見ることのできなかった母校の成章高校の勝利

土曜日に開幕した甲子園の第一試合で、我が母校の愛知県立
成章高校が逆転勝利で、二回戦に進みました。高校野球の常連
校というわけではなく、ごく普通の県立高校である高校が
甲子園に出られるということだけでも、快挙なのですが、
甲子園で一勝を挙げたというのも快挙でした。

そんな事態だったのに、香港に住んでいる私は、実況放送を
見る事ができず、かろうじて試合経過を知る事ができたのは
インターネットのサイトのおかげでした。こちらで受信して
いるNHKワールドは高校野球などは放映されておらず、
とてももどかしかったのですが、インターネットで見てみる
と８回に突然点が入っていてびっくり。そのまま勝ってしま
いました。

しかし、インターネットで見る野球中継ほどもどかしいもの
はありません。ボールの一球一球が、ストライクなのか、
ボールなのかは表示されるし、犠打とか、ヒットとか、盗塁
とかもみな表示されるのですが、架空のゲームを見ている
ような感覚。甲子園野球で最も大切な部分がすべてそぎ落と
されてしまっていたのでした。

数千人の大応援団の様子もわからなければ、選手達の表情も
一切わからないのです。そういうのがわからないと、高校
野球で最も大事な部分が失われてしまうというのがよく
わかります。そして、最後の校歌が聞こえない。これは
とても悲しいことです。放送権の問題はあるのですが、
高校野球とかは、少なくともインターネットラジオ中継
で、世界中に放映してほしいものだと思いました。

今回は、たまたま開会式直後の試合だったので、NHK
のニュースでかすかにアルプススタンドの様子が映った
のですが、ほんの一瞬だったので、それが母校の成章
高校の応援だというのはわかりませんでした。後で、
成章高校は黄色の菜の花畑のイメージの応援だったと
知り、やはりそうだったかと納得したのです。

黄色は私の好きな色でもあり、菜の花は愛知県田原市
の市の花です。この前の二月にたまたま法事で田原に帰っ
たとき、乗った渥美線の電車は『なのはな電車』でした。
これは３月いっぱいまで走っているそうです。上の写真
は渥美線の電車の車内の様子です。

私が成章高校を卒業したのは1974年。在学中に、甲子園
に出場しました。私は臨時応援団の一員でした。当時の
野球部の監督だった山本先生の写真が新聞報道の写真に
写っていてとても懐かしい気持になりました。

成章高校がこんなにマスコミで話題になるのは史上初めて
のこと。ブログで検索していてもずいぶん『成章高校』の
名前でヒットします。この高校を卒業したことを誇りに
思います。

次の平安高校との試合はどうなるかわかりませんが、是非
がんばって欲しいと思います。その試合のときは私は
シンガポールに出張に行っていますが、はるか南の国から
母校を応援しています。

中田英寿の香港での密会

香港の新聞（オリエンタル・デイリー）を見ていたら、なんと
中田英寿らしき人が出ているではありませんか。そしてこの意味
深な写真。香港のレストランの窓越しに撮った写真のようですが、
右が中田英寿、左がアマンダSという香港の美人モデルのようです。

中田が香港にいたのか、と思って調べてみると、３月14日、香港
でルイ・ヴィトンの旗艦店がオープンし、そこに招待されたのだ
とか。アマンダSは中田の恋人ではないかと噂されていたのだそう
なのです。

この新聞記事、真偽のほどはわかりませんが、アマンダSは自分
の今のボーイフレンドに内緒で中田とディナーをしたと書いてあ
ります。二人一緒だったというのを気付かれないように、レスト
ランの出口では、一人一人別々に出てきたとか書いてあります。

でもこの新聞読んだら、アマンダSさんのボーイフレンドはどう
思うのでしょう。まあしかし、中田英寿はいろんなところで活躍
しているのですね。去年だかシンガポールでテニスをしていたと
いう噂も聞きました。

そういえば中田を最初に見たのは、1997年のジョホールバルの
奇跡の時の試合。そう、あの時私はシンガポールにいたので、
あのイランとの試合を見にいけたのでした。あのとき、コーナー
の近くで見ていたので、コーナーキックをする中田の姿をわりと
近くで見たのでした。あのときはまだ新進気鋭のプレーヤー
だったのですが、時の流れの速さを感じてしまいます。

相撲サッカー？

先日、香港のコーズウェイベイの当たりを歩いていたらこんな
看板に遭遇しました。なんじゃこりゃ！って感じですが、相撲
の広告かと思ってよく見ると、サッカーなのです。しかも日本
のJリーグ関連の広告ではありませんか。

ちょっとこの広告が気になったものですから、デジカメで撮影
しました。そう最近は常にデジカメを持ち歩いています。いつ
どこにブログネタが転がっているかわからないからです。

それで家に帰ってこの広告に出ていたウェブサイトにアクセス
してみたら、なんとこれは、サッカーの賭けをするサイトなん
ですね。ヨーロッパの主要国の試合がずらっと出ていて、さら
にJリーグの試合も入っています。この広告は、Jリーグの試合
が始まったことを告知する広告だったのですね。
アドレスはこちらです。
http://bet.hkjc.com/football/default.aspx

Jリーグも世界的なリーグとして認識されてきたのかと感慨ひと
しおなのですが、でもこの広告の相撲はちょっとインパクトが
ありすぎです。私も広告業界で働いているのですが、こういう
発想は日本人では絶対にできないなと思いました。

相撲は日本を象徴するビジュアルです。相撲取りは日本人以外
の人が多くなりましたが、でも相撲と言えば日本です。この
広告のビジュアルに出ている４人の相撲取りの一人がサッカー
ボールを持っているので、これはサッカーの広告だということ
がわかるのですが、一見、相撲取りがサッカーをするのかと
誤解してしまいそうです。

ちょっと前、朝青龍がモンゴルでサッカーをやっていた事件を
ふと思い出してしまいました。しかし、相撲取りがサッカーを
やったらそれはそれで面白いかもと思いました。90分間、
フィールドを走り回ることは物理的に不可能かもしれませんが。

香港映画で『少林サッカー』という名作（My Wifeのお勧め）
があり、今年は、ジェイ・チョウの『カンフー・ダンク』とい
うバスケットボールとカンフーを合体させた映画がありますが、
それと同じような発想で、『相撲サッカー』という映画があっ
てもいいかと思いました。でも出演者が大変だし、体重が重く
なると、カンフー映画でおなじみのワイヤー・アクションが
大変というプロデューサーなかせの企画になりそうなので、
これは企画倒れということにしておきましょう。

ところでこの相撲取りの化粧まわしのところの文字を見て、
ちょっと笑ってしまいました。

左から『大阪飛脚』と書いてあるのは『ガンバ大阪』、ボール
を持っている『浦和紅鑚』は『浦和レッズ』、『鹿島鹿角』
は『鹿島アントラーズ』、そして『清水心跳』は『清水エス
パルス』ということになるんですね。

これはふざけて書いているだけなのかと思ったら、香港の
広東語（繁体字）では、日本のJリーグのチーム名は全部漢字
で表記しているみたいなのです。チーム名どころか『Jリーグ』
というのは、この上の看板の右のほうに出ている『日職聯』。
日本の職業的聯合（連合）ということですね。

Jリーグのチーム名の漢字は、先にご紹介したサイトに出て
いますが、例えば、こんな感じになります。

鹿島鹿角（アントラーズって鹿の角の意味だったのですね）
柏雷素爾（レイソルの当て字）
大宮松鼠（アルディージャのマスコットがリスだから？）
大分三神（トリニータって３つの神様？）
横濱水手（水手って水兵さんのこと？）
FC東京（そのまんま）
川崎前鋒（フロンターレって前鋒ということ？）
京都不死鳥（サンガが不死鳥？！ほんと？）
名古屋鯨魚 （グランパスって鯨のこと？シャチホコ？）
東京緑茵（ヴェルディってイタリア語では緑だけど）
神戸勝利船（ヴィッセルが勝利船ねえ）
大阪飛脚（なんか佐川急便みたいだなあ）
千葉市原（JEFユナイテッドは市原になっちゃうのね？）
清水心跳 (エスパルスは心跳ねえ）
浦和紅鑽（レッズは赤ですね）
新潟天鵝（アルビレックスって鳳凰みたいなもの？）
磐田山葉（ジュビロはヤマハ？）
札幌岡薩多（コンサドーレの当て字ですね）
日本ではカタカナになっている名前はあまり意味がよくわから
なくなっているのですが、こうやって香港のように漢字で表記
されてしまうと、あらためてその意味をストレートに突きつけ
られて、ちょっと気恥ずかしくなってしまいます。

中国や香港では固有名詞を全部漢字で表記しないといけないの
で、結構苦労しているかんじです。ではまた。

私の好きなピン芸人

私は海外で生活しているので、日本のお笑い事情をリアルタイム
でフォローできていないのですが、香港のレンタル・ビデオ屋で
最近借りるのは、お笑い系の番組です。また日本にいるMy Wife
にたまにモノマネ番組とか、レッドカーペットとかを録画して
もらったりしているのですが、これがとても助かっています。
昔からモノマネ番組を見るのはとっても好きでした。最近は
お笑い番組が多くてとてもハッピーです。

先日、北京に出張に行って会社の同僚（みんな年下ですけど）
たちと食事をしたときに、北京ダックを食べながら、ある人が、
エドはるみがとってもグ～！という話をしておりました。私は
彗星のように現れてきた（？）エドはるみというタレントの
映像を事前にちょっと見ていたのでよくわかったのですが、
私は「エドはるみは好きじゃない。自分としては認められない」
というような評論家っぽいことを言ってしまたのですね。

他の人たちは、エドはるみをとても面白がっていたようなので
申し訳なかったのですが、正直言ってあまり気持よくないなあ
と思っていたのです。北京ダックを食べながら、そんな辛口な
話をしたものですから、「そこまでエドはるみを批判するの
だったら、じゃあどういうのが認められる芸人なんすか？」と
いう質問をされてしまったのであります。

そのときさっと名前を出そうとして、なかなか出て来ないので
あせりました。これは年のせいでもあるのか、なかなか人の
名前はとっさに出てこないものです。それにこういうテーマで
あまりお笑いをシビアーに見ていたわけではないので、名前が
すらすら出てくるわけはなかったのです。かろうじて、「友近」
とか言えたのですが、一人だけで後が出てこなかったため、私
は友近のファンであると思われてしまったようです。

しばらくたって、自分がすきなお笑い芸人って一体誰なんだろ
うという視点で何日かが経過して、適当にパワーポイントで
作ってみたのがこの上のビジュアルです。文字の大きさが何と
なく好きな順番とでもいうのでしょうか、気分的に配列して
みました。

これはたまたま見た、ピン芸人の『R－１グランプリ』に影響
されたところが大です。優勝したのは、なだぎ武でした。彼は
素晴らしいと思いました。審査員の間寛平さんも絶賛していま
したが、「ややこしや」の芸も素晴らしいし、それぞれの細か
な演技を見ても基礎がしっかりできているという感じが伝わっ
てきました。ディラン・マッケイのときよりも個人的には面白
いと思いました。

でも、なだぎ武よりも強烈なインパクトがあったのは、芋洗坂
係長。彼の、「ジンギスカン（人事課）」、そして「ボラーレ」
はどちらも最高でした。You TubeにそのR－１グランプリの時
の映像がありましたので、こちらにご紹介します。
http://www.youtube.com/watch?v=PSyyZ4tNh9w
彼は、わずか２点差で優勝ができなかったのですが、替え歌の
才能、身体の動き、演技力、素晴らしいと思いました。

その他、R－１グランプリの出演者の中では中山功太のも好き
でした。対義語の話は秀逸でした。自分でもネタを考えたく
なってしまいました。

他では、やはり柳原加奈子ちゃんですね。憎たらしい
ほど上手い。My Wifeが柳原加奈子に似ていると
言われたと言っておりましたが、喜んでよいのかどうなのか…

その他、私はバカリズムが比較的好きです。あの人間味のなさ
そうなシュールな職人技のギャグがけっこう気にいっています。

その他、有吉弘行（もと猿岩石）のモノマネ。あれはよいです。
桃井かおりのなんて最高でした。

まあ、あとは陣内智則、モノマネのときのはなわ、ものまねの
ときのザ・たっちという感じです。これらは安心して見れます。

ザ・たっち以外は皆ピン芸人ですね。ピン芸人以外の漫才とか
も結構好きです。でも最近はピン芸人ですかね。
まあ、こういうのが最近の私の好みですが、こういうのはどう
なんでしょうね。きちっとした技の裏付けを私は求めてしまう
のでしょうかねえ。でも最近の若い人たちはきっと言うので
しょう、そんなの関係ない、そんなの関係ない。

私は、仕事のプレゼンの場で笑いをとることに生きがいを感じ
てしまいます。ビジネスとお笑いの融合、それが私の生きる道
かな？なんちゃって。

母校が選抜高校野球大会に出場する

私の母校は愛知県の成章高校という県立の高校です。それが何と
今年の春の甲子園に出るのです。21世紀枠での出場なのですが、
まあとにかくすごいことです。愛知県は野球の伝統校がひしめく
県ですが、この高校はごく普通の公立高校なのです。野球は昔
からわりと強かったですけど。

このポスターに「36年間の熱い思い」と書いてありますが、これ
は36年前に選抜に出たことがあったということなのですね。
実はそのときちょうど私は成章高校に在学していたのでした。
あれからもう36年も経ってしまっていたんですか？なんだか
すごい時間経過ですね。

あの頃は私は高校一年生。同じクラスにも野球部の生徒が二人
くらいいました。私は急ごしらえの応援団に借り出されました。
初出場だったもので、試合の日は何十台ものバスを連ねて甲子
園に行ったのでした。

一回戦は不戦勝で二回戦まで勝ち進んだ我が母校は、その日の
最後の試合で長崎県の諫早高校と対決をしたのでした。応援団
としてアルプススタンドのずーっと上のほうで応援をしていた
私は、ろくに試合も見られず、気がついたら、惜しくも負けて
しまっていたのでした。

その日は最後の試合だったので、夕焼け小焼けかなんかが鳴り
ひびく球場からほとんど人がいなくなり、私たちは、どさくさ
にまぎれてマウンドまで降りていって、選手ではないのに、
甲子園の砂を持ち帰ったような気がしますが、その時の砂は
今はどうしてしまったのでしょう。

あれから36年、今、私は香港にいます。母校の甲子園出場を
はるか香港から応援しています。がんばってほしいなあ。
先日、母の三回忌で愛知県の田原に帰った時に、町の中心に
あるショッピングセンターにこんなパネルがありました。

この高校は田原市にある高校なのですが、この田舎の町では
こんなことは大事件なのですね。

ちなみにあのタレントの光浦靖子さんと、大久保佳代子さん
のお二人も成章高校出身です。調べてみたら光浦さんは東京
外国語大学、そして大久保さんは千葉大学なですね。私は
東京外国語大学を二回も落ちましたけど。光浦さんはすごい
ですね。

この間、田舎に帰ったときに乗った渥美線の電車が、菜の花
電車という特別の車両でした。

黄色がとてもキレイでした。高校を卒業してから東京に出て、
今は香港にいる私ですが、何だかとってもいい町に思えてくる
のでした。ではまた。

エディソン・チャン事件のさらなる波紋

この上の写真は先日ご紹介したエディソン・チャンが登場して
いたEPSカードの広告の一つですが、この女性タレント、何と
シャーリーン・チョイだったのですね。TWINSのジリアン・
チョン（エディソン・チャン事件の被害者の一人）の相方です。

あの事件以来、ジリアン・チョンはタレント活動がほとんど
できない状態で、TWINSの活動もシャーリーン・チョイ一人
だけでやっています。こんな事件の中で、シャーリーン・チョイ
は、毅然とした態度でマスコミに接しているので、人気も評価
もあがってきている感じがします。

TWINSのメンバーの名前など知らなかったのですが、エディソン
チャン事件を通して、ジリアン・チョンのことを調べているうち
に、このシャーリーン・チョイのことを知ることができました。
彼女は、香港のブライダル・サービスの会社のFrance Bridalの
キャラクターもやっています。

つい先日、香港で日本人が多く住むタイクーシンに行きましたら、
地下のMTRコンコースで、France Bridalが小さな特設ブースを
出していました。ここで使われていた花嫁の写真はみなこの
シャーリーン・チョイのもの。

ベビーフェイスなんですが、結構奇麗です。片割れのジリアンが
汚れたアイドルとして悲劇の人となっている一方で、シャーリーン
の何と幸せそうなこと。この写真は、事件が発覚するはるか以前に
撮影されたものですが、それにしてもTWINSでありながら何と対照
的な運命の二人なのでしょう。

1982年11月22日にカナダ生まれのシャーリーン・チョイは、
2001年５月にジリアン・チョンとアイドルユニットTWINSとして
デビュー。歌に映画にドラマにと大活躍の二人でしたが、今年に
なって発覚したエディソン・チャン事件で、ジリアン・チョンが
マスコミに出られない状態が続いています。

二人は子供たちにも人気のグループでしたので、ジリアンの写真
は子供たちに相当なショックを与えたものと推測されます。普段
アダルト写真など見ない子供達の目にも、アイドルの信じられな
いような姿が突然露出され、その衝撃の大きさはとんでもない物
だったのでしょう。

ところで、張本人のエディソン・チャン。彼は映画『インファナ
ル・アフェア』などにも出演していた売れっ子若手俳優でしたが、
彼も1980年カナダ生まれでした。コマーシャルにもばんばん出て
いて、今から思えば相当な売れっ子だったという気がします。
こちらは、サムスンのデジカメの広告写真です。

この一連の写真は去年香港でしょっちゅう見かけましたのでよく
覚えています。その頃、彼がエディソン・チャンという名前であ
るとは全く知りませんでしたが。

エディソン・チャンは去年までリーバイスのジーンズの宣伝にも
出ていました。リーバイスと言えば数年前、木村拓哉を広告に
起用してアジア展開をしたのですが、最近はエディソン・チャン
を使っていたのですね。

ところでこの上の写真でエディソン・チャンと並んで写っている
のは歌手のボアです。

この他にもエディソン・チャンはペプシの広告にも出ていました。

ところで、もう一人の被害者のセシリア・チャンの旦那のニコラス・
ツェー。離婚だなんだと騒がれていますが、子供のルーカス君を
どちらが引き取るかで揉めているご様子。そんな渦中の夫婦ですが、
ニコラス・ツェーの妹が実は新たなエディソン・チャンの未流出
写真の数名の一人と噂が出ています。何と言う悲劇的ファミリー！

もともとニコラス・ツェーは、交通事故後の身代わり出頭事件から、
スキャンダル山盛りのタレントでした。まあこのような不運も成る
べくして成ったというべきか。

ところで、彼の父親はパトリック・ツェー。今回の事件に関して、
ニコラスに離婚をして、子供の養育権を得るようにとアドバイス
しているようなのですが、この人誰かと思ったら、あの『少林サッ
カー』で、敵方チームの悪役コーチを演じているあの人だったの
ですね。演技でしょうが見るからに悪いやつという感じでした。
父親がそんなんで、息子がそんなんで、娘がそんなんで、息子の
嫁（セシリア・チャン）がそんなんだったら、恐るべき一族です。

『少林サッカー』はMy Wifeが大好きな映画で、香港に住む
んだったら是非見るべしと言われていた作品ですが、去年DVDを
買ってきて見たら、その面白いこと。と思っていたら、この中に
あのセシリア・チャンも出ていたのですね。準決勝で当たる飛龍
コンビのヒゲのほうです。一瞬しか出ないのですが、私はセシリ
ア・チャンの演技に感動したものです。それがこんなことになっ
てしまったなんて。またそこに出ていた悪役の人が彼女の義理の
お父さんになるべき人だったなんて。

ところで、この『少林サッカー』のテレビ版もあったらしいの
ですね。TWINSの二人はこれにも出演しているようです。
なんだか香港の芸能界は複雑にからみあってぐちゃぐちゃな感じ
がします。こういうの香港の人たち好きなんだろうなあ。という
ことは自らのスキャンダルをさらしているタレントは、神に捧げ
られた生け贄？う～ん、ややこしや～。

エディソン・チャン事件の波紋

大事件の被害者でもあり、大事件を引き起こした張本人でも
ある香港のエディソン・チャン（陳冠希）は先日、香港で
芸能界引退を宣言し、タイだかどっかに行ってしまったよう
ですが、これで事件が終わったわけではありません。一人の
人間が引き起こした悲劇は、様々な人々を巻き込み、いくつ
もの悲劇を生み出し続けています。

この上の写真は、EPSという買い物カードの広告の写真ですが、
エディソン・チャンはこの広告キャンペーンにタレントとし
て起用されていました。このカードを使って買い物をすると
その一部が香港の緑化運動への寄付となるというキャンペーン
で、今年の一月頃、急に登場してきたこの広告が一体何の広告
なのかよくわかりませんでした。

エディソン・チャンは、このキャンペーンで起用された４人の
タレントの一人なのですが、香港のコーズウェイベイの駅に
大々的に登場したこの看板は、結構インパクトがありました。
不幸なのは、この広告が登場してきたのと同じタイミングで
エディソン・チャンの事件が世の中に浮上してきたのです。

エディソン・チャンの事件を知ってからこの広告写真を見ると
とても卑猥な雰囲気がしてきてしまいます。内容的には実に
真面目な広告なのですが、もう私たちは彼のことをまともには
見られなくなってしまっていたのです。

いつの間にか、彼のバージョンは外されて、他の人のをメイン
で使うようになっていました。コマーシャルも４人それぞれ
のバージョンが作られたようですが、エディソン・チャンの
だけはお蔵入りになってしまったようです。一時放映されたの
かもしれませんが。でもメーキングの映像は、こちらにまだ
アップされていますのでご覧ください。
http://www.eps.com.hk/ido/eng/behind_the_scene.asp
でもいつか消されてしまうのでしょう。見られたらラッキー
です。

こういう広告の契約料は相当なものなのですが、キャンペーン
スタートと同時にスキャンダルとなって引退までしてしまった
場合、この契約料の処理が問題となります。広告主は数ヶ月先
あるいは一年分ということでタレントと契約をするのですが、
このようなスキャンダルの場合、契約金をどうするかでもめる
のでしょう。契約不履行とも言えるし、不慮の事故とも言えま
す。でも当事者でない私は、そんなの関係ない、そんなの関係
ない、オッパッピということにしておきましょう。

彼は、ペプシだとかいろんな広告に出ていました。サムスンの
デジカメの宣伝にも出ていました。まだサムスンの契約は続い
ているようなのですが、おそらくこれで打ち切りでしょう。
彼が引退してしまったら、広告に使っても無意味ですし、
イメージダウンになるだけです。ましてカメラですからねえ。

被害者となった女優のセシリア・チャンや、TWINSのジリアン・
チョンも広告では売れっ子でした。このブログでもジリアン・
チョンのスリミングの広告を以前ご紹介したばかりですが、
そういう広告主の皆さんも、これらタレントを使い続けるわけ
にはいかず、大変な苦労をされているのだろうと思います。

流出写真の数が一番多かった女優のセシリア・チャンは、香港
の若手スーパースターのニコラス・ツェーと結婚して、子供が
生まれたばかりでした。

ニコラス・ツェーは、フェイ・ウォンの恋人でもあったのですが、
彼女と別れて、セシリア・チャンと結婚したのでした。そして
子供まで生まれたのに、こんな悲劇が待っていたなんて。

昨日発売された香港のNEXT MAGAZINEの表紙はニコラス・
ツェーです。

「ニコラス・ツェー、離婚を決定」のような見出しです。
こんなんなったら離婚するしかないでしょう。でもただで
さえ恥ずかしくて死にそうなのに、旦那に捨てられてしまっ
たら、セシリアさんはどうなってしまうのでしょう。精神的
に耐えられないですよね。そして残されたこの子の運命は？

さて、TWINSのジリアン・チョン（阿嬌）。彼女は映画への
出演も決まっていたのですが、映画どころではないですよね。
先日、香港で久々にテレビに出たら、汚れたタレントを出す
なという苦情がテレビ局にすごい数が来たのだとか。広告に
もいっぱい出てるし、ここでも悲劇が．．．

そして残されたTWINSの片割れのシャリーン・チョイ。

ジリアンが出られないので、一人でイベントとかに出ることも
多いのだとか。TWINSってピンクレディと同じで、二人でこそ
意味があるのに一人ではTWINSではなくなってしまいます。

でもジリアンのことをかばって一人でがんばっている
シャリーンの評価が最近高まっているのだとか。果たして
彼女の将来は？そしてジリアンの運命は？

これらは氷山の一角ですが、このような悲劇は続々と連鎖
していっています。もうエディソン君、本当に人騒がせな
ことしてくれたもんです。え？ニューヨークに行って映画
の勉強？君がこれまでに撮影した映像を越えるインパクト
の映像作品はもう絶対に撮れませんから！

ところで、この大騒動で、香港では、新聞の売上が急上昇。
これまでインターネットの影響で、発行部数が落ちていた
紙媒体がこの事件をきっかけに一気に息を吹き返したのだ
とかいうのですから皮肉なものです。新聞や雑誌の紙媒体
にとって、エディソン・チャンは命の恩人かもしれません。