな感じなのでびっくりです。
また髪の毛の色はみんな黒。韓国の学校は日本よりも風紀指導が厳し
いのだろうなと思ったのでした。

済州島の町で見かけたお店のマネキン人形のヘアスタイルもそんな
感じでした。このヘアスタイルは国家的な流行なのかと思いました。

飛行機のキャビン・アテンダントなんかは、みんなかなりキレイ
なのでびっくりしますが、キレイな人たちは髪を後ろできちんと
束ねて顔は全く隠していないのですね。顔を堂々と見せられる人
とそうでない人の区別があるような気がしたのでした。

ちなみに男のほうはというと、マネキンも韓流スターっぽいっていう
のか、こんな感じでした。

空港で見かけた韓国の男の子たちは、みんなレインとか韓流スターの
ようなヘアスタイルなので、これまた奇妙な感じがしました。

もうひとつ奇妙だと思ったのは、空港の交通整理の女性。まるで
ファッションモデルのような雰囲気で、交通整理をしています。
歩行者に横断を促したりする手の仕草がとても女らしくて、これは
これでアートだなあと感心したのでした。


最後にもうひとつ奇妙だと思ったのは、市場で売られていた柿です。

何が奇妙と思ったかと言うと、ここに並べられている柿は日本のよ
うに固くなくて、ぷよぷよです。ちょっとつつけば破裂してしまい
そうな危うさなのですが、そういう柿が奇麗に並べられて売ってい
るのは日本では見られない光景ですね。そういえば、南京に行った
ときも、ホテルの朝食のバイキングに置いてあった柿はこれと同じ
ようにプヨプヨでした。とってもおいしかったですが。

というわけで、未知の国にいくといろんな珍しいものがあり、世界
は広いんだなあと思いますね。

北と南の距離を縮めたサムスンのCM

2007-10-23 23:06:13 | アジア
この写真の左側は韓国のKポップのり・ヒョリという女性で、
右は北朝鮮のチョ・ミョンエという20歳のダンサーです。
実は二人が一緒に登場するサムスンの携帯電話のCMが話題
になっていました。(この記事をあわててアップしてから
実は今年の話しではなくて2005年の話しであるというのが
わかりました。誤った情報流しましてすみません)

今、私は韓国は済州島で開催されているアドアジアに参加
しているのですが、昨日のセミナーで、韓国の大手広告代
理店チェイル社のアメリカ人クリエイティブ・ディレクター
が行ったサムスンの携帯電話"Anycall"のプレゼンテーション
が秀逸でした。この話しを聞いている日本人はおそらく私
一人ではないかと思いますので(他の日本人参加者たちは
DとかHのつく大手の人が出ているセミナーに参加していた
はずです)、この話しは、私が紹介しなければと思い、今
このブログを書いている次第です。

このクリエイティブ・ディレクターとは、前日の前夜祭の
ディナーで偶然にも席がとなりだったのですが、その時は
こんなにすごい人だとは思いませんでした。アメリカ人で
ありながら韓国の広告代理店に3年前くらいに雇われて、
今ソウルに住んでいるらしいのです。

これまでコマーシャルでは政治的な問題は避けるのが通例
でした。しかし、サムスンは韓国の南北問題に果敢に挑ん
だというのです。サムスンは、北朝鮮のタレントを韓国の
CMで初めて起用しました。これまでは考えたこともないこ
とでした。

これまで、韓国でも若い人たちは、南北との融和の問題に
対する興味がかなり薄れていたようなのです。南北の融和
が実現するとしてもそれは何十年か先のことという調査
結果だったのだそうです。

それが、2005年の6月、このCMがオンエアされてから、世論
が変わり、南北融和への感心が急激に高まったということ
です。サムスンのCMが政治的な南北融和の動きのきっかけに
なったのだと、そのチェイルのクリエイティブ・ディレク
ターは言います。

このキャンペーンの事後調査で、CMを見た後で南北融和へ
の感心を持つようになったというのが64%という数字結果
となり、またこのムーブメントを起こしたサムスンの携帯
は韓国で圧倒的なシェアを納めることになったのだそうです。

「もしも南北朝鮮が一つに統一されることになれば、それ
は政治家のおかげではなくて、このサムスンのCMのおかげ
である」というコメントを送ってきた人もいたとか。

ストーリーはこんな感じです。韓国のポップスターのリ・
ヒョリが、空港かどこかで北朝鮮の舞踏団のスターの
チョ・ミョンエとすれ違います。二人はまだ会った事は
なかったのですが、一目見た瞬間に、まるで兄弟姉妹の
ような親しみを感じるのです。り・ヒョリがチョ・ミョン
エにサムスンの携帯電話をプレゼントし、二人は国境を
こえて友達になっていくというお話し。二人が手に手を
取るカットが感動的です。

私の説明では、なかなかうまく伝わらないとは思うのです
が、こちらのサイトに動画が紹介されていますので、ご覧
ください。また、この記事の一番上の画像もこのサイトか
ら拝借したものです。
http://www.asianoffbeat.com/Print.asp?Display=588

こちらで見にくければ、You Tubeにも出ています。
実際のコマーシャルでは、最初の出会い編と、友達になる
編でわかれているようです。まずは、最初の出会い編。
http://www.youtube.com/watch?v=4MQFgyc6AzU
そして友達になる編です。
http://www.youtube.com/watch?v=hzLrXMRTkL4

広告にこれだけの力があるということはあらためて驚かさ
れる話しです。日本では、CMというのは笑って見過ごす物
あるいは、トイレに行くために無視するものと思われてい
ますが、CMがこんなに国を動かすほどの影響力があるとい
うことはすごいことです。ちょっと感動的な話しだったの
で、早速この記事で紹介しました。

本当は、もっと上手に紹介すれば感動が伝わるのでしょう
が、説明がうまくなくて申し訳ありません。とりあえず
このことを皆さんに知って欲しくて記事にしました。
もうすこし情報が集まったらまたきちんと書きたいと思い
ます。ではまた。

中国の郵便ポストは深緑色

2007-09-14 03:19:39 | アジア
出張先の上海で、街を歩いていたら、裏通りで、郵便ポスト
に遭遇しました。色が深緑色のうえ、デザインがやたら昔
懐かしいレトロの雰囲気。アンティークすぎてお洒落です。
これぞ本当のポスト・モダンなんちゃって。逆光だったの
ですが、持っていたデジカメで写真を撮ってしまいました。

まるで昔の人が想像したUFOのようなデザイン、上のほうの
黄色い点々が印象的なデザインになっています。この点々の
間隔が機械的ではなく、ほんのわずかだけ不揃いのところが
人間的な手作り感が感じられ、思わずなごんでしまいます。

郵便の投函口や、下のほうの四角い取り出し口のデザインに
昔の西洋の鎧兜を連想してしまいます。このまま手をつけれ
ば、「ポスト君」のキャラクターで擬人化が簡単にできそう
です。

『郵政信筒』と黄色の文字で書かれた下に四角い額縁状の
表示があり、そこにはどうやら郵便物の収集時間が書いて
あるみたいです。そしてその下に、中国の郵便事業を一手
に牛耳る中国郵政局のロゴ。この文字のレタリングが渋い
ですね。このレタリングも手作り感いっぱいで、とっても
親しみを感じてしまいます。

日本も、こんな円柱形の郵便ポストがありました。今では
角形になってしまって、素っ気ないデザインになってしまい
ましたが、昔はこんなでした。色は赤色ですが、筒状の
デザインでした。昭和34年くらいから四角い角形の郵便ポス
トが登場してくるのですが、うちの田舎には、筒型の赤い
ポストがだいぶ長い事あったことを覚えています。
郵便ポストの歴史はこちらのサイトをご参照ください。
http://www.teipark.jp/change/post.html

日本では明治34年に赤色丸形のポストが考案されたようです
が、火事に耐えるように鉄製だったようです。赤い色にした
のはポストの位置をわかりやすくするため、そして丸い形に
したのは通行の邪魔にならないようにという配慮だったとか。

また、明治の時代、郵便ポストは黒色だったようですが、
「郵便」の「便」の文字を見て、それがトイレだと勘違い
した人もいたそうです。まあ、犬がおしっこをするには最適
な場所にはなっていますが。ここがトイレではないという
ことをアピールするためにも赤色で目立たせたということです。

ちなみに、イギリスのポストも赤色のようですが、アメリカは
青色、ドイツは黄色だとか。郵便の色はまさに色々。人生色々
ですね。

今では、日本でも、赤色は、風景の中で浮きすぎるということ
で、赤でない色の郵便ポストも出てきているようですが。そう
いう意味では、この中国の深緑色というのは、実に風景に
マッチしています。しかも今はやりのエコロジーの色。
とってもナイスです。

日本の筒型の郵便ポストは、投函口から雨が入り込まないよう
に、ひさしがついていました。しかし、この中国のにはその
ようなものがありません。雨が降っても中は大丈夫なので
しょうか?他人事ながら心配になってしまいます。

連絡はメールですます昨今にあって、アナログな(アナクロな)
郵便ポストを見ると、手紙やハガキでの人間的なコミュニケー
ションも忘れてはならないと訴えているかのように思えます。
そういえば、今年は暑中見舞いも、残暑見舞いもださなかった
なあ、いけないなあ、と反省するのでありました。